プーチンとは何か
2025 JAN 20 19:19:51 pm by 西 牟呂雄
800ページを超える上下二巻の『プーチン』を読了。BBCの特派員としてモスクワ・ワシントン等の駐在経験のあるフィリップ・ショーが綿密な調査を元に検証した評伝である。後述の事情によりロシアとの間合いに苦慮する私にさる先輩が勧めてくれ手に取った。
未だに停戦の目途の立たない不毛の戦争を仕掛けたのは何故か。どう落とし前を付ければ気が済むのか。スパイを平気で暗殺してシラを切り、自作自演のテロをやってまで原理主義者を潰す、政敵を投獄して死に追いやる、ついに他国に侵略を始める、これらのタフな行動は一体どこに由来するのか。ロシアの新ツアーリなのか狂人か。一体どのような経験を潜り抜けてプーチンはプーチンになったのか、興味は尽きない。
筆者はクリミアの占領まではプーチンを高く評価していた。冷戦に負けて国家がデフォルトし、長い行列で細々と買い物をせざるを得なかった故、改革に舵を切ったゴルバチョフはソ連瓦解の序章を司る役目を負った。エリツインは共産党を舞台から引きずり下ろし何度かの政治的危機を乗り越えてみせたが、ソ連は無くなった。その後登場した無名の男は巧みに西側にすり寄って見せつつ何とか国家の体を整え、一時はG8としてロシアを国際社会に蘇らせたのである。
筆者はロシアとの付き合いがあった。技術を出して現地での合弁を立ち上げ、黒字を維持できるレベルまで粘り強く育ててきた。現地スタッフとの友情も育んだ。今から10年前、クリミアに部隊を展開させて住民投票に持ち込んだのは、野蛮な行為ではあったが戦術としては鮮やかだが、パートナーのロシア人達は『何もあんな何もない所を占領することもないだろうに』と言っていたものだった。
一方、今ではすっかり被害者になっているが、筆者の知る限りでは当時のポロシェンコ大統領や美人のティモシェンコ首相の腐敗ぶりは凄まじく、とてもじゃないがまともな国家と言えないレベルであった。
ただしクリミア占領後でも、あのアゾフ大隊が立て籠った製鉄所とは平気で取引ができていた。
それが侵攻作戦が始まって以来、我が国も制裁をせざるを得ず、この10年の苦労は水泡に帰した。パートナーは『恥ずかしい。合わせる顔がない』と嘆いた。飲めば大声で詩を暗唱し、クラシック音楽を愛でるロシア人達が。
危機に際して、できるだけ多面的に長期的に将来を見据えたいところだが、目下は打つ手もない。これはロシアの内在的行動と言えるものなのか。それともプーチン一人の衝動によるものか。何とかヒントが得られないものかと本書を手に取った。
プーチンの曾祖父は革命前の農奴で祖父は料理人、父は革命後の工場技術者、決して恵まれた環境で育ったわけではない。その頃のレニングラードは大戦の痕跡がまだ残り、復興には程遠い街で、犯罪も多い所である。
筆者は東京の下町で育ったが、本書の記述による戦後のレニングラードの方が、地上戦が行われた分だけ大空襲を受けた東京よりもひどい状況だったと思われる。そんな殺伐とした、行ってみればガラの悪い所でプーチンはやや問題児として少年期を過ごす。どうも周りにいたチンピラの影響を受けた喧嘩っ早いワルガキだったらしい。そして小柄な割に強かった。キレると執念深く食い下がる。この悪い癖は成人になってからも治らず、KGB時代に地下鉄でモメた挙句骨折したりしている。要するに優雅な佇まいを身に着けることなく、下品に成長した。
こういうタイプは表の世界では控えめに見せ、放課後にいろいろと画策するのが常だ。後に政界に出てきたときに『目立たない男』『全くの無名』という表現があったが、チンピラのパフオーマンスを知らない評価である。
そんな環境下でも頭のいい子供だったらしく、あちこちトラブリながらも進級を重ね、サンボと出会う。道場で知り合った仲間には、その後犯罪組織に関わった連中も多い。柔道との関わりもあったが、これはプーチン本人から日本向けに喧伝された部分が多いようだ。ただ柔道の山下とは確かに親交はあり『あなたに頼まれたら断れないな』と多少の便宜を図ったこともあった。
競技は強かった。成績も悪くはない。化学の中等専門学校に進学する。
この頃からようやく将来を考えるようになり、至極まともな動機からKGBを志望したらしい。だが、筆者が思うに、共産主義やソ連体制への忠誠心からではない。当時のミドル・クラス以下の青年がマトモな職業について安定した生活をするために最も硬い職業として志望したのではないだろうか。当時のソ連社会の貧しさや不自由な統制とはびこる犯罪者の混沌とした中からエスタブリッシュメントに這い上がる選択肢はそんなに多くはない。チンピラから脱皮して、さて何をしようかという時に目についた『職業』だったのに過ぎない。実際レニングラードKGBを訪問し、就職したいと尋ねたらしい。その時は門前払いだったが、やがてレニングラード大学法学部に進学し卒業時点でKGBスカウトされる(かつての訪問が効いたのかは不明)。
さて、KGBで勤務のかたわらプーチンは結婚をする。紹介されたスッチーだった。この結婚はプーチンにとっては計算ずくだったのだろうが、相手のリュトビラにとっては誠に息の詰まるような思いのするもののようだった。そもそも職業がKGBだとは言わなかった。プーチンの自分を見せない生活態度とロシアの農村風の家長然とした振る舞いはリュトビラには馴染みにくかったに違いない。後に離婚する。
