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健康メニュー

2021 DEC 7 8:08:12 am by 西村 淳

サラリーマンを卒業、半年過ぎてようやく新しい生活のリズムが出来上がりつつある。何をするにもまず健康、日々のメニューが定着してきた。
まず一つ目。免疫系を強化するのには「歩く」ことが大切と教わった。コロナに限らず免疫はあらゆる疾病に役立っているわけだし、まず実践ということで一日10000歩を目標にしている。これを続けるには「ポケモンGO」が大いに助けになっている。沢山歩く、ということがシルバー世代をも取り込んだ大人気ゲーム。これだと歩くことそのものが目標にならないので続けるには最高のパートナーだ。道すがらポケストップをまわし道具を補充、ジムをバトルで乗っ取ったり、レイドバトルでは特別なポケモンをゲットしたり、ふと気づくともう5000歩だ。さらに強力なサポートにワイヤレスイヤホン。伴侶に今練習中のヴァインベルクの第2四重奏曲を。20歳の時にナチスのポーランド侵攻で一人逃れた白ロシア共和国、ミンスクでの作品。晩年1987年にOp.145として室内交響曲第1番として再構築している。新たに加えた第3楽章の曲想は夜の帳が降り始めた頃にふさわしく、もう済んだこと、哀しいけれど遠い過去のことと、作曲当時収容所で亡くなった姉と両親を偲ぶ作曲者の心情が偲ばれる・・・おっとっとクルマや自転車に轢かれないように気を付けよう。さらに週一度の遠出散歩。両国から御茶ノ水あたりまで京葉道路、靖国通り沿いに神保町、御茶ノ水界隈に繰り出す。この辺りが我がオアシスであることは言うまでもない。ササキレコードはコロナから再開できたのであろうか。
二つ目は筋力トレーニング。朝5時から6時の間にすぐ近くの公園に出かける。今の時期はまだ真っ暗。手ごろな高さの鉄棒があるので、最初は「ぶら下がり健康器」代わりにしていたが、いまは懸垂(ただしまだ一度も首が鉄棒より上に到達していないが)も加えている。こんな最低限の運動すら「仕事」をしていた時にはできていなかった。運動する暇どころかものを考える時間、本を読むことすら新幹線の中(といっても池波正太郎だったが・・)でしか出来なかった。まして日々のチェロの練習(朝、出社前に!)、「ライヴ・イマジン」のプロデュースもやっていたわけだから、猶更のこと。最近は読書量も増え、地元の図書館を大いに活用。これだと積読なんてことにならないし悪くない。
もともとテレビはほとんど見なかったが、この1年はマスコミの大本営発表がそれに輪をかけてしまった。極東のガラパゴス、誰もが内を向き、臆病になってしまい目の前の保身に走る。国のトップがサラリーマン化し、今そこにある危機を正しく認知し、行動判断をできない不幸。一切の責任感もモラルのかけらもない。昨年某ピアノ発表会をお手伝いした時、舞台に上がる子供たちを見て素直にああなんて可愛いんだろうって心から思った。これが人としての最低の想いだろう。それすら危ういこの日本、一体どうしてくれるんだ!?ぶつぶつと想いを巡らしながら大川端、川面に吹く寒風に晒され今日もせっせと歩く。

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