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ミャンマー滞在記 その2 

2014 SEP 3 9:09:35 am by 中村 順一

仏教遺跡の前でショットを打つ筆者(バガン・ゴルフリゾートにて)

仏教遺跡の前でショットを打つ筆者(バガン・ゴルフリゾートにて)

バガンの仏教遺跡群

バガンの仏教遺跡群

ヤンゴンに2泊した後は、国内線飛行機で少し北にある、11世紀から14世紀に栄えたバガン王朝の都、バガンを訪れた。今回のミャンマーツアーは、そもそも、香港在住15年になる後輩が「中村さん、是非ミャンマーでゴルフしましょう。バガンという街では、仏教遺跡の中でゴルフプレーができるらしいですよ。」と誘ってきたのが、発端だった。本当かよ、と思ったが、今年の夏休みは他にやることもないので、後輩に旅行のアレンジを任せたのだ。

バガンはミャンマー最大の見どころといってもいいらしい。世界的にも極めて貴重な仏教建築群があり、1044年にビルマ族による最初の統一王朝が開かれた土地なのだ。高原にあるので、高温多湿のヤンゴンよりは過ごしやすい。ヤンゴンからは早朝の便でバガンに到着、タクシーでホテルへ、そしてホテルの隣にある、バガンゴルフリゾートで早速ゴルフを楽しんだ。ゴルフコースは7000ヤードを超える距離のある本格的コースでかなり難しいコースだった。筆者は一応日本ではハンディは13なのだが(今の実力は16程度)、軽く100をたたいてしまった。後半のハーフでは少しコースに慣れたが、600ヤードを超えるロングホールがあり,芝も粘っこくてやっかいだった。 しかし、コースの中に仏教遺跡があるのには感激した。写真は正にコースの中の仏教遺跡の前でリカバリーショットを打たんとする筆者である。ティーショットがやや右に行きラフへ、第二打が遺跡の壁を直撃、この写真は第3打である。遺跡が筆者のボールでダメージを受けないかと気にしたぐらいである。どうも後で聞くと、バガンはこんなゴルフコースを仏教遺跡のど真ん中に作ってしまったのが響き、世界遺産に登録されないらしい。他では味わえないプレーだった。

ゴルフの後は仏教遺跡をタクシーをチャーターして回った。エーヤワディー川の周辺に広がる乾燥した平原に数千ともいわれる仏教建築物が点在しているのだ。仏塔のてっぺんの近くまで登って眺めた仏塔が並ぶバガンの平原の風景は素晴らしかった。幻想的な雰囲気であった。

ミャンマーはまだ観光地としては洗練されておらず、素朴な感じがしたが、いいところだ。観光客も見かけるけれども、メチャメチャに多くはない。ちょっと滞在が短すぎて、十分にはこの国の良さを満喫できなかったが、印象は良く、みなさんにもお勧めである。食事も高級なレストランを選べば、十分に楽しめる。

帰りは香港経由でばたばたと帰ってきた。香港からヤンゴンまでは約3時間半くらいのフライトである。東京の方がヤンゴンより暑いぞ。(ミャンマー滞在8月17日~21日)

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ミャンマー滞在記 その1

2014 SEP 1 13:13:01 pm by 中村 順一

ヤンゴンのシュエダゴオン・パヤーにて

ヤンゴンのシュエダゴオン・パヤーにて

アウンサンスーチー自宅前、NLD(国民民主連盟)はスーチーの率いる政党名

アウンサンスーチー自宅前、NLD(国民民主連盟)はスーチーの率いる政党名

夏休みを取って、アセアンのミャンマーに行ってきた。香港に住んでいる前職の銀行の後輩に誘われ、香港経由での旅だった。 キャセイ航空で香港から、ミャンマーの首都ヤンゴンに到着。遅延により、ヤンゴンの国際空港に着いたときは、午前1時を回っていた。深夜であり、両替はできるだろうか、白タク(絶対にボラレル)でない、まともなタクシーは拾えるだろうか、などと心配したが、問題はなかった。タクシーでホテルへ。選んだホテルは、ヤンゴンでも最高級のひとつ、「ガバナーズ・レジデンス」、大使館街にある。深夜の到着でもホテルマンの対応は申し分なかった。

