Sonar Members Club No.36

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寒波来たる

2023 FEB 2 10:10:02 am by 西 牟呂雄

 10年に一度の寒波ときいて喜寿庵に飛んで行った。
 以前、大変な寒波の時には凍結防止のために台所と洗面所の蛇口はポタッ・・・・ポタッという感じで出していた。するとそれが全部氷ってしまい、つららが鍾乳石のような芸術品ができたことがある。その時がー15℃で今回の予想はー10℃。おまけに雪も少し降ったようなので慌てた。
 ところがついて見れば道路はもう渇き、芝生に淡雪が残っているだけで水も出た。だが寒い。庭で日がさしていると暖かく感じるが母屋に入るとゴッツく寒い、室温3℃である。
 とりあえず近所の温泉施設に行きヌクヌクし、床暖とストーブを総動員して酒を飲んで寝た。

 で、翌日見て回るとなんとこの寒波の中でも福寿草は咲いているではないか。
 黄色い花が二日酔いの目にチラチラした。
 10年に一度の寒波なのに日照時間のせいだろうか、ちゃんと1月の末には花を咲かせてしまう。花の方も『オイ、ちょっと話が違うんじゃないか』と驚いているんじゃないかな。

 あちこちで枝が折れたりしているのにつっかえ棒をしたりして裏門の梅の古木のところに行くと、ここにも見落としそうなかすかな花が散らばったように色づいていた。
 この梅はここに来た時から老木だったそうで、桂川の河原に自生していたのをヨイトマケで引き揚げて植えたと伝わる。もう幹もボロボロで3本の支柱がなければ倒れてしまう。それでもまだ必死に花を付けるのは可憐というか神々しいというか。

 その老木のたもとには椿があり、正月の頃には鮮やかに咲いていた椿はもう花を落としていた。ところが、良く見るとすっかり色褪せた一輪が残っている。これは・・・、10年に一度の寒さでドライ・フラワーになってしまったのか。触ってみるとガサガサしてポロッといってしまいそう。最後の最後まで命をつなごうとしている姿に敬意を。

 ここに一人で居れば孤独は確保される。誰も話しかけてこない。しみじみしようが夜空に嘆こうが自由だ。つくづく思うが自由とは孤独のことなのだ。そしてその二つが融合するのが究極のSDGsだと確信した。

ニンニ君

 と、ここまで書いてきて気が付いた。誰も話しかけて来ないのだが、話しかけはしたのである。これでは孤独の看板が泣く。その相手は誰か?この寒い冬を共に乗り越えようとしている同志だ。
 一度しおれかかったものの、霜よけに枯葉をかけてやったり土を寄せてやっている。
 そう、昨年11月に苗付けしたその名もニンニ君。『寒いけどもう少しだ。ガンバレ』などと口に出して励ましたのだ。
 完全なる孤独への修行はまだ道半ばなのである。

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大河ドラマで織田信長を演じた人達 Ⅴ

2023 JAN 22 23:23:34 pm by 西 牟呂雄

 今、最も信長を演じてハマるのはこの人かも知れない。
 以前にも大河で黒田官兵衛をやったり映画で土方歳三を演じて、うまいなぁと感心した。それが『どうする家康』で信長になって俄然期待が高まった。岡田准一である。
 15日放送の家康少年時代、確かに一時は織田の人質になっており、年代的にも信長の若き日に当たるが、両者が交流したとの記録はない。だから信長が人質の竹千代をいじめて遊ぶ設定としては面白い。
 僕は大河ドラマのファンだが、出だしの脚本にはいつもグッタリさせられる。1年の長丁場だから盛り上がりを後編にもっていこうとするせいだろう。今回もグズグズとしたストーリーに始まり、しばらくは仕方がないかと見ている。
 それをおぎなってあまりある岡田信長の迫力だ。
 この人は自身『歴史・格闘技オタク』というだけあって、ブルース・リーが創始した截拳道(ジークンドー)のインストラクターの資格を持っていたり武道の研究にも余念がない。どこかで木刀を折ったのを見たことがある。ジャニーズ出身なので小柄ではあるが、表情は信長っぽい。そういえば実際の信長も肖像画ではナデ肩だった。
 出だしが桶狭間なので本能寺まであと22年。22日の段階で家康がまだ織田についていない。主人公が家康なので、その後関ケ原や大坂の陣の山場が来るから岡田信長は連休前には姿を消すだろう。
 ところで、信長の神経が焼き切れて狂気じみて来るのは叡山焼き討ち・朝倉攻めあたりから始まり、石山合戦頃に狂いっぷりのピークを迎える、という仮説をたてていて、現段階ではまだ癇癪は起こすが合理的な判断を下す時期のはずだ。ドラマは次第にイカレてくるところを時系列で追ってほしい。
 苦言を少々。桶狭間の段階では信長はまだ南蛮被れスる前だからマント姿は史実ではない。もう一つ、槍を投げるシーンが複数あったが、日本の槍は投げるものではない。突く、上から叩くものであって投げることはない。ちゃんと考証しなさい。
 その他キャストではお市の方の北川景子、服部半蔵の山田孝之、秀吉役ムロツヨシと言った面々が脇を固める。北川景子はピッタリだ。
 番組の最期に信長が巻藁を袈裟切りにするシーンが映されたが、あれ、まさか本当に切ったのかな。そうだとしたら達人の域だけど。、

大河ドラマで織田信長を演じた人達

大河ドラマで織田信長を演じた人達 Ⅱ

大河ドラマで織田信長を演じた人達 Ⅲ

ついに海老蔵 織田信長になる

大河ドラマで織田信長を演じた人達  (麒麟がくる 編)

