代官山コンサートシリーズ 第6回 ラインハルト・オッペル作品の試演と後期ロマン派様式
2017 DEC 5 23:23:10 pm by 吉田 康子
ライヴ・イマジンの演奏会で度々ご一緒して頂いているヴァイオリンの前田 秀さん、薫さんご夫妻が年末に行う演奏会のご案内です。
■平成29年12月29日(金)19:00開演
代官山教会 東京都渋谷区代官山町14-3 (詳細はチラシをご覧ください。)
前田秀さんは、2015年10月ライヴ・イマジン32でR.シュトラウス「メタモルフォーゼン」を演奏するにあたり、資料を調べていて北テキサス大学のジャクソン卓越教授とお知り合いになりました。そのご縁がきっかけでオッペルの弦楽四重奏曲第4番に取り組むようになったと伺っています。以下、前田さんの文章を引用させて頂きます。
北テキサス大学のジャクソン卓越教授からのご依頼により、ラインハルト・オッペルの弦楽四重奏曲第4番の蘇演に取り組んで参りましたが、この度、雁部一浩先生のご尽力によりコンサートを開催することになりましたので、ご案内させていただきます。
オッペルは、19〜20世紀のドイツの作曲家であり、フルトヴェングラーも強い影響を受けたハインリヒ・シェンカーの弟子です。ナチスに批判的だったせいか、その作品は日の目を見ないまま現在に至っております。今回、おそらく日本初演となると思われます作品群は、いずれも後期ロマン派の第一級のものであることは間違いありません。また、今回主催されておられます雁部先生の作品や、ほぼ同時代であるR.シュトラウスやM.レーガーの作品を併せて演奏することにより、オッペルの作品の特徴が分かりやすくなるのではないかと思われ、皆様に貴重な機会をご提供できますことを大変嬉しく思います。
この会についてのお問い合わせ先は、 concertoppel@gmail.com です。
ソナーメンバーズのブログをご覧になった旨お書き込み下さい。ご招待させていただきます。
前田 秀
Categories:演奏会
西村 淳
12/6/2017 | 5:18 AM Permalink
前田さんはライヴ・イマジン管弦楽団のコンサートマスターを務めていただいています。勿論、そのほかのコンサートでもどれほどお世話になっているかしれません。ゼプテットによる「メタモルフォーゼン」がきっかけでしたが、オッペルの取り組みは、ライヴ・イマジンご参加を何度も見送りしたものでした。その情熱に頭が下がりますが、とうとう世界初演(おそらく)までもちこまれました。いろんなことがあった一年でしたが、その掉尾を飾る演奏会、今から楽しみにしています。
maeda
12/6/2017 | 10:06 PM Permalink
吉田さん、記事掲載を大変ありがとうございました。西村さん、誉め過ぎです。地味で小さなコンサートですし、年末押し迫っての日程ですから、ささやかなものになるだろうと思います。
ライヴ・イマジンでの出会い、いきなりの電子メールにも関わらず丁寧に応えてくれ絶対に見放さないジャクソン先生、忍耐強いプロのメンバー、酷いアンサンブルをボランティアで我慢強く鍛えてくれた田中雅さん、常に上質な音楽を示して下さる雁部先生、そのほかにも沢山の方に支えていただいたことに感謝です。
確かに私にとっても色々あり過ぎたくらいの一年でした。昔お世話になったVnの恩師も亡くなりました。
Oppelの魅力が伝わるよう頑張ります。ご来場をお待ちしております。