Sonar Members Club No.15

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ポンペイ通信 海老蔵さんの草履

2017 APR 1 9:09:22 am by トム 市原

 先日、ここポナペの無人島で結婚式を挙げた婿さん、日本で芝居の大道具係をしています。
「トムさんにはお世話になったのでこの草履と虎屋の羊羹を差し上げます」
小生がちびたゴム草履を履いているので見るに見かねたようです。
芝居小屋で仕事をしたときに親方が
「履く物がなければこれを使いな、海老蔵さんが履いていた物だ」
 と、くれたそうな。
 しかし、小生は歌舞伎にはとんと縁がなく、興味もありませんのでフアンの方でご希望の方にお譲りしたいと思います。
 ご入り用の方はどうぞ。

ポンペイ通信 結婚式

2017 MAR 8 10:10:48 am by トム 市原

このたび、結婚式をプロデュースしました。私が手掛けるのは2回めです。
この島には熱心なプロテスタントで有るオーナーの小さな教会があります。
二人は猛烈な「ポナペ病」で是非ともここで挙げたいとの希望でした。

新婦はカヌーで入場

新郎のお迎え


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ココナッツの記念植樹「もし将来に何事あれば私はこれをひっこ抜いて海へ放り投げる」と言ってやりました。

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終わって退場、何処かのチビが先導しています。
以上、やれやれ、終わり

ポンペイ通信 ナイト・ダイビング (今月のテーマ 空)

2017 MAR 1 10:10:04 am by トム 市原

 ナイトダイビングで浮上してから空を見ると丁度南十字星がエッチラオッチラ登ってきた。
 満天の星空で仰向けのままライトを消して見ているとボートマンが心配していた。
 一昔前、約45年前までは★が水平線から★が始まっていた。今は約5度くらい上に出ている。
 他の国の人にメールで問い合わせると同じ答えが返って来た。
 異常気象だけでなく、それだけ空も汚れて来たと言うことだ。
 昭和生まれの小生達が汚してきたのか。
 いや、100年以上前の産業革命以来、じわじわと汚染してきたのだろう。
 後の100年後はどうなるのだろうか?

鎌倉丸という船を知ってますか

2017 FEB 7 19:19:39 pm by トム 市原

 鎌倉丸は昭和5年の建造で『太平洋の女王』と言われた美しい客船です。元々は秩父丸という船名でしたが鎌倉丸に変更されました。
 私の祖父は処女航海から乗っていて、写真師をしていました。
 当時は政府関係者、皇族も皆これに乗ったものです。祖父の持っていたアルバムには当時の有名人達が載っていて、そのアルバムは現在行方不明ですが、多分最後の住居に有るのでは無いかと推測しています。
 他の船中記録写真は沢山あり、全て従兄弟達の許可を得て日本郵船博物館に寄贈しました。
 常々「いいかツトム(私の本名)。この笛はこれでどんな偉い人でもこちらを向かせたんだ、それくらい写真師は偉かったんだ」と銀の笛を見せてくれました。
 船では船長、一等船客、船医、写真師は毎晩フランス料理のフルコースを出さました。ところが秋田の田舎(大館)出身の祖父の口に合わず、ボーイに自分の船室へ持って行かせて全部鍋に入れ、火にかけ醤油をぶっ込んで食べたそうです。
 豪放磊落な人でしたが、真夏でも出かけるときは背広に中折れ帽子を被り出かけていました。
 鎌倉丸の前には郵船の色々な船に乗りました。
 樺太航路の時なぞはおもしろがってピストルを買い、酔っぱらって機関部と甲板部と撃ち合いになり、一人が耳を打ち抜かれて酔いが覚めたそうです。
 晩年(82歳)港町で3人のチンピラにからまれて、二人を海ににたたき込み、もう一人をたたきのめしている最中に警察が来ると、急におとなしくなり、警察も「こんな年寄りに出来るわけが無い」と不問にされたそうです。
 もう、ああいう明治男は居ないでしょうね。
 ところでその鎌倉丸は戦争になると軍用輸送船として運用されます。
 船が軍に徴収されると聞いて祖父は降りる決心をするのですが、友人の船医は「おまえと俺はこの船で一番長い乗船経歴を持って居る。おまえが降りるなら俺が記録を作るぞ」と言って残り、結局潜水艦に撃沈され亡くなられたそうです。