一般不均衡理論 Ⅱ

2023 JAN 16 6:06:56 am by 西 牟呂雄

 2021年度末、すなわち昨年の今頃の時点である。マネタリー・ベース(中央銀行が市中に直接供給しているマネー)は日米でそれぞれ700兆円と5兆ドルだった。すると700÷5=140で1ドル140円が導かれる。
 2022年から米国があまりのインフレに利上げを始めると、円安が進行し3月に130円台になり、日本も物価が上がり出す。奇しくもロシアのウクライナ侵略と重なり世の中が騒然となった。特にマスコミは家計が破綻する、と煽った。為替はヒステリックに150円まで下落し、その後に目下の130円レベルで落ち着いた。その間の平均は140円くらいだろう。何だこれは。
 この単純な割り算は、交換比率について総量の比較と為替相場の相関を示したソロス・チャートと言われる分析手法として知られている。
 為替取引は株価と同じで、参加者の全員が全く同じ情報を共有して全く同じ思惑で行動すればある価格での売買は成立しないので値は動かない。従ってこの間に大儲けした者と損を被った者がいただけだ。儲けたのは誰だ!それは政府である。
 九月に外為特別会計180兆円のうちのドル建て債券を売却して、急速な円安対策として為替介入したが、その原資は1$100円時代に勝ったアメルカ国債だったと日経新聞が報道している。単純計算で含み益は数十兆円だったろう。
 確かに戦争の影響によるエネルギー・コスト上昇や円安に伴う原材料の高騰は家計を苦しめる。しかし、それも全体で観れば2%プラスα のレベルで、うっかり黒田総裁が口を滑らせた『許容の範囲』と言える。昨年12月の4%は驚きの数字ではあるが、むしろこの何十年も口にすることすら憚られた『値上げ』を許容できる環境になったことこそデフレ脱却の第一歩として評価したい。
 さらに悪い円安などというが、そのおかげも相まって2022年度の製造業に限って言えば大幅な増益の企業が目白押し。今まで貯めこんだ内部留保もあり、今回の春闘ではそれなりの賃上げはなされる。確かにコロナ禍もあり飲み食い旅行の類は厳しいものがあるが、マクロレベルでの物流はすでに回復していた。
 さすがに$=150円を付けた時はギョッとした。その時点での貿易赤字が月間2兆円にもなっていたからだ。これが続けば価格転嫁も交易条件の改善もかなり遅れるのだが、幸い冒頭申し述べたレベルに戻り、さらに日銀の方針転換を思わせる黒田介入によって現在の水準にある。所謂Jカーヴ効果が出る環境にある。
 先週末は次の黒田介入を期待しての国債売りが殺到し、均衡状態では稼げない金の亡者がカラ売りをかけている。これを日銀は10兆円で買い入れ市中の流通国債が枯渇するほどになれば、円の流通は市中で増加して為替は既に130円を切るまでになった。めでたしめでたし。この状況は前回『一般不均衡理論』で考証した。
 さて、これで万歳か、というとそうはいかないようだ。米中ともにリセッションの風が吹いて、実は年明けから製造業の活動水準は急速に落ちている。
 外部要因だけではない。防衛費増額・異次元の少子化対策,等まことに喫緊の重要課題に対してオウム返しのように増税議論がくっついてくるのだ。総理あるいは税調の重鎮から発せられるアナウンスは、いかにも民間の経済など知ったこっちゃない財務省の影がちらつく。なぜ、あの優秀な財務官僚が防衛関連個人国債とか消費税のうち1%を振り向けるといった発想が湧かないのか。
 この増税アナウンスは高市早苗が喝破したように今言う話じゃない。経済を活性化する方が先だろう、順番が違う。
 嘗てのキャリアは骨のある人が多く、上に向かっても政治家に向かっても自説を申し立てる根性があったと聞くが、目下のところ財務省の本義である『予算を切る』『税金を取る』ことに血道をあげ、上がそうなら末端まで一色になってしまった感がある。
 彼らは確かに優秀で、挫折感もない。だが出世欲は人一倍強く、そのためなら自説を曲げるどころじゃない。筆者の先輩に徹底的に我が道を行きペイオフを断行したサムライがいたが、そういう人材は枯渇したのではないか。あのリザイ局長なんか・・・ねぇ。
 で、困ったことに思うように出世しないと選挙に出たり(評判の悪い〇〇さつき)ひどい場合は自殺。自殺の大蔵、不倫の外務という言い方があった。
 総理はすでに絡めとられており、何か政策を発表しようとすると寄ってたかって財源論を刷り込まれ、そしてそれを言わされている。いずれ増税になるとしても時期と議論のタイミングがあるであろうに。
 かように経済の舵取りの不均衡状態は国家の内側からももたらされるのである。

一般不均衡理論

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数え年古希 ゲレンデに立つ

2023 JAN 11 7:07:23 am by 西 牟呂雄

 今は滅多に耳にしない数え年。満年齢とは違い、お母さんのお腹にいる頃から年齢を数え出し生まれた時点で1歳、その後は誕生日に関係なく正月が来ると一つ年齢が上がる。お江戸の昔はこの数え方だったので、本来は厄年とか還暦もこの数え方でやる。
 するとだ、私は昨年の暮れに68だから目下数え年で古希ということになる。かの大詩人・社甫が「人生七十古來稀(こらいまれなり)と詠っためでたい年齢で、還暦は赤い物で祝うが古希は紫である。我が人生もここまで来たか。
 そして後何回できるのか、今年もスノボを履いてゲレンデに立った。
 無論、足腰は衰えている。緩斜面で直滑降を滑ると、雪面上の細かい凹凸が伝わってくるのだが、数年前まで気にもならなかった振動を下半身が吸収できない。従って上半身が大げさにブレる。さすがに転倒はしないがヒヤリとすることが多くなった。何しろ古稀だ、一発大コケでもすれば骨折ぐらいはありえる。そして人々からは『あのバカまだそんなことやって骨折?』という心無い声が寄せられるだろう。
 そもそも十数年愛用してきた固いボードがビンディングの劣化によって使えなくなり、これでスノボも引退に追い込まれかけた。さてニュー・ボードを買って償却できるだろうか、今年が最後じゃないのか、の葛藤の末レンタルでやっている。そしてレンタルするときに書き込む年齢を見てオッサンは目を丸くした。間違いなく最高齢ボーダーだろう。

