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シェイクスピア作品の魅力

2014 JAN 26 2:02:03 am by 阿曾 靖子

いまさら・・ですが
17世紀の英国の劇作家であるシェイクスピアの戯曲は
世界中の多くの国に翻訳され、上演され続けているという点で
まさにゆるぎない地位を確立し続けています。
もちろん世界的に上演されている人気古典作家も数名浮かびますが
翻訳者の数、上演形態も無限の可能性があり
「翻案」といいますが場所を他国にしたり、時代を現代にしたり
「映画」は当然ながら、「狂言、歌舞伎」にまで原作として登場する
マルチプレーヤーぶりです。
日本だけでも黒澤明「乱」、蜷川マクベス、野村万斎・・等等
作品の持つ強い魅力が、他ジャンルのアーティストを触発しつづけて
いるからだと思います。

「百万人の心を持つ」といわれる多種多様な登場人物の優れた台詞は
脇役からさらに新しい作品がこれも世界中で生まれていますし。

小田島先生の授業以前にも、「アンソニーとクレオパトラ」を偶然高校生の頃
大阪で見ていましたが、(このときのクレオパトラは栗原小巻さんでした)
以降は、「リア王」「ロミオとジュリエット」「マクベス」「ハムレット」
「真夏の夜の夢」「リチャード三世」「12夜」「テンペスト」「じゃじゃ馬ならし」
「恋の骨折り損」「ヴェニスの商人」「お気に召すまま」「空騒ぎ」
上演劇団も俳優座、文学座、円、青年座、東演、シェイクスピアカンパニー、さらに東宝やその他劇場企画など同じ作品を様々な場所と形態とキャストで観劇しました。
出演作は「真夏の夜の夢」(レ・キャンズ)ですが、なぜかご縁がある作品で
桐朋の専攻科時代の卒業公演もこれでした。

歌舞伎もそうですが、まさに「演出家と役者」が試されるお芝居でもあり
だから面白さが増す訳です。

一昨年早野さん出演の「ハムレット」を見て、このロシアの演出家から感じられる
不思議な風土感が交じり合い、独特の空気をかもし出していると感じました。
いわゆる「4大悲劇」といわれるシェイクスピア後期の円熟期
世界中で上演回数もトップスリーの作品です。

今回も楽しみに伺いますね!

Categories:演劇

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