だが、別に珍しいことではない。筆者の知るところではロシアはやたらと離婚率の高い国で、人口千人あたり4~5%だ。これは既婚夫婦の7~8割が離婚する、という先進国ではダントツ・レベルである。富裕層は不倫しまくり下々はサッサと離婚する、という印象だった。筆者と交流のあった中間層はそうでもなかったが、もっぱらDVと性的指向の不一致が多いそうだ。
また、リュトビラは『ある日主人によく似た男が帰って来たが、その男は何がどこにあるのか全く知らなかった』と発言し、これがプーチン替え玉説の根拠になったという話もある。
その後、KGBでの秘密訓練をうけて、おそらく国内での諜報・分析活動をした後、東ドイツに駐留する。この時期は今までよりも充実し(スパイ活動をしていて充実もないものだが)安定した暮らしを手に入れた。このころまでのプーチンの野心は大したことはない。本人もその上を目指す強い意志を持っていたとは思えない。しかし東ドイツにいたことは後のキャリアにとって良かったようにも見える。
なぜなら、その時期の本国はゴルバチョフ~エリツィンと冷戦敗北の大混乱期である。
歴史的考察は省くが、その混乱とはカオスそのもので権力の移動に伴いありとあらゆる裏切り・略奪・暴動からクーデター騒ぎまで起こし、デフォルトに至る三流国家になり果てたのだった。
その後、共産主義からは決別したものの、実態は国家資産のブン取り合いと経済のマフィア化だ。それがすさまじい格差と混乱を増幅して今日に至る。
その時点で帰国したプーチンはサンクト・ペテルブルグで政治デビューを果たし、次第に頭角を現しモスクワ入りする。サンクト・ペテルブルグ時代は改革派市長の右腕だった。
それにしても、本書によるロシア社会の宿痾ともいうべき汚職・腐敗は、おそらくは共産党内も凄かったのだろうが、帝政以来の伝統のように凄まじく、とても根絶できるような代物ではない。今もそうで、これからもひどくなる一方だろう。日本の裏金なぞはカワイイものだ。エマニエル・トッドが外婚制共同体家族 (息子はすべて親元に残り大家族を作る。親は子に対し権威的であり、兄弟は平等である)と分類した中国やロシアは共に共産主義と汚職の親和性が高い。
どうにも立ち行かなくなったエリツインに後継指名された時点で、ロシアはそういう国であった。
そんな中でプーチン自身は(無論真っ白ではありえないが)周りのバケモノのような腐敗体質とは一線を画していて、それなりに職務に忠実で、何とか先進国レベルに追いすがろうとする。
折しも9・11の惨事からテロ根絶にアフガニスタンに雪崩れ込んだ米軍には周辺の基地を提供する。NATOとの共存を訴えて『いっそロシアのNATO入りも可能だ』とまで言った。G7プラスロシアとしてオブザーバー参加するところまでこぎつけたのだ。
ところがこれに対し、G7側は領土問題のある安倍総理を例外として実に冷淡だった。
特にマズかったのは、イスラム系テロ集団と対峙したチェチェン問題について、やれ人道的見地だのといった理屈でネチネチ足を引っ張った。あれはワッハーブ派イスラム原理主義者で、おとなしいスンナ派の中にあってとびきり厳格ですぐにジハードを仕掛けたがる過激派である。あのビン・ラディンがそうだった。ちなみにサウジはワッハーブ派を国教とするが、侵略やテロを正当化することを禁じている。
頭にきたプーチンはいまでは公然の秘密となった自演のテロまで仕掛けて根絶に乗り出した。
歴代アメリカ大統領もブッシュからバイデンにいたるまで、ナメた態度をとり続け、ネオコンは陣取りゲームのようにジワジワとロシアに迫って来たのだ。プーチンは焦るとともに落胆したことだろう。その心中は屈辱感で一杯だったはずで、内向的なプーチンの中でマグマとなったに違いない。
このあたりから、プーチンのチェチェンやシリアへの介入は凄みを増す。戦闘員も何もなく皆殺しだ。戦闘をすることそのものが非人道的な行為であり人権もクソもない、の様相を呈し始める。
隣国であるウクライナの振る舞いはさらにプーチンをいらだたせた。すっかり被害者となって国際的な同情を集めているが、ウクライナはその腐敗っぷりといい約束の守らなさといい、決して褒められた国ではない。その国がNATO入りとはプーチンに言わせれば『片腹痛い』だろう。
この間G7唯一のアジアの国である日本は、安倍総理の巧みな外交により関係は良好であった。何しろ同じ月のうちにプーチンとトランプの両大統領と会談することができた唯一の首脳という手練れの総理。しかもどちらもヤバい筋にもかかわらず猛獣使いのように捌く。例えばソチ・オリンピック開会式への参加など、必ずプーチンの心の琴線に触れたはずだ。
筆者はこの頃に安部ートランプープーチンの三者会談が取り持たれていたら、目下の戦争は避けられたのではないかと考えている。
長引く戦闘、思うようにいかない戦況、ブリゴジンの乱、シリア放棄、さすがのプーチンも焦りが出て北朝鮮の支援まで受けた。あんな国に縋らなければならないとは、プーチンの心中はいかばかりか。中国は友好国ではあるが、プーチンは実際には中国人(ロシア語でキタイスキーという)のことを『ハエ(ロシア語でムッハ)』と呼んで嫌っている。あの長い国境の向こう側に2億人のキタイがいて、ロシア側は8百万しかいないから竹槍で来られても防げない。おまけに今の経済規模の差では下手に頼れば飲み込まれてしまう恐怖がある。その中国もインドも行き場を失ったロシア産の石油を安く買い叩く。