次の日はガイドを雇ってヤンゴン市内観光に出かけた。街に出てすぐわかったが、人々の表情はまともで、街も不潔ではなく、カルカッタやダッカみたいに人の群れで車が動けなくなることもなく、バンコクみたいに商業的に俗化しているわけでもなく、いい印象が伝わってきた。ヤンゴンではまずミャンマー最大の聖地であるシュエダゴオン・パヤーへ。まばゆいばかりの輝きをみせる仏塔は高さ、99.4M,強烈に人を引き付ける迫力をもっている。次はガイドはあまり乗り気ではなかったのだが、軍事政権への抵抗、度重なる自宅軟禁、ノーベル平和賞受賞等で有名なアウンサン・スー・チーの自宅にも行ってみた。もちろん門は固く閉められており、中をのぞくことはできなかったが非常に大きな邸宅だった。我々以外にも観光客がいて門の前でカメラを出しており、一種の観光地のようになっていた。ガイドと一緒に雇った運転手は最近米国のケリーが来たとき運転手としてスー・チーの邸宅敷地の中まで入ったそうで、入った時の写真を見せてくれた。なかなかの邸宅である。

ガイドは国内最高峰のヤンゴン大学を出たインテリで、流暢な英語を話す、少数民族のカイン族の出身だった。なかなかおもしろい奴で、ミャンマーの問題点を暴露してくれた。不満は軍事政権に向けられた。

「軍事政権は大問題です。2011年に軍政には終止符が打たれ、国民からの選挙に基づく新政府に権限が委譲された形になっていますが、インチキです。新政府は軍関係者が多数を占めていて、選挙は公平ではありません。軍事政権は長い間この国で権力を独占してきており、新政府にいる軍関係者は汚職により、ものすごい富を蓄積しています。その犯罪を暴くことは今の政府は決してやりません。自分たちの首を絞めるからです。2007年の反政府デモに対する軍事政権の武力弾圧で、日本人のジャーナリスト長井健司さんを含む多数の死傷者を出しましたが、現在の政府はその時の政府と本質的には変わっていません。スー・チーは国民に人気がありますが、もうすぐ70歳でミャンマー人の平均寿命を越えてしまっています。またミャンマーには外国人と結婚した国民は大統領にはなれない、という規定があり、英国人の夫(既に他界)を持っていたスー・チーは大統領になれないのです。」

またミャンマーは少数民族の問題を抱えている国である。人口は現在約6000万人で、そのうち約7割が主要民族のビルマ族、他にカチン族、カイン族、シャン族、ラカイン族など、数多くの少数民族が存在する。 「ミャンマーでは、仏教徒が約90%を占めていますが、私はカイン族でキリスト教徒です。カイン族にはキリスト教徒が多いのです。軍事政権はビルマ族で固められています。国軍にもビルマ族でなければ入れません。少数民族はそれぞれの地域で別途軍隊を組織しています。(筆者から、日本の国では、アイヌ族とか沖縄の独立論とか在日朝鮮人とか、若干の例外はあるが、基本的には、ほぼ全員が自分は日本人だと考えている、とコメントすると)、それは素晴らしい、それが日本の繁栄の理由の一つに違いない、ミャンマーでは全く違う。民族分布は7(少数民族)プラス1(主要民族のビルマ族)となっており、一体感はあまりありません。」

日本とは戦後、友好的な関係を築いてきている。ヤンゴンで走っている車の85%は日本製だそうだ。筆者の印象では、トヨタばっかり、に見えた。ランチを取った、アセアン・レストランには、びっくりするほど日本語のうまいサービス係の女性がいた。彼女は東京の高田馬場に約6年住んでいたそうで、高田馬場には日本国内最大の在日ビルマ人コミュニティが存在するそうだ。(以下、続く)

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世界の国々を放浪してきました

2014 AUG 25 15:15:06 pm by 中村 順一

放浪と言えるかどうかはわからないが、学生時代より世界各地に旅行し、欧州に約7年駐在し、その後も現在に至るまで、出張の多い仕事だったこともあり、既に行ったことのある国は約80になった。私の後輩や知人には100を超える人もいて、80ではまだダメだが、一応の数には違いない。

よく、ヨーロッパではどの国がいちばん良かったですか?、アセアンではどこが好きですか?と聞かれるが、その質問に答えることは難しい。どこの国もどの地域も、それぞれ歴史があり、素晴らしいのだ。

一応行ったことのある国を挙げてみる。国の定義も難しいのだが、一応、現時点で存在する国をベースにした。筆者は、英国に1985年から1992年迄、7年滞在し、結構いろいろな国を往訪し、当時の存在したヨーロッパの主権国家にはすべて行ったのだが、その後の歴史の激変で新しい国がたくさん誕生してしまった。今後も世界中で国の概念は変遷しつづけると考えている。

ヨーロッパ(37か国)

英国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)、アイルランド、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス、モナコ、アンドラ、スペイン、ポルトガル、ドイツ、スイス、オーストリア、リヒテンシュタイン、イタリア、サンマリノ、バチカン市国、マルタ、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツエゴビナ、セルビア、アルバニア、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャ、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ラトビア、ロシア

