「伊勢エビ弁当」の盛況から感じた事。
2013 JAN 21 8:08:14 am by
明日22日まで新宿京王百貨店で開催中の全国駅弁大会、今回の主役の一つである「伊勢エビ弁当」は、いすみ鉄道(千葉県の第3セクター)の始発駅、大原駅で最初は土日のみ一日4個限定で、1年4ヶ月前に販売が開始された。その仕掛人、同鉄道の鳥塚社長の狙いは「伊勢エビの漁獲高は地元大原港が日本一なのに、知名度はゼロに等しい。なんとか地元のPRになれば。」。いすみ鉄道が走る地元のためにと、伊勢エビ弁当以外にも様々なアイデアを実行し、万年赤字ローカル鉄道の立て直しに奮戦中だが、最初は、「よそ者に何が分かる!」と、地元の人々から、かなりの抵抗を受けたらしい。私は東京生まれに加え、父親の転勤により、様々な地域に移り住むジプシー生活を送ったので、そのような気持ちにはならないが、生まれた故郷に長く住んでいると、そのような気持ちになるだろうというのも何となく分かる。しかも、日本人共通の心理なのか、自分たちの住む場所の良さについて、長年住む内に、それが当たり前になってしまい、おらが街に(自分の国に)自信が無いことも多いようだ。私も仕事柄、いろいろな地域の人々と話す機会があり、「○○町に今度、仕事で出かけますが、お薦めの場所や美味しい食べ物はありますか?」と尋ねると、「何もありません。」という返事が返って来るのがほとんどですが、実際に訪ねてみると新鮮に感じる景色や食べ物も多いものです。よそ者だからこそ分かることも多いように思いますが。 花崎 洋
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東 賢太郎
1/21/2013 | 9:50 AM Permalink
温泉で同じ経験しました。雫石のホテルで「いい日帰り温泉を」と尋ねて行って見ると箱根みたいなのばかり。「何もありません」だったのか「東京もんにはわかるまい」だったのか。結局、国見、玉川、藤七など秘湯?を教えてくれましたが、逆に乳頭温泉は出迎えの人のハッピに「秘湯○○旅館」を書いちゃってます。自分で言っちゃあおしめえよ・・・。けっこう笑えました。
泉 喜章
1/21/2013 | 10:26 AM Permalink
確か房総でしたよね。
ちょっと暖かくなったら食べに行きたいですね。
菜の花とイセエビ弁当、風流ですね。
中島 龍之
1/21/2013 | 11:15 AM Permalink
いすみ鉄道については、、私も船橋に住んでいた時に経営立て直しのため、社長を公募していたような記憶があります。その際に、鳥塚社長になったのですね。「伊勢エビ弁当」を短期間で全国駅弁大会に出品できるまでにするとは、この一つとっても凄いひとです。地方の人に、そこの名所、名物を訊いたら、「何もありません。」と言う答えは、なんとなくわかります。住んでいると、当たり前になってしまって「良さ」に気が付かないのと、テレビに出るような有名な場所が「良い」場所と言わないといけないようにテレビ教育されたのでしょう。私は、九州の田舎を彷徨って良い場所を探したいですね。
花崎 洋 / 花崎 朋子
1/21/2013 | 4:37 PM Permalink
東さん、泉さん、中島さん、深くて味のあるコメントを有り難うございます。東さんがおっしゃった雫石の温泉、東京から来た人が何を求めているのか、何に喜ぶのか、良く分かっていないのでしょうね。それに「秘湯」なんて、確かに自分で言ってしまっては「おしめえ」ですね。泉さん、伊勢エビ弁当の制作者の大野荘は南房総の御宿町にあります。3月中旬くらいから、いすみ鉄道沿線にも菜の花が咲き乱れます。同鉄道のファンクラブの人たちが、ボランティアで種蒔きをしているそうです。中島さん、テレビに出るような所が良い所というように教育されてしまったとのご意見、うーん、深く納得です。鳥塚社長のアイデアが次から次に出て来る所、確かに凄いですね。 花崎洋
吉田政孝
4/18/2013 | 10:45 AM Permalink
花崎様
ご無沙汰しております。 銀座のワインバー ミュールの吉田です。
ワイン会定期的におこなっていますので 花崎さんのアドレス教えていただければ幸いです。
花崎 洋 / 花崎 朋子
4/18/2013 | 4:54 PM Permalink
吉田さん、ご連絡ありがとうございました。個人的にメールしますね。花崎朋子