 若いボーダー達のファッションとは一味違う、実はボーダー・ファッションを買い揃えるでもなく、ついに今年はフリースで代用する場違い感満載古稀ボーダーの雄姿である。
 無理は禁物、とばかりに緩斜面ばかりを滑り、ロング・クアッド・リフトを3回もやれば一服しなければ持たない。昔面白がってやっていたプロペラ・ターンなどもっての外。実際1本滑ってみればまるで大腿部の筋肉を全て絞り出したような感覚。シーズ初めはいつもそうだが、感覚が戻るまでは無駄な動きが多く、汗まみれになって息が切れる。
 これじゃ誰も付き合ってくれないよな、とフト思った。そうだ、友達になったレイモンド君(推定3歳)にスキーを教えてあの子と一緒に来れば丁度いい。
 そして僕が追い付けないくらいレイモンド君が上達した頃に引退するといい。

温まってご機嫌

 レイモンド君とはついこの前の年末に、例によってヒョッコリ先生の陰謀で半日付き合うことになり、色々考えて一緒に日帰り温泉に行った。喜寿庵周辺には温泉が2カ所ある。この辺は富士山に近いから1,500mもボーリングすれば温泉はいくらでも出るのだ。 
 レイモンド君は幼児なので熱いお湯はダメで、ぬる湯の源泉に長いこと入って遊んでいたらのぼせてしまい、風呂上りのロビーでアイスクリームを食べた。少し喋るようになって『ツメタイネ』などというから面白い。
 と、ここまで書いてきて待てよ、となった。オレは以前同じことを書いた気がして、念のため以前のブログを恐る恐るチェックした。すると去年こう書いているではないか。
『そうだ!最近友達になったレイモンド君(推定2才)でも連れてこよう。スクールに入れてあげて遠くから熱いコーヒーを飲みながら見ているのもいいかもしれない。いや、ビールかな・・・。』
 ヤバい!。同じことを書いている。肉体の衰えはスノボで推し量ることができるが、頭の衰えはわからない。アルツハルマゲドン接近中。

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令和五年 滋養神社お告げ

2023 JAN 1 0:00:59 am by 西 牟呂雄

新年にあたりめでたくもありがたくも滋養様よりの本年の喜びとともにみなみな心して備えるべき十の教え賜ったためここにこれを伝えかしこみかしこみもーすーなーりー。

中国のコロナ、体制を揺るがす
 隠しに隠し、抑えに押さえつけてきた大陸のコロナはついに大爆発。年末から当局は発表を止めてしまったが、1月の1日当たりの新規感染者は1千万人、死者は月間2千万人に達した模様。
 毛沢東の大躍進運動、並びに紅衛兵旋風の時の死者数を上回るのは確実で、民衆の暴動が多発する。
 共産党内の権力闘争が激しくなり、江沢民派・胡錦涛派が猛烈に巻き返し、習近平の太子党は粛清され、ついに中国は分裂の方向に動き出す。

北朝鮮の核実験失敗
 失敗した、というのは傍証で、実際どうだったのかは分からない。衛星により核実験場と思われる場所で多数の爆発があったことは確認できたのだが、地震波は観測されず、発表もない。
 国籍不明の潜水艦からミサイルが発射されていた、そしてそれは破壊的なバンカー・バスターだったのでは、という噂なのだが実態は誰にもわからない。
 経済困窮ならびにコロナの蔓延から体制の維持が難しくなっているらしく、しきりに日本に秋波を送って来る。
 弱腰の林外務大臣がスリ寄られかけるが、猛然と待ったをかけたのは高市早苗。

プーチンついに失脚か
 プーチンがすっかり公の場に現れなくなった。ところが戦争が終わる気配もない。
 ロシアの姿勢が強硬になり始める。
 プーチン重病説、クーデター説、テロ説が飛び交うが、謎の大統領代行が姿を現した。その名もニシムロノフ。名前からして怪しい。なかなか姿を現さなかったが、ついにテレビに出て『こうなったらプロレスで決着を着けよう。かかってくる奴はいるのか』と謎の発言をする。
 彼こそがマタイ伝で予告された偽キリストではないかとうわさが飛ぶ。

ウクライナに平和が訪れる
 上記3つの要因はロシアを弱らせ、中国を惑わし、戦争終結の機運が盛り上がる。中国は台湾や尖閣に関わっていられなくなり、ロシアもまた混乱の中、厭戦気分が漂う。
 突然、ウクライナにおける最前線の攻撃が止む。兵士の戦闘放棄が原因と噂される。
 そこで仲介に乗り出したのが、目下何の役職もないトランプ前大統領。なぜか戦闘が中断され不思議な和平が保たれる。

アメリカの陰謀が明らかになる
 岸田政権は全くブレずに防衛費の増額に必死だ。それはバイデン大統領からNATO並にGDP2%を出さないと知らんぞ、と脅されているからで、そのためにバイデンは中国を使って挑発を繰り返させているという極秘情報があるらしい。
 すなわち、ロシアをウクライナに釘付けにして疲弊させながら、裏で中国に甘いことを囁き日本の武装強化を促す、という超裏技だとか。

