Sonar Members Club No.36

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今日は式根か新島か(のはずだった)

2019 AUG 16 9:09:19 am by 西室 建

 今年のクルーズは島伝いに新島まで。航海計画を立てて準備に勤しんだ。
 それが8号・9号が行った思いきや、巨大10号台風のおかげでどうやらウネリは結構ある上に、計画日程には雨マーク。いつものことではあるが、夏のクルージングは天気との戦いだ。
 8月10日22時。熱い日差しを避けてオーバー・ナイト・クルーズに出航するはずが、集合して天気図を見ながらアーダコーダと議論白熱。いつものことだが強行派と慎重派に分かれてスキッパーの判断を仰ぐ。冷静なスキッパーは帰りの天気まで読み込んで航海を中止した!何よりも30ノットの風予想を危険と判断したのだ。
 その際、航海を「スキップ」する権利を擁しているから「スキッパー」と言うのだ、という説が出された。船と運命を共にする艇長である。実際に戦時中はともかく、近くはタンカーのアメリカ人船長が関門海峡で座礁し、ピストル自殺するという話が有名である。
 でもって、この時点では油壺の風は微風。星は綺麗に見えていた。当然大宴会になった。

出港直前 油壺艦隊の精鋭

 11日快晴。風微風。そろそろ油壷湾には漁船が入り出した。ここは避難港に指定されているので仕方がない。ただ入り江一杯に入られてしまうと出港も入港もできなくなる。
 僚船はレースにエントリーしていて、決行の知らせがあったので出ていく。そうすると我々ものんびりしているのもナンだ、ということでレースを見に行くことにした。
 油壷を出ると、相模湾に面した荒井浜の横が磯場になっていて、そこに打ち寄せる波の飛沫(しぶき)が結構な高さで驚いた。この微風にどうしたことか。

こんな感じ

 その謎は直ぐに解けた。いつもは見えている大島のあたりから千葉方面まで水平線上にビッシリと積乱雲がつながっていて、まるで前線ができているようだ。更に恐ろしいことに大島や湘南の江の島が水平線に溶け込んでしまう。台風のうねりが、本体はまだ小笠原の南にもかかわらず押し寄せているのだ。3m位の高さの大きなうねりが長い波長で来るために、ヨットの目線では波の間に入ると周りが見えなかったのだ。磯に打ち付けられた飛沫が高かった訳だ。
 レースは風が無くて苦労していた。
 港への帰りに疑似餌を流しているとシイラがかかった。カツオかと思ったが引いたらグリーンに光ってガッカリ。すぐにリリースしてやった、もう来るなよ。

 ところで、港に帰ってきて天気図をみると台風はでかくなっている。やはりスキッパーの判断は正しく、南水平線上に沸き上がっていた雲は台風の最も外側の雲だったのである。
 12日。やや曇り、のち通り雨、快晴。こういうときはどうすればいいのだろう。スキッパーは『好きにしろ』と匙を投げ、僕達クルーは朝からビールを始めた。
 こうして夏は過ぎて行き、僕達は年をとり、この巨大台風をやり過ごすと風が変わってしまう、秋の風になってしまうのだ。
 いつの間にかビールは焼酎になり、岡にいるのと変わらない酔っ払いができあがっていた。
 
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新撰組外伝 十津川の刺客 

2019 AUG 10 6:06:12 am by 西室 建

 大和の国、十津川は神武東征の際、長髄彦に一旦敗れ紀伊半島の南に廻り、熊野・吉野を経て大和に北上したルートと言われている。その時に八咫烏が道案内に現れた伝説があり、土地の人々は未だにそれを信じ誇りに思っている。秘境と言っていいほどの山岳地帯なのだが、日本史にはしばしば登場する。
 天武天皇が吉野に隠棲した後に壬申の乱を起こすが、その際に十津川から兵が出ている。保元の乱でも崇徳上皇について戦い、南北朝の騒乱では無論後醍醐天皇につく。時代が下るとなぜか家康に従って大坂夏の陣にも参戦。いずれも千人程度の壮丁が山を下りてはせ参じている。
 徳川時代を通じて天領なのだが、幕末に至っては尊王の志を抱いた輩が御所の門の守りを固める。言わば尊王専門の傭兵部隊である。京より弾け飛んできた天誅組の騒乱の際には初めはこれに従い、後に離反した。
 そして壬申の乱の昔より年貢御赦免、無税なのだ。もともと水田開拓が不可能なせいもあり、普段は狩猟生活でもしていたのだろう。剽悍な戦士であったに違いない。
 幕末の御所警護に際しては、”菱に十字”の紋を掲げた“藩邸”のような家屋を京に構えていた。文久3年(1863年)、中井庄五郎が御所警衛にあたるため二度目の上京をする。床五郎は十津川で見よう見まねの居合を身に着けていた。
 十津川は藩でもないただの山間の地名に過ぎないエリアだが、その人となりは大小を挿した武士モドキの郷士である。そして自分たちは都の帝と直結していると思い込んでおり、底抜けに明るかった。
 時に、幕府が横浜他を開港し、大方の世論は公武合体だった。しかしながら京には、攘夷派・倒幕派・その他がうじゃうじゃしており、とりわけ御所周辺では有象無象の脱藩浪人が多い。ちなみにこの年は薩英戦争が起きている。
 ある晩、床五郎は那須盛馬と酒を飲み、したたかに酔った。那須盛馬というのは脱藩した土佐の郷士で、大坂において焼き討ち事件を起こしかけ、十津川で身を隠していた旧知の人物だ。
「那須さん。ほら、肩を貸しますよ。そんなに酔って大丈夫ですか」
「おまんの方がかえってワシによりかかってるがじゃ」
 四条を笑いながらヨタヨタ歩いていると、向こうからも大声が聞こえ、同じように泥酔している三人組がやって来る。体格のいい男が肩をそびやかして歩いているのだが、高瀬川の橋上ですれ違いざまに床五郎達がよろけて肩が触れた。那須が勢いよく喚いた。
「無礼者!ぶつかっておいて挨拶ないがか」
「なにー、どこの田舎者だ」
 関東言葉である。那須は那須でお尋ね者の分際で酒の勢いが止まらない。
「そっちこそどこのもんじゃ」
 まずい展開に床五郎が思わず割って入った。
「御免、別に悪気はありません」
 言った途端に相対した男の凄まじい殺気を感じ、床五郎も思わず身を正した。度胸は座っている、実は1年程前にさる事情から人を切ったことがあった。しかし目の前の男はその時に感じた雰囲気とは比べ物にならない気配が漂っていた。
「テメーは猿(ましら)か」
 床五郎は体毛の多い体質で、もみ上げから顎にかけて髭が密集していた。そのことをなじられたかと顔色を変え、腰を落として居合いの構えを取った。
 まずいことに血の気の多い那須は既に刀を抜いている。すると残り二人のうちの一人がスラリと抜くと下段に刀を落とし、一歩踏み出るとアッという間に那須の刀を跳ね上げ小手先を切った。更に踏み込んで上腕、脛と明らかに急所を外して遊んでいるように捌いた。
 一方、その様を横目にしながら抜刀の機会を計っていた床五郎は、相手に気圧されながらジリジリと後退し、堪らず抜いた。瞬時に払われ、後ろに後ずさりしたところ、もんどりうって川原に転がり落ちた。まるで腕が違う。庄五郎は生まれて初めて恐怖した。
「斉藤さん。その辺でいいでしょう。止めを刺すとただの喧嘩じゃすまなくなって、下手するとまた歳さんの『切腹しろー』が始まりますよ、ハハ」
 一番若い男のバカみたいに明るい声が聞こえた。斎藤と呼ばれた男は、
「まったく、沖田君にかかっちゃ副長も『歳さん』か」
 と薄気味悪くつぶやいて刀をパチリと納め、もう一人に呼びかけた。
「永倉さん、酔いが醒めた。飲み直しましょう」
 三人は庄五郎達をほったらかしにして、何事もなかったように闇に消えて行った。
「那須さん・・・那須さん!大丈夫ですか」
 庄五郎は泥だらけになりながら這い上がって、倒れている那須を助け起こした。
「やられた。・・・・ウッ、なんじゃあいつ等。そろいの羽織りで」
「凄い出血ですよ。きつく縛らなきゃ」
 やっとの思いで知り合いの家にもぐりこんで手当を受けた。
 急を聞いて十津川屋敷の者が飛んでくる。
「一体誰にやられた」
「そろいの羽織りを纏った三人組です。それが強いの強くないのって、那須さんも歯が立たない。拙者ははねとばされました」
「そろいの羽織りとは」
「浅葱色(あさぎいろ 薄い藍色)で袖の先が白抜きのだんだら模様でした」
「なにい・・・・それは新撰組だ!まずいぞ那須、お前は大坂の焼き討ち未遂で手配されているんだぞ。庄五郎、新選組の誰だったかわかるか」
「私に向かって来たのは斎藤と呼ばれていたと思います。そいつが那須さんを切った男を永倉さんと呼んでいました。もう一人の若いのは、確か・・・沖田かと」
「アホ!そいつ等は特に腕の立つ人切りだ。今度出くわしたら命はないぞ。那須、お主は薩摩にでも匿ってもらえ、名前も変えろ」
「イテー、イテテ焼酎がしみるー」
 結局那須は薩摩藩士に紛れ込み片岡という変名を使った。