果たしてトランプ大統領のディール外交にプーチンは乗るだろうか。
いずれにせよ、ロシアは首都占領というような古典的勝利はあげられず、ウクライナもロシア領内の拠点は確保できまい。どちらも勝ちきれない状態が続く。
無論、戦闘を以て国境を変えるという愚行を実行したプーチンは糾弾されてしかるべきなのだ。
だが、読了後の不快感は執拗に挑発しウクライナを盾に相手国を消耗させるネオコンの悪辣さにも思いを馳せざるを得ない。散々挑発されて真珠湾をやったどこぞの国と被ってないか。
くどいようだが、大日本帝国の愚行を礼賛するつもりもサラサラない。
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新しい年の新しい風と新しいセール
2025 JAN 12 9:09:32 am by 西 牟呂雄
我が艇は去年のレースでメイン・セールが破けてしまい、この半年は本格的なセーリングができなかった。巻き込み式のセールだったのだが、レース中の激しい出し入れで噛みこんでしまい、慌てて引っ張り出した時に破れてしまった。
この際巻き込みはやめてオーソドックスなスタイルに戻すことにした。船齢も30年、船としてはお婆さんなのだ。
この船に移ってからもう10年が経過していて、ちょうどブログを書き出してからの海に関するブログは全てこの船の思い出である。船もクルーも年を取ったわけで、もうロングの航海をすることもできない。
それでも新しいセールを何とか手に入れて、どうやら体裁が整った。
ただ、新品のセールは全くしならないので慣らさなければスルスル上がらない。
手始めにマストの中のファラーポストのグルーブにボルトロープを通しながらUP。慎重にやったつもりだが、グルーブの入口周りの空間が狭く、グルーブの入口とボルトロープが擦れて嫌な音がする。見るとUPする最中にボルトロープの取付部が2ケ所切れていた。5cm1ケ所、10cm1ケ所。
セールやボルトロープが新しくまだパリパリのせいかも知れないが、ファラーポストのグルーブ使用は、こんな調子では荒れた海上のセールUP作業はスムーズに揚がらない。うーん。
次にセールをブーム上に折り畳んでみた。できなくはないがタックとクルーをブーム前後につけたままでのセールDOWNで折り畳みは難しいだろう。しかもこのところ油壷ではスタックしてブーム上にしまったメインセールの中に、台湾リスが巣を作ってしまい、セールを齧られる被害が多い。
仕方がない。予備グルーブに合わせたスライダーをつけて、毎回メインセールを取付け・取外しをするのが良い、となった。
これではまだシェイク・ダウンできないが、何分、安全のためにはしょうがない。いつになるのやら。
揚げてみた真新しいセールは湾内の具風をしっかりと孕んで輝いていた。新しい船出だ。
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念願の古稀ボーダー ゲレンデの風になる
2025 JAN 5 1:01:19 am by 西 牟呂雄
あけましておめでとうございます。
ブログを始めて十年。還暦ボーダーと書いてからアッと言う間に古稀を迎えての滑り、恐いものがありました。絶対に転んだりしてはいけない、体が硬くなっているから骨折どころではなくなる。緩斜面をそーっと降りる感じで丁度良いと。
しかし1年の初めに体力の限界を確認するのも日常のためにはいいのかも知れません。今年からはもう酒は焼酎のロックを5杯にしておこう、といったバロメーターに・・・なりませんねぇ。
そうそう、愛用のボードがビンディングの劣化で使えなくなってからレンタルで滑ってますが、今から新しいボードを買ってはとても償却できない。買ってしまったら誰かに後を託して20年かけて償却しなければ。そのころには流行が変わっているでしょうし。
例に寄って昭和ファッションに身を固め、遂に念願の古稀ボーダーがゲレンデに突撃です。
恐る恐る、良く体操までして雪面を踏み締めました。
ところが今年は何故か空いている、正月の早いせいもあってゲレンデが全く荒れていません。もっともここは人工スキー場ですから平坦な造りにはなっていますが、圧雪した跡がザラザラしたままでしならない、力任せにガリガリ滑ることになりました。
それがですな、慎重にやっていても一本目で息が上がっています。日頃スポーツなどやっていないから当然なのですが、情けない。ふーっ。降りてきました。
でも、何だできるじゃないか。
古稀、捨てたもんじゃないぞ。ここで調子に乗らず慎重に滑ればまだまだ。
っと、見上げてみればここ鳴沢エリアから見える先端の尖った富士山が私を見下ろしています。
どうかもう少し自由にスピードを味合わせてください。
そう祈りつつリフトに行こうとしたら、ゲレンデに寝そべっている異様な集団に気が付いた。ウエアに身を包みスキーも置いてあるが一向に履こうとしない。何してるのか、近くを滑ったら日本語じゃなかった、観光客なのです。寝転がってスキーの用具を身に着けている写メを盛んに撮っていました。要はコスプレですね、ツアー料金に入っているのかも。
さて、そろそろ古稀ボーダーはケガをする訳にもいかず、もう一本ぐらいで止めなければなりません。
昼時なのでリフトは全く待たずにシメシメと乗り込み降りてみれば。
えっ、誰もいない。どうしたのでしょう。リフトにも人っ子一人いません。
滑り出しても風が吹いているだけです。
あれ、私の影も映らないし音も聞こえない!
