私の好きなヨーロッパの町、導入編
2013 JUL 1 14:14:41 pm by 中村 順一
私は前職のみずほ(興銀)時代に英国のロンドンに6年半駐在しましたが、その後も出張が多かったのと、そもそも趣味が近代西欧史、地理、旅行でもあるので、かなりプライベートでも欧州の諸都市を回りました。ヨーロッパの諸都市はどの都市にも歴史があり、素晴らしいのですが、特徴は町によってかなり違っています。これはどの町へ行っても印象が似ている米国とは全く異なります。米国では、私の考えでは他の都市に無い特徴がある町は、マンハッタン、サンフランシスコ、ニューオーリンズくらいじゃないか、と思ってしまいます。
これから何回かの投稿に分けさせていただきつつ、私なりに私の好きな町々の特徴や歴史を書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
まずは(1):皆様に休みの旅行先としてお勧めしたい町です。このジャンルには、サンクトペテルブルク、ウイーン、イスタンブールを挙げます。それぞれ日本の旅行社の一般的なメニューに入っていますが、何回行っても飽きない町です。第一印象もいい街ですし、誰でも感激できます。
次は(2):じっくり滞在して是非その素晴らしさを味わってほしい町です。このジャンルにはグラスゴーとベルリンを挙げます。知れば知るほど興味深い町です。
次は(3):私のちょっと凝った趣味からは感激的な町なるも、ちょっと一般的ではないかも知れない町です。このジャンルにはカリーニングラード(ロシア領、ドイツ名、ケーニヒスベルク)、エレバン(アルメニア、コーカサス地方であり厳密にはヨーロッパではない)、ラドロー(ウェールズに近い西イングランドの町)を挙げます。
次は(4):長期間でも住んでみたい町です。このジャンルはやはりロンドンとパリでしょう。世界の人々をひきつける大都会であり、中心都市としての貫録と趣きがあります。
それでは次回は(1)のジャンルの町のご紹介から始めていきます。
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東 賢太郎
7/1/2013 | Permalink
中村兄とは4月の京都町屋ツアーをご一緒しましたが、ああいう旅はいいねと先日飲み交わしたところです。ただ、氏も小生も京都史(イコールほぼ日本史ですが)に特に詳しくはないというのが難点かつ反省点でもあり、ローマ史を知らずに遺跡とオペラだけ見て帰ってきた観もあり、したがってまた秋に行こうということになっています。旅というのはリゾートもグルメも楽しみなのですが、やはり文化、歴史を知って味わう面白さは格別です。氏は我が畏友のうちでも西洋近代史、戦争史の造詣において別格的・破格的存在であり(加えて地理検定の堂々たる優勝者でもあり)、小生も本シリーズで勉強したいと思います。ちなみにサンクトペテルブルク、イスタンブール、カリーニングラード、エレバン、ラドローは行ったことがないので特に詳しくお願いします(いきなり注文ですみません)!
中島 龍之
7/2/2013 | Permalink
自分が行く可能性があるかどうかはともかく、ジャンル分けを楽しませていただきます。