 暫くは新撰組の目をかいくぐる様にしていたものの、床五郎は天性の明るさと朴訥な性格から他藩の連中に愛された。とりわけ土佐弁丸出しで熱心に語りかける青年が可愛がり、床五郎も彼の話には惹かれた。
 大ボラだか本当か良く分からない話をしては人を驚かせていたが、内容は幕臣の勝海舟からの受け売りで、海軍伝習所で聞いた話である。
「おまんら十津川郷士ゆうちょるのは土佐の郷士とはちくとちごうとるぜよ。土佐にゃその上に上士ちゅうのがおってえばっとるがじゃ。十津川っちゅーのは殿様もおらんとええとこじゃの」
 分かりやすい例え話を引き、諸藩の事情から世界の様子を聞くと、床五郎は目を輝かせた。青年とは坂本龍馬のことである。
「坂本先生、それでは日本はどうしていけばいいのでしょうか」
「幕府も攘夷もないがぜよ。みーんなでワシら日本人じゃっちゅーて世界に繰り出すきに」
「わたしのような山猿も連れて行っていただけますか!」
「何も関係ないがじゃ。十津川は藩でもないからかえって自由気儘に行けるかわからん。ただ船酔いには慣れてもらわんとの、ワハハハハハ」
 不思議なことに十津川には関西のイントネーションがなく(それぐらい隔絶されていたということなのだが)イデオロギーは尊王以外に攘夷も倒幕もない。砂が水を吸うように吸収し、龍馬の率いる陸援隊に傾倒していった。
「何でもやります。何卒ご教授下さい」
 龍馬は目を輝かせて言うこの青年を気に入り、所蔵の佩刀を一振り譲っている。

 ところがその龍馬が何者かによって暗殺された(近江屋事件)。11月15日だった。

 龍馬の暗殺を聞いた海援隊の陸奥陽之助(後の外務大臣。宗光)は怒り狂った。
「やったのは新撰組だろう。この日本の大転換を台無しにするのかぁ」
 陸奥は紀州西条の脱藩で、神戸海軍操練所以来の龍馬の盟友である。
「手引きをしたのは伊呂波丸事件で賠償金をブン取られた紀州藩公用人の三浦休太郎に間違いあるまい」
「陸奥さん、下手人は十津川郷士を名乗って坂本先生を訪ねたという噂は本当ですか」
「本当だ。中岡慎太郎が今際の際にそう言って死んだそうだ。十津川を名乗ったのは坂本さんを安心させる為だろう」
 床五郎は怒りに震えた。名誉ある十津川の名をかたった卑怯な振る舞いに吐き気がする。
 後にカミソリ大臣とまで言われた怜悧な陸奥も、この時ばかりは自分を見失い、海援隊・陸援隊を率いて三浦を討つ決心を固めた。床五郎はすがるように志願した。
 三浦の居場所は直ぐに知れた。七條油小路の旅宿天満屋である。
 12月7日、十数名の襲撃部隊が天満屋に寄せると、驚いたことにそこでは酒宴が開かれており、笑い声が2階から聞こえる。
 有無を言わせずに乗り込んだ床五郎はそのまま階上に駆け上がり襖を開け放った。宴席の騒がしさが一瞬消えると三浦と思しき武士に、腰を落として『三浦氏は其許か』と言うなり斬りつけた。「グワッ」と叫んで三浦が横倒しになると、後から陸援隊・海援隊の有志が雪崩れ込んで来て大混乱となった。
 その中で素早く配膳を蹴飛ばして抜刀した新選組隊士の顔を見て、床五郎は目を見張った。あの四条の橋上で見た、斉藤と呼ばれた男が不適な笑みを浮かべている。遮二無二切りかかって手ごたえを感じた。と思った刹那に複数の太刀が振り下ろされ、床五郎は瞬時に絶命、世に雄飛する夢も又、都の漆黒の空に溶けた。
 庄五郎の一撃は新撰組最強の斎藤一をかすめはしたが、斎藤はビクともしない。喧騒の中で剛剣を奮ったが、背中から切り付けられる。斎藤が声も出さずに振り返ると隊士の梅戸勝之進が傷を負いながらその男を仕留めていた。
 格闘小半時、知らせを聞いた紀州藩士等が駆け付けた時には陸奥以下は庄五郎を含め4人の死体を残して逃げおおせた後だった。新撰組にも二人の死亡者が出ている。斉藤は用心深く宴席にも鎖帷子を着込んでいたため、かすり傷も負わなかった。

