太宰府天満宮「鬼すべ神事」を見る
2015 JAN 9 17:17:25 pm by 中島 龍之
今年も、7日に大宰府天満宮の「鬼すべ神事」を見にいきました。昨年から行ったのですが、恒例になりそうです。この神事は菅原道真の孫、菅原輔正によってはじめられたとのこと。大まかな流れは鬼を退治して災難消除、開運招福を願う祭りだそうです。鬼を守る「鬼警固」と鬼を退治する「燻手」「鬼係」に分かれた攻防戦というところでしょうか。
20時すぎから始まりますが、火がつけられるまでが長いので寒かったです。
この広場の左に鬼すべ堂があり、その中の鬼を燻り出すというものです。
広場に鬼退治する側が集結し火の柱を持って踊り回ります。
お堂の前に、藁、松葉を積んで火をつけます。
大きな団扇で煙をお堂の中に吹き込みます。
お堂の中では、「鬼警固」がお堂の壁板を叩き割って煙を外に逃がそうとします。写真の真ん中のお堂の壁板の上の黒い所が割られた部分です。燻し出すのと、煙を逃がす攻防のあと、結局、鬼は捕まり退治されるという流れです。終わったあとは、見物人も燃え残った壁板の切れ端を探し回って、持って帰って災難消除、開運招福を願います。火の気の残った藁の回りで燃え残りの壁板を探す時にやっと温まります。壁板を持ってない人に譲りあうのもこの祭りのいいところです。こんな行事に行くのもいいですね。
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西室 建
1/9/2015 | 8:13 PM Permalink
中島さん、これ『おにすべしんじ』ですか『きすべしんじ』ですか?
中島 龍之
1/10/2015 | 9:42 AM Permalink
「おにすべしんじ」です。余談ですが、この場所の隣に、菅原文太が葬儀をしたという「祖霊殿」というのがあるのですよ。
東 賢太郎
1/10/2015 | 10:20 AM Permalink
ストーリーも写真もインパクトがありますね。なにか道真の霊力を感じるようでご利益がありそうです。
中島 龍之
1/10/2015 | 4:42 PM Permalink
夜の暗闇に火祭りというのは何か引き寄せてられてしまいます。寒いのは嫌いですが来てしまいました。