Sonar Members Club No.15

カテゴリー: 未分類

管理人からのお知らせ

2020 FEB 22 2:02:09 am by トム 市原

 味のあるブログを投稿してくださったポナペ在住のトムさんの訃報が届きました。
 謹んでご冥福をお祈りします。

 尚、ご遺族の意向を尊重し、ソナーメンバーズクラブはブログを長く保存することと致しました。

以下、ご子息のメールを掲載いたします。

1月20日昼ごろ
大使館から連絡があり、父親の死亡連絡が大使館より連絡があった。
現地警察の調査によれば、事件性はなく突然死とのこと。
数日前に話した方によれば、タバコを吸っている最中に吐血があった模様。
19日夜は、咳が続いていたようだが、のちにいびきに変わり寝付いたようだと近所の話。
20日友人が19日の夜21時のメッセンジャーに連絡がなかったので、覗きに行くと冷たくなっていたとのこと。

仕事を片付け、切符を手配、パスポートの写しのためにパスポートを確認すると期限切れであった。
謄本を取り寄せ旅券事務所に行くと、外務省に確認してもらったところ、人道支援のため緊急で2時間で発行いただいた。

色々ありつつ 整理のため、1月28日に日本出発
グアムで一泊して、3時間かけてチューク経由でミクロネシア入り。
大使館の方に出迎えていただき、病院で遺体確認、警察で所持品荷物及びの受け取り及び状況確認の説明。
所持品から通帳を確認し、銀行に行くも死亡届及び裁判所の命令書がないと口座の開示は出来ない。
裁判所の提出書類は弁護士を通して、1000ドル必要とのこと。
ミクロネシアもコロナウィルスの影響で、中国船が入港しその調査のために病院の先生がいないため、死亡診断書の発行も遅れて出てこない。
そもそも、この島では内科しかなく、大きな外科手術はフィリピンかグアムに輸送しかない。

これ以上は滞在中には出来ないと判断し、埋葬をどうするかを検討する。
ミクロネシアには共同の墓地がないため、個人の所有地にしか埋葬方法はない。
色々検討した結果、最後の居住書の紹介者に埋葬をお願いした。

ブログでは面白おかしく、書いていたが残っている書類を整理していると、外国で暮らすなりの苦労があったようだ。
札幌で青春時代を過ごした割に寒いところが嫌いで、10代の頃からダイビンングが大好きだった。
何を思って、ここに居着いたのか全くの不明であるが、26年住んだこの島が余程よかったのであろう。

この島に最後まで残すことが最大の親孝行と考え、結果埋葬を選択した。
火葬とも考えたが、第2時世界大戦の日本統治影響下で30数年前までYAKIBAがあったが、現在はなく土葬が現在の風習であると聞く。

1月30日 埋葬場所の下調べ(既にある一族のお父さん墓標の1つ隣)
1月31日 掘り起こし

P・S

1940年11月21日生まれ 没2020年1月20日 79歳
市原 力(ツトム)
大好きであった、ポンペイに埋葬

最後に
海外で亡くなる場合、今回は大使館に助けられましたが、海外の銀行口座はやはりネックで預金残高によっては捨てざる得ません(当方は旅費と合わないので放置といたしました)。
年金暮らしで、余生を終わられる予定の方、きちんとしておいた方が後の方に迷惑がかかりません。

ご無沙汰しています  寒い!

2019 AUG 3 0:00:33 am by トム 市原

 こちらは日中29度今は22度、少し寒い位、10時頃には20度になるようです。
 ポッドキャストでNHKニュースを聞いていると、韓国と気温の事ばかりですね。
 世界全体が猛暑になり、北極南極で温暖化が進み、メタンが発生し、温暖化に一役かっているようです。
 氷も溶け、海面上昇で低砂諸島は陸地が少なくなり、移住が始まっています。
 この辺の島では海岸のヤシの木がばたばた倒れています。
 都会では猛暑でエアコンを使い、排熱がでて猛暑に拍車をかけているようです。