アルツハルマゲドンが進行して幻覚を見ているのか、それとも私が死んで意識だけの存在となり、とうとう私も風になってしまったとか・・・。
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2025年 滋養神社お告げ
2025 JAN 1 0:00:11 am by 西 牟呂雄
本年も滋養様よりのお告げ下り賜りここに遣わす。
ひとつ トランプ―石破会談は大成功
就任後のドサクサ紛れにフロリダに飛んだ石破総理は、行く前は『何しに行くのか』と散々の言われようだった。ところが会った途端に打ち解けられた。理由は二つ。まず冒頭から石破総理は『私はあなたと同じ神のしもべです』と長老派である大統領のかすかな宗教心をくすぐり『銃弾にも負けなかった選ばれた人』とおだてあげたのが良かった。次に大統領は美人で有名な総理夫人を気に入り、しきりに話しかけたため、総理がボロを出さずに済んだのが良かった。
ふたつ 中東が安定する
ヒズボラが潰されてシリアが返って安定した。おまけにハマスも耐えられなくなり人質を返すことになり、ガザ地区から追放された。これによってイランは腕をもがれた格好になり、急速に影響力を失ったためである。即ち、ロシアーイランのラインがこのエリアでは切れてしまったのだ。シリア何かは元々国の体を成していなかったので、今後はトルコの属国化する。
噂によるとイランの核開発施設がイスラエルに空爆された際、バンカー・バスター爆弾をアメリカが貸与したため鹿施設が破壊され尽くしたらしい。
みっつ ロシア・ウクライナも停戦に向う
上記中東での影響力をロシアが失い、焦ったプーチンが妥協しようとトランプに接近する。そのシグナルに気が付いたトランプが『これが最後だぞ』と含んで大量の武器弾薬を送ったため、ウクライナが劣勢を跳ね返してロシア領内の拠点を奪った。そこでトランプが乗り出して来てゼレンスキーには『もう止めろ。クリミアはロシアにやってしまえ』と怒鳴りつけ、プーチンには『ところで現状で停戦しないと国境線が引けなくなるぞ』とささやく。
よっつ 半島大混乱
憲法裁判所はグダグダもめた結果、ユン大統領の弾劾は無効になってしまう。野党は即座に大動員をかけて大統領を職務執行不能に追い込む。と同時に北の国でクーデター未遂が起こったらしく委員長とその妹、娘は公の場から姿を消す。
驚いたことにその直後、キム一族がソウルに潜伏していたことが分かり、親北派の共に民主党が統一宣言を出して大騒ぎになる。すると今度はユン大統領が平壌に現れ、大韓民国である旨世界に発表し、核の放棄を宣言する。
何のことはない、不思議にも北と南が入れ替わっただけ。
いつつ 参議院選挙後 政界大編成
参議院選挙は与野党痛み分け。自民党・立民は現状維持、国民は2議席増、公明党・共産党はそれぞれ1議席減、維新も減、社民党消滅、その他の訳の分からん党が微増。
少数与党ながら石破総理は巧みに野党案丸呑みや維新・国民の天秤の上に乗り意外に安定した政権運営をする。野田との相性も大変によろしい。ところがここで小沢一郎が暗躍し、石破・岸田・野田・玉木・前原が密かに会合し大同団結することを確認したらしい。自民旧安倍派と麻生派が新党結成に動く。
むっつ 中国デフォルト
やっぱりね。繕ってきたが限界。トランプの締め付けに止めを刺された。年の初めから弾け始めた不動産バブルにより失業者の爆発的な増大で暴動多発。その数一日500件。
暴徒と化した集団が北京に迫った。焦った習近平は首都の防衛を第4野戦軍に命じたところ、何を勘違いしたか北京を武力制圧してしまい、習近平が監禁される。
人民解放軍の指揮系統は乱れまくり、特に中国海軍は暴発して台湾を封鎖しようとして第七艦隊に全滅させられる。また海警備局の武装船団が尖閣に迫ったが海上自衛隊が出動しこれを撃退。
もはや一帯一路も台湾進攻も南シナ海性はも夢の彼方に。
ななつ 日本経済快進撃
アメリカの関税アップ、英国のTPP加入、半島大混乱、大陸テンヤワンヤ、これらが全て引き金となって日本経済は復活する。植田総裁の絶妙のかじ取りで金利も徐々に上がる。おかげで税収も上がる。
キーワードをいくつか提示する。円安、悪いことばかりではない。人件費は相対的に安い。米国高関税、結局はアメリカの消費者が負担することになるのだが、輸入品がなければ消費者が満足するブツは自国で生産できなくなっている。金利が上がれば日銀は国債を売らざるを得ないが価格は下がっているので大損。だがプライマリー・バランスは改善されてメデタシメデタシ。さて本格的にインフレ時代に突入。
やっつ 大谷翔平NFLに転向
なんとニューヨーク・ジェッツが違約金を全額負担して、更に年棒20億ドル5年で大谷をスカウトする。大谷は快速クォーター・バックとしてデヴューするとパスは百発百中、走ってはロング・ラン。ここでもNFLの新記録を次々と更新してしまう。上院議員への出馬が期待されるが本人はそんな気はサラサラないらしい。
ところがインタヴューでうっかり『WWEでプロレスもいいな』と漏らしてしまい大騒ぎになる。
ここのつ 正体不明の宗教がはやる
秋口、突然得体の知れない宗教のような勧誘がSNSを賑わし始めた。ただ定期的に配信される御託宣と称する近未来予測がことごとく当たったため、一体なんだと社会現象になる。株価・国際紛争・災害・犯罪に至るまで百発百中である。
教祖はエル・ニシームと名乗る謎の日本人らしい。地下出版された彼の御託宣が出回る。内容は実に下らないが単純なので若者の間では爆発的な人気が出る。
しかし一部では、あの予言はチャットGPTの回答にそっくりだ、とも言われる。
とお 年末のドン詰まりに仰天ニュース