 陸奥の維新後の栄達は良くご案内の通りだが、三浦もまた貴族院議員を務め、第13代東京府知事にまで出世した。ただし疑獄事件により失脚する。
 片岡源馬と名を変えた那須盛馬は明治天皇の侍従となり、その命により千島列島を探検、北端の占守島に日本人として初めて上陸した。
 斎藤一は会津藩と合流し斗南移封まで共に行動後、西南戦争に抜刀隊で参加し大正四年に死んだ。
 中井庄五郎が21才で命を落とさなかったらどれ程の人材になったのか、それは分からない。そして時代に踏み潰された佐幕派にもまた確かな人材はいたはずである。
 十津川郷士は維新後全住民が士族に遇される栄誉に浴する。
 後に有名な明治22年の大水害で壊滅的な被害を被り、約3千人が北海道に移住した。空知地方の新十津川村であるが、中井家は北海道には行かず今もその血筋は十津川に脈々と続いている。

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闇に潜む烏 新撰組外伝 上

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新撰組外伝 公家装束 Ⅰ

新撰組外伝 公家装束 Ⅱ

勝負を決めろ 日本ハムファイターズ

2019 AUG 5 6:06:54 am by 西室 建

 ファイターズ・ファンならお馴染みの関東限定のチャンス・マーチがある。
今だ このチャンスに燃え上がれ
今だ このチャンスで勝負を決めろ
( 男 )かっとばせー 〇〇〇
( 女 )かっとばせー 〇〇〇
僕らの夢を乗せ 行けー!
 以下繰り返し
 関東限定だから メット・ライフ とZOZOマリン、たまに東京ドームで聞かれるが、CSなんかで放送される試合では画面の前で一人でこれをやっている。自分も臨戦態勢のつもりなのだ。
 オールスター後にチームは蘇り、10勝4敗。ホークス3タテ、西武戦では3日間で9発ホームランを喰っても勝ち越せた(森に3発やられた日はサヨナラ負け)。
 次のイーグルスでは、ルーキー弓削に0封されたのはご愛嬌だが、則本を引き摺り下ろして勝ち。有原で負けたが、まあこんなこともある。

 そして、今年も真夏の札幌決戦に首位をヒタ走る博多の鷹が舞い降りた。ヒタ走ってはいるがオールスター後は我が軍と逆に5勝10敗とやや調子が悪い。あれだけ怪我人がいれば無理も無い。
 長い夏場を乗り切るためには一ヶ月の長期展望を巡らせなければならない。
 ところがタイミングの悪いことに来週もまたヤフオクでホークスと戦う。地元に帰ると内川と松田が何をするかわからないから、そこでは有原や金子を使うな、と作戦を立てた(栗山監督にテレパシーで指示済み)。
 何しろ1試合に5~6人のピッチャーを投入しなければ試合が成り立たない。そんな使い方で夏をのりきることなど不可能であるから、大きな声では言えないが来週のクールは捨てざるを得ないのだ。そこから逆算してこの連戦は・・・。楽しみにしていた首位攻防戦である。
 読み通り初戦はあのターミネーター千賀だ。実は千賀は今季ファイターズに3戦全勝で負け無し。まさに立ちはだかる感じになった。さすがのピッチングが続くので一瞬、有原を前日使ったのは間違いではないかとイヤ~な感じがしたが、今期初完投完封されてしまった。0点じゃ勝てませんよ、そりゃ。先手を取られた。
 2戦目、満を持していよいよ金子がマウンドに上がった。金子よ、君にかかっている、のだが初っ端に4点取られて気が遠くなった・・・。気が付くと負けている。何だ!この情けなさで首位攻防戦といえるのか。作戦は修正せざるを得なくなった。
 怒った私は、3戦目は始まる前に斎戒沐浴し、暫く使っていなかったフォースを出す決心をした。しかーし、遂に栗山監督も重い腰を上げ、中田と清宮をスタメンから外した!そうだ、タコタコ中田はチャンスを潰しまくり、清宮も今の二軍レベルのバッティングではお呼びでない。栗山監督の説得を諦めていたのに、ここで決めてくれた。
 無論私もフォースを全開すると、何と5回に4点を決め、勝利した。
 松田のホームランも許す(実はファン)。一つ勝ってゲーム差2.5。

 よーし、まだまだ戦える。来週のホークス戦に本気を出すかどうか、また面白くなってきた。
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東京オリンピックをあきらめるな 森本麻里子さん

2019 AUG 4 9:09:33 am by 西室 建

 今月のNEXTYLE(各ページ下段の動画)で紹介するのは森本さん、女子三段跳びの日本選手権優勝者です。
 三段跳びと言えば、かつての日本のお家芸だった種目で、SMCの仲間だった故中村順一君がブログで書いています。