 2050年頃はどうなっているのでしょう、まあ。其れ迄は生きていないけと思うけど孫子達の時代は困るでしょうね。

ポンペイ通信 キャタピラ・ケーキ

2018 APR 1 22:22:18 pm by トム 市原

 じじいになると時々小腹がすいて何か食べたくなる。
 そうだ!ケーキを作ろう。

 3ヶ月前のケーキミックスを引っ張り出し、オイル100cc、卵3個、水100cc、庭のカラチバナナ2本、よーく混ぜ合わせると、ん?! 
 何か浮いている、老眼鏡を掛けよく見ると、ぎゃー!!、1cm位の芋虫が無数に浮いて居るではないか。

 ピンセットで20匹ほど取り除いていると面倒くさくなった、歳のせいか根気が無くなった。

 ままよ、芋虫はミルク味だと「ニューギニア部族の食生活」に書いてあったのを思い出し、そのまま天火に入れる。

 たしかあれは5cmくらいの腐った木に巣喰う奴、こちらは主成分メリケン粉、喰って居るのはもっと上等なはずだから美味いはずだと自己納得する。

 待つこと20分、出すと無数の目かくちばしが浮いている。

 ざまみろ、キャタピラーめ。

 恐る恐る口にいれると ウマイ! ほのかにミルクの味がして、これはいけるぜ。

 読者の皆様、Dr,Pepper推薦のキャタピラーケーキお試し有れ。

 しかし「当局(EPA 保険省)は一切関知しない」あくまで自己責任でどうぞ。

ポンペイ通信 独白

2018 JAN 19 21:21:33 pm by トム 市原

胡椒の乾燥で忙しくてメシを炊くのを忘れていた。
そうだ、乾蕎麦があった。
湯を沸かし蕎麦を出すと妙に黒っぽい。
よく見るとそば君 全身カビだらけ、これしかすぐ食える物は無いので、湯に放り込むと真っ黒。
出して水で良く洗い再度煮込むと、ばんざーい!! 食えた。
カビ毒は怖いと言うけど、未だ何ともない。

終戦後の黄変米からくらべりゃたいした事はないだろう。

オーストラリアで捕虜になった日本兵は支給された米が黄色、赤色のカビが生えた米だった。
「こんなもの食えない」と文句を言うと「おかしいなあ豚は食ってるぞ」と、言われたそうだ。

戦後の話をすると代用食と称するものが配給されて、寒天で固めた20cm位の醤油色でひじきが入って居る。
まずくて食えた物ではない、さすがにお袋も捨てた。

昭和40年頃まで床屋の髪の毛を買う業者がいて、これからアミノ酸を抽出して醤油を作るそうだ。
今でも中国では当たり前らしい。

その他、見なくなった物に「鋳掛け屋」露天で鍋釜の穴を塞ぐ人。
「ばくだん屋」配給のトウモロコシを持って行くと釜に放り込み、火で圧力を高め、頃合いを見計らって蓋をあけると「バンッ」と大きな音がして、瞬間にはぜたのが金網の袋の中へ勢いよく飛び込んでくる。
金は取らないで持って来た穀類の一部をもらっていたらしい。
洟垂れ小僧どもは耳を塞ぎながら遠巻きにながめていた。
今で言うポップコーンの事だ。
親の目を盗んでは女中にせがんでトウモロコシを持って行った悪ガキだった。

「くず屋」背中に竹籠を背負い、落ちている紙類を拾い歩き、それを仕切り屋に売り、なにがしかの銭にする。
「モク拾い」落ちているタバコの吸い殻を集め、再生して売る商売だ。
吸いながら歩いて居る人を後ろから附いて歩く奴を見かけた事がある。

その他、天秤棒をかついだ「金魚屋、風鈴売り、魚屋」が来る。

家に子供を背負った女が来て、お袋に「米軍から支給された石鹸を売り歩いているので買って欲しい」
あわれに思ったのか数個買った、MAID IN USAと書いてある。
しかし、入浴に使うとすぐに溶けてしまう、包み紙をみると Maid in USAの行を変えて、小さくOUITA,、何のことはない 大分県宇佐市の事だった。

電柱の張り紙にも色々あった。

「尋ね人」「女中募集」「犬猫買います」猫は三味線用、犬の皮はチョッキ、肉は食用に貴重なタンパク源だ。
お袋が「ハンバーグを作ってあげるからあそこのマーケットの合い挽きを買っておいで、あそこの肉屋が一番美味しいから」
数日してから犬肉を混ぜていることがばれて挙げられたそうだ。
道理で河原に遊びに行くと犬の骨がごろごろしていて、当時貴重なドラム缶も転がっていたっけ。

昭和35年頃はまだ上野の地下道には浮浪者、今で言うホームレスが所狭しと寝転んで居る、中には8歳くらいの女の子を連れた男もいた。
哀れに思ったけど、その後今ではどうしているのだろう?
東北、北海道出身者が多く、すこしでも故郷に近い上野に集まるそうだ、人間の本能かな?

