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老化現象と若返り

2012 OCT 15 6:06:55 am by 西 牟呂雄

さて、今日はSMCの皆さんも興味あると思う「老化現象と若返り」について東洋医学の見方でお話しましょう。

老化というのは洋の東西を問わず、40才を過ぎた頃から始まります。東洋人でも、西洋人でもこれは同じです。お尻が下がってきたり、お腹が出て来たり・・・皆さんにも覚えがあるでしょう? これは体の部分でいうと「中焦」の衰えから来ています。具体的には胃と脾臓です。ここが冷えて内臓を支えている気が衰えると内臓は下がってしまい「中焦虚弱」になります。考えてみると、私たちは1日に水や食べ物などだいたい5kgくらいの飲食物をとっているので、これは1年でだいたい2t近いです。それが40年、その量は想像出来ない程でしょう。それで「中焦」も疲れてくるのです。この対策は温めてあげることです。漢方でいうと「中焦効」が効きます。それから体を冷やす食べ物を避けること。果物は体を冷やします。ミカン・リンゴ・栗などはOKですが、スイカ・メロン、ぶどう、柿、梨、などは体を冷やすので覚えていて下さい。

次に、45才くらいになると肌が乾燥してシワが出てきます。水分が足りなくなり髪も抜け始めます。白髪も増えてきます。これも別の有効な漢方がありますが、基本はやはり「中焦」を温めてあげることです。

体重を落としたいのであれば「大和芋」がいいです。毎日、400gを蒸かして食べます。私はこれで3ヶ月で17kg減りました。普通はこれだけ痩せるとシワができますが、全くありません。私のところに来ている患者さんで、120kgあった体重を今80kgまで落とした人もいます。あと20kg減らすように勧めていますが、この人も大和芋を食べました。私はそのうちマラソンを始めてみようと思っています。今まで一度もしたことはないですが、マラソンも関節を振動させるので良いと考えています。外丹霊動功と同じです。歩くだけでは振動が足りないのです。それから、運動後に水を飲む時にも体を冷やさないよう常温の水を、塩を少し入れて飲むといいです。塩は筋肉の基礎代謝を支える大切な要素ですから。但し多すぎてはいけません。

体の変化には時間がかかります。あせらないこと。でも、行動すればそれは確実に変化として表れます。中焦の冷えをとることが若返りの基礎となります。これ無しに何をしても意味がありません。私は5段階で若返りを実験中です。私が実験台です。中焦から始まり、抜け毛、白髪、と改善させて、最後は「童顔」です。二十歳の頃の顔つきに戻ることが出来ます。楽しいでしょう? 私は東洋医学の知識を病気の治療だけでなく、こういう日常生活の改善にも使えるように紹介していきたいと考えています。来年4月にはセミナーも開く予定です。興味がある方は参加して一緒に勉強しましょう。

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