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春の夢

2023 MAR 17 7:07:09 am by 西村 淳

東さんお薦めの本、「1984」をようやく手にした。出版が1949年ながらぞっとするほど今の世界情勢が二重写しとなって迫ってくる。ドキドキしながら読了した。
この本には全体主義国家の独裁者「ビッグ・ブラザー」が出てくるが、現代でもそれにあたる人、あるいは組織があるに違いないとコロナ禍は確信させてくれた。最初コロナが武漢で発生した時の映像は恐怖で人々を支配したけれど、それが茶番だと気づいた時、薄々と見えていた「ビッグ・ブラザー」がより鮮明なイメージとなった。桜が咲き始めた春の宵に妄想してみよう。
さて現代日本。「ビッグ・ブラザー」の企みはワクチンから始まり、食料、エネルギー、そしてCO2。次々と着々と。何しろアメリカにしろ、EUにしろ、もちろん日本政府もその手先。特に日本の政治家は「1984」の主人公、真理省・記録局に勤務する「過去の歴史改ざん」担当の小役人ウィントン・スミスとは違って、同じ小役人でもサラリーマン体質なので余計な考えを持ったり、与えられた仕事をさぼったりしない。「ビッグ・ブラザー」にとってはこんなに優秀な部下は他にないだろう。
今朝も救急車のサイレンが。このところ毎日のように4回も5回も救急車のサイレンが鳴る。前年比の超過死亡がとんでもない数になっているのは周知の話。1兆円不足した防衛費を増税で・・なんて言っただけで大騒ぎになっているのに、これに支出した100兆円はどうやって賄っているんだろう?「ビッグ・ブラザー」からの借入金?では担保は日本国そのもの?
「食」は鳥インフル陽性。PCR検査をして一羽でも陽性だったら地域一帯の鳥をすべて処分の流れらしいが、そもそもPCR法はCt値の調整で結果はいかようにもできる。恣意的に都合のいいように使って不安を煽るいつもの戦略だ。さらにこのところ養鶏場の火災が頻発し養豚場も。オランダでは牛がゲップをしていたと思ったら気候変動目標達成に3000の農場を政府が接収することで大規模なデモが発生している。ここまで露骨にやらないし、できないのは日本流だが、与えられた目標は同じはず。
もう一つの「食」は昆虫食。WEFのクラウス・シュワブがダボス会議で食糧不足の切り札として昆虫食を提案している。あらら、食料自給率のアップには金をかけずに、いつの間にか政府が昆虫ビジネスに積極的な支援をしているのを知ってびっくり!プロレ(大多数の国民はここに属する)はハエとゴキブリを食べる日がすぐそこまで来ている。
「エネルギー」。日本の石炭火力の占める割合は32%もある。廃止する期限を切れとG7の気候・エネルギー・環境省会議で追い込まれて困っているようだ。そりゃあそうだろう、北海道でブラックアウトを経験した北海道電力厚真発電所は石炭火力。この時は同時に水力発電所も、風力発電所も停止した。しかも水力発電は複数の送電線が切れた(!?)らしいが、詳細は不明ながらどこか養鶏場の火災と似ていないか?
最後にマイナンバー・カードとデジタル通貨。このカードがお金に紐づけされれば確実に国民の行動は可視化される。後で徹底した監視社会が待っているのに目先の小さな人参にぶら下がるプロレの愚かさは嘲笑されているに違いない。

「・・それとも君は前と同じように、労働者や奴隷が反旗を翻して我々を打倒するなどと思っているのかもしれんな。そんな考えは捨てることだ。連中は無力さ、獣のようにね。人類が党なのだ。他のものはどうでもいい・・価値などないのだよ。」
オーウェル「1984」を漫画で読む ジョージ・オーウェル/文 フィド・ネスティ/編・絵 田内志文/訳 いそっぷ社

春の夢・・ご存じシューベルトだ。美しい旋律に乗せた夢、そして荒んだ現実の落差。「希望」を胸にまどろむ。

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