オリンピックへの道、日本のお家芸、三段跳三連勝

 また、日本女性初のメダリスト(800m銀)人見絹江さんが当時世界最高(現在非公認)を記録したこともあります。
 その昔、中学の体育の授業でホップ(踏切)とステップが同じ足で跳ぶということを初めて知り、やってみるとステップまでの時間が短くてえらく難しかった記憶があります。
 検索してみると、古代アイルランドで水溜まりをいかに少ない歩数で渡りきれるか、という遊びが競技化したと出ていました。なんか危なそう。
 それはともかく、動画の森本さんは小さい時から陸上が好きで足の速い女の子だったそうです。
 森本さんは中学の顧問の先生に走り幅跳びを勧められ、全国大会に行きます。その時は優勝には至らず悔しい思いで高校、そして大学と打ち込みました。そこでスランプに陥ったところで三段跳びに出会いました。
 卒業後、社会人になってからも競技を続け、今年の日本選手権で見事優勝(昨年は2位)!
 実は、瞬発力を買われて”氷上のF1”ボブスレーの2人乗りでWカップにも出場し、ピョンチャンオリンピックも目指してもいました。今後とも二刀流で行って欲しいものです。
 ただ、どんな競技でもそうですがベラボーに強いアスリートはどこにでもいます。全国の高校に野球部があってどこでも猛練習をしていても、甲子園で優勝するのはただ1校、そこからプロに行けるのはそのチームでも1人いるかいないかです。
 陸上の女子三段跳びのオリンピック標準記録は14m15で、森本さんの自己ベストは13m26。日本記録でさえ20年前に出た14m5なのです。
 「もっと上を目指して13m50を跳んで14mとステップアップしていきたい」
 NEXSTYLEはそういったアスリートを応援します。

 あと1m。一足30cm伸ばして東京オリンピックを目指せ!

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ハーリー・レイスの訃報 必殺ダイビング・ヘッドバット

2019 AUG 3 0:00:31 am by 西室 建

 H・H・Rのロゴ、ハンサム・ハーリー・レイスが76才で亡くなった。直訳した”美獣”という呼び名は、プロレス記者がつけたマヌケ感が漂っていたが、実際にメチャクチャ強かった。また一人、昭和は遠くなったことを実感させられるレスラーの訃報である。
 この人は15才からレスラーをやっていた。それも”カーニバル・レスラー”といって、当時全米を回っていたサーカスで「誰かオレを叩きのめす奴はいるか」と挑戦者を募る見世物に出ていた。
 売り出す時には無名だったので、360キロという史上最も重かったというハッピー・ハンフローの弟というギミックの触れ込みで売り出した。
 『グヮッファ、グヮッファ』と独特の呼吸をしながらギチギチ攻める。強すぎるので、ツウ好みというかプロというか試合の組み立て方に派手さが無い。我々はいつダイビング・ヘッドバットを出すのか、という観賞の仕方をしていた。

ダイビング・ヘッドバット

 このダイビング・ヘッドバットは、頭の硬さというより首の強さが重要だ。普通の人間がやったら一発で鞭打ち症になるような衝撃で、こんな技を多発してたら年を取ってからは大変だろうな、と余計な心配までしたものだった。
 最も印象に残っているのは、先日引退したアブドーラ・ザ・ブッチャーとのアングルである。きっかけはブッチャーがやり過ぎてレイスが腕を負傷してしまい、急遽帰国のためリングから挨拶をしている最中に襲いかかったことだ。これはどういう打ち合わせだったのか良くわからないが、レイスが本当に頭に来たことは確かだ。
 その後、再び来日した時に、まずいことに「頭突き世界一決定戦」などとタイトルを冠した、ブッチャーVS大木金太郎の試合に乱入する。自分を入れないで世界一とは何だ、位の気持ちだったのだろうが、追い回したのはブッチャー一人。場外どころか会場の日大講堂も飛び出して国道14号線で殴り合い、パトカーが出動した。
 到底おさまりがつかず、このシリーズでシングルも組まれたが、たまに見られるセメント・マッチになってしまいプロレスどころではなくなった。勿論没収試合になったのだが、ブッチャーが引き揚げた後にリングに戻ってきたレイスは、血だらけの頭で鉄柱にガンガン(音をマイクが拾っていた)ぶつけてみせた。恐かった。

 奥さんを見たことがあるが、物凄い美人で確かイボンヌさんという名前だったような。
 享年76才。全盛時代のアンドレ・ザ・ジャイアントをボディ・スラムで投げ、NWAのタイトルを8回もホールドしてみせた最強の男だった。  -合掌ー

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恐怖の4の字固め デストロイヤーの訃報

さらば黒い呪術師 アブドーラ・ザ・ブッチャーの哀愁

心に残るプロレスの名言 全日本編

贋作 ジェットストリーム サウンドトラック編

2019 AUG 1 0:00:29 am by 西室 建

ーエデンの東が聞えて来るー
 
 またお目にかかりました
 夜間飛行の旅のお伴は
 パーサーのジェット・ニシムロです
 さて、だれでも思い出に残る映画がある事と思います
 様々の思い出と共に心に残るシーン
 そしてその映像を彩る音楽
 その音色はどんな思い出なのか
 一つ一つ伺ってみたいものです
 一曲目は『トップ・ガン』で大ヒットした「Take My Breath Away」
 この曲はベルリンという三人組のバンドの作品です
 ベルリンといってもカリフォルニア出身のアメリカ人です

 

 夜の無い星があります
 かつては太陽系の水星がそう考えられていました
 その後の研究・観測により
 水星の自転と公転は2:3の共鳴関係とわかりました
 もしこれが1:1の共鳴であれば
 片側はずっと太陽を向く灼熱
 反面は暗黒の極寒の世界
 事実宇宙にはそういう天体が観測されています
 するとその天体には
 永遠に朝日・夕日のやわらかい光に照らされる
 昼も夜もないエリアがあるはずです
 水や空気があれば 強い風と中天の雲があり
 独自に進化した 人間 がいるかもしれません
 その人類も歌を歌うでしょうか
 歌うとすれば、どんなメロディーでしょう

 例えば・・・
 『イージー・ライダー』よりバーズの演奏です

ーエデンの東ーが流れてくる

 いかがでしたか
 皆様も 思い出のシーンに
 巡り会えましたでしょうか
 それではまた
 そらの旅でお待ちしております
 お相手はパーサーのジェット・ニシムロでした

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贋作ジェットストリーム (レジェンド編)

贋作 ジェットストリーム (アーバン・サウンド編)

贋作 ジェット・ストリーム (セクシー編)

令和亜空間戦争

2019 JUL 28 1:01:04 am by 西室 建

 御世変わりには必ず時空が歪み、不穏な怨霊が跋扈する。この目出度い令和の日本のパラレル・ワールドでは宿命の対決が始まろうとしていた。
 怨霊とは不思議なもので、その地位を脅かすような次の挑戦者が亜空間に来なければおとなしいものなのだが、新規の参入があると時空の歪みによって亜空間から現世の人物に憑依して霊界戦争を引き起こしてしまう。そして久しぶりに強力な怨霊が出現したのだ。
 俗名は内田裕也。言わずと知れたロック界のドンが成仏したのち、あの世で先に逝っていた妻、樹木希林と霊界戦争を起こして負けかけていた。その時に御世代わりが起こったため、亜空間から現世に怨霊として復活し、現副総理兼財務大臣の麻生太郎に憑依してしまった。
 無論、お江戸の昔から日本一の怨霊である平将門は黙っていない。自ら時空の歪みを通り抜け、麻生太郎に内田裕也が憑依した事を知り、小沢一朗に姿を変えたののだった。

