散歩のすすめ
2022 JUL 15 23:23:40 pm by 吉田 康子
ウォーキングと書くと何となくカッコいいかもしれないけれど、要するに「散歩」。歩くというのは基本的な動きだろうし、「老化は足から」と日頃の運動不足を痛感してのこと。身近な人からの真摯なススメが私の琴線に響いたのかもしれない。きっかけを思い返すまでもなくごく自然に早朝の散歩を始めたのは4月の終わり頃だった。それから既に2ヶ月以上になる。
運動といえばジムに通って筋トレするというのも思いつくが、汗臭い室内で悦っている感じが嫌い。プールもわざわざ出かけて行って着替えてというのが煩わしい。何かと我儘な言い訳を盾に行動してこなかった。
散歩と言っても、ただのそぞろ歩きは飽きるけれど、私には長年親しんだ「ポケモンGO」というお供がある!(笑)「まだやっているの?!」と周りからは驚きと共に呆れるような反応もあるけれど、自分でも不思議なくらい飽きずに続いている。それまで寒い時には車で出かけ、歩くのが面倒であれば自転車で走り回っていたが、今度はスマホ片手に徒歩で出かけている。早朝出勤の家族に付き合って5時起床、朝食前の散歩になった。
幸い住まいは緑が多い玉川上水の近く、自然の移り変わりに触れる事が出来る多摩地区。
新緑の雑木林は清々しい。ウグイスやカッコウの声に春を感じるのは毎年のこと。また近所の郵便局脇にはツバメの巣があり、今年もヒナが賑やかに。
先日歩いていた時にキツツキが木を叩く音を初めて聞いた。思いのほか電動ドリルのような大きな連続音。姿は見えなかったけれど、珍しかったので録音してみた。 キツツキの音が5秒、20秒、35秒目の3回聞こえます
そして、あろうことかタヌキにも遭遇した。近所の駐車場の車の下からひょっこり顔を出した。一瞬目が合ったような気がしたけれど、猫ではなかった。小さかったので子ダヌキだったのかもしれない。カラスが後を追っていったのが気がかり。思いがけない出会いに驚き、証拠写真を撮り損ねたのは残念だった。ヘビやカエル、スズメバチはよくいるけど、タヌキは初めてのことでビックリ。
足元を見れば雨あがりには何故かミミズがあちこちに出現。それも数日たつとピタリと見かけなくなる。ミミズは天候や気温の変動を知っているのかもしれない。
日中が暑くなってきたけれど、早朝はまだ何とか気持ちよく歩ける。犬の散歩やジョギングする人、ラジオ体操に集まる人など、思いのほか人通りが多い。
私は「ひたすら歩く」というガチ派でなくポケモン捕りで「立ち止まっては歩く」という変則派。不思議に思った人が「地図でも見ているんですか?」と声を掛けてきたこともある。
今どきのスマホは優秀で歩数や歩幅などを測定してくれるので、日々の数字も判りやすく、小さな目標になる。それぞれのペースで楽しめるのが長続きのコツではないかと気楽に日々歩いている。皆さんもはじめの一歩からいかが?
Categories:雑感
西村 淳
7/16/2022 | 7:04 PM Permalink
「平成狸合戦ぽんぽこ」の世界ですね。
ウグイス、カッコウ、キツツキ。私の世界はドバト、カラス、スズメ。負けてないかもしれません。(笑)
吉田 康子
7/16/2022 | 8:16 PM Permalink
「平成狸合戦ぽんぽこ」は、まさに多摩丘陵の話でした。
ドバト、カラス、スズメの都会派とは同じ東京都内とは思えないくらいの違いがありますね。
西 牟呂雄
7/16/2022 | 10:16 PM Permalink
キツツキのドラミング、正確ですね。感服!
ST
7/17/2022 | 3:40 PM Permalink
ピアニストの吉田さん、こんにちは。母が若葉町に居ますので、上水〜鷹の台、時々散歩します! 素敵ですよね、住宅街を貫くあんなトレッキングルートは他にないです(しかし玉上岡元もなくなりましたね…)。
わたしは今のじぶんの住まいから自転車30分で多摩川に出ます。春の河川敷でじっと待機して10分もすれば、鳥たちの警戒心が解けて囀りが再会しますので、わたしも鳥の声をスマホでたくさん録りました。アカハラ、ヒバリなどなど。
チケットあるから行こう、と誘われて聴きに行ったメシアンの野鳥のなんとか? より多摩川のほうがいいなと感じてしまいました(笑)
吉田 康子
7/18/2022 | 12:05 AM Permalink
STさん、コメントをありがとうございます。「ピアニストの」と書いて頂くと「え?誰?」と思ってしまうくらいポンコツです。
若葉町というローカルな響きに前のめりになりそうです。上水沿いですれ違っているかもしれませんね(玉上岡元は知りませんでしたが。)
春の多摩川河川敷はのどかで気持ちよさそう。私もメシアンより楽しめると思います。
吉田 康子
7/17/2022 | 11:37 PM Permalink
西 牟呂雄さん、同感です。ブルガリアンリズムで苦労した私には羨ましい限りです。