2014 劇団東演の「ハムレット」鑑賞 2014 MAR 16 5:05:17 am by 阿曾 靖子 Categories:演劇 厳選動画のご紹介 SMCはこれからの人達を応援します。 様々な才能を動画にアップするNEXTYLEと提携して紹介しています。
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阿曾 靖子
3/16/2014 | 5:40 AM Permalink
すでに東さん西室さん中村さんが感想を書かれておられ
遅くなりましたが、先週末、早野さん出演の「ハムレット」を
鑑賞してきました。
おそらく演劇作品は300以上、映画は600タイトル以上
見ていると思いますが、複数での鑑賞(特に3名以上)は
数回?しかなく、終演後まだほやほやの感想を交換できたことは
とても貴重で楽しさが倍増しました。
あらためて皆様に感謝です。
この作品は3年前の初演を見ていますが、
今回はまず主役が以前よりさらにこの役を自分のものにしていて
これはとても全体によい影響を与えています。
前回感じた斬新さと視覚効果に満ちた演出は変わりませんが
やはり「重要でない役はない」ので、それぞれの役者の
魅力と力量がそのまま存在感の在る無しに繋がってしまいます。
(これはあらゆる舞台芸術全てに言える真理なので今更ですが・・)
レアティーズとギルデンスターンの役をロシア人の俳優にロシア語で
語らせたことは、身体表現のみの可能性と国を超えるという普遍性の象徴の
ようでもありますが、「ハムレット」をはじめて見られる観客には
確かに意味を正確に掴めないという側面もあります。
特にレアティーズの台詞は話の展開的にも重要な役割が多く
オフィーリア埋葬の場の「悲嘆の台詞」、これが余りに激情の内容なので
ハムレットがそれ以上に自分も愛している・・とたまらずに姿を現すきっかけになりますし
最終的に国王クローディアス殺害の場面も、
レアティーズがいよいよ自分の死の間際に、
ハムレットに「クローディアスの陰謀」を知らせることで
復讐を完結させる原動力になる要の部分です。
ぜひ、翻訳されている文庫本でこれはあらためて味わっていただきたい位です。
早野さんも前回よりさらにパワーアップしていましたし
同じ役を繰り返し多く演じられることは、確実に密度が高まり
まさに役者冥利に尽きる体験ですね。
中島さん、福岡市民劇場主催での公演は4月10日~16日
福岡市内であるそうです。
もし、行かれる事が可能でしたらお知らせくださいね。
中島 龍之
3/17/2014 | 11:28 AM Permalink
阿曾さん、ありがとうございます。日程的には可能ですが、一人ではさびしいので仲間を探しております。その後、福岡市民劇場に問い合わせる予定です。
阿曾 靖子
3/17/2014 | 2:12 PM Permalink
もし行かれるようでしたら詳しくお知らせくださいね。
中島 龍之
3/19/2014 | 10:54 AM Permalink
今回は都合により見送ることになりました。また次回よろしくお願いします。
早野 ゆかり
3/24/2014 | 11:39 AM Permalink
阿曽さん、熟知されたコメント素晴らしい!!有難うございます。こうなると演劇評論家の域に達していますよ~
中島さん、福岡市の方でいらっしゃるのですね。興味を持って下さって嬉しいです。
地方公演は各地で「労演」「演劇鑑賞会」「市民劇場」などの名称で、団体の演劇観劇組織があります。各地それぞれに会員さんがいらっしゃることで、私達は地方へ公演に出掛けられます。ですから全ての場所において会員制となっています。
しかしながら、その会費と観劇料金を合計しても、東京などの都市で観劇するより遥かにお値打ちです。
また、今回のような『ハムレット』は演出的にも今後、お目にかかれない舞台構成になっていると思います。
是非、御覧頂きたいです。宜しくお願い申し上げます。
中島 龍之
3/25/2014 | 3:32 PM Permalink
早野さん、コメントありがとうございます。福岡の中島です。再度、福岡市民劇場に内容を確認してみます。