秋篠宮家の長女、真子様の離婚が発表された。〇室弁護士の稼ぎが少ないうえにあの因業婆が口を出すのにブチ切れたらしい。
同じ頃、弟宮の悠仁親王殿下が筑波大学の同級生と親密であるとのうわさが駆け巡り、大騒ぎになる。一説には隠し子が生まれたとまでエスカレートし、悠仁様はオックスフォード大学に留学の運びとなる。
ただし、昨年でも予言された愛子内親王殿下の旧皇族男子との婚約工作は着々と進んでいるらしい。
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新しい命がやって来た
2024 DEC 29 11:11:50 am by 西 牟呂雄
年末の近づく慌ただしさの中(僕は別に忙しくはないが)さる事情により、赤ちゃんがウチにやって来た。生後ひと月の女の子だ.目を開けてもまだ見えてはいないそうだ。まだ寝返りも打てないが、小さな手足は繊細な動きをしている。
時々、アー、とかウー、とかお語りにもならない声を上げる。今どきはミルクをあげる時間管理はマニュアル化されていて時間通りに飲ませる。そのためウチでは3交代シフトを組んだ。オギャー、と泣き出すのはウンチをした時で、あの小さな体がちゃんと消化をし、排便できることに感心させられる。
そして気の毒なことにこの赤ちゃんは私の誕生日に生まれた。即ち星占いは私と一緒なのである。そして私は祖父と誕生日が一緒。この暗示はこの子の人生が一筋縄でいかないことを示している。祖父は発明家だった曾祖父の専売特許に守られて生涯仕事らしい仕事はせず、その勢いで敗戦でスッテンテンになりかけた。そのことを後悔することなく、勿論反省など微塵もせずに昭和30年にあっさり昇天した。後に残ったのは喜寿庵という山荘だけであり、その維持費が私を苦しめている。
その気質は確実に私に隔世遺伝し、周りに迷惑をかけ散らして今日に至っている。で、私と誕生日二日違いの息子には何ら遺伝せず、ヤレヤレと一息ついたところにこの赤ちゃんである。ちなみに冒頭のさる事情により、私とは血は繋がってはいないのが唯一の安心材料だが、油断はできない。
私、もしくは爺様のキャラが女になったとしたらどんなだろうと想像してみた。
すると、わがままで人の言うことは聞かず規則は守らないですぐ破れかぶれになる無計画な女、という人格が想定されて心底心配になった。赤ちゃん大丈夫か。
初めは触るのが恐かったが、一週間を過ぎたころにやっと抱っこしてミルクを飲ませることができた。
赤ちゃんは小さく、柔らかく、軽かった。
この前七五三だったレイモンド君の1/10くらいだろうか。
人類は子供の期間、即ち一人では全く生きることができない時間が最も長きに渡る。
まだ寝返りも打てないこの子が、これから細胞分裂を繰り返してチビになりお嬢ちゃんになるくらいまでは見られるだろうか。
ガンバレ赤ちゃん。同じ射手座生まれでもこのオジサンみたいになっちゃだめだよ。でも、美人で生意気なコマっしゃくれた娘になって男を手玉に取ってやれ!
そして赤ちゃんは年末のドン詰まりに帰って行った。
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小倉記 泥酔悶絶編
2024 DEC 19 21:21:46 pm by 西 牟呂雄
10年前にしばらく過ごした時は小倉の厳しい寒さに驚いたが、久しぶりにやって来て相変わらずの天気に感慨深いものを感じた。ここは冬が似合う。
日没は東京より小一時間遅いので、17時半に着くと空にはまだ赤が残っていた。ゲートを出るとピリッと寒い。思わずニヤリとした。これから3日3晩に渡って忘年会が続く。
初日。迎えに来てもらって場末感漂う焼鳥屋に。相手は気の置けない後輩達である。話題は専ら来年の経済状況だが、はっきり言ってお先真っ暗の積み上げで、注文がない。僕の持論として、そういう時に緊急ナントカ対策のようなことはしないほうがいい。何にもしないでやり過ごすのが一番コストがかからない。むしろあんまり煽ると今どきの若い従業員は辞めてしまう。稼働を落とし、自然体で人件費を落とすのが関の山なのだ。総大将は山のように動かず、怒らず、焦らず、新規事業だの投資だのは巡航速度の時でなければいい知恵も出ない。
このあたりまではマトモな話だったが、ビールが焼酎に代わり酒が回ってきた後は記憶がない。翌日ポケットには見いたこともない人の名刺が何枚もあって慌てた。
ところで北九州エリアは某製鉄会社がリストラを繰り返して地盤沈下が言われて久しい。更に悪名高い工〇会が集中的に取り締まられて構成員は激減した(まっこれはいいことなんだろうが)。10年前は火炎瓶が飛び、3月に二人の割合で刺されたり撃たれたりしていたのが噓のように落ち着いている。そして旧空港跡地に新しい建造物が立って、着実に地域は発展している。そしてやたら多いのが保育園。少子化対策に熱心に取り組んでもいるようだ。
2晩目は大阪・関東からも参加者がきて生ガキを食べた。
この日は初めから荒れた。このグループとやや緊張関係にある部署がやり玉にあがる。面倒なことにその部署には幹部にツウしている者がいて、その動きが癌になっている。
ところで生ガキはおいしかったが、当たることがあるために食べる前に散々危険について説明された。この店ではそんなに患者が出たのか、と不安に。あんなにクドクド言わなくてもよさそうなもんだが。
昨晩の酒の二日酔いが充分抜けていない感じがして恐る恐る飲み始めたが、結果は同じ。というよりもこの日はベッドにたどり着く前に倒れていた。
3日目。手がけているインド関連事業のメンバーと中華。