酔って前後不覚になると地球の自転と反対方向へ歩くそうだが、西室様、本当ですか?

浮浪者の事は「ルンペン」とも言った。
ドイツ語らしいけど「ルンペンストーブ」も有った「一度大量の石炭を入れると後は何もしなくて済む」が由来らしい。

不動産屋の張り紙に「貸間有ります、一畳千円」当時は畳一枚分が千円の通り相場だったらしい。
大学へ通うために田舎から出てきた友人が不動産屋の「5畳位千円」を見て、確かめもせず飛び込んで金を払って教えられた家に行くと、板敷きの長い廊下が千円だった。
寒いし、他の部屋の住人が寝て居るそいつをまたいで厠へいくので参ったそうだ。

ああ、昭和は遠くなりにけり。

              埴生亭主人独白。

ポンペイ通信 初日の出

2018 JAN 3 10:10:33 am by トム 市原

あけましておめでとうございます。

クリックしてください

ンケース・マウンテンへ美女二人と今年の干支を連れて初日の出を見に行きました。
ジープでガレ場やマッドボギンを乗り越え、旧海軍の造った道路を登り、頂上の展望台で御来光を待ちます。
あいにくの曇り空でしたが後光が射すような絵のような風景でした。
今年の主役のワン公はロッティです。

ポンペイ島の X’masⅡ

2017 DEC 27 20:20:06 pm by トム 市原

 先日銀行でIDを求められ、免許書を見せると6月で切れていました。
 本日POLICEへ行くと休み。途中パトカーの非番の奴に会ったので「なぜ休みか?」聞くと「昨日は飲酒の取り締まりで忙しかったから」だそうで、訳を話すと「見つからなかったらそのまま乗っていれば、明日はOPENするよ」こいつもかなり酒臭い。
 この国ではシートベルトとの規制と飲酒運転禁止の法律が無いので飲み放題、事故さえ起こさなければですが。

 昔、新大統領の就任パーテイーの帰りに、大統領らの後を走っていると乗っているパトカーが左へしばしばセンターラインをはみだしている。
 護衛のPOLICEもかなり勧められていた。
「一本どうぞ」「いや、公務中だから」「まっ、そう言わず」「では少しだけ」のやりとりを見た。

 こちらも普段飲まないのに一本だけバドを飲んだせいか、眠くて気がつくと左側を走っている。
 長年身に付いた左側通行のせいでしょうか。

 ははっ のんきだね。

ポンペイ島の X’mass

2017 DEC 22 9:09:10 am by トム 市原

南の島のクリスマスをまとめてみました。
クリックして下さい。
更に画像を拡大すると迫力ありますよ。

ポンペイ通信 先住民との戦い

2017 NOV 21 20:20:30 pm by トム 市原

我が家には15年来住み着いている先住民族がいる。
ネズミ、ありんこ、やもり、蚊、ゴキブリ達だ。
今日は彼らとの戦い振りを語ろう。
まずネズミ
最初はパチンコ(パチンコ式ネズミ捕り。エサに食いつくとパチンと挟むやつ)を使ったが掛かったのを外へ出しておくと無くなる。
ある日隣のサモア人の家へ行くとからのパチンコが3個転がっている。
聞くと「にゃんこが咥えてきた」横着な猫め、走り回るネズミは捕れないので我が家のを持って行ったようだ。
次には粘着マットを使うと掛かった奴が暴れまくりその辺がベタベタだ。
今は猫イラズを使っている、しかも日本製(舶来品だ)。
日本食材店YoshieStoreで売って居る「ランチでころり」とふざけた名前だがこれに良く食いつく。アメリカ製の「Rat-X」は絶対喰わない、混ぜてもそれだけ除いて喰う。
きっと先祖は日本からの密航者に違いない、いや、もしかしたら合法的に入国したかも。

