Sonar Members Club No.4

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ドイツに行ってきました

2014 JUL 29 12:12:13 pm by 神山 道元

 ドイツのミュンヘンに行ってきました。ドイツ医師会の友人の招きで治療も含めての旅です。ドイツの医学会は東洋式の考え方と親和性が良く、骨相学の文献を集めていたり、鍼灸の研究も進んでいます。どちらが上という話ではありませんが、アメリカ式の『足らざるは外科的に処方する。』といった合理性よりも『人体の免疫力を正常に保たせる。』ことを追及することに重きを置いているようなところがあります。
 実はダウン症のお子さんの治療に取り掛かっていまして、まず首の障害を取り除くレベルまでの処方は成功し、大変喜ばれました。

 その後、オーストリアのウィーンまで足を伸ばしました。やはりヨーロッパは『石』の文化といった趣があります。町並みがどっしりして調和がとれている。
 歩いていたところ美しいピアノの旋律が聞こえてきました。SMCの皆さんはクラシック音楽の造詣も深い方が多いので、どの曲かたちどころにお分かりになる曲でしょう。どうやら音楽大学の生徒が練習をしていたようで、思わず建物の中を覗いて見たくなりました。演奏者の姿までは確認できなかったものの、その音色は素晴らしかった。
 やはり一流の物に出会うことのできる街というのは隅々まで文化が染み渡っているようで魅力的です。実はウィーンに嵌りかけています。

STAP細胞への期待 Ⅱ

2014 APR 17 16:16:33 pm by 神山 道元

以前STAP細胞について大いに期待するブログを書きました。東洋医学の考え方との相似を述べたのですが、どうも困ったことになりました。世間は聞くに堪えない風評も含めて騒がしいのですが、若山先生は一体何からマウスの胎盤を造ったのでしょう。暫くは静かに見守りたいと思います。

私の方も東洋医学の原点に立ち返ってみたいと思います。東洋医学の基本は体のバランスです。詰まっている所を流れるようにしてやる。気の流れの事ですが、分かりやすく言えば血流でもいいでしょう。そして気のレベルの高い部位はそれを下げてやる。最後に気のレベルの低い部位は挙げてやる、ということです。昔からこの順番も決まっています。そして、初めの『見立て』が重要です。これを間違えるといくらやっても何も効きません。それを瞬時に『見立て』るためには、やはり長い経験と修練が必要なのです。

私が著書で修行時代のことを細かく説明しているのは、何も自慢している訳ではないのですし、お医者さんに同じ事をしろ、という意味でもありません。全体を見ることの大事さを伝えたいために、バック・グラウンドを明かしたのです。

例えば良く問題になる誤診。立派な学歴エリートのお医者様が、全体に目が行き届かないばっかりに、数字だけを見て判断を間違えてしまう例は枚挙に暇がありません。実に勿体無いことです。西洋医学と東洋医学の融合は長年取り組んでもすぐには答えの出ない問題です。

STAP細胞の話から関係ないところに話が飛びました。

ハワイに行ってきました

2014 MAR 14 13:13:32 pm by 神山 道元

去年の話になりますが、ハワイに行ってきました。遊びに行ったのではありません。ハワイには医者の友人がいて、彼の患者さんの臨床のために招かれたのです。友人はハワイ・ポリネシアンと日本人のお母さんのハーフ、彼の奥さんも日本人、日本で働いていたこともある親日派です。ハーバードを出た優秀な医者なのですが、実は米空軍の軍医でした。その関係で在日米軍の横田基地勤務だったそうです。現在はリタイアして、医療関係に貢献する活動をハワイでやっています。その彼がなかなか手に負えないが”腰痛”だそうです。この腰痛というもの、人類が二足歩行をするようになってから背負った宿命の苦しみです。

西洋医学、特にアメリカでは人間の内分泌を如何にコントロール(足りないものを補充する)するかに主眼が置かれていて、昨今のバイオ技術の進歩もあり、物凄い研究費を投入して新薬を開発しています。しかし、腰痛となると内分泌系の病気でもないゆえに、痛み止めはともかく特効薬の決め手がなく、友人は考えた末に私に声をかけてきました。アメリカという国は、期制もあるにはあるのですが、一端いいとなると受け入れは早い。しかし一方では物凄い訴訟社会ですから、私としても慎重に考えざるを得ません。友人は私の針治療が効くことはよく知っているので、今年になってからも再三再四渡米を勧めてきますから、どうやら秋にでもまた行くことになりそうです。

