『妖星ゴラス』1962年を今日的に観るその1
2018 MAR 3 9:09:40 am by 野村 和寿

『妖精ゴラス』(1962年公開 東宝映画)物語は1979年9月から始まる。もちろん1962年公開時点での1979年つまり17年後の近未来の話。すでに日本には宇宙省があり、宇宙開発への積極アプローチが発展途上にあった。宇宙省は、土星探索のためのロケットJX-1隼号を、11兆8千億円をかけて開発した。園田艇長をはじめ乗組員は総勢39名。秒速は11.2㎞、
JX−1「隼」号 当初の航程
1976年9月29日20:00富士山麓宇宙港より打ち上げた。
火星軌道通過は同年10月3日11:40、木星通過は同年10月8日01:00、
土星到着予定は同年10月15日14:00であった。土星まで17日間で到達する予定となっていた。
折から富士山麓宇宙港を飛び立った日本の宇宙船、JX-1隼号は一路、土星探検に地球を離れ、主エンジンを停止し慣性飛行に入る。
ちょうどその頃、パロマ天文台がゴラス地球の4分の3の大きさだが、質量地球の6000倍もある黒色矮星ゴラスを、太陽系でいちばん遠い惑星冥王星(現在は準惑星扱いとなっているが)36分の方向で発見。
最寄りの宇宙船JX-1が、ゴラスの探査へと舵を切る。JX-1隼号はゴラスの引力圏へ接近。JX-1は最後に、驚くべき観測データを地球へ送信し消息を絶つ。
ゴラスの影響で地球に壊滅的な被害が出ることが判明したのだ。JX-1隼号のあえなく、覚悟をした乗組員39名から万歳を叫ぶうち、隼号の園田艇長とともに妖星ゴラスへと飲み込まれ乗組員は全員ゴラスの犠牲となる。園田艇長の娘・園田智子(白川由美)は、父の突然の訃報を知る。
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