英国人は合意しないだろうが、英国は1か国としてカウント。

アジア、中東(24か国、一応、台湾、香港、マカオは国としてカウント)

韓国、北朝鮮(板門店)、中国、台湾、(香港)、(マカオ)、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ミャンマー、バングラデシュ、ネパール、インド、スリランカ、オマーン、アラブ首長国連邦(ドバイ、アブダビ)、カタール、バーレーン、クウェート、サウジアラビア、イスラエル、トルコ、

コーカサス(3か国) グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン

アフリカ(6か国) エジプト、モロッコ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、南アフリカ

オセアニア(3か国) オーストラリア、ニュージーランド、フィジー

北アメリカ(2か国) アメリカ合衆国、カナダ

中米(2か国) メキシコ、パナマ

南アメリカ(4か国) コロンビア、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン

植民地等

ジブラルタル、グアム

消滅した国

東ドイツ

できれば、生きているうちに100か国、と思っていたが、最近のきな臭い世界情勢ではちょっと難しいか。2010年に念願だったコーカサス3か国を往訪でき、次は長い間のターゲットだった西アフリカ諸国、と思ったのだが、イスラム過激派の活動、エボラ発熱病で、とっても無理、と相成っている。中央アジアのウズベキスタン、西アジアのイランあたりはすぐ行けるが、ちょっと筆者の興味の対象から外れてしまう。中米あたりで国数を稼ぐか。あるいはヨーロッパの新しい国(コソボ、モンテネグロ、ベラルーシ、ウクライナ等)を徹底的に回るか。 この80の中には、もちろん住んでいた国、何回も何回も行った国、一回しかいっていない国、とそれぞれだ。

不思議なことに、行った国は皆覚えている。今でも、行ったことのある都市や田舎の風景をよく思い出しては懐かしんでいる。筆者の人生のいい思い出だ。 筆者は歴史や地理が好きなので、行った国は結構研究してしまう。複雑な歴史や民族構成を持っている国には、特に資料を漁る熱意を持ってしまう。

今後もこの趣味は続けていくと思います。この80あまりの国の中で最も最近に行ったのはミャンマーである。実は先週行ってきたばかり。次はミャンマー紀行を寄稿します。

 

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ラグビーのスコアみたいーヤクルト、阪神戦観戦記

2014 AUG 6 15:15:44 pm by 中村 順一

昨晩(8月5日)阪神戦に於けるヤクルト小川監督、入場料返せ

昨晩(8月5日)阪神戦に於けるヤクルト小川監督、入場料返せ

昨日、10年以上行っていなかった神宮球場に行ってきた。ヤクルト、阪神戦観戦である。筆者よりも野球に詳しい東兄も一緒である。筆者は、プロ野球は阪急の血が少しだけ流れているオリックスを応援している。既得権益にしがみつくセリーグはあまり好きではない。もちろん、一番きらいなのは、既得権益の代表である巨人なのだが、そのおこぼれに特に恩恵を受けている阪神もどうもダメ、昭和53年の日本シリーズ第7戦で大杉のインチキファールホームランで阪急に勝ったヤクルトももちろんダメ、巨人出身の、パーフォーマンスばかり考えている監督のいるDeNAもちょっとダメ、じゃあどこか、というと消去法で中日と広島になるのである。中日は筆者が小学校入学以前に住んでいた名古屋のチームというのも好感が持てるし、歴史的に巨人に立ち向かう意識はおそらくセリーグのチームでは最も強いのもいい(星野監督等)。広島も今のパリーグでは当たり前になったが、広島という地元を重視する球団方針を戦後の早い時期から追求していたのがいい、外木場と安仁屋は大ファンだった。

ところで、昨日の試合は筆者が好きでない(きらい、だが巨人よりはマシ)チーム同士の対決となった。日中は東京は36度もあり、おいおいこれは神宮は超暑そう、まいったと思ったが、球場に到着してみると、風もあって思ったよりは涼しかった。ただ暑さの影響か、球場には何かやる気のないダレた雰囲気が満ち満ちていた。まず、両軍とも選手が練習のキャッチボールすらやっていないのである。これは当たり前なのか、と隣の席の東兄に聞くと、とんでもない、長い間プロ野球を見ているが、今までではあまり記憶にない、とのこと。おいおい真面目にやってね、というところで試合開始。