ところで、ハワイは私にとても合っているようです。私は『気』を見ますが、同じ赤道直下でもシンガポールなどでは感じない(見られない)『日(太陽)』の『気』を受けます。風水の良いところでは概念的に『気』は均等な密度で行き渡りますから(電磁力線のように)アメリカ本土や日本からの観光の人は等しく元気になりリラックスできるので、繰り返し訪れるのでしょう。ただ、私が住むかというと話は別です。常夏で暖かく住みやすいことはその通りです。しかし、やはり四季があってその折々の季節が楽しめる方がいい。その季節の食べ物を味わう方がいい。実はこれ、心・体のバランンスを保つことになり、全体の多様性を維持できる、という道家龍門派の教えにも合っているのです。

STAP細胞への期待

2014 FEB 17 12:12:37 pm by 神山 道元

かわいらしい女性研究者がハキハキと発表したSTAP細胞。素晴らしい研究成果です。私は大変嬉しくなりました。それは二重の喜びです。一つは長年周りから否定されながらも、地道に実験を進めた小保方さんの苦労が実り、科学技術が発展することの喜び。もう一つは私が普及させようとしている漢方の治療の正しさが、また科学的お墨付きを得られるかも知れない、という喜びです。

ご存知かもしれませんが、私の気功龍門派は、道教哲学を元にしています。治療をしたり、健康維持に役立てるのも、基本的に不老長寿を目指す、という考え方に根ざしています。小保方さんは「夢の若返りも実現するかもしれません。」と締めくくっていました。

STAP細胞は、取り出した細胞を細い管に通しストレスを与え、20分程酸に漬けることで万能細胞に変化させたようですが、私は正直、成る程その手もあったのか、と思いました。漢方ではツボを刺激したり(ストレスを与え)呼吸を深めることで細胞を活性化させ(変化させ)る、と考えたのです。STAP細胞はどの部位の細胞にも変化し得る万能細胞ですから、若返りの可能性はあるでしょう。

皆さんも西遊記をご存知でしょう。孫悟空が毛をむしって息を吹きかけると猿になった、という記述があります。実際にはそんなことはあり得ません。これは道教の概念を表しているのです。同じようなことは道教の教典である山海経にも見られます。何も万能細胞の発見を予言したのでは無いでしょうが、再生する、という考え方は昔から伝わっていました。

私は色々な修行を通じて、人間の体全体のバランスを可視化できないかと「気」を見る訓練をしたり、気功法を深めて来た訳です。先端科学の進歩と我々の気功龍門派とは決して対立する物では無く、長い歴史を通じて蓄積された経験を、最先端の実証実験が理論的に証明してくれるものだと思っています。

『気』の存在について

2014 JAN 15 13:13:22 pm by 神山 道元

最近SMCのメンバー数名と会食した時に、私の専門である『気』についての質問がありました。とにかく効くのは分る、しかし電気の流なり電磁派が測定されるなりすればもっと納得がいくが、という内容です。

拙著ー『気』の医学で全ての病気を治す 屠 文毅(講談社)ーに詳しく書きましたが、私も物理学科の出身ですので、何かのエネルギーが観測されればと思い、山梨大学等での実験にチャレンジもしましたが結果は思わしくありませんでした。

中国本土において、近代西洋医学の導入が遅れた理由の一つに、東洋医学で十分効くことが挙げられます。実際、骨折といった外科的疾患には新しければ新しいほど技術も器具も向上していますが、例えば歯痛・腹痛・頭痛といった体調の変化によってもたらされる内科的疾患については、民間で伝えられた療法で十分直すことができるため、必要とされなかったのです。

かつて、司馬遼太郎氏が台湾華僑の陳舜臣氏と中国を旅した際に麻酔無しの歯科治療を見てその効用に驚いています。

『気』については、昔の人は磁場のようなものを考えたようです。片方の極は夜空で動かない北極星を一つの極と考え、一方人間の頭のてっぺんのツボをもう一つの極としたエネルギーの流れを想像しました。これはなかなかいい線だと思います。ニュートリノの観測は続いていますし、今後の新しい発見が期待されています。別に北極星でなくてもいいですが宇宙からのエネルギーは想像するだけでもワクワクしませんか。

ストレスを知る

2012 DEC 4 18:18:08 pm by 神山 道元

日常生活で、自分の健康状態を意識することはありますか?