 おりしも選挙が始まる。麻生裕也は吼えた。
「年金がどうしたってぇんだ。例えば家族が力を合わせてやりゃ~どうってことねえだろう。年金はそもそも兵隊さんが戦死した後に家族が苦労しないように設計されたのが最初だよ。それが戦争がなくなってみんな長生きするようになったから制度をかえたり福祉を厚くしたりしてるんであって、90も過ぎたお年寄りが年金以上の贅沢をするはずがねえだろ」
 自民党幹部は慌てたがもう遅い。
 麻生裕也はここまではやりたい放題で、将門が現世に復帰して小沢一朗に憑依していることに気付いていなかったのだ。
 従って麻生裕也は、まずその破戒本能を身内に向けた。まず安倍総理の『今後10年程度は増税する必要がない』との発言に、「『私』という一人称で言っている」といやがらせを言い、選挙の足を引っ張りながら配下の財務官僚の機嫌をとった。ここで安倍政権に頭を抑えられ続けた財務省の反安倍感情を煽ったのだ。
 ただ、この時点でヤバいと思った自民党執行部は麻生裕也の応援を封じ込める作戦に出た。
 一方、国民民主党をたぶらかしていた小沢一朗は将門に憑依されてからはかつての『剛腕』と称された図々しさを蘇らせ、選挙に対する最終秘策をめぐらせた。
 ただ、衆参同時選挙が見送られてしまい、争点があいまいになって自分のお膝元の岩手で自民党に負けかけたため、暫くは地元対策に追われた。そして地下に潜行しながら秘策を練っていた。
 それは恐ろしいことに共産党との合流であった。
 野党協力の名の元に一人区に統一候補を立てたが、秘かに志井委員長と手を握り共産党の候補者を擁立することに暗躍した。そしてあわよくば風前の灯の国民民主党と共産党を合流させ、新たな党名を『国民党』と変更し看板を掛けかえる奸計を巡らせる。

 しかし、いかに霊力が強力でも全国の生身の人間の投票行動に影響は与えられない。小沢将門が姿を消して暗躍したものの、全体としては与党である自民・公明及び改憲勢力の維新が過半数を超える結果となった。
 麻生裕也は次の内閣改造に備えてヒートアップし、暴言が飛び出す始末。
『消費税の増税なんか誰も気にしてなかったのが今度の選挙でよく分かっただろコノヨロウ。憲法改正だってやりたがってる野党のやつらを10人も引っこ抜きゃオチャノコサイサイだぁ。韓国にはまだ通過スワップ拒否という奥の手があんだぜ、ロケンロール、よろしくゥ』と喚く。
 すると、小沢将門は選挙後に直ぐに動く。不遇を囲って爆発寸前だった石破茂や岸田に禁じ手を使った。『このままでは安倍が四選してしまってあなたの出番は無くなる。安倍は次に必ず小泉進次郎か野田聖子を選ぶ。総理のメは完全になくなるどころか、もう一生入閣すらできないだろう』と吹き込んだのだ。
 怨霊同士は現世においては猛烈なマイナス・エネルギーの放射で強く反発する。即ち周りの邪気を吸い込んで肥大化し、互いに相手を打ち消そうとする。
 この時点で麻生裕也も小沢将門の正体に気が付いて、これこそ本当の敵であると悪意をつのらせるのだった。

 次の決戦のタイミングは両者で一致している。それは本年10月に世界各国の代表を招く「即位礼正殿の儀」と11月の神事である大嘗祭が終わった年末で、その際にまた大きく時空が歪むタイミングだ。
 そこで互いの息の根(怨霊だから息はしていないが)を止めるべく、麻生裕也は安倍総理に解散を迫っており、それまでに小沢将門は新生国民党をまとめるべく策を練って、玉木雄一郎と大塚耕平に吹き込んでいる。年末衆議院解散が悪霊の総決算。知らぬは国民ばかりである。

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私家版 日本カン違いセレクション

2019 JUL 23 0:00:10 am by 西室 建

 さんざん日本史上の人物をブログ・ネタにして思いつきを書き連ねているが、好き嫌いは別として、自分を大きくカン違いしている人がおり、そして本人が最後まで自覚できなかった人、というのが見られる。
 この機会に残しておきたくなったので、以下10人を挙げてみよう。

源義経
 この人は兄貴を怒らせて悲劇的な終わり方をした。そのため人気は高く『判官贔屓』なる言葉まで生み出した。とにかく戦闘には強かったようだ。
 しかし、一言でいって『田舎者』だったのだろう。
 相手が悪いと言えばそうなんだが、何しろ平家から木曽義仲から次々と手玉に取った大天狗、後白河法皇にコロッとやられて頼朝の反感を買う。
 法皇の曲者ぶりは論を待たないが、おそらく京女の洗練された手練手管に溶けまくったのに違いない。有名なのは静御前だが、それだけじゃないはずだ。京女というのは(実際の知り合いはいないが)相当な根性があるので、こんなクソ田舎モンが転ぶのも無理はない。カン違いだよなー。
 兄貴の不興を買った後、少人数で落ちのびていくのは人望そのものが無かったのではないか。転がり込まれた藤原秀衡・泰衡はさぞ困ったことだろう。ろう。

後醍醐天皇
 一種の誇大妄想だったと思われる。
 加えて初っ端に鎌倉が不甲斐なく負けたのが拍車をかけた。
 帝にとっては武士なぞ犬コロ程度に見えていた。
 大体あの冠からジャラジャラ下がっている飾りはナンだろう。筆者はあのような物を被っている天皇を他に知らない。
 隠岐の島から脱出しての復活はいかなる魔力を使ったのか知らないが、名和長年とか楠正成等は、会ったこともないのに天皇に操られているのは何とも不思議。
 しかし、帝の頭は平安時代のそのまた前まで飛んでいて手が付けられなかったものと推察する。みんな持て余したせいか、いい側近が見当たらない。楠正成や北畠親房らは実際の政権奪取戦略(個別戦術ではない)は描けていない。
 吉野に行ってまで『天皇』でありつづけるところはいい根性であるが、時流を見誤ったことはその後を見れば明らか。

