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地球が狂うと人も狂う

2021 AUG 13 0:00:14 am by 西牟呂 憲

えっ!

 

 
 喜寿庵で春先に散々ケムラーなるイモ虫の大発生と戦い、どうもおかしいと感じたのだが、ここへきてネイチャー・ファームにも異変が起きていた。
 これは昨年に植えた通称スーパー・ニンニ君と新規開拓のキャロット・フィールドで採れた最初の一本である。
 ニンニ君の不細工さはいいとして、このニンジンの奇形的小ささは何だ。原寸はニンニ君で親指大、ニンジンは人差し指といったところか。丹精込めたつもりでこれはないだろう。
 頭に来てニンジンは洗ってそのままかじったら、一応甘みのあるニンジンではあった。
 実はその前に収穫したダイコンは更に惨めなゴボウのような代物でとても料理には使えず、全ておろしたがおそろしく不味かった。
 それだけではない。庭木も変だ。

鮮やかな楓と藤

 これが去年までの鮮やかな母屋の庭にある楓である。藤の花との対比が美しい。そして秋になるともっと色が濃くなってすごみが増す。
 この楓はかれこれ70年くらいはここにしっかりと根を下ろし、一族みんなで愛でてきた。
 それが、今年も芽吹いたことは芽吹いたが梅雨時あたりから葉が落ちて来た。

どうした?

 それが、梅雨明けの段階ではご覧の有様。残りの葉もハラハラ落ちて、これはそのうち枯れてしまうのだろうか。
 そういえば藤の花も今年は色が変だった。淡いというか、元気がないのだ。
 植木屋の師匠に見てもらうと、手の施しようがない、とのこと。ただ、全部落ちた後に芽が出てくれば復活するかもしれないとか。
 裏木戸の横の茂みも、葉の色が濃淡が出て、だんだら模様のようになっていて、これは本当にヤバいことなのかもしれないと不安になった。長雨や酷暑は世界中で災害を起こし、日本中で土砂崩れが頻発し、コロナは一向に収まらないどころか次々に変種が現れる。一体何ができるのだろう、次は。

影のところの上が変色している

  
 狂ったのは喜寿庵周辺だけではない。僕の生活もメチャクチャになってきた。
 一部の読者の方はご存じだろうが、ドクター・ストップを喰らって断酒生活となり早や3週間が経とうとしている。別に頭が狂ったのではないが、睡眠に障害が出た。眠れない。
 寝付きが悪いのを酒で何とかしていたのだろうか、明け方まで眠れず、浅い眠りに落ちても2時間で目が覚めてしまう。そのまま昼間にウトウトすることもなく仕事をし(テレワークだが)、夕方6時頃に突如として睡魔が襲って来る。しめた、と思って寝てみても30分で目が覚める。
 一方、今までの生涯で急性スイ炎と大腸癌の二度の入院・治療期間中以外、ほとんどの朝を耐えがたい二日酔いで目覚めていたので、断酒による爽快な朝が迎えられるかと思ったが、これは不規則睡眠のせいなのか全く期待外れだった。睡眠不足のせいか全然さわやかな朝ではない。手足の疲れがとれていない。断酒によるストレスだとしたら本末転倒ではないか。
 まぁしかし、内臓の疾患はこの年になると命取り。せっかくだから緊急事態宣言中は断酒を続けよう。そして僕の頭がどのくらい狂うのか、この際見極めてみよう。
 えーと、ゆうべは何を食べたのか・・・思い出せない。

あれっ

 ところが、である。翌週になって楓をよく見ると、儚げではあるものの新芽が可愛らしく出て来たではないか。これはどういうことなのか!
 時系列だけで言うと、春先に芽吹いてすぐに紅葉になり、梅雨空けに散り始めて真夏に新芽が出たことになる。
 そういえば7月中、まだミンミンゼミも鳴く前にカナカナが鳴いた。これを聞く頃は赤とんぼが舞って『あっもう夏が終わるな』となぜか物悲しかったのを思い出す。
 地球も喜寿庵も、僕の目や頭まで・・・。何が正確な真実なのか。

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Categories:和の心 喜寿庵

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