私たちは、元気なときに体のことを意識することはあまり ありませんが、体調を崩すと健康状態を意識します。 体調を崩す原因は、仕事や家庭?で強いプレッシャーを抱えていたり、 睡眠不足が続いていたり・・、体や心にとってよくない 重圧が続いたときです。自分自身の許容範囲を超えるとストレスになります。

多くの人は、不規則な生活や便利さゆえの運動不足、長時間のデスク ワークなどで体を動かす時間がほとんどありません。社会変化の目まぐるしさや生存競争の激化で体を酷使して生活しなければならない状況におかれたり、精神的に追い込まれる人も多くいます。こうした負担が積み 重なってストレスとなり、心身のバランスが損なわれると、体の器官が うまく機能しなくなります。
ストレスには個人差があり、同じ 人間、同じような環境であったとしても、おかれている状況や受け止め 方などによって、ストレスは異なります。適度に体を動かすことやリラックスすること、休むことが、体と心のバランスを保つために必要です。

ストレスを完全に排除する ことはできませんが、ストレスに気づいて、自分なりの対処法を準備することで、病気を防ぐことができます。人間の心身の生理状態などが一定に保たれるように調節し、維持していく上で重要なことは、体と心のバランスをうまくとることです。

自分の体を知り、ストレスに早めに気づくことが大切です。ストレスを感じたときに、体のどこに異変をきたすのかを知ること、人間は、定期的に体を動かすことで健康を維持できるようになっています。自分のストレスについて知ることは、ストレスに振り回されない健康な心身を維持する方法になります。

 

 

ペイフォワード

2012 NOV 8 15:15:38 pm by 神山 道元

「ペイフォワード」という映画をご存知ですか?

映画の主人公の少年が、「世の中をよくするためには?」という問題の答えとして「一人の人が3人の人によいことをする。 そして、その3人がそれぞれまた別の3人の人によいことを・・・これを繰り返すと世の中がよくなる」と思いつくことから始まるストーリーです。幸せや優しさ、豊かさは伝染するということですね。

人は不幸にばかり目がいきがちで、不幸を探しがちですが、もっと幸せなことに目を向けてほしいと思っています。

例えば、病気。 これは、運が悪いからでも、たまたまなってしまうものでもなく、人や環境のせいでもありません。生活習慣が悪かったり、無理をしすぎたり、過食や偏食など、原因は必ず自分自身にあります。

「起る出来事に偶然はなく、すべてに意味がある。」といいますが、病気は色々なことを見直し、何かを変える機会だと思います。いまの状況はすべて自分がつくりだした自分の責任だと思うと考え方は変わってきます。人や環境のせいにしていたら、何も変わりません。自分が変わるしかないんです。

病気は自分でつくったものだから、自分で治せます。治療には、自分の努力も必要です。

生きていると色々なことがあります。生き方に迷ったり、人間関係に悩んだり・・

その時はとても辛いですが、そういうことがあるおかげで、良書に巡りあえたり、考え方を修正しながら、自分を成長させることができます。幸せなだけだったら、人は成長できません。私自身、自分にとっての不幸がいつも自分を成長させてくれるバネになっています。多くの学びがあり、そこから逃れたいために頑張ることができます。不幸は幸せにつながっているんです。

さて、ペイフォワード・・・  世の中をよくするために、私は東洋医学を通して、皆さんの健康な人生ライフに貢献していきます!

老化現象と若返り

2012 OCT 15 6:06:55 am by 神山 道元

さて、今日はSMCの皆さんも興味あると思う「老化現象と若返り」について東洋医学の見方でお話しましょう。

老化というのは洋の東西を問わず、40才を過ぎた頃から始まります。東洋人でも、西洋人でもこれは同じです。お尻が下がってきたり、お腹が出て来たり・・・皆さんにも覚えがあるでしょう? これは体の部分でいうと「中焦」の衰えから来ています。具体的には胃と脾臓です。ここが冷えて内臓を支えている気が衰えると内臓は下がってしまい「中焦虚弱」になります。考えてみると、私たちは1日に水や食べ物などだいたい5kgくらいの飲食物をとっているので、これは1年でだいたい2t近いです。それが40年、その量は想像出来ない程でしょう。それで「中焦」も疲れてくるのです。この対策は温めてあげることです。漢方でいうと「中焦効」が効きます。それから体を冷やす食べ物を避けること。果物は体を冷やします。ミカン・リンゴ・栗などはOKですが、スイカ・メロン、ぶどう、柿、梨、などは体を冷やすので覚えていて下さい。