ポンペイ通信 マリファナ天国 その2

2017 FEB 1 9:09:02 am by トム 市原

 グアムでマリファナを合法化するために議会で論議することになった。
 年間10万人以上の日本人が訪れる国なので行く末が心配です。
 クアムで私がTAXIに乗ると日本人と見たのか「マルいらないか?」「いくらだ?」「1本200$」「高い! ポナペでは1$だぞ」「お客さんポナペか、ならローカルプライスで10$で良いよ」
 小生が居住していた頃に友人の店はスクールバスが止まるところで、学校帰りの小学生が10人くらい降りてきました。中の数人が裏へ行くのでのぞいて見るとマルの回し吸いをしていました。

 日本の若者が手を出さなければいいけど、後は自主判断を待つだけですね。これを始めればいずれはコケイン、ヘロインまで進むのは目に見えています。
 トランプは「こういう物に手を出す奴らはいずれ滅びていく、残るは優秀な人間だけになる」
 こう言う考えもあるのですね。

 アメリカンジョークです。
 教会で牧師がドラッグの害に付いて説教しました。
「あう言うものに手を出せば家庭を壊し、破滅してしまう、売人ばかりが儲かり、買う奴はいつまで経っても良くはならない」
 信者の一人が
「ああ、やっぱり良くないのだ、私も止めよう」
 牧師が数日してくだんの信者に道で会ったので、
「どうですか止められましたか?」
「ええ、あの説教を聞いて心を入れ替えました、今は売人をしています、おかげさまで家族も良い暮らしが出来るようになりました」

ポンペイ通信 食べ物の続編

2017 JAN 30 18:18:25 pm by トム 市原

 ン!まだ生きて居ますよ。
 腐った卵でも食えるかの人体実験です。
 
 これだけ野鶏が居るので探せばジャングルに有るはずで、ひよこがいつも8匹くらい歩いて居る。でも誰も飼って卵を産ませる人がいない。
 ジャングルに入ったとき、通り過ぎてから気がつき戻ると、保護色の雌鳥がじっと動かず座っていた。近づくと羽ばたいて逃げていった。
10個の卵を持ち帰り、水に入れると7個が浮いて3個が沈む。浮いたのはひよこになりかけているので、元の巣へ戻した。

 ペナンに居た娘の話では町でニセ卵が売られていたそうだけど、どんなのかなあ。
 インドネシアでは中華製の偽米が売られて問題になった、PVC(水道管の原料)で作って味は良かったそうだ。これはポナペでも売られた事が有った。もちろん癌の原因になるので禁止されたけど。
 下水油って知っていますか?もちろん中華製で、レストランの下水管を掘ると内側に黄色い油が蝋みたいに固まっている、それを鍋に入れて浮いた油を売る。ここでも即刻販売禁止になりました。ダンピングヤードで廃棄すると皆持って行かれてしまうので、それからはその場で中身を出してから廃棄したそうです。

 ここではハンバーガーがローカルの店(一坪くらいの)で売られていて、胡椒園へ行く朝はいつもそこで買って車中食べながら通勤していた。ある朝、いつもの様に食べるためにラップを剥がそうとすると青カビが生えていた。帰りにその店にいき、
「おばちゃん、これはカビが生えているよ」
「チョットマッテ(ポナペ語に同じ)」
トレイにある10個くらいを片端から裏返し、やおら「ああ、これダイジョーブ」
 こう言うのに慣れているから腐った卵くらいではびくともしないのかも。
 これらカビ菌、一般の菌類が日本と異なるのだろう。来ポして1年くらいは少しの傷でも膿む事が有る、これは此処のの菌類に対して耐性が無いためと思われる。「これくらいの傷なんて唾を付けておけば治る」なんて粋がって居た人が腫瘍が進み急遽帰国の羽目になった人は枚挙にいとまない。
 概してここの人は「かび臭い、生臭い」の感覚は日本人と異なるようだ。
「かび臭い」にはまるで気にしない。
「生臭い」には釣りをして小魚が掛かると体側に無数の切れ目を入れ、はらわたをすり込み美味しそうに食べる。
 まことにもって味覚の感覚の違いを見せつけられる。

