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花盛りの喜寿庵 11月の花にチェロ

2017 NOV 9 19:19:30 pm by 西 牟呂雄

 秋が深まって紅葉が始まります。寒くなって喜寿庵は暖房を入れました。
 それでも目をやるときれいな花は健気に咲きます。

アジサイ

                                                                                           

                     
 左のアジサイは今年植えたのですが花持ちが良くてひっそりと咲いてます。右の千日草は近所の耕作放棄地で見つけました。木枯らしが吹き始めているのに鮮やかなものです。

千日草


 
 

 ところで喜寿庵には相変わらず北富士総合大学の学生さんが来てくれています。四年生はそろそろ卒業準備、卒論の発表のシーズンです。
 テーマを聞いてみると中々シブ目の内容に取り組んでいるようでした。エネルギー問題、都市環境問題、色々奥深いテーマです。
 今の四年生は冷戦終結だのバブルだのの後に生まれているわけです。彼等彼女等にとってヨーロッパ・ピクニックからベルリンの壁崩壊は、映像を見ることはできてもその衝撃とある意味のホッとした感覚は分からないようです。

 この辺で止めておけばいいものを、例によってガバガバ飲み過ぎてジャカジャカ喋りだしました。
 テーマは『戦前に政党政治はどう機能したかー明治憲法下での若槻禮次郞内閣の苦悩』というトンデモ話。若槻内閣は二度組閣されているが金融恐慌と満州事変でもみくちゃにされた不幸な政権で、少数与党の悲哀を嘗め尽くします。
 一方で明治憲法は、現人神とか神聖にして侵すべからず、はともかく三権分立を踏まえた現代でも通用する(と僕は思っている)不磨の大典で、民主主義は戦後にアメリカから教えてもらったものでもなんでもないのです(と講義口調ですがこの辺から泥酔している)。
 ところが大正末期の国会内の政党による駆け引きたるや。例の『統帥権干犯問題』なんか初めは陸軍が言い出したのではなく、ロンドン条約を不満とする野党時代の犬養毅や鳩山一郎(政友会)が濱口内閣につけたイチャモンです。おかげで濱口雄幸は襲撃され、第二次若槻内閣も満州の複雑な状況に手が付けられなくなります。次の犬養内閣となったところで当の本人が5・15事件で殺害されてしまう。但しこの事件は海軍の将校がやったもので陸軍は関係なく・・・(もうベロンベロン。何を言ってるのか分からなくなって学生さんゴメンナサイ)。

天使のチェロ

 そこに天使が舞い降りて来てくれたのです。
 管弦楽に入っている学生さんが練習の後、重い楽器を持って遅れて参加してくれました。
 酔っ払いのヨタ話は置いて(捨てて)練習曲をリクエストします。
 大学入学後に始めたのでまだ発展途上ですが、一生懸命弾いてくれて、酔いを醒ませてくれたのです、感謝。
 何代も使ったチェロは年季が入ったそれなりの音色で、少し触らせてもらいました。
 SMCにはクラシック、なかんずくチェロに造詣の深いメンバーがおられますよね。
 どなたか処分するような使わないチェロがあったら寄贈して頂けませんか。
 大切に使って永く保存するそうです。

 ところで次に学生さん達が忘年会に来るまでにチョット勉強しておかねば・・・・。

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Categories:和の心 喜寿庵

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