インドの粗鋼生産量はとっくに日本を追い抜いていて、現地は爆発的な投資の真っ盛り。我々の事業もこの1年工場拡張をやりっぱなしだが、こういう時に一発品質問題など起こしたら立て直しに数年を要するだろう。来年の現地訪問を誰にするか。
でもってこの日はさすがに酒は進まないかと思ったが、紹興酒の甘い味に負けてカラオケになだれ込んだ。このチームのカラオケは軍歌の大合唱で始まる。定番は『加藤隼戦闘隊』後はサザンじゃAKBじゃえーい演歌だ、でガブ飲みして眼鏡を失くして帰った(意識はあった)。
いつもは小倉まで来ると福岡在住のホークス(影の)オーナーである中島さんと鳥鍋を囲むのだが、寄る年波と連日に渡る過度の飲酒によりたどり着けなかった。中島さんとは来年再びC・S決戦でお目にかかりたい。
それにしても古希をむかえてのこの醜態、今更どうなるものでもないが・・・。
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レイモンド君の七五三
2024 DEC 15 2:02:49 am by 西 牟呂雄
11月末、喜寿庵から街中を散歩していた、あれ、正装したレイモンド君じゃないか。英国にいたんじゃないの。お母さんと一緒だった。
『レイモンド君こんにちは』
『コーンニーチーワー』
『どうもいつぞやはこの子がお世話になりまして』
『いやいや、僕とは仲良しですから。今日はどうしたんですか。イギリスだったんじゃないんですか』
『それが結局納骨とか百か日で私とレイモンドは年内は日本にいることにしたんです』
『あ、ご主人だけ単身で渡英されたんですか』
『はい。私達も普段は東京にいますけどこの子の七五三に来たんです』
『レイモンド君、もうすぐ五つか。もうお兄ちゃんだね。お父さんいなくてさびしくないの』
『サビシクナイ』
ふーん。しっかりしてきたなぁ、背も少し伸びてる。
それにしてもコレ、やりすぎじゃなかろうか。レイモンド君はもう疲れていた。
『これからお宮参りに行きますので』
『そうですか。おめでとうございます』
『ココデアソブ』
『何言ってんの。早く来なさい』
『フンギャー』
『ああ、お参りをしたら遊びにおいで』
言っちまった・・・。
喜寿庵の秋は夕暮れが早い。4時になればもう陰って冷える。落ち葉を掃いていた。
ご飯を炊いて最期の人参をゆでて海苔の佃煮と搾菜、等と晩飯のメニューを考えていた。
『バケバケバー』
ワッ、驚いた、レイモンド君だ。もう着替えていた。
『一人で来たの』
『オカーサンニオクッテモラッタノ』
以前カタコト喋っていたコクニイっぽい英語はすっかりかげを潜めて純日本語になってしまったようだ。
『お宮参りしたの』
『オマイリシテシャシントッタ』
『ふーん。おじさんは今落ち葉を掃いているんだよ。レイモンド君も手伝ってくれる?』
『オチバ』
『地面に落ちた枯葉のことだよ』
柄の折れた竹箒を渡してやるとしばらくは僕の真似をして掃いていたが、すぐに飽きて畑の方に走って行ってしまった。
集めた落ち葉をネイチャー・ファームに撒きに行くと、途中にレイモンド君がうずくまっていた。
『どうしたの』
声をかけると、返事の代わりに
『イロノツイタオチバキレイダヨ』
と言って楓の落ちた地面を見つめている。
『それは寒くなって色がつく種類のカエデという木の葉っぱだね。一緒に掃いてあげる』
『ダメダヨー。オトウサンニミセル』
へぇ、お父さんがいないのがやっぱり寂しいのかね。見ると真剣な表情だ。健気に耐えているがどうしても表情に出るのかな。ましてや、もっともかわいがったであろうオージーチャマ(大お爺さん、ヒイおじいさんのヒョッコリ先生)を失くしたからね。
と、思ったら畑に撒いた枯葉の山を見つけたら走ってきてグシャグシャにし始めた。子供なんてこんなものだ。危うく、目下栽培中のスーパー・ニンニ君を踏みつけそうになる。
冷えてきたので家に上がって二人でテレビを見ていた。
するとインターホンが。
『あのう、レイモンドおじゃましてますか』
『今ここでテレビみてますよ』
『申し訳ありません。すぐ連れて帰ります』
『まだいいですよ。おとなしくしてますから』
『全く、一人で勝手にでかけちゃってもう』
えっ?勝手に? お母さんが迎えに来たよ、と言うと、きゃあ、と叫びながら玄関に走っていく。僕も一緒に行き、お母さんの顔を見ると只ならぬ気配だ。
お母さんは丁寧にお礼を述べると一瞬、鬼の形相で手を引っ張って行った。ハハァね。勝手に来ちゃったのね。
今頃はガンガン怒られているであろうレイモンド君の1日は忙しかった。
まずは健康で健やかな成長を願うため、大袈裟な衣装を着せられてお参りに。だが、こういったセレモニーはもちろん子供のために金と手間をかけるのだが、一方では親の自己満足のためでもある。あの衣装を着てもレイモンド君は別に楽しくもなかったかもしれない。僕の子供の頃の記憶でも、セレモニーそのものは特に楽しかったという印象は残っていない。
一方で、子供の純粋さを過度に信じることもできない。あれで結構苦労しながら大人の反応を確かめたり駆け引きをしている。4歳の頃の記憶はすでに朧気だが、一人でものすごく困った時には大人に媚をうっていた。子供には子供なりの都合があるのだ。
話は急に変わるが、僕の小学生時代なんかは今から考えると特殊だったのかもしれないが、教室で、校庭で、日々陰謀が張り巡らされ、裏切り寝返りが横行していた。SMCのメンバーの故中村順一君とは、当時から合従連合を繰り広げていた油断のならない同志だった。子供は無垢である、という言説には違和感を感じざるを得ない。
ところが見たところのレイモンド君は、おそらく自分の頭の中でストーリーを組み立ててやりたいことをやりキャーキャーはしゃぎ、困ったり怒ったりすれば泣く。
