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東北海道の物語、その3(道東を一気にドライブする)

2014 SEP 11 17:17:18 pm by 中村 順一

さて、根室を出発、帰りのJAL便は夜の8時20分、女満別発だ。ゆっくり時間があるので、レンタカーでドライブしつつ東北海道を満喫しようとするプランだ。まずは根室から厚床、別海を経由して中標津を目指す。

厚床の交差点を右折して北に向かう。根釧台地の大平原だ。いやー、広い広い。東京近郊、あるいは本州のどこでも、九州でも四国でも、これだけの直線道路が地平線までずーっと続く景観を味わえることは無いと思う。運が良く、雲は少し出ていたが、天気は申し分なく、道東名物の霧も出ていなかったので、見晴らしも素晴らしかった。

中標津は内陸部にあり、漁業の盛んな海岸部に比べ、開拓は大幅に遅れていた。1911年に入植者が団体で移住し、開拓が本格的にスタート、1924年には原野に人とモノを運ぶ殖民鉄道が開通した。1974年には国営の根釧パイロット事業が開始され、機械化による大規模酪農が推進された。このパイロット・ファーム事業は、小職世代は北海道の象徴的な事業として、学校で習ったものである。最近は中標津空港の開港もあり、釧路・根室地域では唯一人口が増加している町になっている。車で走っていても町の活気は十分に感じられた。

開陽台に着いた。開陽台は中標津を代表するビュー・スポット。高台にある為、根釧台地が300度方向ぐらい見渡せる。どこまでも続く牧草地、防風林、知床連山、国後島まで一望できる景観は圧巻の一言だ。東北海道の広さを大いに実感できる。

中標津の後は、知床の入り口の羅臼を目指した。根室海峡の海岸に沿って北に走る。海のすぐ向こうに国後島が良く見えた。大きい島だ。今回の週末旅行は国後島を眺めることが目的の一つだったので、これだけはっきり島を眺められたのには感激した。やっぱり、これだけ北海道から近い(ものすごく近い)島を、ロシアが占拠しているのは違和感がある。どうしても返してもらう必要があるが、プーチン先生はやっぱり信頼できないかも。安倍頑張れ。

羅臼でソフトクリームを食べ、ちょっと休憩。その後は知床峠を越えてオホーツク海側のウトロヘ抜けた。知床峠では、雲がかかり、羅臼岳の頂上は見えなかった。知床を観光している時間はちょっと無いので、通過するのみ。ウトロの後は、昨晩根室のショット・バーで、ちょっと美貌の謎の女性から、「是非行け」、と勧められた、「摩周湖(裏摩周展望台)」と、摩周湖のそばの「神の子池」を目指す。

摩周湖を見るのは約40年ぶり、神秘的で圧倒される湖だ。裏摩周展望台は初めてだったが、他の展望台に比べると、湖面により近く、観光客も少なく、摩周湖の雰囲気をじっくり味わえる。是非お勧めである。神の子池もいい。神の子池はまだあまり観光地化しておらず、車で行くにも、舗装されていない山道を走る必要がある。摩周湖の地下水が湧き出ている山の奥にある池だ。摩周湖は、湖に流れ込む川も流れ出す川も無いことで有名だが、それでも水位が変化しないのは、湖の周辺で、神の子池などの伏流水で調整しているからだという。池はコバルトブルーで本当に美しかった。不思議な色である。これは来たかいがあったと思った。謎の女性に感謝。

その後は、少しずつ日没であたりが暗くなってきたこともあり、女満別の空港を目指した。ずいぶんドライブしたものだ。女満別の空港で、レンタカーを返す時、トヨタレンタカーの係員が、「根室から来られたのですか。女満別はオホーツク海側で、釧路や根室とは天気が違います、根室は夏でもいつも霧がかかって寒いでしょう。僕らもオホーツク側が暑いと、向こうに避暑に行くんですよ。」と話しかけてきた。同じ道東でも北と南では少し、雰囲気が違うのだ。人々の感覚も微妙に違う。

さて、JALも定刻どおりに羽田に到着。筆者の「急に思い立った、東北海道への旅」という充実した週末は幕を閉じた。皆さん、道東への旅は是非お勧めです。

 
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