ところが早くも1回表に波乱。ヤクルト先発八木は簡単に2死を取ったのだが、3番鳥谷の簡単なセンターフライをセンター比屋根が落球(エラー男)する。練習していないツケが早くも出た。ここからこの試合のドラマが始まるのだ。八木はその直後ももを痛めて退場(突然で良くわからなかった)、ヤクルトは救援陣が準備されておらず、その後はボロボロに打ち込まれてしまう。特に2番手の下手投げの山中はひどく、東兄いわく、甲子園予選の都立高校の選手にでも打たれるレベル、とのこと。

阪神先発のメッセンジャーもひどく5回までに8失点(自責点7)。最初は威力のあるボールを投げており、さすがだな、などと東兄と話をしていたのだが、味方の大量点に、自分も締まりが全く無くなった。その後は出てくるピッチャーは2流ばかりで、野手のエラーも1回表のエラー男だけでは無く、どんどん回数が追加された。締まりのない、ゲームの進行が遅い、ある意味で非常に珍しい試合になってしまった。特にヤクルトには試合に勝つ気力を全く感じられなかった。1回に満塁ホームランを浴びた山中に2回に打順が回った時、そのまま打たせたのにはびっくり。小川監督何やってんだ、草野球以下だぞ、入場料返せ!スコアは結局20対11で阪神の勝ち、ヒット数は阪神23本、ヤクルト16本、4時間半近くも時間をかけた凡戦となった。

東兄とは試合の後、軽く飲んでいくか、などと話していたのだが、球場を出ると既に10時半を回っており、やむなく帰路に着いた。さすがにこんなスコアの野球を見たのは初めてである。ラグビーのスコアみたいだ。阪神も恒例の長期ロードの初戦を勝つには勝ったが、爆勝という充実感はなかっただろう。ヤクルトもあんなにピッチャーがひどくてはどうしようもないのでは。オリックスの救援陣をレンタルに出したくなるような雰囲気だった。ただ、この試合最大のドジ男はやはりエラー男(比屋根)である。あの凡フライを落球では、高校生以下だ。ひどすぎる。

東兄に言わせると、歴史に残る大量点の試合を観戦できて良かった、ということだ。そうなのかも知れないが、キツネにつままれた様な感じの残る観戦だった。今度はパリーグの試合を見にいきます。

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佐世保の思い出

2014 JUL 31 14:14:49 pm by 中村 順一

10年前の事件のあった佐世保市内の小学校

10年前の事件のあった佐世保市内の小学校

佐世保北高等学校

佐世保北高等学校

 

10年前の2004年の夏になるが、前職の仕事で佐世保に出張したことがある。当地の地銀である、親和銀行を往訪したのだ。長崎県北部の中心都市、戦前には日本海軍の基地があり、現在でも海上自衛隊と米軍が駐在する基地の町だ。長崎県にあるが、県の南にある長崎市とはかなり離れており文化圏は異なる。むしろ佐賀県の方が近い印象だった。

佐世保に着くと、町はその年の6月に起こった小6女児の同級生殺害事件のショックがありありと残っていた。被害者の死因は首をカッターナイフで切られたことによる多量出血であり、小学校の女子児童による殺人事件でかつ学校が舞台だったことから、佐世保市内に大きな衝撃と波紋を広げていたのである。

筆者は、面談の合間の時間を使ってタクシーをチャーターした。目的は市内にある展望台から、「針生の電波塔」を眺めることだった。針生の電波塔は大正時代に海軍が作った巨大な施設であり、太平洋戦争勃発時に真珠湾攻撃の暗号「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を発信したことで知られている。佐世保市内から少し離れており、現地に行くには時間がない、せめて遠くから眺めたかったのだ。

ところがタクシーの運転手は、筆者が乗車して少し時間が経つと、いかに佐世保市民がこの殺人事件にショックを受けているかを語りだした。「殺された女の子の首はほとんど首の皮一枚になるほど深く切られていたのです。父親は毎日新聞の佐世保駐在員で本当に女の子を可愛がっていました。当時父親には、娘さんが怪我をした、と連絡が入ったのですが、怪我どころではなく、即死だったのです。事件後の父親の姿を見ましたが、本当に気の毒でした。展望台に行かれるなら、途中で殺人を犯した女の子の実家の前を通りますよ。山の中に親戚連中だけで離れて住んでいる家族なんです。」

殺人を犯した女の子の実家の前に行ってみた。数軒の家が建っていたが、凄く寂しいところだったのを覚えている。また殺人現場の小学校にも行ってみた。市の中心にある普通の小学校だった。こんな町の中心の小学校で惨劇が起これば、それは市民にとってショックだろうなあ、と思った。

銀行の役員に面談すると、この話になり、「市民にとって大変なショックでした。こんなことを2度と起こしてはいけません。市では”命を大切にする教育”を徹底する方針のようです。」とのことだった。