日本ハムファイターズ快進撃
 WBCで優勝の原動力となったダルビッシュがシーズン途中からNBPに復帰し、驚異の10連勝を上げる。
 なぜかその勢いのままシーズン3位でC・Sに出場し、ロッテに快勝。更に千賀のいなくなったホークスを粉砕して優勝を決める。
 日本シリーズでもセ・リーグ覇者の広島に4連勝して日本一を勝ち取る。
 
安部元総理暗殺の黒幕が噂される
 実は事件当時から囁かれていたのだが、犯人の手製銃は空砲で、2発目の銃撃音の時に密かにスナイパーが数百メートルの距離から撃ったという噂があった。事実散弾銃だったと言われるものの元総理に当たったとされる2発のうちの1弾は発見されていない。
 即ち宗教トラブルをカバー・ストーリーにしたある勢力の暗殺で、その闇の勢力とは世界を陰で操る国際的な秘密結社だとか。その結社は日本の力を徐々にそぎ落とし、アメリカの財布代わりに使い、主敵中国の盾にしようと目論んでいる云々。
 そしてその秘密は桜の季節あたりから名前だけは分かってくる。SMCというらしい・・・。

岸田体制揺らぐ
 あまりの支持率の低さに、自民党非主流派が蠢きだす。だが、なぜか大きなうねりにはならない。それは名乗りを上げると見られるタマが悪すぎるから。
 嫌われ者河野太郎、でしゃばり小泉進次郎、不貞腐れ石破、更には小池百合子まで。
 茂木は派内もまとめられずにダメ。
 タマは悪いが不人気に歯止めがかからず、一部が自民党を割るという動きも出る。気味の悪いことにその後ろで糸を引いでいるのは二階・青木・森といったオールド・ゾンビばかりなのだ。

妙な踊りがはやる
 8月の盆踊りのシーズンで、ジャズの名曲『テイク・ファイヴ』が流れ出し、全国的に同じ振り付けの踊りが大流行する。かの郡上八幡でも河内でも、従来の伝統的な踊りを凌駕する。
 多少のバージョンがあるようだが、腕をセリ上げながら三歩進んで2拍ステップバックするスタイルで、初めは何も歌がなかったが、しまいには踊り手が『ナム・アミ・ダ・ブー・ツー』と唱えだした。
 盆踊りのシーズンが終わって秋になってからも、クラブやラグビーWCの際にも老若男女が入り乱れて踊り狂い、まるで幕末の『ええじゃないか』のような現象が続く。
 背後に『滋養教』なる胡散臭い新興宗教がある、教祖は『オール・アト・ワンス・アッパー・マン』というらしい。警察が調査を始める。

愛子内親王殿下婚約
 青年皇族となられた内親王殿下は旧宮家の男子と婚約の儀相整い新たな宮家を創設することとなった。
 その際に、男子が誕生にあたっては皇位継承権第一位のクラウン・プリンスとなられる旨、皇室典範が改正される。
 一方、ニューヨークの〇室夫妻は、やっとこさ試験に通ってみたもののいいお客さんに恵まれず(腕が悪いそうで)生活が苦しくなる。そこへあのゴーツク・ババアが渡米してきてマズい展開となる。

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寒い国からの帰国者

2022 DEC 18 12:12:55 pm by 西 牟呂雄

 先般、長年ロシアに居住していた古い友人が一時帰国した。彼は現地のさる団体の理事であり、この『特殊作戦』遂行中の環境でも踏み止まっていたのだが、久しぶりにあったところゲッソリとやつれていた。やはり相当のストレスを抱えているのだと拝察した。
 曰く、ロシアのニュースばかりを聞いているとおかしくなってくる。幸い彼の場合は西側のニュースにも触れることができるので、バランスは保てているつもりだが、盗聴はされているはずなので滅多な批判を控えていると次第にロシア寄りになっていく気がする、と。以下、要点のみ。

・生活していく上での不都合は何もなく、経済制裁は効いていない。物価も安定しており特殊作戦推進中の実感は乏しい。日本食もいつでも食べられる。
・中国、インド、アフリカ諸国、南米等は制裁どころか非難決議にも加わっていない。むしろ安部ープーチンの関係をよく知るロシア人にとって、日本が制裁に加わる方が違和感があるらしい。
・元総理の暗殺はロシはアでも大きく取り上げられ、SNSなどではアメリカの陰謀説が流れもしたらしい。
・ロシアが孤立を深めている、と報道されるようだが、上記インド、中国、とは良好な関係であり欧米とはさすがに距離感はあるものの、人口比で言えば孤立ということにはならない。
・反戦デモは全力で抑え込む。体制転覆の気配は感じられない。ロシアは一党独裁ではないが、革命が起きる可能性はまずゼロ。
・仮にクーデターなどが起きてしまったら、返って『こんな甘っちょろいことでは勝てない』とするもっと強硬な人物が出てしまう方が心配される。
・心あるロシア人は本当に嘆いている。世界中に恥ずかしい、何という事をしてくれるんだ、と悲憤慷慨しているが、表立っての発言には気を使っている。
・核の恫喝はそんなに心配することはない。使った場合は孤立どころではないことはさすがに分かっている。
・戦争はやるべきものではないことを前提に言うが、この作戦のマズさ加減は初期にキーウを攻略しきれなかったことに尽きる。首都を潰して新政権を立てて終ろうと考えたのだろう。
・そもそももう8年も小競り合いをしていて膠着状態だった。その均衡を煽りに煽ったのはアメリカである。ここがロシア寄りと非難されるところだろうが、NATO入りはターニング・ポイントで、いくらなんでもやめろと言っていればこうはならなかったはずだ。
・そもそもウクライナは上から下まで腐敗した政府しか作れなかった国だった。クリミアをどうこう言うが元はと言えばタタール人がいた所を強制移住させてついでにウクライナにくっつけただけなのだ(この辺りで私が、それは今言う話じゃないと釘を刺す)。
・製鉄所に立てこもっていたのはウクライナ陸軍ではない。内務省直属の暴れ者。幹部はネオ・ナチで、地元では嫌われていた。
・徴兵逃れに出国するものがあとを絶たないのは本当だ。我々ローカルの雇用者にも『海外に転勤させるな』といった指導がある。
・日本の金融機関のスタッフは皆海外に出た。モスクワと時差のないドバイにいてテレ・ワークしている。
・ヨーロッパもコール・オプション等で看板を下ろしている。しかし、ヨーロッパ勢はこの百年でも国境が変わるような経験を何度もしているので、どうも水面下では繋がっているようである。
・戦争の先は見通せない。しかし次の火種はポーランドだ。
・現在ロシアからの出国はモスクワからイスタンブールかドバイしかない。従ってウラジオストックから出国するにもモスクワまで来なければならない。
・日本のニュースで最もショックだったのはアントニオ猪木の訃報だった