ポンペイ通信 あきれた話し

2017 JAN 28 22:22:33 pm by トム 市原

 今、日本時間7時、ポナペ時間9時、
 ニュースを聞いていたら韓国の裁判所で「対馬で盗まれた仏像は昔、倭寇に依って韓国から盗まれた物で、日本からの返還要請に対して返還の必要は無い」との判決が出たと言う。
 あきれた国ですね、大英博物館のエジプトの発掘品はどうなるのだろう、大倉美術館に有る朝鮮の美術品等々、現代の博物館、美術館、図書館などの外国展示品はどうなるのだろう。
 そこまでの国際不文律を考慮しない国は、国家として国際的に認められないのではないでしょうか。
 慰安婦問題にしても当時、売春は違法では無かった。
 ほとんどの業者は朝鮮人だったし、朴大統領の父は当時日本名が「高木安夫」と言い、彼も経営していた。
 日本軍に病気やもめ事を「岸信介」を通して守って貰っていた。
 婦女子は朝鮮人業者がさらってきたり、貧しい農村から買い集めたのがほとんどだった。
 元慰安婦の証言は「ヘリコプターやジープで連れて行かれた」と言っている、朝鮮戦争やベトナム戦争も一緒にして全てを日本のせいにする。年齢から言っても時代が合わないのにそれを認めるなんて、むちゃくちゃだ。
 現在でも売春禁止法の無い国が言うのだから。

ポンペイ通信 禁酒の街

2017 JAN 15 15:15:58 pm by トム 市原

 小生の姉はアラバマ州カルマン市に住んでおります。ここは未だに酒類の販売が許可されていませんが飲むことは差し支えありません。従って飲みたい人は隣町まで買いに行かなければなりません。
 4年に一度の住民投票で賛否を問うのですが毎回否決されています。ほとんどの人は飲酒しません。
 そこからさらに20マイル離れた町では未だに禁酒の町が有ります。これは禁酒法が解かれた時、人口が法定数以下で、施行の為の数に満たないためです。
 禁酒法の時代には密造が盛んで英語ではMoon shinerと言い、薄暗い処で作るからでしょう。
 近所の人の息子は軍隊に入って初めてビールを飲んだときは「世の中にはこんな不思議な物があったのか」とびっくりしたそうです。
 小生の為に歓迎パーテイを開いてくれましたがアルコールの無いパーテイは初めてでした。ソナー諸氏はは絶対に行けない場所でしょうね.

ポンペイ通信 南国の正月

2017 JAN 3 13:13:12 pm by トム 市原

 本年もよろしくお願い申し上げます。
 日本とは2時間の時差です。
 今年もカラヤンからの依頼で第九の指揮を振りました。カラヤンはあまり好きでは無いけどこれしかないし,天国からの彼の依頼なのでむげに断れないので致し方がありません。

 ここは年が開ける前から地元民が大騒ぎしていて、ドラム缶、ガスボンベ、空き缶、鉄板,クラクションなど音が出る物を何でも鳴らしながら練り歩くのが恒例になっています。寝るときは耳栓が無ければ眠れません。
 一応、X’masと元日は酒を売ることは禁止になっていますが、やはりそれには裏の道があるようで何処も酔っぱらい(サカウラーポナペ語)で溢れて、運転中も前方を千鳥足で居る奴を見つけると避けて通らなければなりません。
規則では音を鳴らすことは午後4時までと成っていますがパトカーが過ぎるとまたも繰り返すのが恒例です。
 静かな正月が懐かしく感じられます。

ポンペイ通信 クリスマス

2016 DEC 27 22:22:48 pm by トム 市原

 ここではクリスマスはのイベントが来年1月まで(主に教会で)続きます。
 先週は恒例のキャンディーばらまきで、サンタが車からあちこちでキャンディーをばらまきます。
 貧しい子供達に取っては1年にいっぺん甘い物が腹一杯食べられるので大騒ぎです。道に陣取って炎天下で待ち続け、来ると手を挙げ『メリークリスマス』を怒鳴るとサンタがばらまいてくれます。
 おとなも大勢まじって、小生が車で通りかかると子供達がこちらにもお裾分けで投げ込んでくれます。
 来春は歯医者が忙しい季節に成るでしょうね。

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