上杉謙信
 結局ナニがしたかったのか不明。生涯ほぼ無敗だったにもかかわらず、領土を増やすでもない。
 毘沙門天の化身だと思い込むくらいだから、尋常な神経じゃない。
 謙信=女性説は、作家の矢切止夫が最初だと言われているが、あのエキセン振りはひょっとすればと思わせるものがある。
 一方で領国経営の方はどうだったのか。佐渡の西見川や鶴子で金・銀が取れたというが、江戸期の佐渡金山ほどではなかった。
 上杉憲正に泣きつかれては関東にしばしば出兵して暴れまわるが、農繁期には越後に帰ってしまう。当時の兵站の考え方でいくと雪深い時期は関東を食い荒らしていたのじゃなかろうか。その後の領土欲の無さは異常だ。特にわざわざ小田原まで行ったのは全く意味不明。武田信玄に潮を送ったのも作り話らしい。
 後世では″義”のためだったとされたが、カン違いだったとしか思えない。

明智光秀
 来年の大河ドラマではその一生をつづるのだが、あの本能寺をどう描くのか楽しみだ。諸説いまだに定まらないところが『史実を消された』感にあふれている、秀吉に。
 しかし、あの決断の時に『天下はワシの物』と思わなかったはずがないが、後処理のマズさはマヌケそのもの。秀吉やイエズス会黒幕説、朝廷糸引き説、更には光秀=天海僧正説等が取りざたされる所以である。
 白紙で考えてみると、細川あたりを巻き込んで磐石の構えを作ってからでないと成功は覚束ない。
 消極的ながらも一応様子見だった筒井順慶をどうして事前に引き込まなかったのか。
 松永久秀・荒木村重と信長に叛旗を翻した人物は多数存在したし、何よりも反信長の勢力は全国にいた。
 また、秀吉配下のそれなりの人物、或いは大勢いる信長の息子のうちの誰かを寝返らせておくべきだと考えるが、よほどのカン違いなのだろうか。

世良修三
 官軍の威光をバックに行く先々で狼藉を働いた維新史上最低最悪カン違い男。人格下劣な急進派が権力を握ると必ずこういうのが現れる。ジャコバン党でもここまでひどくはないだろう。
 醜悪なのは酒に女。このあたりが何とも情けない。異常かもしれない。おまけに当時は平気で人を殺す。
 幕末のドサクサで優秀なのが殺されてしまい、こんなカスばかりが残ったゆえにのさばった例は多い。コイツは仙台藩士に切られたからこれで済んだが、生き残った酷いのは枚挙に暇がない。

桐野利明
 最終階級は陸軍少将だった。実は維新当時の階級編成は陸軍大将の次は少将で、しかも陸軍大将は西郷隆盛ただ一人だけでスタートした。そこで自分はNO2であるという錯覚に落ちたフシがある。
 余計な事をしなければ胸のすくような薩摩隼人だったはずだが、政府高官になるだけの器量は持ち合わせていなかった。
 結局西郷が下野してしまうと何をやっていいか分からなくなって、鹿児島について行き、挙句の果てに先頭に立って西南戦争をおっぱじめる。することがなくなってもう一暴れ、のノリだ。ここまでいくとカン違いを通り越して戦争マニア。

帝国海軍
 名将綺羅星のごとくと言われる誉れ高いエリート達だが、オール海軍となると筆者の点は少し辛い。中にはヤバいのもいた。
 無論、三国同盟反対の見識は高いのだが、最後の最後で山本長官は『2年は暴れてみせます』と言ってしまった。諸藩の事情から無理もない、気の毒ではあるが、この名将にしてカン違いをしたのは何だろうか。ドイツの快進撃もあっただろう。
 真珠湾が際どかったのは第二次攻撃を発令しなかったため。ミッドウェーではモロさが露呈する。
 ゼロ戦の美しさは芸術的ですらあり、大和の圧倒的な迫力は冷静な判断力を奪う。
 いずれも高性能・高機能の最強戦闘機ならびに不沈艦なのだが、これが精一杯とも言える。
 アメリカを良く知る山本五十六でさえ、これらを見て『行ける』となってしまいあの発言になったのだろうか。

A日新聞
 GHQの御指導御鞭撻をモロに受けた後、薬が効きすぎてバカの一つ覚えみたいに今に至るまで日本を貶めることに夢中のカン違い継続中。
 ある時期まではそれなりのバランサーの役割を果たしたものの、時代が変わったのに気づかない振りをしているのか。
 先日もハンセン病被害の判決に政府が控訴する、の誤報を打ってしまった。どんな事件でも、文章の雛形ができていて『~が許しがたいのは当然である。だがしかし』と繋いで何でもかんでも安倍総理のせいにして批判する記事に仕上がるようになっているのだろう。
 そういいつつも、筆者は何年もA新聞の実物を読んでいない。ネットでまたやった、と気付くだけである。

小泉J一郎
 日本史にのこるほどの勘違いかどうか迷うところだが、この際入れざるを得ないのは、あの田中真紀子を外務大臣にしたからだ。
 そもそもYKKの時代から、Yももう一人のKも周りの見えないトンチンカンなことをやっていた。
 本来はこの人も消えたはずなのだが、対立候補の橋本龍太郎がイマイチであれよあれよと総理になった。それからは一発芸とブッシュとの関係で何とかなったのだ。オヤジがあんなに日本嫌いだったのに息子ブッシュはそうでもなかったのがポイントではないか。私自身は郵政民営化と靖国参拝は高く評価している。
 辞めてからの反原発舞い上がりなんかはカン違いの後遺症。 

旧民〇党
 これはカン違い業界のオール・スターの感がある。
 まず最初に総理になったハト。未だにみっともない言説をまきちらし、広い世界でわずかに受け入れてくれるところへ行っては土下座をくりかえす。
 ちなみにコイツの女癖も相当だが、この家系はオヤジも息子もその道はすごい。
 お次はあのカン。実際に政策立案能力はゼロだった上に、あの大危機で全く冷静さを欠いた。某JR駅前で喋っているのを聞いたことがあったが、90%が東電の悪口だった。まさにカン違い。
 これらの系譜を引く連中、期待する気にもなれない輩ばかり。また選挙で見るのもうるさい。
 そしてこいつ等を操ったつもりで墓穴を掘った〇沢。政治的には全く死に体になったが、かつての竹下派七奉行の他が全滅した現在となっては頑張った方に入る。
 筆者はこの人は本当に保守主義者なのか判断に苦しむ。
 「希望の党」で大騒ぎしたあとあっさり足抜けした小〇某知事はその点ヤバいとなった時のカンの働きはすごいが、それだけでもねぇ。