『オカーサンニオクッテモラッタノ』も『ダメダヨー。オトウサンニミセル』もその場のストーリーで、嘘でも何でもない。英国暮らしが多少の影響を与えたのか、或いはあの子は軽い自閉症なのかもしれない。苦労はするだろう。
おじさんはレイモンド君の成人を見ることはできないが、幸せに暮らせるように祈っているからね。
12月になって遅い遅い紅葉が夕日に映えている。
遅れてきた秋をこのもみじが必死に取り戻しているな。
十分にな寒くなってもらわないと日本から四季が無くなってしまうぞ。
僕はもう古稀になった。
果たしてスノボはできるだろうか。
紅葉や桜はできるだけ見事であってほしい。
白い山茶花もだけど。
もうすぐ冬至になれば1年で最も美しい日没が見られる。
僕は今、絢爛豪華な秋を独占している。
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工作・陰謀はなかったか だって変だろ
2024 DEC 8 18:18:12 pm by 西 牟呂雄
単に大統領のプッツンだったのだろうか。どうにも腑に落ちない。
なかなか頭の切れそうな大統領だと思っていたが、気になる報道が聞こえてくる。
何かある。
北の国は憲法を改正して韓国を「敵対国」と明記した上で、韓国につながる道路を爆破。今までとは明確に作法を変えてきた。例えば先般のドローン騒ぎに関しても、仮に民間有志の仕業だとしても敵対行為と見なすわけだ。大げさに言えば戦闘状態にあるということ。
現に北はロシアに派兵し、実際に戦争に突入した。
考えて見ればロシアが侵攻してからは3年弱だが、東部ウクライナのドンパチは始まってから10年に及ぶ。トランプが辣腕を発揮したとしても、よほどの妥協(すなわちウクライナの領土放棄)がなければまだまだ続く。すると北は足抜けどころではない。派兵は止められっこない。
そんな環境では日米韓が親密なのは気が気でない、くさびを打ち込みたい。
元から拉致も含めて工作に血道を上げてきた独裁国家でスパイなんかいくらでも潜入させているだろう(日本にもウジャウジャいる)。
中央選挙管理庁舎に軍が入りサーバーを撮影している映像が流された。何のためにそんなところに軍が入ったのか。元々前回選挙で大負けしたため政権運営があやしくなった。
民衆が十万人以上の規模で大統領を糾弾するデモは保守派といわれる大統領の時だ。クネクネ大統領しかり。
一方投入された部隊の迫力のなさ加減も変だ。ヘリが飛んだだけで戦車のような重火器はなし、戒厳令だというのに一人の逮捕者もいない。軍の特殊部隊の50人が国会に突入したものの封鎖すらできない。あのユルさは初めからやる気がなかったのか申し合わせがあったのか。消火器噴射で阻止される特殊部隊なんてあるのかよ。どうやら命令が無視されたらしい。
フランスは内閣不信任案可決。ドイツの連立崩壊。イギリスのスナーク首相退陣。アメリカのまたトラ。日本の与野党逆転。そして韓国大混乱。安定しているのは独裁国家ばかりという現実はどう解釈すればいいのだ。格差だ分断だといったレベルではG7総崩れの説明ができない。
以下は私が考える大統領をプッツンさせたフェイク・ニュース工作ベスト5である。
➀ 大統領を暗殺する計画があり、ゴルゴ13が韓国に入った。
➁ 大統領夫人のスキャンダルの証拠が野党党首に伝わる寸前だった。
➂ トランプ次期大統領が個人的に親しい北の指導者に篭絡されたので米軍が引き上げる。同時に北が38度線を越える。
➃ 石破総理が気がふれて竹島を封鎖し、陸自の部隊が上陸する。
⓹ 大陸が台湾に侵攻を開始し。そのついでに済州島も奪いに来る。
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『ホワイト闇バイト』 というのはどうかな
2024 NOV 30 22:22:34 pm by 西 牟呂雄
『トクリュウ』なる犯罪が後を絶たない。かなりの秘匿性と情報力を備え、尚且つ組織力を持った犯罪で、捕まるのは下っ端ばかり。なかなかホンボシに行きつかないのが実態だ。バックにいるのは裏社会で安全に過ごしていることは容易に想像がつく。ルフィーのように海外かもしれない。
そこで思いついたのだが、潜入捜査ではないが公安調査庁の下部組織の人間に闇バイトに応募させ、犯行実施直前に『ここを襲え、という指令が来ました』と垂れ込んでかたっぱしから逮捕するという、専守防衛はできないのだろうか。
警察の捜査が合法であることにこだわっていては防げないレベル、即ち『体感治安』がこうも下がってしまっては、我々市民が武装でもすることになったらマズいだろう。
日本では基本的に裁判所の許可が必要だ。盗聴・通信傍受・隠しカメラ・潜入捜査などは裁判所の令状がいる。そういうものだろう。何も違法捜査なんか奨励しない。
また、従来より以下のリスクは指摘されており、あまり一般的ではない。即ち捜査官の安全、潜入の際の犯罪加担、心理的負担、証拠固めの難しさ、といった観点からコスパが悪いとされている。
警察は暴力団や麻薬密売組織、詐欺グループに対する潜入捜査が行われた事はあるらしいが、例えば破防法の監視対象組織に行うようなノウハウは別物ではないのか、オウムとか・・・。
それでですな、トクリュウからの無作為の攻撃に晒される側としては、通報制度による摘発よりせめてもう一歩踏み込んでもらいたい。
あらかじめGPS付きの使い捨てケータイと偽物の運転免許証を持たせ闇バイトに応募させる。ミョーにやる気は見せず、犯行指示を受ける。その犯行場所をタレ込ませ、先回りして張り込んでおく。犯行現場に着いて張り込みが確認出来たら『オーイこいつらだよ』と助けを呼んで裏切る。実行犯は初対面ばかりだからメンは割れないし捕まってしまうから指示役には誰が裏切ったかバレない。
