「ファルスタッフ」さん
2025 DEC 30 7:07:48 am by 西村 淳
「ファルスタッフ」という名の中古CDを通販で扱うお店がある。時々利用させてもらっているが、とにかく店主のこまやかな心遣い、1枚1枚に曲名、演奏者や録音日時は勿論、録音プロデューサー、エンジニアなどの詳細データのほか、客観的なそして一部主観的なコメントまで付けて毎日ブログアップされる。注文したものが手元に届くと丁寧な梱包と保護ビニールまでつけてあり、商品に対する細やかな愛情が感じられる。
店主のブログも不定期ながら更新されているし、音楽愛好家にとってささやかな楽しみだ。そこで見つけたのがハイドンの交響曲第98番(!)「最後に現われる小さなバレリーナ」という副題までついている!なんと東さんの傑作、「さようならモーツァルト君」に先立つこと3年、心の琴線に届いたものを伝えてくれえていた。ここに辿り着くのは生半可な経験じゃ絶対に無理で、ほぼ天上の悦楽とも言うべきもの。恐れ入りました。日本の音楽愛好家のレベルの高さはまさに世界一かな。
https://falstafff.jugem.jp/?eid=160
個人的には(伝説の)公演からすでに8年が過ぎ、その間にコロナ騒動。またオケの編成をするきっかけさえ見つからないけれど、輝かしいジュピター交響曲が背中をドーンと押すような感じで2025年の〆に登場。きっと何かの僥倖だ!
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東 賢太郎
12/31/2025 | 11:44 AM Permalink
そうですか、あれからもう8年ですか、年をとると早いですがもう新幹線ですね。ちなみにあれは店主様のように気づかれたクラシックファンは多いと思いますよ、だってハイドンは気づくように書いてますから。ブラームスがクララやアガーテを音名にしてラブレターにしたように、大っぴらにバレちゃ困るけど本人がわからないとそれも困るって奴です。そういう特別なシチュエーションでだけこういうものは書かれるんです。ただ、あれは恋文じゃなく訃報・追悼だから気がついてほしい相手は死んじゃったモーツァルトではなく後世のクラシックファンなんです。違うのはそこだけです。一次資料がないから学者様は論文にはできないんですね、そこが僕のような素人のアドバンテージなんです(笑)。西村さんのオーケストラでまたそうしたネタがあればやってみても面白いかもしれません。
西村 淳
12/31/2025 | 1:52 PM Permalink
いえいえ、どういたしましてまず98番のハードルは高いです。どんなものかと思い改めてショルティとロンドンフィルの演奏を聴いてみましたが、こりゃあ分からないわと。でもこれ以上の知的な遊びはなかなかありませんね。そう、遊びなんです。次がブランデンブルク協奏曲。バッハと数字という沼に嵌りつつあります。
maeda
1/8/2026 | 7:52 PM Permalink
懐かしいです。良い経験でした。バレリーナになれた感じはしなかったですけど。
西村 淳
1/9/2026 | 6:12 PM Permalink
今にして思えばよくやったものだ、という感慨があります。ジュピターの最終楽章、最後では弾いていて本当に涙が溢れたのを覚えています。お世話になりました!