Soner Menbers Club No43

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モーツァルト ピアノ協奏曲第6番 変ロ長調 K238

2019 APR 5 11:11:23 am by 吉田 康子

4/13のライヴ・イマジン42でモーツァルトピアノ協奏曲第6番 変ロ長調 K238を弾きます。

6番と言われて直ぐに「ああ、あれね」とすぐに旋律が思い浮かぶ方は少ないでしょう。実は私自身もこの曲を1年ほど前に知りました。たまたまコチシュの演奏するCDを聴いて「この曲は何だろう?」と。明るく溌剌としていて、どことなく9番のジュノームの小さい妹のような可愛らしい雰囲気が印象的でした。

あれこれ調べてみると、1776年20歳ザルツブルクでの作品、もう既に30の交響曲、13の弦楽四重奏曲他、沢山の名曲を世に送り出しています。自身の手腕を披露する目的で作曲されたようで、翌年からのマンハイム・パリへの就活旅行にも携えていったとか。いわばプレゼン用の作品かもしれませんね。モーツァルトのピアノ協奏曲の中では5番が初めてのオリジナル作品。金管や打楽器の入った賑々しい感じで気合のほどが伺われますが、続くこの6番は女性的な伸びやかさ、柔らかさがあります。

ラハナー編曲の弦楽四重奏での室内楽版なら出来るかも?と思い立ちました。更にオリジナルのオーケストラ版の編成をみるとオーボエ2、ホルン2、弦5部。公演曲目のシューベルト八重奏曲の演奏メンバーにはホルン奏者もコントラバス奏者も参加しています。あらら、足りないのはオーボエだけでは?と思い、早速にオーボエ奏者に出演をお願いをした次第です。何が違うかと言えば、弦楽器のみの編曲版は元々あるべき管楽器の分も弦楽器が代わりに弾くということ。管楽器が加わることで本来の色彩豊かな音色になる、とは言ってもオーケストラではないので、各パート1人ずつの美味しいとこ取りでいくことにしました。

参考音源として色々な演奏を聴きましたが、中でもお気に入りはアンドラーシュ・シフの演奏。自身の強い意志が伝わるようで演出過多とも受け取れますが、やはりこの積極性に惹かれます。そして内田光子の演奏も見事なもので、特に左手の伴奏部分は溜息が出るような隙の無い素晴らしいものでした。

各楽章の終わりにあるカデンツァはモーツァルトオリジナルのもの。でも3楽章の2箇所にあるアインガング〈主題への導入部分〉は、演奏者それぞれが工夫を凝らしていました。よし、それなら私も!と自作を弾く事にしました。それぞれ僅か数小節のものですが、折角の機会ですから。

本番のピアノは、あのファッツィオリ。ガラス背景の豊洲のホールの響きに助けられて透明感のある独特なピアノの音色は、きっと演奏を底上げしてくれる…かな?と期待しつつ練習に励みます。

Categories:ライヴ・イマジン

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