こういう『ホワイト闇バイト』を百人くらい用意しておいて、かたっぱしから応募していけばひどいときは殺人にまで至る犯罪は防げ、被害も無くならんかな。この『ホワイト闇バイト』の報酬は捜査費用のコスパぎりぎりに抑えられるから募集なんかしないで警察・公安調査庁のコネのつく奴を5万円くらいで雇えば、オレだったらやるね。
そうだ!詐欺電話についてだったらもっと簡単だ。AIに勝手に答えさせるソフトをスマホにも固定電話にも仕込んどいて、詐欺と分かった途端に警察に会話内容が転送されるようにする。傍受したら次の指示にしたがい、個別に取りに来る場合は張り込み、ATMで振り込むについては振込先確認後シャットダウンさせる。これなんか『銀行ですがあなたのカードが』とか『市役所ですが還付金が』といったキー・ワードで判断できるだろう。ついでに逆探知もできれば完璧。
或いは、AIが詐欺と判断したら自動的に『ちょっとお待ちください。主人に(あるいは家内に)代わります』という音声が流れて、所轄の生活安全課に転送する。するとそこには転送されてきた電話専門の受け手となる老人がいて、ボケたフリをしながら振込口座を聞き出す、或いはニセの銀行員・市役所職員・息子の代理人がカードや現ナマを取りに来るようおびき出す。
どなたかこういうアルゴリズムのソーズを書いて特許を取りませんか。アイデア料は特許料の7%で結構ですから。それでボケ役の老人はやはり『ホワイト闇バイト』で1件5万円。無論オレは応募する。口は軽いが。
ここまで書いてきてハッとさせられた。維新前には忍の者とか隠密とかそれなりにノウハウはあった。戦前も特高警察とか中野学校のような諜報・防諜はやっていた。だが一億総懺悔の後、スパイは卑しいものと歪められ貶められてその伝統は失われたのだ。確かに共産党に潜入したスパイMとか野坂参三のような後ろ暗いイメージは拭えない。
だが本来のスパイとはもっと高貴な愛国心とか信念に忠誠を誓う貴族的なものでなければならない。諜報をインテリジェンスと言うではないか。そういった組織が無ければ私がやらざるを得ない。SMC、スパイ・マネジメント・センターで。
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新種恐竜 クマイドン発見
2024 NOV 24 11:11:34 am by 西 牟呂雄
たびたびブログで紹介した喜寿庵の飛び地で冬支度というか,背丈ほども伸びた雑草やススキを刈り込んだ。この2ケ月半、少しづつ刈ってやっとやり終えた。
こういうところはマメに刈っておかないと笹が出て、そうなると刈り辛くなっていわゆる耕作不適地になってしまう。使い物にならないくせに税金はかかる。といっても千平米もあるくせに農地であるため年に6千円だ。
刈り進んで行くと、山裾のあたりで一か所草が生えていない所があって、どうしたことかと覗き込んで腰を抜かした。はじめは人骨かと思った。こんな所に誰かが死体を放置していた?まさか。
実は後背地の中腹に、朽ち果てた古いお墓がいくつかある。薄気味悪いので近寄ったことはないが、あの古さは土葬だろうから人骨もあっただろう。
ところが恐る恐るもう一度みると、かなり広範囲に散らばっている。2~3mに渡ってどの部位かはわからないが骨というか化石というか、そして髑髏のようなものはない。つまり人間ではない巨大生物のもののようである。
と、ここでいつもの悪い癖であるが、頭の中が喜んでしまい、ひょっとしたらこれは新種の恐竜の全身骨格が地滑りで出土したのではないか、とまで飛躍した。もし新種の発見だったら命名権はぼくになるとすれば何と名付けようか。名前にちなんで『ニシザウルス』はどうかな。待てよ、発見場所の方がいいか、ここの字は熊井戸というから『クマイドン』。オォ、いいではないか。
そうだ、骨のサンプルを鑑定してみらわなけりゃならんな。だが、草も生えないところだ。なんだかこのクマイドンの妖気が漂っているようで、どうにも手が出ない。採取は次の機会にしよう。
意気揚々と道具をかたづけ帰ろうとしたら、仲良しのオッチャンが歩いている。この世紀の大発見を言いふらさずにはいられなかった。
『あ~あ、広いから容易じゃないねェ』
『おっちゃん、聞いてくれ。何かの骨が散らばってるよ』
『あ~、骨が折れるよね』
オッチャンは耳が遠い。
『そうじゃなくて、ホンモノのホネが散らばってるの』
『え~、骨がどーしたって?』
『人間よりも大きな何かの骨なんだよ』
『あ~、そりゃ馬の骨ズラ』
『!』
『昔は飼ってた馬が死んだらそこいらに埋めたダヨ。そこに馬頭観音あるだろ』
『あれのこと』
『ほんとはあのあたりに埋めたんだけど面倒になってこっちに埋めたんだろうね』
人の土地に勝手に馬を埋めるな!
ただのウマの骨なら遠慮はいらん。ウラの山裾に投げてしまえ!と、思ったが、白骨化したとすればこの辺の土壌と湿度から言って数十年はかかる。ひょっとするとここの地縛霊として馬頭魔王にでもなっていたらコワい。
話は変わるが、いきなり冬になりそうなので秋口に蒔いた大根や人参を掘り出さねばならない。
毎年、どういうわけか突然変異のような奇怪な姿で収穫されるのだが、今年はどうか。
せっせと掘り出してみると、こりゃなんじゃ!
大根は、むかし大根足とかいう太目の女性にたいする蔑称があったがまさにそういった風情の短足。
人参に至ってはとても食材になりそうもないヒョロヒョロ。洗って齧ってみたら甘かった。また挑戦しようっと。
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