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パ・リーグ後半戦のキモ ファイターズVSホークス決戦

2019 JUL 17 21:21:37 pm by 西室 建

 何しろあれだけの戦力を欠いていながらの圧倒的な首位、ホークスに死角はあるか。追い上げる(はずの)ファイターズは夏場をどうしのぐのか、見逃せない決戦にヤフオク・ドームは燃えた。
 我が軍は上沢が離脱し、清宮はタコタコ、中田はどう転ぶか分からない、名将栗山監督も知恵を振り絞っての采配は悲壮感さえ漂う。
 7ゲーム差は、ひとえにファイターズ得意の連敗を6まで重ねている間にホークスが9連勝もした結果に過ぎない。従ってこの夏にギリギリの勝負ができればチャンスは来るはずだ。特に殆ど使っていないスクイズをどこで出すのか。監督にテレパシーを送って初戦に見入った。
 するとホークスは出だしの大竹が初回に崩れ4点をもぎ取った。あの、昔でいう『懸河のドロップ』のようなカーブが落ちそこなったのを(中田以外は)うまく捕えての得点である。
 こちらは堀を先発させ、ロドリゲスに替える。ロドリゲスが満塁にされてヒヤリとしただけで最後は石川・宮西・秋吉と繋げた。あの宮西・秋吉の左右サイド・スローは結構いいのかも知れない。5-1で勝ち。見ていて後半のキ-パーソンは、今年で引退する田中賢介ではないかと思った。
 16日は我が軍は杉浦、ホークス二保で静かに始ま、らなかった。杉浦はマヌケにも牧原・グラシアルに連続でHRを浴びる、ふぅー、試合ぶち壊しかよ。何とか踏み止まると私の作戦では金子に代えるはずが、栗山監督はそれを無視し5回まで引っ張った、大丈夫かな。
 その間に大田の一発、田中賢介の犠打で追いつくと、山場は9回に来た。一歩も引かぬ構えの工藤監督が甲斐野を投入すると四球・デッドボール・申告敬遠で満塁に。甲斐野も物凄い気迫の投球だったが、巨人から来たばかりの宇佐美を押し出してしまった。3-2の連勝。尚、田中賢介はこの修羅場でも送りバントを上手く決めている。
 そして3戦目には満を持して有原を投入した。
 するとどうだ、西川が先頭打者HRを打つではないか!
 有原もコントロールが実にいい。
 ところで、この日はヤフオク・ドームではなく、北九州市民球場だ。僕は小倉時代に行ったことがあるのだが、アウェーどころではない。大半がホークス・ファンなのはいいとして、物凄くガラが悪いヤジが飛ぶ。ここの成人式は沖縄並みである。見れば外野の一角に、ほんの少数の健気なファイターズのファンがへばりついている。早く追加点を取らないと飲まれてしまうぞ。
 5回、ホークスがピッチャーを鍛冶屋に、しめた、工藤監督は継投が下手だ。案の定1点、更に松田に代えたところで2点追加だ、よーし。
 とにかくファイターズのHRが今シーズン59本なのに、既にその倍も打っているホークスだ。全く気が抜けないまま有原は8回まで0を並べ、10勝に一番乗り。秋吉に繋いだ。
 出来過ぎの3連勝で4ゲーム差に詰めた。パ・リーグの夏が面白くなったとも言える。
 このゲーム差を引っ繰り返すのにはあとひと月はかかるが、その間にホークスの戦力も整うだろう。この日は内川もデスパイネも出ていない。
 やはり内川・柳田・松田を抑え、武田や千賀を打ちこまないと勝った気がしない(負けの方が多いが)。
 目下絶不調の清宮を鍛え(中田はほっといて)、吉田輝星を仕上げ再び迎え撃つぞ。

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魂が宇宙を漂う話

2019 JUL 16 6:06:16 am by 西室 建

 私は既に死んでから450年程経っている。無論死んでいるから視覚も聴覚もない。だが、知らなかったが、死んでからも意識だけは連続して途切れることが無い。
 もちろん生前のように明確に判断を迫られるようなことが無くなっているので、かつての思考能力と同じかどうかは分からない、おそらくは相当落ちたと言わざるを得まい。
 何しろ新たな経験をすることはもうないので、自分が経験した思い出の中をさまよっているのだが、時として生きていた頃の感覚で言えば夢をみているようだ。自由に水中を移動している、とか知らない人と親しげに語りあっているとか。もちろん死んでいるから現実も夢もないのだが、五感もないのにそのような感じがするのも不思議なものだ。
 それで私が生きていた頃というのはトヨトミとかいう天下人が世の中を治めていて、おとう達はようやく戦がなくなりそうだと噂していたっけ。
 ただその頃はイクサと言っても武士達は血道を上げて勝っただの負けただの騒いだが、私等はワクワクしながら遠目に見物に行ったりしていた。死体から金目の物をはぎとったこともあったくらいだ。春から収穫まで休み無く働き通しで秋祭りをやってしまったら冬支度、何もすることが出来ないうちに正月を祝うと、もう次の春。楽しみなんか何もないのだからイクサがたまにあるとそりゃー面白かった。
 ウチは百姓をしていたけど食えないもんだから兄弟は大坂に行ったり那古屋に行ったりして、残った私も長男ではなかったから食い扶持はあてがわれたものの、嫁取りできるわけじゃない、六男だから。イクサも足軽が足りなくなると現地調達で銭をもらって数合わせみたいに槍なんか持たされる役回りもあって、ワシも行ったことがある。
トクガワの武将に雇われて銭を貰ったのはいいけど、なんだか『天下分け目の戦いだ』とか大げさな話になっているので参った。しょうがないから関が原の近所まで行ったが、いつ逃げ出そうかと思っているうちに戦は始まって逃げそこなった。
 始まったら始まったでウキタとかいう西国の武将にずいぶん押されて危なくなったので、こりゃまずいと思った途端にコバヤカワとかいうのが突如寝返りをしたらしくて形勢が逆転した。そのままトクガワにくっついて足軽家業をしていたんだが・・・。