次に、45才くらいになると肌が乾燥してシワが出てきます。水分が足りなくなり髪も抜け始めます。白髪も増えてきます。これも別の有効な漢方がありますが、基本はやはり「中焦」を温めてあげることです。

体重を落としたいのであれば「大和芋」がいいです。毎日、400gを蒸かして食べます。私はこれで3ヶ月で17kg減りました。普通はこれだけ痩せるとシワができますが、全くありません。私のところに来ている患者さんで、120kgあった体重を今80kgまで落とした人もいます。あと20kg減らすように勧めていますが、この人も大和芋を食べました。私はそのうちマラソンを始めてみようと思っています。今まで一度もしたことはないですが、マラソンも関節を振動させるので良いと考えています。外丹霊動功と同じです。歩くだけでは振動が足りないのです。それから、運動後に水を飲む時にも体を冷やさないよう常温の水を、塩を少し入れて飲むといいです。塩は筋肉の基礎代謝を支える大切な要素ですから。但し多すぎてはいけません。

体の変化には時間がかかります。あせらないこと。でも、行動すればそれは確実に変化として表れます。中焦の冷えをとることが若返りの基礎となります。これ無しに何をしても意味がありません。私は5段階で若返りを実験中です。私が実験台です。中焦から始まり、抜け毛、白髪、と改善させて、最後は「童顔」です。二十歳の頃の顔つきに戻ることが出来ます。楽しいでしょう? 私は東洋医学の知識を病気の治療だけでなく、こういう日常生活の改善にも使えるように紹介していきたいと考えています。来年4月にはセミナーも開く予定です。興味がある方は参加して一緒に勉強しましょう。

東洋医学と西洋医学

2012 SEP 24 16:16:38 pm by 神山 道元

今日、第一製薬の常務をされていた薬学博士の岡野先生と食事しました。先生は東大薬学部を出られた西洋医学の専門家です。88歳にはとても見えないお元気なかたで毎週私の池袋の診療所にお見えになって下さいます。

先生いわく、西洋医学は薬効を証明する治験例がたくさんないと薬と認めません。またその薬効がどの成分からくるかということが必要です。最近は日本の病院も漢方薬を処方しますが、日本で薬と認められている生薬はその成分を根拠に処方されます。ところが東洋医学の場合、どの生薬のどの成分が効いたかという考え方はなく、だから臨床データもありません。4000年の歴史のなかで経験的に蓄積されたノウハウだけです。私の父は中国で有名な国医でしたが、代々家に伝わる処方を少しでも変えることはありませんでした。たとえば、私の家には癌が治る、糖尿病が治る、髪の毛が黒くなる、シミやシワが消える、というようなさまざまな伝えがあります。それは一つの生薬の薬効ではなく、複数のものの組み合わせです。でもそのひとつひとつは日本の役所が薬と認めたもので、べつに特別な秘薬ではありません。組合わせ、調合にノウハウがありますが、私もそれがどう薬効に結びつくか化学的メカニズムはわかりません。ただ、たくさんの人がそれで治ってきたという経験がありますので、それでいいと思っています。

東洋医学では薬というものは広い意味で「気」の流れを良くするものと考えます。それでまず気功をやります。気を流すと病気になりにくくなります。それにいい食事と必要なら漢方薬という組合わせで健康な体、歳をとりにくい体になります。このような話は以前に東洋医学講座として講義をしていて、岡野先生もそれを聴講していただいたので、こうしてお知り合いになれたのです。とても光栄なことです。

SMC開設おめでとう!

2012 SEP 12 2:02:52 am by 神山 道元

はじめまして。神山道元と申します。中国名は屠文毅です。1961年に中国の上海で生まれました。生家が先祖代々医者の家系で、父は国医という地位で鄧小平ら中国政府要人の担当医をしておりました。私は気功の世界で道家龍門派において子供のころから修業を積み、17歳の時に19代伝人という称号を与えられました。1990年に日本に来て、その後1996年に日本に帰化しました。現在は東京で気功の指導を続けるとともに、漢方や健康食品を通じて人間の持つ自然治癒力の向上や若返りに力を入れています。

このクラブは私と同じシニア世代のコミュニティですが、私としてはシニア世代の特に健康に関する事柄でいろいろ役に立てることがあるのでは思っています。日本に来てから本の出版やNHKの番組出演等を通じ気功の効用を説いてきましたが、気功の他にも漢方や健康食品の紹介などシニア世代の健康に役立つお手伝いができれば幸いです。今後はこのブログを通じて気功や漢方、健康食品等に関するいろいろな話題を提供して行きたいと思っています。

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