Soner Menbers Club No43

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ライヴ・イマジン祝祭管弦楽団第3回演奏会ご報告


爽やかな五月晴れのゴールデンウィーク最終日、豊洲シビックセンターホールでにてライヴ・イマジン祝祭管弦楽団第3回演奏会が行われました。
朝9時に全員集合で舞台設営をした後にリハーサル。舞台上の運営や進行の指示をする役割を担うステージマネージャーの見事な采配で要領よく迅速に進行しました。




リハーサルはピアノ協奏曲から。このホールには巷で「ピアノのフェラーリ」と呼ばれるイタリア製の高価な手作りピアノ「ファッツィオリ」があります。この数年で広く知られるようになり、ショパンコンクールの公認ピアノとなりました。明るく美しい音色はモーツァルトにピッタリ。弦や管楽器とも綺麗に溶け合います。第25番の協奏曲は演奏機会が少ないものの、モーツァルトの後期を彩る名曲です。この曲からベートーヴェンは運命交響曲のテーマとして取り入れたのではないか?というのが東氏の考察です。



次はハイドンの交響曲第98番。


そして最後はジュピター交響曲。




あっという間にリハーサルは終わって写真撮影を済ませて開場時間を迎えます。

すでにホールの外のロビーやエレベーター周辺には長い行列。受付ではベテランの3人が手際よくお客様をご案内しました。
最初は恒例の幹事の挨拶から。そしてレクチャーの東 賢太郎氏にバトンタッチ。今回は「さよならモーツァルト君」というタイトルに因むお話ということでハイドン、モーツァルト、べートーヴェンの関わりをピアノ演奏を取り入れながら解りやすく解説して下さいました。



そしていよいよ演奏です。最初はハイドンから。これこそ「さよならモーツァルト君」のタイトル通り、ロンドンでモーツァルトの訃報を聞いたハイドンが終楽章で最後チェンバロとヴァイオリンの二重奏を入れて別れを告げます。今回のヴァイオリンソロはコンマスが、チェンバロ代わりのピアノソロは指揮者が行って曲を締めくくりました。


次はピアノ協奏曲。第1楽章には運命動機が次々と形を変えて登場します。独奏者自作のカデンツァを取り入れての演奏です。管楽器とのアンサンブルが美しい2楽章、軽やかな第3楽章とファッツィオリから煌めくような美しい響きの音が溢れました。


そして休憩の後は、いよいよジュピター交響曲。モーツァルトの最高傑作であるこの曲は公演を締めくくるのに相応しい大曲です。田崎先生の巧みな指揮で全員の熱い想いを紡いでいきます。一期一会のオーケストラでありながら時間をかけて練習を重ねてきました。


本番での渾身の演奏は、皆の気持ちを昇華させ、聴衆を感動で酔わせました。夢から覚めたような拍手喝采に感無量の思いでした。今まで最多の230名のお客様を迎えて、素晴らしい演奏が出来たライヴ・イマジン史上に残る最高の演奏会でした。

    6 comments already | Leave your own comment

  1. 西村 淳

    5/13/2017 | 8:28 AM Permalink

    もう一週間にもなろうというのにまだ余韻が残っています。それほどのインパクトが演奏するほうにもありました。
    田崎先生、指揮者と何もかも共有できるなんてことはない、100%なんてことはないんだ、とおっしゃっていましたが、演奏するすべての人がだからこそちょっとだけ違和感を措いて、意思を同じくして棒の下に集まる。
    素晴らしい経験をさせてもらいました。

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  2. 阿曾 靖子

    5/14/2017 | 12:50 AM Permalink

    吉田様
    初めましてSMCメンバーの阿曾です。
    早野ゆかりと職場のスタッフ2名で演奏会に行かせていただき、東さんのご紹介で、西村様にはご挨拶できたのですが、好機を狙いすぎてお話叶わず、とても残念で‥失礼致しました。
    クラシックコンサートの鑑賞は久しぶりの体験でしたが、モーツアルトとハイドンのドラマから生まれたこの企画、ライヴ・イマジンの皆様とゲストの田崎先生との見事な熱気とコンビネーション、交響楽のライブの凄さ、素晴らしさにあらためて魅了されました。
    さらに初めて聴く「フアッィオリ」の濃厚でまろやかでしかもキラキラと輝くような音色、まだ耳に残っています。
    不滅の輝きをもつ作品という意味では、演劇も古典作品の強力さを常々体感していますが、
    これを機にまた触れる機会を増やしたいと思います。
    幸せなひと時を本当にありがとうございました。

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  3. 5/14/2017 | 10:18 PM Permalink

    東さんのご協力で素晴らしいコンサートが出来て感謝感激です。アマチュアであっても、演奏者である限りは、音楽の提供者として聴き手に喜んでいただけることが大事です。コンサートは、参加するすべての方が人生を共有する貴重な場ですから、命を掛けて音を捧げることを心掛けています。リパッティが死ぬ間際にベートーヴェンのカルテットを聴いて妻に、あのような偉大な音楽を書くためには、君は神の選び給うた楽器にならなければいけないと言ったそうですが、私たち演奏者は、神の選ばれた楽器になることを臆せず本気で目指すことが大事ですね。たとえプロであってもです。

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  4. 東 賢太郎

    5/15/2017 | 1:08 PM Permalink

    「今まで最多の230名のお客様を迎えて、素晴らしい演奏が出来たライヴ・イマジン史上に残る最高の演奏会」、本当によかったですね。皆さん全員のお力です、おめでとうございます。

    奏者の方々がアマオケでコンマスクラスという素地があった上に西村さん、前田さんの今回にかける思いが練習のたびに全員に伝わっていったのが下地としてとても大きかったのではないでしょうか。そして田崎先生がそれを見事に具体的な音として引き出していくというプロセスは一連のドラマを見るようでした。

    多くの人が100%まとまることは何事であっても難しいですが、それでも最大公約数として出てきた音楽が結果として良いものになり、最高の演奏会という評価になる。そこへ期日までにもっていくという先生のプロフェッショナリズムには感嘆もひとしおです。会社経営にも通じるものがあると感じましたのでそちらへ生かしていきたいと思います。

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  5. 吉田 康子

    5/16/2017 | 1:52 AM Permalink

    阿曾様
    こちらこそ初めまして。吉田康子です。
    ご丁寧なコメントを戴き、嬉しく拝見させて頂きました。
    先日は豊洲の公演にご来場頂きまして、ありがとうございました。
    阿曾様のブログと写真を拝見しておりましたので、
    ロビーでお姿をお見かけしました時には初対面ではない感じがしておりました。私の方こそ慌ただしさに紛れてしまい、ご挨拶出来ずに大変失礼しました。今回の公演は東さんにコンセプトを頂き、田崎先生の熱のこもった指揮に導かれて今までの演奏活動の中でも規模の大きな企画となりましたが、
    お客様と共に私達も存分に楽しめたと思います。五月晴れの午後、壁面がガラス張りの良く響く会場、明るいファッツィオリの音色と
    好条件に恵まれて、思い出深い演奏になりました。
    皆様にお気に召して頂けたのでしたら、何よりです。
    またお目にかかれる機会がありますように。
    今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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  6. 吉田 康子

    5/16/2017 | 2:03 AM Permalink

    maeda様
    音楽へのアプローチは、演奏だけでなく色々な形があると思います。どのような形であっても真摯に取り組む姿勢があればこそ共有できるものは深みを増すのものでしょう。美しい音色を響かせることが出来る「神様の楽器」になりたいものですね。

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