ところが、今回また類似の事件が佐世保市で起こってしまった。市内の高校に通う女子生徒がクラスメイトを絞殺し、頭部と左手首を切断するという考えられない殺人事件が発生したのである。10年前の事件とあまりにも似ている。今、佐世保市内は再び暗澹たる雰囲気に包まれているだろう。命を大切にする教育は功を奏さなかったのか。佐世保市では2度と同様の事件が起きないように子供たちに対し、授業や集会を行ってきた筈なのに。

今回の被害者と殺人を犯した少女が通っていた高校は、県立の佐世保北高等学校である。市内一、長崎県北部一の名門進学校である。筆者の前職時代には、この高校の出身の女性が部下だったことがある。聡明なワーキングマザーで、高い専門性を持った前向きな女性だった。地方都市にとって、その町一の歴史のある名門高校は極めて重要な存在である。町のほとんどの重鎮がその高校の卒業生だからだ。今回の事件はその点からも、長く佐世保市民に重くのしかかる事件になるだろう。

この事件は恐ろしい。日本のどこでも二度と起こってほしくない。佐世保市民だけではない。筆者も含めて日本じゅうが大きなショックを受けている。

 

 

オリックス、ちょっとヤバいか

2014 JUL 30 10:10:29 am by 中村 順一

パリーグでは、先週末にソフトバンク対オリックスの首位決戦があった。オリックスは先発投手陣に疲れがたまっており、心配していたが、なんと情けないことに3連敗になってしまった。首位もあっさりとソフトバンクに明け渡してしまった。

オリックスは大エースの金子に疲れがたまり、戦線離脱、前半戦絶好調だった西も最近はどう見てもボールにキレがなくなってきており、出れば打たれる冴えない展開、ディクソンも同じ、この3本柱がすべてダメになってきたのだ。

もともと今年のパリーグの大本命は誰が見てもソフトバンクであり、前半戦の首位をオリックスに譲ったのは意外、という評価なのだろう。打線が当たりだしてきた。昨日の楽天戦では19安打で10点、オリックス戦3連勝の勢いを継続して今季2度目の5連勝だ。シーズン前にかなりの戦力補強しており、潜在力はどうみてもトップ、エンジンがかかってきたということか。

でも昨日のオリックスー西武戦の結果を見て少し安堵した。当たりが止まり気味だった打線が、T-岡田の2塁打、ペーニャの22号2ラン、最後は抑えの平野佳が締めて30セーブ、オリックスのパターンに持ち込んでの勝利だった。

本日の西武戦も重要である。先発が23日の日本ハム戦に好投して勝ち投手になった新人の吉田一なのだ。吉田がこの後も安定して先発ローテーションを維持してくれれば、本当に助かる。金子が復帰すれば先発投手陣もボロボロではない。リリーフ陣は連日の登板で大変なのだが、今季のオリックス首脳陣の戦略のいいところは、リリーフ陣に無理をさせていないところか。平野佳、佐藤達、馬原、岸田、マエストリ、中山、比嘉、と人数も豊富なのだが、1イニングのみの登板の原則を守って起用している。リリーフ陣が崩壊したら、オリックスはそもそも勝負にならない。この起用方針なら夏場も乗り切れるのでは。

しかし、やはりソフトバンクに勝っていくのは大変。日本シリーズで、憎き「成人の日のスピーチ監督」と対決するには、やはりレギュラーシーズンで1位にならないと無理。オリックスでは1勝のビハインドを跳ね飛ばしてソフトバンクに勝っていくのは難しいだろう。

残念なのは、パリーグの試合はなかなかテレビ観戦できないことだ。辛いところ。BS1とBS12で見れるのだが、いつもではない。それでも昔よりはマシか。

東さん、幕張か所沢でオリックスの試合を是非一緒に見に行きましょう。よろしく解説をお願いします。

 

 

謎のロシア人とワインバーで

2014 JUL 25 16:16:07 pm by 中村 順一

マレーシア航空機の残骸

マレーシア航空機の残骸

ロシア、ウクライナ情勢が風雲急を告げている。オランダのアムステルダムを出発し、マレーシアのクアラルンプールを目指していたマレーシア航空便が、親ロシア派の勢力圏であるウクライナ東部上空で、地対空ミサイル「BUK(ブク)」で撃墜されたのである。

今回の事件に関しては、東京に住むロシア人、あるいはロシア関連の仕事に従事する外国人、日本人の間でもかなりの激論が交わされているようだ。昨日は、こんなタイミングでどうして?と思ったが、ロシアへの投資を勧誘する小規模のセミナーが都内銀座で行われた。ロシアとの関係を維持したい派は、状況に当惑しつつも筆者にはだいたい以下の調子で議論してくる。

