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カメラのおけいこ④ Fujifilmのカメラに昔のLeica・レンズを装着してみる・・・

2017 FEB 14 5:05:59 am by 野村 和寿

FUJIFILMにLEITZを鶏透けるためのFUJI純正アダプターです。

FUJIFILMにLEITZを取り付けるためのFUJI純正アダプターです。

下北沢のお花屋さんの夕景です。昔の写真みたいにちょっとなっています。

下北沢のお花屋さんの夕景です。昔の写真みたいにちょっとなっています。ISO400 1/60 f2.8

camera:FUJIFILM X-Pro1 lems:Leitz Wetzlar ELMAR 1:2.8/50mm(35mm相当75mm)

camera:FUJIFILM X-Pro1 lems:Leitz Wetzlar ELMAR 1:2.8/50mm(35mm相当75mm)夕景の井の頭線池ノ上駅にて ISO400 1/60 f2.8

夕景の井の頭線・池ノ上駅にてFUJIFILM X-Pro1 LEITZ50mm(35mm相当75㎜)で撮影してみました。 オールド・レンズは最新のデジタルカメラには使えないのでしょうか?確かに、ライカのカメラに、日本のブランドのレンズを取り付けるというのは、ずっと以前から行われてきたことなのですが、ボクの知りうる限り、日本のカメラに、ライカのレンズを装着することはたぶん初めてなんじゃないでしょうか?今やそれだけ、日本のカメラは自他共に認めるくらい優秀で最先端をいっている証だと思います。

xpro1_elmar50mm2

FUJIFILMにLEITZ ELMAR50mmを取り付けます。レンズは沈胴式といって使うときだけ引き上げて使います。

FUJIFILのX-Pro1は、概観が昔のLEICAのようなレンジ・ファインダー仕様だったので、LEICAが昔みたいに元気だったら、こんなデジカメを出しただろうな?と思って、2012年につい入手してしまいました。後で気がついたのですが、FUJIFILMはレンジ・ファインダーではなくて、レンジ・ファインダーのような外観に、電子ビュー・ファインダー仕様です。 さらに魅力をそそったのは、その後になって、LEICA Mマウント、FUJI Xマウントのマウント・アダプターが発売され、うれしくなって2012年6月に入手しました。なぜうれしいかとすれば、切削技術の優れた大手メーカーである、FUJIFILMが、他社であるライカのアダプターを出してくれるなどと言うことは、今までにありませんでしたから、うれしくなったわけです。 これで、LEICAの手持ちのレンズを、FUJIFILM X-Pro1に装着することができます。最初に購入したLEITZ(LEICAは以前はLEITZ社の製品ブランド名)のレンズは、レンズを引っ張り出す沈胴式と呼ばれる方式でした。エルマー50㎜ f2.8は、1978年にLEICAのM3と込みで入手した、ぼくの記念すべきLEITZ初ものレンズです。 LEITZ WETZLAR ELMAR 1:2.8/50 製造番号1932748(1962年製造)の沈胴式のレンズ(LEICA カタログ本・英国HOBE COLLECTION BOOK Leica Camera and Lens Pocket Book 1994による) 早速撮影してみました。FUJIFILMのX-Pro1は、イメージ・センサー(撮像素子)は、23.6×15.6mmのAPS-Cと呼ばれるサイズです。そこで、ライカの35mm用レンズを装着し使うと、焦点距離50mmは、1.5倍の75㎜になります。75㎜といえば、いわゆる標準レンズというよりも、ポートレートなどに使う、中望遠レンズになってしまいます。うまくLEITZを使いこなせるか不安でした。

FUJI X-Pro1の撮影メニュー設定3にあるマウントアダプター設定を75㎜に設定。

FUJI X-Pro1の撮影メニュー設定3にあるマウントアダプター設定を75㎜に設定。

Fuji X-Pro1のボディ右側にあるフォーカスの切り替えをマニュアルに変更する。

Fuji X-Pro1のボディ右側にあるフォーカスの切り替えをマニュアルに変更する。

 

 

 

 

 

 

 

 

  カメラ本体の右側に、オート・フォーカスの切り替えつまみがあります。マニュアル・フォーカスに切り替えます。ファインダー内に表れるマウント・アダプターのレンズ設定を変更します。 右はマウント・アダプター設定>レンズ6>焦点距離設定>焦点距離入力で、75㎜から85㎜に変更。

85mmに焦点距離を変更しました。

85mmに焦点距離を変更しました。

X-Pro1のボディ前面にあるフォーカス・モードは、マニュアルにし、メニュー画面から、マウント・アダプター設定は、75㎜、レンズなしレリーズをONにしていざ撮影です。ところが、どうもピントが甘いのです。 はじめ、オールド・レンズ独特のものかと思ったのですが、よくよくファインダーをみてみると、ピントが、後ろにくる(あとぴん というそうです)。そこで、試行錯誤の末、「マウント・アダプター設定」を、75㎜から85㎜に変更してみました。 この設定はこういう時にあるようでした。X-Pro1は、レンジ・ファインダーのようですが、実は、ファイダーは、液晶画面による電子ビュー・ファインダーなのです。かなり精度はいいのですが、純粋な光学ファインダーではなく、ましてやレンジファインダーではないのです。 ピントはどうしても甘くなる。そこで、マウント・アダプター設定がついていたのだと思いました。 X-Pro1 Leitz Elmar 50mmは、どうだったかというと、相性は、ピント合わせがかなりセンシブルであること。しかし、それを考慮すれば、写真は、ぼくのイメージするオールド・レンズのしっとり感や、コントラストのはっきりとしたいわゆる絵画的な描写が少しですが、実現できたように思います。

品川駅構内です。

品川駅構内です。列車表示の色が鮮やかだと思います。FUJI-Prp1 ISO400 1/28 f2.8写真をクリックすると拡大できます。

大井町の居酒屋看板

大井町の居酒 屋の看板 FUJI X-Pro1 ISO400 1/28秒 f2.8写真をクリックすると拡大できます。

  大井町居酒屋の夕景電灯の色がでています。 ▇ここまでの結論 FUJIFILM X-Pro1にLeitz Elmar50mm(35mm相当75mm)を装着して撮影すると、いままで、FUJIFILM純正では味わえなかったような、まろやかな写真になった。なんとなくピントがあまく写ること。これこそがオールドレンズのよさかもしれないのです。まだまだ、オールドレンズの深みにはまります。 つづきます。 ソナー・メンバーズ・クラブのHPはソナー・メンバーズ・クラブをクリックして下さい。    

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