Sonar Members Club No.22

since November 2012

あーあ、駄目でした(ワールドカップ観戦記)

筆者はサッカーに関しては、ファンではあるものの素人であり、今回の日本チームのワールドカップ、1次リーグ敗退を客観的に分析していく立場にはない。しかし、本田の「優勝を目指す」という勇ましい発言に、おおそうかな、と期待し、また去年の秋のヨーロッパ遠征でベルギーに勝ち、オランダと引き分けた実績で、日本にもついに攻撃的なサッカーが完成しつつあるのか?と従来の日本チームより強い、最強の軍団と勘違いして、第1戦のコートジボアール戦は日本時間日曜日(15日)朝10時開始という絶好の時間帯だったこともあり、テレビにかじりついた。前半に本田の強烈なシュートで先制した時は、素直に感激、よーし、やっぱり強いぞ、と思った。本田のシュートのすぐ後、内田がうまくボールをコントロール、ゴール前で敵のディフェンスをかわしシュート、惜しくもキーパーに阻まれたが、思えばあの瞬間が日本が最も輝いていた時間だったのだ。その後は日本はみるみるうちに動きが重くなり、あの魔の2分間を迎えてしまう。中盤で簡単にボールを奪われ、一気に2点を決められてしまった。2点目は川島に止めてもらいたかったが。

ギリシャ戦は朝7時からだったので、ライブでは見ていない。でもギリシャが反則で1人少なかったのにどうして1点も取れなかったの?と言いたくなってしまう。この引き分けで、もうほとんど日本は万事休すと思った。FIFAワールドランク一桁で、超格上のコロンビアに対し、勝ちにいくことが必須になったからだ。もう守るサッカーはできない。コロンビア戦は25日の朝5時から。起きて応援した。最初のうちは日本はボールを支配し、果敢に攻撃を仕掛け、チャンスも結構作っていた。ところが先制され、一度は同点に追いついたものの、カウンターを食らって1-4。惨敗だった。選手が言う「自分たちのサッカー」とは何なのか?結局最後までわからなかった。第3戦は戦い方しだいでは、僅差で”負ける”ことはできたと思う。例えば0-1で。でも日本の自分たちのサッカーが、攻撃をベースにするものなら、この1-4という結果はある程度、予想はできていた。ちょっと無理だったのだ。

今回のブラジル、ワールドカップの日本はびっくりするほど、8年前のドイツでのワールドカップに似ていた。あの時も初戦のオーストラリア戦で先制しながら、後半崩れて1-3の逆転負け、第2戦は引き分け、そして第3戦はブラジルに叩きのめされて、1-4で惨敗だった。また当時の中心選手は中田で、ものすごく目立っていたが、なんとなくチームの中で浮いている感じがあった。筆者には今回の本田と当時の中田はイメージが重なるし、第1戦から第3戦までの勝ち負けの展開も全く同じではないか。

これから日本はまた「日本らしさ」とは何なのか?を追求しながら進歩していかなければならない。厳しい道である。日本はアジア内部でしか、実績がない。ワールドカップや欧州選手権を勝っているスペインとは全く違う。「日本のスタイル、世界で勝つための合理性追求の戦略」は作りなおせるだろうか?スペインは今回1次リーグで敗退したが、今後、自分たちのサッカーを見失うことはないだろう。「無敵艦隊」はまた着実に復活してくると考えられる。しかし、日本はそうはいかない。これからの4年は大変だ。日本だけでなく、アジア勢はすべて1勝もできずに、1次リーグで敗退。次のワールドカップではアジアの出場枠は1つ減らされるだろう。日本はワールドカップに参加することさえ難しくなるかも知れない。

じっくりと、復活の強化策を作ってほしい。1ファンとして応援したい。

Categories
未分類
  1. 消化試合で8人も二軍である相手、山本マサなみの老齢のキーパーの記録づくりにご奉仕。これだけおちょくられても監督だけ入れ替えてシャンシャンとなると4年後も8年後もこの再現じゃないでしょうか。サッカーのことはわかりませんが、野球でも甲子園に出られて光栄なんてチームが勝ったためしはありません。本田みたいに本気で優勝という奴だけで勝負しないと野獣に食われるだけでしょう。噛みつく奴までいるのが世界だから。

  2. 中島 龍之

    6/27/2014 | Permalink

    また次回に向けて、監督選びが始まりますが、4年後のチームでは選手の意識がどう変わっているか楽しみです。本田のような選手がどのくらいいるのか。今回メンバーからは大きく変わるでしょうからそれを期待します。よく言われる「日本らしさ」というのは、あまり好きではありません。日本は組織力サッカーのようにいわれますが、個人のキープ力、ドリブル突破力などがあっての、組織プレーなので、「個」の一定レベルが無ければできませんし、南米チームは個人技が多いなど以前言われてましたが、組織プレーも行なっており、その比率が多いか少ないかでしょう。ただ、試合の状況での戦術はそのチームメンバー、監督によって特徴は出ると思います。

    • 中村 順一

      6/29/2014 | Permalink

      中島さん、同意見です。日本は個人の力で突出している選手がいないのです。1人で敵の守備陣を突破できませんものね。東さん、確かに2軍選手におちょくられ、最後は40歳代のゴールキーパーに最年長出場記録をプレゼント。みじめであります。

      本日はブラジルとチリの試合を見ましたが、すごい迫力ですねえ。攻撃も守備も、素人目にも日本とは差があるのが、強烈に感じられました。チリは凄い善戦、延長後半のクロスバーに当たったシュートが惜しまれる。ネイマールも最後のPKをよく決めた。ものすごいプレッシャーだったろう。はずしたら彼の人生は今後どうなるか?という場面だったが、落ち着いて決めた。ブラジルも絶対的な強さはないですね。