A氏「やっぱり、ロシアは重要でしょ。プーチンがいないと北方領土も解決しないよ。」

筆者「しかし、今度ばかりは、一応安全保障や政治の議論で、アメリカを中心とする西側諸国にベースを置いている日本は、ちょっとロシアをサポートするわけにはいかなくなってきた。拉致問題があり、日本人の生命がかかっている北朝鮮との交渉の方が、まだ関係諸国の理解を得られる可能性があるのでは。日本は西側諸国から孤立したら、結構ヤバくなる。核装備すら必要になってしまう。」

B氏「しかし、中東ガザ地区には、イスラエルがアメリカ製のミサイルをガンガン打ち込んでいるではないですか。そもそもアメリカへの脅迫観念がロシア人にはあるのです。今はウクライナの情勢の安定が何よりも重要だ。EU諸国も本音はそこですよ。」

筆者「そうですかねえ。オランダは相当に怒っているんじゃないの。オランダに住んでいるプーチンの娘を国外退去させろ、と主張した市長もいたでしょ。」

どうも、銀座のセミナーには親ロシア派が集まる感じになってきたので、筆者はセミナーへの出席は取りやめて、ロシア人ながらも、プーチン政権には批判的なC氏と一緒にワインバーでゆっくりと飲むことにした。C氏はかなり荒れていた。

C氏「中村さん、以前から申し上げていますが、プーチンはひどい奴です。まるでヒトラーです。ロシア国内では意図的な情報コントロールが行われています。メディアはプーチンに都合のいいようにしか情報を流しません。この間久々にロシアに帰ってびっくりしたのですが、私の兄ですら洗脳されています。彼に言わせると、クリミア併合をロシアが実行しなかったら、すぐにアメリカが侵攻してきた筈で、ロシアを守るための当然の行動だ、とのことです。ありえない話です。」

筆者「しかし、サンクトペテルブルグ在住のあなたの兄上には私も会ったことがあるが、彼は医者でありインテリだった。彼でもそうなのか。」

C氏「そうです。ロシアの中はもうひどい状態です。BUKはもちろんロシアから供給されたのですし、元プーチンの側近だった某評論家に言わせると、BUKは精密な攻撃兵器であり、間違ったターゲットに発射してしまうことなんて考えられない。これは陰謀だ、とのことです。ロシアは、ともかくウクライナを混乱させて弱くしたいのです。バルト3国が良くなるのはまだ許容できるけれども、人種的にも近いウクライナが西欧みたいに良くなっていったら、ますますロシアの酷さが目立つでしょ。ロシア国内のロシア人が目覚めたら困るんですよ。」

筆者「しかし、ウクライナなんて、そもそもロシアの一部であり国家として認めがたい、と言っているロシア人も東京にいるぞ。言語だって同じキリル文字だし、会話もロシア人とウクライナ人なら通じるんじゃないの?」

C氏「そんなことはありません。私はこの間キエフに行きましたが、ウクライナ人の会話は9割わかりませんでした。しかし、中村さんの言うように、1941年にヒトラーは大チョンボをしましたね。1941年6月の独ソ開戦後、ドイツ軍がキエフ攻略に迂回せず、モスクワを直撃したら、スターリンを間違いなく倒せたし、ウクライナ人は自動的にドイツ側に付きましたよ。ウクライナとロシアは全く違う国家であり民族です。」

筆者「うーん、随分たまっているね。ところで北方領土は?」

C氏「それはプーチンを倒して、その後の政権と交渉してください。」

いつの間にか、ワインをグラス飲みからボトルに切り替え、2人でかなり飲んでしまった。夜もどんどん更けていった。世界情勢もキナ臭くなってきた。

 

 

沖縄の西表島に行ってきました

2014 JUL 15 15:15:12 pm by 中村 順一

大型カタマランヨット(中央が筆者)

大型カタマランヨット(中央が筆者)

サンガラの滝

サンガラの滝

 

極めて忙しい旅行だったが、7月最初の週末に沖縄、八重山諸島の西表島に行ってきた。麻布高校の同期生6人とご夫人2人の総勢8人のツアーである。筆者は現在、ファンド関連の仕事がかなり忙しいこともあり、強行軍になった。金曜の夕方、羽田から飛び立ち、夜那覇にて宿泊。土曜の早朝に那覇から石垣島に飛び、石垣島から西表島には高速船で移動、午前10時過ぎに西表島、上原港に到着した。上原港では先に到着していた仲間の出迎えをうけ、着替えた後、さっそくカヤックツアーに出発した。両岸のマングローブが茂る川を、カヤックを漕いでさかのぼっていく。途中で森の中に上陸。森の中を少し歩いてサンガラの滝に到着。この滝壺で滝の水に浸かったが、これが最高に気持ち良かった。マングローブは水中に生えており、西表の豊かな自然を育む温床になっている。ジャングルと滝と川、西表でしか味わえない冒険である。