 そして彼は年が明けたらしかるべきタイミングでロシアに帰ると語った。私はグッド・ラックとしか言えなかった。

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そろそろあの宗教について言ってもいいかな

2022 DEC 12 6:06:00 am by 西 牟呂雄

 世界〇〇協会について、およそどうでもいい質問が国会で応酬されている。国会で議論するような話か?モリ・カケ・サクラと同じ低レベルの嫌がらせにしか見えない。自民党の候補者が『政策協定』を結んだとか問題視されるが、中身はこんなものらしい。
 『・憲法を改正し、安全保障体制を強化する・家庭教育支援法及び青少年健全育成基本法の国会での制定に取り組む・『LGBT』問題、同性婚合法化に関しては慎重に扱う・アジアと日本の平和と繁栄を目指す「日韓トンネル」の実現を推進する・国内外の共産主義勢力、文化共産主義勢力の攻勢を阻止する』
 人によっては断固反対する内容もあろうが、自民党の候補者ならどうってことのないではないか。別に信者を優遇しろ、とも献金しろとも書いてない。1票でも欲しい候補者なら〇産主義者でをもなければ平気でサインするだろう。無論、当選後にズルズル引きずり込まれて言いなりになられても困るが、いくらなんでもあんなカルトに引っかかるなんて尋常な精神じゃない者が自民党から立候補するとは思えない。
 カルト化するムチャクチャな新興宗教とは人に付け込む3つの要素を持っている。➀ 極端な教義 ➁ 見破りにくい奇跡 ➂ 度が過ぎた献金 の3つだ。常識人から見たらバカみたいなことに没入する人というのは常にパーセントのオーダーで存在するから、よほどの迷惑(サリンをまくとか)でなければ放りっぱなしで構わない。本人はハッピーなのだ。信者二世の救済が問題ではあるが、それも創〇学会の二世や〇産党員、ヤ〇〇シ会、天〇教の二世はどうなのかとなったら手が付けられない。胡散臭さに気が付いた二世が逃げ出せるセーフティー・ネットを構築することなど国会で大騒ぎしなくともできるだろう。このテのヤバさ加減は本人だろうが二世だろうが、周りが抜けさせようとして苦労するから被害者の会だの弁護士がジタバタする。本人が幸せ一杯なんだから回りはシカトすりゃ問題ない。
 例えば岸和田。ここはだんじり祭りで有名な気の荒い土地柄だ。ここにオ〇ムが支部を作ろうとしたところ、遠慮はいらないとばかりに住民が寄ってたかった蹴りを入れたら撤退し、事件にもならなかった。インタヴューを受けた若い(ガラの悪い)アンチャンは『みんなケリに行ったでぇ』と笑った。
 今回はハマって家庭を崩壊させたバカ母の息子が輪をかけたバカで、たまたまビデオに登場した元総理にテロを仕掛けるという異常さが際立っていたため問題が大きくなった。あのテロリスト息子は十分に監視しなければ出てきて必ずまた何かやる。いくら相手が要人でも一人しか殺していないのだから何十年かでまた出てきてしまう、そういった心配の方が問題だ。その前に、身の回りにそれなりの親戚(弁護士と仄聞する)辺りが救いの手を差し伸べるなり、或いはシェルター的に救い上げるセーフティーネットが機能することが望ましい、あの息子は母親か教団に向かってやってりゃ今頃ヒーロだったろうに。
 二世の被害者のお嬢さんが涙ながらに法案についてコメントする姿は痛々しい。ただそのコメントに『政府の責任で云々』の一言に僕は違和感がある。アンタの親の責任の方が重いんじゃないの。
 被害者の祖父の時代、この日本でも革命が起きてもおかしくないような騒然とした時代、巷に『アンポ・ハンタイ』のジュプレヒコールが轟き国会に突入されかけた時代、反共をかざす新興宗教が頼もしく見えたこともあったろう。その緊迫感を今日共有できる人はもういない。その付き合いからお世辞をチョット言っただけなのに野党やマスゴミときたら・・・。
 ところでオ〇ムの信者だった男性が、教団が解散したあとどうなったかを追ったドキュメンタリーを見たことがあるが、超国家主義団体員になっていた。本人たちは怒るだろうが、その風貌や振舞いは凄まじく暴力団の方がかわいいくらいだ。見ていて何とも言えない気分に陥った。要するに強烈なカリスマ性とか父性愛と言ったものを求めているのだろう。新興宗教から民族主義団体への転向は本人の中では一貫しており、シアワセ感は満載だ。

滋養様

滋養鳥居 高さ1m手造り

 どうしても宗教にすがっていたい人はワタシが信仰する滋養教に入信しなさい。
 滋養様は年に一度お告げを下さるだけで献金など必要ない。そのお告げを私がブログに書くからタダで読める。そしてそのお告げは一般的にはほとんど当たらないが、ワタシ及び信者の脳内では100%的中するという奇跡を起こす。その審神者(さにわ)であるワタシは常に奇想天外なことを思いつくカリスマである。ドーダ! 