 さっきまで夢の中にいたような気がしたが、オイラが死んで既に150年は経ったのではないか。死んでいるのだから記憶もクソもないが、とにかく時間の概念がないから150年というのも、多分春夏秋冬が150回くらいあった、と思っただけだ。お江戸は神田で生まれたが長屋暮らしの棒手振(ぼてふり)の息子だからゴチャゴチャとした暮らしぶりで楽しい事なんかありゃしねえ。
 まァ、先々どこかに奉公でもさせようと思ったんだろうが、ガキの時分から近所の筆学所(寺子屋のこと)に行かされて、読み書きが出来るようになった頃にゃ世の中がうるさくなってきた。おいらが生まれた頃に黒船が来て、その後色々あったらしいが将軍様は上方に行っちまった。慶應に変わったその三年に幕府が伝習隊を募集したので、三番町の第三大隊にノコノコ入ったって訳だ。
 その頃にゃ異人がどんなものかも知ってたし、何だか天下は丸いんだって知識だけはあったね。で、伝習隊に入ってみたらタダで鉄砲も持たせてくれるし飯も食わせる。だけど訓練は重い鉄砲を担いで走り回るのが中心で辛いの何の。
 たまげたのはお侍がおいら達を指導するんじゃなくて仏蘭西とかいうところから来た異人だ。桃色というか白い肌のバカでかいのが異人言葉で号令をかけるんだけど何言ってんだかわかりゃしねえ。そのうち何となく分かったけどね。
 こっちは江戸詰めだから上方のことはよくわかんねえけど噂だけはすぐ伝わった。やれ将軍様が逝去されてあの一橋様が将軍になられたとか。ところがその将軍様がどういう風の吹き回しか幕府を返上したとか、挙句の果てに朝敵にされていくさに負けた、とか怪しげな話が聞こえてきた。伝習隊が上方に行ってたから負ける訳なんかないと思ってのんびりしてたからびっくりだ。実はオレ達第三大隊だけ江戸に残されていた。上方だけじゃなくてお膝元の江戸だって薩摩や長州の回し者みたいなやつらがガサガサしていて、先だっても頭にきた新徴組が薩摩屋敷を焼き打ちにして大騒ぎよ。
 そうしたらいつの間にか将軍様は帰ってきちまって上野で謹慎されたってんだからどうにもならねえ。こりゃ戦が始まるな、と思ったらなぜか総攻撃はなくなりお江戸は無血開城だと。
 おさまらねえ大鳥様は一番大隊・二番大隊をつれて北上していった。それがどういう風邪の吹きまわしかオレ達第三大隊長の平岡様は新政府に恭順だってんだからもう訳わからん。元々オイラなんざ幕府だろうが新政府だろうがどっちでもいいもんだから上のほうの言うとおりにゾロゾロ付いて行くと名前もいつの間にか帰正隊になっていて下総や奥州を抜けて挙句の果てに箱館にまで行っちまった。するとそこには昔の仲間もいるはずで、そっちの大将は大島様ってこった。やりあっているうちに弾が当たって・・・。

 うっ、意識は戻ったみたいだな。オレもう死んでどれくらいかな。50年は過ぎたと思うけど。戦争はもう負けて進駐軍がデカい面してやがって、オレ達は行き場を失ったも同然だ。誰もかれもが混乱の中にいたが、それでも悲壮感はあんまりなかった。元軍人なんかはあんなに偉そうだったのにすっかりしょげ返って見られたもんじゃない、そこいらのガキにまで「戦犯」「戦犯」とか指さされてな。
 アメ公は終いには手あたり次第に爆撃してきて大勢が死んだ。沖縄はもっと酷かったそうだ。だけど『死』そのものもああ目の当たりでそこら中に転がっていると人間は麻痺してきて、亡くなった方には失礼だが自分のことで精一杯でせいぜい気の毒に、と思うくらいになってしまった。そして結局負けでした、でガックリはしたが、こりゃあ死なないで済んだか、となって後は物凄い生存本能を発揮している有様なのだ。
 情けなかったのは上から下まで軍放出品の横流しやら闇市での偽物の売買だのありとあらゆる悪がはびこってしまい、進駐軍が来て少しまともになった感じすらした。三国人の暴れぶりも凄いもんだった。戦勝国・敗戦国・第三国という意味で、日本の法律が適用されないってんだからやりたい放題なんだが、そりゃ無理もない。
 もっとも三国人全部がアコギな稼ぎをやっているわけでもなく、等しく貧しかったのは日本人も同じ。アンダーグラウンドでは日本人の愚連隊も入り混じって任侠も何もなくなったヤクザが気の毒なくらいだった。
 それから高度経済成長とか言ってオリンピックじゃこれからはレジャーだモーレツだ何だかんだ、とにかく忙しかったんだよ。不況だって何回も来たしアメ公は朝鮮でもベトナムでも戦争はやりっぱなしにやって、冷戦がどうしたかは良く知らないけど昭和ってのはとにかく「戦い」の時代だった。平和な時代と言ったって、安保闘争とか賃上げ闘争とか何かと「闘争」「戦い」が強調されてヤレヤレと思ったものだ。その頃からやたらと交通事故が多くなっていくんだけど、そうなると交通戦争だ。年間の事故による死者が1万人にもなる有様で、そりゃこの前の戦争に比べりゃどうってことはないんだけど、日清戦争での戦死者が一万人くらいだから戦争と言えなくはないね。
 オレはその頃にはトラックの運転免許を取ってダンプ・カーで稼ぎ出して結婚もできた。ナニ近所の幼馴染なんだけどね。子供も生まれた。安定した生活になりつつあったんだが、実は酒が止められない。
 一方でダンプの現場は、例えば土砂搬出なんかは何回運んだかでその日の取り分が決まる過酷な仕事だ。だから凄い奴なんか一升瓶を助手席に置いてガバガバ飲みながらやってることがあった。オレもヤバいなと思いつつまァ適当には飲んだ。
 そうしたらあるダムの工事現場に回されて、取り締まりもないような山奥だからおおっぴらにやってたのさ。夜中になって、もうこれで上がろうかという時に、やっぱり酔いが廻って崖からダンプごと転落したのさ。

 おわかりだろうか。これは一つの魂が、普段は宇宙空間に漂っていて、繰り返し人間として地球に生まれては、同じような人生を送ってまた死ぬのである。そして漂っていつつも、どうやら別の天体で転生して、そこの寿命が尽きると又漂い、何百年か後に再び地球で人間になるということがわかってきた。この愚かな魂は千年後にも『令和って時代があったんだがね』とやっていることだろう。

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