ブダペスト四重奏団
2026 MAR 10 21:21:52 pm by 西村 淳
「ゴジラ」がYoutubeにあったので初めて視聴した。話題の-0.0では勿論ない。1954年に東宝で製作されたもので大ヒットしたゴジラのデビュー作。
ゴジラが東京を破壊しつくすワクワク感の一方、反核や社会派的な視点もあり当時の世相も垣間見る。しまいには原水爆をも凌駕する特別兵器でゴジラを葬り去るがストーリーとしては悪くない。
東京大空襲で焼け野原になり、サンフランシスコ講和条約により独立国になってわずか3年。セットの街並みは戦災の傷跡も見えず、昭和の風景だ。
まだ東京タワーは建っていないし、ここでゴジラが標的にして壊したのは銀座和光。これが当時のシンボルだったかな。時代としては黒澤明の「七人の侍」も同年の作品だし、戦前からの多くの才能が各分野にひしめきその後に続く昭和の大躍進につながる。
冒頭あれっと思ったのはゴジラの登場で主人公がデートを楽しみにしていたコンサートを諦めるシーン。なんと!これがブダペスト四重奏団のコンサートだった。1952年初来日の物だろうと推察したがワンカットとはいえ渋いですねえ。ここに弦楽四重奏を持って来るセンスに思わずにんまりと。
当時デパート(松坂屋)はソフトクリームだけでなく文化まで売っていたんですね。ちなみにブダペスト四重奏団のベートーヴェン後期の演奏はマイ・フェイヴァリッツだ。
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西 牟呂雄
3/11/2026 | 12:41 PM Permalink
シブッ、ブダペストから1952年に来日とは。
ハンガリーは1945年の頭には地上戦で相当やられて、1952年当時は共産主義人民共和国だったんですよね。
東洋の敗戦国にアンサンブルがやってくるという事に、音楽の営みの深さを感じますねぇ。
西村 淳
3/11/2026 | 10:19 PM Permalink
ブダペスト四重奏団は戦前にアメリカに亡命したようです。その後全員、ロシア人に変ったみたいで、時期からするとそのメンバーで来日。ハンガリーは枢軸国でしたっけ?この頃の大混乱の歴史は学校では完全にスルーですからね。最近は苫米地さんの本でいろいろ勉強中ですわ。