夜は麻布の同期生が設計した、ニライナリゾートにあるホテルで夕食。屋外のテラスで盛り上がった夕食になったが、ここからの景色は本当に素晴らしかった。人が全くいない風景で、神秘的な感じがした。夕日が強烈で今後も忘れられないであろう光景を味わうことができた。

日曜日はニライナリゾート所有の大型カタマランヨット(フランス製のlagoon380)で西表島の北西の海に出てシュノーケルを満喫。海は透明度が素晴らしく、サンゴがキラキラと輝き、サンゴの中を極彩色の熱帯魚をたくさん見ることができた。筆者は結構世界中旅行しているが、こんなにきれいな海にはお目にかかったことは無い。青いサンゴは本当に綺麗だった。

筆者は前の職場の仕事で沖縄には何十回の行っているし、本島以外の離島にもずいぶん行ったが、西表島は初めてだった。西表は石垣から船で40分の場所にあるが、石垣とは全く異なる風景に彩られている。島の90%がジャングルなのだ。沖縄県では本島に次ぐ面積を持つが、人口は2000人強しかいない。歴史的にマラリア発生地であったために、人が定住することが困難だったのだ。開発が遅れたことが、この素晴らしい自然を残すことになった。道路は島の東部と北部を結ぶ県道1本しかなく、筆者がシュノーケルを楽しんだ島の北西部には船でしか行けないのだ。

シュノーケルの後は、今回ガイドをしてくれたニナイナリゾートのタケさんにあわただしく島の西の白浜港から上原港まで車で送ってもらい、上原港から船で石垣に帰り、夜7時発のJALで羽田に帰ってきた。幸い天気は最高だったが、筆者が帰った次の日からは沖縄には台風8号が直撃。もし滞在が少し遅れていたら、沖縄に缶詰めになるところだった。極めて運がいい週末旅行だった。

沖縄には3年ぶりに行ったが、やはり素晴らしいところである。また行きたい。西表の自然は特筆できる。皆さんにも是非お勧めしたい。日本にもこんなに秘境があると、再認識できることだろう。こんなに楽しかったのは本当に久しぶりである。卒業して約40年経っても続いている麻布の仲間の友情に感謝したい。

 
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あーあ、駄目でした(ワールドカップ観戦記)

2014 JUN 27 15:15:28 pm by 中村 順一

筆者はサッカーに関しては、ファンではあるものの素人であり、今回の日本チームのワールドカップ、1次リーグ敗退を客観的に分析していく立場にはない。しかし、本田の「優勝を目指す」という勇ましい発言に、おおそうかな、と期待し、また去年の秋のヨーロッパ遠征でベルギーに勝ち、オランダと引き分けた実績で、日本にもついに攻撃的なサッカーが完成しつつあるのか?と従来の日本チームより強い、最強の軍団と勘違いして、第1戦のコートジボアール戦は日本時間日曜日(15日)朝10時開始という絶好の時間帯だったこともあり、テレビにかじりついた。前半に本田の強烈なシュートで先制した時は、素直に感激、よーし、やっぱり強いぞ、と思った。本田のシュートのすぐ後、内田がうまくボールをコントロール、ゴール前で敵のディフェンスをかわしシュート、惜しくもキーパーに阻まれたが、思えばあの瞬間が日本が最も輝いていた時間だったのだ。その後は日本はみるみるうちに動きが重くなり、あの魔の2分間を迎えてしまう。中盤で簡単にボールを奪われ、一気に2点を決められてしまった。2点目は川島に止めてもらいたかったが。

ギリシャ戦は朝7時からだったので、ライブでは見ていない。でもギリシャが反則で1人少なかったのにどうして1点も取れなかったの?と言いたくなってしまう。この引き分けで、もうほとんど日本は万事休すと思った。FIFAワールドランク一桁で、超格上のコロンビアに対し、勝ちにいくことが必須になったからだ。もう守るサッカーはできない。コロンビア戦は25日の朝5時から。起きて応援した。最初のうちは日本はボールを支配し、果敢に攻撃を仕掛け、チャンスも結構作っていた。ところが先制され、一度は同点に追いついたものの、カウンターを食らって1-4。惨敗だった。選手が言う「自分たちのサッカー」とは何なのか?結局最後までわからなかった。第3戦は戦い方しだいでは、僅差で”負ける”ことはできたと思う。例えば0-1で。でも日本の自分たちのサッカーが、攻撃をベースにするものなら、この1-4という結果はある程度、予想はできていた。ちょっと無理だったのだ。