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雨のバンガロール

2022 DEC 1 0:00:04 am by 西 牟呂雄

 

 インドに行った。目下は雨季。カンカン照りの乾いた大地に立って、つくづく『インドには日陰が良く似合う』と思ったものだったが、街並みはしっとりと濡れていた。
 そもそもコロナ後に初めて出国したのだが、出だしから先行きが危ぶまれた。
 航空会社のカウンターで接種証明か最終の検査結果を見せろと言われ、既に五回目も打った僕は意気揚々とスマホを見せた。するとオネーチャンは『英語表記でないとインドで入国できません』と言うではないか。それではと再発行を操作しようとすると『マイナンバー・カードをかざしてください』ナニッ!そんなもん持ち歩くわけないだろう!それならイチかバチか行きます、と言っても航空会社はこれを拒否。自宅から家人が2万円のタクシー代を払って持ってきて最後の客として乗り込む離れ業で搭乗した。イミグレは通ったのか覚えていない。で、そんな思いをして辿り着いたデリーでは、インド人の典型である『自分の範囲しか働かない、なるべく余計なことはしない、絶対に責任は取らない』の3ナイ主義者、入国管理官のせいで、トランジットも最後の一人となる。そうやって辿り着いたバンガロールはこの雨だった。

 今回は長年のパートナーが工場をリニューアルした竣工式に行ったのだが、パートナーのお父さんが2週間前に亡くなってしまいギリギリまではっきりしなかった。というのヒンドゥーでは13日も葬式をやるため、竣工式ができるかどうか。死亡当日に火葬⇒4日後遺骨を拾う⇒13日後葬式⇒ガンジス川に流す。という流れの真ん中に当たっていた。雨はそのせいなのか。
 前日。同じくパートナーのドイツ人の一人(二人来るはずの一人は1週間前から来印していた)がドイツでのフライトキャンセルにより来ない。それは仕方がないものの不安を抱きながら新工場に行った。
 既に数年協力関係にあるが、始めた時はなかなか技術が定着しなかった。それを苦労しながら受注につなげ、リニューアルにこぎつけたと思うと感慨深いものがある、はずだったが、これは・・・。

何とかしろ!

 いくらインドでもこれはないだろう。エントランスに巨大な牛のウンチ。
 しかも誰も平然としてかたづけるでもない、オイオイオイ、明日セレモニーだろ、何考えてんだ!
 まっ、いいや。前回サンプル作成に失敗していたので早速現場を見ると、真剣な目付きのスタッフが待っていた。事前に送っていたチェック項目に従ってプロセスを見ていく、成程。
 つくづく思うのだが、とにかく試片、薬品、部品、といった製造のインフラにあたる部分が圧倒的に不足していて、それは産業としての足腰の問題だが、郷に入っては郷に従うしかなく、やたらと日本流にやれといっても無理である。オペレーターは直ぐに辞めるし技術の蓄積は難しい。
 そんな中、入管のエラソーな小役人とは違って、彼らなりに何とかしようとはしていた。
 僕のライフ・ワークは『何もない所に製造拠点を作り、日本の技術で立ち上げ、そのエリアに貢献する』だから、こういったいじらしい姿をみると、やってよかったとしみじみと思うのだ。無論その間、コノヤロウ、バカヤロウがある。

 帰り際に、なにやら女性のはしゃいだ声が騒がしく、事務所の入り口に人だかり。僕のファンかと思ったが、そんなはずもない。
 オペレーターの女性達が作業着のまま、事務所入り口の地面に絵を描いていた。
 そしてそれに色を施していたのだが、染料の粉を手でパラパラと落して採色する。その色の鮮やかさには目を見張った。ヒンドゥーの縁起物なのか、怪しげな魔方陣のような幾何学模様もいとおかし。

 そして当日は晴れた、工場に来てみてアッと驚いた。もちろん牛のウンチはかたづけられていて、それどころか工場正面は花で飾られていた。どうやら昨日僕達が帰ってから業者が雨の中、徹夜で飾り付けたらしい。もっともパートナーは手広く事業をやっていて、その一つに広大な花の農園があり一度連れて行ってくれたことがある。野生の象がいるという森の中だった。そこから大量に運び込んだ花だ。

 さらに、絵に色を付けていた女性達はご覧の正装である。鮮やかな原色が黒い肌によく似合う。おそらくはそう豊かでもない彼女たちにとって今日は晴れがましく、心から楽しんでいるのだろう。
 考えてみれば数千年の歴史を内包し、分厚い文化を守り続けている人々である。数百の民族と宗教と言語を持ちながら選挙をやり、核を持ち、原子力空母を運用する大国であり、ロシアへの制裁など見向きもせず、目下は空前の好景気。ここの従業員はおおらかな人達だが、商談の相手のネチッこさとケチさ加減には辟易させられる。
 インドは大いなる矛盾の塊なのだ。

 こちらは我がパートナーの奥方。この人達はバラモンで、その内の中くらいのカーストらしくインドに1千万人いるとか。中堅の財閥を形成していて、まぁ金持ちだ。
 こう言っては何だが、大変に物腰が上品な美人である。聞くところによると、適齢期の同じカーストに適当な候補者がいないと結婚はせず、女性の場合このクラスでは学者か弁護士になるのだとか。
 雨の中、記念の植樹をやり、即興でスピーチまでさせられた。

