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上海で中国の旧正月を体験(でも旧正月の事、書いてないです)

2014 FEB 20 5:05:34 am by 江崎 淳一

shannhai今頃になってしまいましたが、1月30日から3泊4日東さん共に神山先生のお誘いで上海に行けました。

30日が中国の大晦日、厚さ300メーターはあったスモッグの層の上から上海空港に。 大気汚染でここまで空気が汚れるわけないって頭なの中で信じられなく、その日お世話になった中国に20年駐在なさってる日本人の方にお聞きしたら、実際その日上海の高速の一部はスモッグで通行止めだったそうで、更にひどくなると飛行機も着陸できなくなる日があり、自分たちの飛行機も結構な可能性で着陸できなかったんだーなと。 これだけの大気汚染出る程の工場?発電所?自動車?の爆発的生産力がダイレクトに入国する前から感じられました。 上海で何もかも作っているわけではないとは思いますが、現在世界中の生産工場になっている国といなんだって事は、上海の空気を見るだけで感じました。 もちろん工場や発電所などの規制がまだ緩く空気の汚し方がひどいにしろ、生産量の物凄さそれに伴う国のパワーを、逆に空気の汚れかたで直感的に感じました。

 

1980年代後半、中学卒業後16歳でアメリカにいた当時日本製品が売れに売れどこに行っても日本の家電製品をアメリカ人は買い、免許取りたてのロスの高校生たちの間では、スポーツコンパクトカテゴリーが生まれ日本車に乗りそれをいじって乗るほうが、国産のアメ車乗るよりカッコーいいなんて感じで、もちろん自分も誇りもってHONDAなんかにで沢山のスピード違反チケットを、LAPDから頂いていました。確かにあまりにも日本製品が売れ日本車を、燃やされることまで起こっていました。

 

初年度一年だけウイスコンシン州にいたときは、小学校から高校まで同じ建物で生徒数200人位、それも99パーセント白人のみの町にいました。その街で自分は一人だけの東洋人。一度高校のシャワールームでお互い裸の状態で、一人の子が第二次世界大戦でどうのこうのって絡んできたことはありました。でもこっちも負けず言いかえしそれで終わり。それ以外まったく会話にならない自分に、出会った人達みんな親切でした。いまでもあの時英語が話せたらもっと楽しかったと悔やまれるます。

 

2年目からはLAにいました。そこは全人種好き勝手に自由に各々の世界感でぶつかり人種間での殺し合い当たり前。(当時10代の子供たちはギャング全盛第一世代真っ盛りで高校の入り口で生徒全員金属探知機あてられてました)ほんとに些細なことでいつ何時、殺されるかもの毎日でした。しかしその時毎日遊んでた友達は人種の入り混じってました。人種差別なんて一切なし、英語下手だろうが日本人だろうがまったく関係なくみんな同等に接してくてたしホントに毎日毎日皆で今日はどんな過激な遊びできるかなーだけ考るのみの、それはそれは楽しかったです。

9.11以降アメリカも80年代とは比べ物にならない世界になりましたが、俺アメリカ大好きです。

 

で何でこんなこと書いたかというのは、今回上海で神山先生が話してくれた事の中に、アメリカ 日本に中国人がここ10年位の間に留学して帰ってきていると。アメリカに行って帰ってきた学生はアメリカを好きになって帰ってきてるが、それに比べ日本に来ていた留学生は全員でないにしても日本を好きになって帰ってないとのこと。多分大陸生まれの中国人にしてみると、日本の常識は非常に辛いことの連続だと思います。(とても細かい事に気を遣い自分を押し殺して周りに気を使う、でもそれが日本特有の感覚なのですが) 日本から帰国すると、ほんの些細のことで反日デモなどの、先導者なってしまいやすくなるそうです。 これはホントにやばいなって感じました。この事実は中国と日本の間にこれから長い間影響するはずです。

 

今回も含め神山先生と中国人のお友達との食事に連れて行ってもらい最低2時間は皆で話し合っているのを、まったく解らない中国語なのですが集中して会話を聞いていると15分に一回位は皆一斉に笑うんです。まったく意味は解らないのですが、必ず自分も笑うんです。その笑いが愛想笑いでなく皆心から笑ってるのが伝わり、意味なんか解んなくても自分も微笑み楽しいんです。こんな経験初めてです。でも、そこにいる人はいい人だなーて解るんですよね、心を開いて本心で話してる友達たち。神山先生の友達になる人だからなのかもしれませんが、でもそれが自分が体験させていただいた上海の大切な時間です。

だから俺、上海の人大好きです。

 

国と国の政治的問題はまったく別次元ですが、個人が訪れその国を好きになる嫌いになる、それはほんとに些細なことがきっかけになるのではと思います。どうせなら、お互い皆が訪れた国を、大好きになる世界になれればいいのにな。

 

 

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