今回のブラジル、ワールドカップの日本はびっくりするほど、8年前のドイツでのワールドカップに似ていた。あの時も初戦のオーストラリア戦で先制しながら、後半崩れて1-3の逆転負け、第2戦は引き分け、そして第3戦はブラジルに叩きのめされて、1-4で惨敗だった。また当時の中心選手は中田で、ものすごく目立っていたが、なんとなくチームの中で浮いている感じがあった。筆者には今回の本田と当時の中田はイメージが重なるし、第1戦から第3戦までの勝ち負けの展開も全く同じではないか。

これから日本はまた「日本らしさ」とは何なのか?を追求しながら進歩していかなければならない。厳しい道である。日本はアジア内部でしか、実績がない。ワールドカップや欧州選手権を勝っているスペインとは全く違う。「日本のスタイル、世界で勝つための合理性追求の戦略」は作りなおせるだろうか?スペインは今回1次リーグで敗退したが、今後、自分たちのサッカーを見失うことはないだろう。「無敵艦隊」はまた着実に復活してくると考えられる。しかし、日本はそうはいかない。これからの4年は大変だ。日本だけでなく、アジア勢はすべて1勝もできずに、1次リーグで敗退。次のワールドカップではアジアの出場枠は1つ減らされるだろう。日本はワールドカップに参加することさえ難しくなるかも知れない。

じっくりと、復活の強化策を作ってほしい。1ファンとして応援したい。

オークス、ダービー観戦記

2014 JUN 5 18:18:57 pm by 中村 順一

オークス、ダービーが終わった。今年は結局あまり盛り上がらなかった、と感じている。オークスではハープスターは勝てなかった。単勝1.3倍の絶対的人気だったが。直線で大外に出したが、最初から爆発的に伸びてくる感じではなかった。おい、大丈夫か、と外に出した途端に感じさせた。ヌーヴォレコルトにクビ差まで迫ったが、突き抜ける感じではなく、惜しいレースとも思えなかった。ハープスターの真価はこれから問われていくわけだが、調教プロセスの失敗かも知れない。凱旋門賞はあきらめていない、と陣営はコメントしているが、行っても勝てないだろう。ガッカリである。

ダービーはもっとつまらなかった。懸念したとおり、枠順の内外の差が大きく出たレースだった。一番人気のイスラボニータは13番枠、勝ったワンアンドオンリーは2番枠だった。逃げ馬のウィンフルブルームが出走取り消し、変わって逃げたエキマエは勝つ可能性ゼロのダート馬、レースはスローペースだった。良馬場だったこともあり、こうなると当然先行馬有利、第一コーナーで先行する好位置を確保しやすい内枠が絶対有利になってしまう。冴えなかったのは期待した牝馬のレッドリヴェールである。これも大外の16番枠、しかも懸念されたとおり、輸送で消耗していて馬体が8キロ減、スタート前から無理だなとわかってはいた。しかし、ガッカリしたのは福永祐一である。タラタラ後方から付いていくだけで、戦闘意欲すら感じさせなかった。内のいい位置が取れず、前の方で競馬ができなかった、と言っているが、もう少し何とかしろよ、という騎乗だった。牝馬が大外から突き抜けられる訳ないだろ。どうやらダービー前の第8レースの青嵐賞で斜行し、またまた騎乗停止になり(今年の祐一は全く騎乗停止ばかりだ)、来週の安田記念でジャスタウェイに乗れなくなって、意気消沈していたのではないか。全くさえない話である。ワンアンドオンリーの横山典は内をうまく回った好騎乗だった。今年は騎手の手腕の差が出た。イスラボニータは惜しい2着、蛯名はまた勝てなかったね。まだ今年の3歳牡馬はどの馬が最強かは答えは出ていない。秋のレースを待ちましょう。

しかし、ここまで馬場が昔に比べて良くなり、内でも馬場が荒れていない現状を見ると、やはり内枠がどうしても外枠に比べて有利になってしまう。阪神競馬場の1600M外回りコースなどは例外なのだが。騎手によっては、内枠と外枠の差はあまり意識しない、と言っているケースもあるが。僕はそう思わない。少なくとも東京競馬場の多頭数の2000M,2400Mは外枠はダメなのだ。

オークス、ダービーともに馬券は取れなかった。捲土重来である。先週、今週と国内、海外出張が続き、観戦記の投稿が遅れて申し訳なし。

 

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