  嗚呼

 翌日、工場に行くと再び仰天させられる。午前中にあれだけ豪華に飾られていた花はゴッソリと捨てられているではないか。それも工場の前の空き地に無造作に投げられていた。
 まあ、何もない空き地に捨てるという行為はあまり感心なことではないが、この荒涼とした大地に多少の花では環境破壊にもならないのだろう。バンガロールは近代的な都市ではあるが、一歩裏通りに行けばゴミだろうが牛のウンチだろうがお構いなしで、犬は繋がれもしない。スラムではそういった環境でも平気で暮らしている。一時はCOVID19の新規感染者が1日30万人いて工場でも一人亡くなったのだが今はゼロだという。ウソだろう。
 こんなところに来るのに接種証明も陰性照明もないもんだ、航空会社は現地を見てないのか。 、
 
 帰り際に工場の隣の空き地にあの巨大排泄物を置いて行ったノラ牛がいた。
 よく見ると、白い鳥も一緒にいてなぜか仲良く群れている。
 今夜、フライトでムンバイに行くドイツ人とビュッフェを食べながらビールを飲んだのだが、別れ際にこう言ってニヤリとした。
『今までは友達だが今夜は違う』
 そう、この日は23日。これからWカップ・サッカーの日本ドイツ戦がある・・・。

 そして夜半、メールが入る。『フェアな戦いだった。コングラッチュエーション!』いい奴なのだ。

乞食?

 
 P.S 工場の横でいつもウロウロしていた老人だが、乞食だと思っていた。
     後日分かったがこの老人は例の牛の飼い主で、夕方牛と一緒に家
     に帰るのだそうだ。

満天の星は血を騒がせる
朝日はなぜか気怠い
南中の日差しにはせかされる
夕暮れはいつも寂しい
インドでは雨が癒してくれる
(洪水も起こすが)

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ワン・レスポンス・コント

2022 NOV 26 23:23:23 pm by 西 牟呂雄

 西川きよし師匠の私の履歴書は面白かった。その中にやす・きよ漫才の神髄と思われるエキスがちりばめてある。そこから着想した、ワン・レスポンスのコントを思いついたのでやってみたい。
      
・誘拐編。

『お宅の娘さんを誘拐した。無事に返して欲しければ3千万円準備しろ』。
『丁度よかった。アンタのカミさんを誘拐したから6千万用意せい』

『お宅の娘さんを誘拐した。無事に返して欲しければ3千万円準備しろ』
『ありがとう。持て余して困ってたんだ。3千円あげるからうまく葬ってくれ』

『お宅の娘さんを誘拐した。無事に返して欲しければ3千万円準備しろ』
『こちら警視庁生活安全課ですよ。電話番号調べ直しておかけください』

『お宅の娘さんを誘拐した。無事に返して欲しければ3千万円準備しろ』
『ワ~シ~のめ~す~め~と~いうしょ~こはあ~る~の~か~』

『お宅の娘さんを誘拐した。これから娘さんの左手の小指を落としてそちらに送る』
『バカヤローッ、娘はヤクザで小指は詰めてる』

『お宅の娘さんを誘拐した。無事に返してほしければ3千万円準備しろ』
『アホ!そんなまだるっこしいことせんと早くワシを誘拐してあのクソ嫁から解放せんか』

・親の面接編

『お宅のお子さんには問題行動があります』
『わかりました。あしたから不登校にさせます』

『お宅のお子さんはいじめに合っています』
『それでですか。家では私に暴力をふるいます』

『お宅のお子さんは将来弁護士になって親を助けたい、と作文に書きました』
『私がヤクザで裁判でいつも苦労してますから』

『お宅のお子さんは将来泥棒になって親を助けたい、と言ってます。どういう教育をしてるのですか』
『私が刑事なんでつかまって成績を上げさせようと考えたんでしょう』

『お宅のお子さんは全然授業を聞きません』
『それは私がスパルタで受験勉強を教えるからです。学校が息抜きなんです』

『お宅のお子さんは漢字の書き取りが全然できません』
『えっ!学校は字を教えてくれるんですか。それじゃワシも行きます』

・外国人観光客編

『ウェスト・ケンジントン カラキマシタ』
『何?上杉謙信だと(本当にそう聞こえる)』

『(動物園で)アリゲーターはドコデスカ』
『モハメド・アリのゲタ?何言ってんだ』

『ソレハ アナタノ トラウマ デスカ』
『はぁ? トラウマって黄色いシマウマのことか?』

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相撲の始まり

2022 NOV 19 22:22:01 pm by 西 牟呂雄

関西の旅

葛城の足跡

のつづきー

 目下九州場所で一年の締め括りの場所中である。
 良く知られた話だが、野見宿禰と當麻蹶速が垂仁天皇の前で力比べをしたのが相撲の始まり。
 恐ろしいことに野見宿禰は當麻蹶速の肋骨を蹴り折り、腰を踏み砕いて勝ったというから、現代の相撲とは違ったキックもありの立ち技格闘技だったのだろう。當麻蹶速は命を落としたから、凄まじいデス・マッチだ。その勝利によって野見宿禰が當麻蹶速の領地を授けられたが、その場所は現在の奈良県香芝市『腰折田(こしおれだ)』地区と言われている。そしてその地区はデスマッチの行われたのもその場所だと主張している。腰を折ったから腰折田とはすさまじい。當麻地区からも近く、いかにも當麻蹶速の領地と言うのに説得力はある。