ありんこ
これは退治しても次から次へと沸いてくる。
庭には日本で一躍有名になった「噛みつきアリ、火蟻」などがのさばっている。乾燥しているところには必ずいる。
小生は殺虫剤は使わない。いや、使いたくないのだ。スプレー殺虫剤は確かに良く効く、しかし、同時に人にも有害なはずだ。
簡単なのは見つけ次第潰す事だ。そうすると潰した瞬間に一種の フエルモンを出し、後から来た奴はその匂いを感じて其処に寄りつかなくなる。
小生は最近もっと過酷な方法を考え出した。
皿に砂糖水を入れ、置くと1時間もしないうちに集まってくる。なぜそんなに早く情報が伝わるかと言うと、一説には彼らの世界には人間より早く携帯を持ったそうだ、当てにはならない説だが。
さて、集まった奴らの蟻道をたどる。キッチンの台から隣の壁へ、そしてバスルームを通り越し、寝室のドアへと延々7mも続いて隙間へ潜り込む。そこへプロパンバーナーでバーベキューにする。やがてパチパチというはぜる音と共に香ばしい匂いがしてくる。ただし腹が空いているときはやらない方が良い。
蟻道をたどってキッチンの台まで焼くとしばらくは来ない、2時間待つと又 集まってくる。
戦時中アメリカ人の発明した火炎放射器だが、あれは肉食人種の考え出した尤も残酷な方法だ。
われわれ草食人種は考えも付かない。
小生の愚息、今は只のオッさんだが、3歳頃にライターでゴキブリを焼くの見て階段の処で真似をした、子供の前ではやらない方が良い。
賢明なる読者はこれを試してみると良い、ただし火事を起こしても「当局は一切関知しない」

ネズミが出るとヤモリが喰われ、ネズミが居なくなるとヤモリが増える、こいつが居なくなると蚊、ゴキブリが増える、お互いに天敵同士の食物連鎖なのだ。生物はDNAを喰って子孫を増やすのが自然界の掟だ。

寝て居ると時々チクンと「噛みつき蟻」に噛まれる。
きっと、まだ生きているか確かめに来るのだろう。
お迎えのロケットが来るとやがて彼らの餌食になるのだろうなあ。
釈迦は「生き物は他の生き物を食べて生きるのだ、有りがたく頂無くてはいけない」と、のたまわったそうだ。
なむあみだぶつ、なむあみだぶつ。

空とシャワー

2017 NOV 13 19:19:52 pm by トム 市原

ナーラップ島に行ってきた。
本島にシャワーが通り過ぎていく。
10分後には猛烈なスコールに見舞われた。

シャワー クリックしてください

海から上がってちょうど良いシャワーだった。

空 クリックしてください

ポンペイ通信 異食文化 その2

2017 JUN 24 7:07:58 am by トム 市原

 ここのラーメンの食の仕方は、日本人の食べ方とはえらい違いが有ります。
 何処のレストランもメニューにはラーメンが必ず入って居る定番ですが、作り方はフライパンに水を入れ、袋から取り出した麺をいれ、沸騰した頃には柔らかくなっているので其処へ袋の調味料を入れ、あり合わせの野菜を入れます。

 本当にあり合わせでキュウリやべレ(木の葉)が入って居たこともあります。

 ある日、知り合いから「今日ご馳走するからおいでよ」と。どんなローカルフーズが出るのかと期待して行くと、出てきたのはサッポロ一番をくたくたになるまで煮込み、それをご飯に掛けただけでした。

 これで6人家族が食べられます。

 両方とも輸入品で舶来品=高級品なので、考えてみると髙価な物なのです。

 一般には中華製、韓国製の袋麺やボールラーメンに水を入れてふやけるまでノンビリと待ちます。
 なぜ水かと言うと産湯の時から水しか使わず、お湯は危険な物として食事にも熱い物は食べません。

 粉のスープは後から指を入れて舐めています。

 若い女の子は麺と一緒にTAID(アメリカ製のイチゴ味の粉末、ピンク色)や粉末ジュースを入れているのを良く見かけます。

 これは日本のかき氷のいちごシロップをもっと赤くして、匂いもこれでもかと思うほど強烈な香りがします。

 この食味にはさすが好奇心旺盛なジャイカの若者も頂けないようです。

 勇気のある方は一度試すのもいいかと、新しい食味が発見出来るかも知れませんね。

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