 當麻寺の参道で見つけた『葛城市相撲館「けはや座」』はそれにあやかった町興しの施設のようで、実際の土俵が作られていた。立ってみると意外と固い。
 建物の前に蹴速の墓と言われる塚があるが、これはちょっと怪しいのではないか。古墳時代の話ですぞ。天皇じゃあるまいしいくら強くてもねえ、古そうな石塔だったが。
 一方の野見宿禰は出雲の出身とされている。ところが、この奈良盆地のちょうど東側にある桜井地区に何故か出雲という地名が残っている。そしてその桜井地区には卑弥呼の墓との説もある箸墓古墳をはじめとする纏向遺跡があり、第11代垂仁天皇の纏向珠城宮(まきむくたましろのみや)と第12代景行天皇(倭建命の父)の纏向日代宮(まきむくひしろのみや)の伝承地である。要するに当時もっとも発達した都市が築かれていた。
 その垂仁天皇が力自慢の當麻蹴速と野見宿禰のデス・マッチをさせたのだが、その現場と言われている場所がここにもある。その名も相撲神社。これは行かねば。

ちっぽけ

 ところが、車で行くとまるで『ポツンと一軒家』で山奥に行くような細い道を登っていく。対向車とはすれ違えないだろう。恐る恐る行ったところに相撲神社はあった。鳥居はそれなりだが誠にささやかな社が。野見宿禰を祭ってるらしい。しかしどうも違和感がある。周りに力士像やら土俵やらしつらえてあるのだが。
 案内を読んでいると、どうやらこの神社は後付けで造ったのではないかと疑問が湧いた。
 ここの地名は古よりカタヤケシという字名で、カタヤとは『方屋』即ち相撲場の四本柱の内、土俵のことである(江戸期以前は俵を四角に配した角土俵だった)。そこから着想を得て、ここが相撲の行われた所だ、としたのではないだろうか。昭和37年10月6日に柏戸・大鵬両横綱がここで土俵入りをしたとある。当時京都に在住していた小説家の保田與重郎に地元の有力者が話を持ち掛けて実現した、そのころの一大イベントだったろう。要するにここも町興しだったのじゃないか。
 しかし私が思うに、肋骨を折り腰骨を砕くようなデス・マッチはプロレスのような四角いジャングルで行われたに違いない(猪木がマサ斎藤とやったみたいに)。だからカタヤケシは有りだ。
 

土俵

 その両横綱土俵入りの時に使ったと思われる土俵がブルー・シートがかけられて保存されていた。四方の柱は自然木のようで、あんまり使っていないらしい。
 先ほどの社の処からこの土俵を見下ろすと、遠景に奈良盆地の雄大な風景が一望できる。ここで天覧相撲を戦ったらそれは燃えるだろう。そう思えばあながちただの町興しだけではないかもしれない。
 この神社に続く道はまだ続いていて、先はどうなっているのか気になったので、歩いて行く。登っていくとミカン畑なんかもあり、多少の人の営みの形跡があったその先に、アッ再び鳥居が出た!本物はこっちでは。

大兵主神社

 山奥に鎮座する姿は物々しく、不気味な雰囲気が漂う。おそらくこちらの神社が親分で相撲神社はその子分というか支店のように創建したのだ。解説によると垂仁天皇2年に倭姫命が天皇の御膳の守護神として祀ったとも、景行天皇が八千矛神(大国主)を兵主大神として祀ったと伝わる大兵主(おおひょうず)神社である。いずれにせよ10~11代天皇の時代、遥か昔からここにいるわけだ。『大和一の古社である』とわざわざ表記しているところはむしろかわいげがあり、社殿の横の来歴は手書きだった。大兵主神は他にも素盞嗚命(スサノオ)、天鈿女命(アメノウズメ)、天日槍命(アメノヒボコ)に御せられるとも、すなわち出雲系、渡来系、とどうも本流ではない神様と言える。

 さて、野見宿祢の出身に諸説あることを記述したが、確かに出雲国から力自慢がやってきて天覧相撲をするのはそれなりのスケールとロマンがあるが、どうも桜井市出雲が引っかかる。当時、力自慢を競わせるのに遠い出雲から人を呼ぶほどの”全国的”な統制が行きわたっていたのか疑問だ。
 そこで考えた。ヤマト盆地の西の當麻にバカみたいに強い男がいてオレが日本一だと嘯く。すると垂仁天皇は『東で一番強い男と戦ったらどうなるのか』と地元の(桜井市出雲)男達に下問した。口を揃えて『それは野見でしょう』となり、両者が雌雄を決することになる。するとその場所は腰折田でもカタヤケシでもなく、その真ん中である今日の大和八木の辺りの田圃の一角で、両方から多くの応援団がやって来る。ヤマトを上げての一大イベントに群衆は盛り上がり、天皇も最前列で観戦する。
『に~し~、たいまの~けはや~。たいまの~けはや~。ひが~し~、のみのすくね~、のみのすくね~』
 ここで世紀のデスマッチの火蓋が切られる。
 両者ガッチリ組んで互角だが、蹴速はしきりにロー・キックをぶち込むが野見は巧みにブロックしつつ腕を固める。そして力任せに投げを打つ。蹴速が起き上がって来たところに野見の回し蹴りが決まってダウンを奪い、そこに猛烈なストンピングを浴びせて担ぎ上げバック・ドローップ。すると蹴速が死んでしまった、ナーンチャッテ。

現代の大相撲のルーツにふさわしい闘いではないか(今は蹴りは禁止)。きっとそれで今でも呼び出しは『西、東』であり、天覧がある格闘技なのだ.僕のルーツが『葛城の足跡』の仮説通りなら、僕の先祖はかぶりつきでこの取り組みを見ては歓声をあげていたことだろう。ケハヤ・ボンバイエと。

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