Sonar Members Club No.36

カテゴリー: 春夏秋冬不思議譚 四季編

実りの秋の新品種

2021 NOV 19 0:00:18 am by 西 牟呂雄

 秋も終わる。それにしては暖かい日差しが続き、何といっても今年の東京はひどい台風にも見舞われずに済んだ。我がネイチャー・ファームは実りの季節に見合う収穫があった。特にダイコンはそれなりのモノが採れて食卓を飾ることができた。
 初夏のジャガイモから始まって、夏場にキュウリ・ピーマン・ナス、加えてブロッコリーがデヴュー。そうそう、連休には昨年から丹精込めた(ほったらかしという言い方もある)ガーリックことスーパー・ニンニ君もおいしい。
 ただし、夏前に収穫したジャガイモは小さく、ダイコンは水気が少ないようで不味く、奥が深いと改めて思わされた。これは長雨のせいだったと思われる。
 そうした中で、本年ついに驚くべきことが起こる。
 新たに始めたキャロット・フィールドで試しに撒いたニンジンが線香花火のような芽をふいたのである。一条撒きといって一直線にふりかけをかけるようにやってみたら、一応の成果があったようだ。だが、間引きに手を抜いたせいか(やり方の加減がわからなかった)、引き抜いてみると実に儚げな、ゴボウのようながたくさん採れてしまった。

 大きさが分かるようにタバコの箱と並べてみると出来損ないぶりがわかるだろう。
 こんなもの、とても料理の材料にはならないと、水で洗って生のままかじってみる。
 えっ、甘い!ちゃんとニンジンの味がする。
 そこでステーキの添え物にしてみると、カリッとした歯触りもよく合ってイケる。
 しかも、この葉っぱがまたパセリのような風味でステーキを引き立てる。
 これは偶然とはいえ品種改良に成功したのではないか。凄いぞ、すごい。
 ヨーシ。来年はこいつの生産規模を5倍に増やしてブランド・キャロット、名付けて『麗しチャン』を売り出してみようか。読者の皆さんには特別価格、1本10円で差し上げますから喜寿庵まで取りに来てください。在庫に限りがありますから完全ネット予約制ですぞ。

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鮮やかな一夜

2019 JUL 12 17:17:52 pm by 西 牟呂雄

月の下のつもり

 月も無く 梅雨冷え

       月下美人 かな

 一年に一晩だけ鮮やかに咲くという月下美人です。
 夜にコンビニに行こうと歩いていた時、軒先にこの花が一杯咲いている鉢を上品なご夫人が並べていました。
「今晩だけですからね。こうして通る方々にお披露目してるんですよ」
 とおっしゃるので、写メにしようとしたら
「一つお持ち帰りになりますか」
 一輪切ってくれたのです。
 この日は曇り空で月光には照らされていませんが、持ち帰って撮ったのがこの写真です。
 息を吹きかえると長く密集したオシベがワラワラと揺れて何やら怪しげな、翌朝には散ってしまうとか。

朝方には

 と、翌朝には散ってはいませんが御覧の通り花は閉じてしまいました。
 まるで『さようなら』とお辞儀をしているようなたたずまい。
 この一年に一回というのは伝説で、丁寧に面倒を見てやれば2回以上花を咲かせると書いてあります。メキシコ原産で日本にある月下美人は輸入された一株から株分けされたクローンだ、というのも今日では否定されています。
 それでも一晩限りという事実は儚げで、哀愁を誘います。この私でさえ、亡くなった親や親友を思い出しました。

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今年の写真在庫一掃 

2018 DEC 26 0:00:58 am by 西 牟呂雄

秘境鉄道

 百年前の写真です。
 場所は四国山中。
 観光トロッコ列車じゃありません。
 これこそ、住友財閥の屋台骨を支えた別子銅山の銅鉱石を運搬している鉄道です。

 僕は産業遺跡が好きで、九州時代は随分と昔の産炭地を回ったものです。
 金山跡もありました。
 これは都内某所でやっていた住友金属鉱山の写真展示会で見かけました。
 何しろ元禄年間から昭和まで、掘りに掘った坑道は全長700㎞(キロ・メートルですぞ)もある一大鉱山です。

登校風景

 鉱員住宅は殆んど平地のない山肌にへばりつくように並んでいて、それでいてそれなりの生活感が分かる写真が沢山ありました。
 これは昭和の写真でしょうが、小学生が登校しているのでしょう。
 急斜面なので、おそらく落石避けのアーケードのような通学路を列になって歩いています。
 しかしここは海抜数百メートルの高地です。冬は雪が降るそうです。
 一方最深部の坑道はマイナス千メートルですから、上下するだけで大変だったでしょう。

ニンニク畑

 話は変わって、今年の春先に喜寿庵の奥の林を伐採した際に重機を入れたため、ペチャンコにされてしまった我がネイチャー・ファームですが。
 掘り起こしたり草を刈ったりしてセッセと開墾に励み、少し畑らしくなりました。
 で、冬場になる前に偶然ニンニクの苗が売っていたので植えてみました。
 ここへきてグッと冷え込んだのですが見ていると少しづつ伸びているのがいじらしい。
 雨が少ないので水をやった方がいいのかどうか、凍ってしまったらねぇ。

ぶどう?

 そうそう、開墾の際にバリバリと生い茂った雑草を刈っていたときに見つけ、一瞬葡萄かと思ったが違いますね。
 あちこちに生っていましたが、固くて食べるのは危険と判断。潰すと、この色がニチャニチャと手に付くのです。そして水洗いでは落ちない。
 色という物は不思議で、ポツンとあると誠に鮮やかな色もベタリとやると汚らしく見えることがあるんですな。

とぐろ

 これは何でしょう。
 ヨットを舫うロープです。
 急に解いたりする時に絡まないようにこうしてクルクル巻きます。
 船乗り用語に『He knows ropes』という言い方があって、『奴はコツを知っている』『やり方が分かっている』という意味です。
 結び方がたくさんあって船舶免許の試験にも出ますが、私程度では殆んど分かりませんね。

 さて今年も色々ありました。
 キーワードは伐採・免停・開墾・台風・倒木・身内の慶事。

 喜寿庵での忘年会でチェロを弾いてもらいました。
 この方達は年末の第九の演奏も練習していて、去年よりもずっとウデが上がってます。

花盛りの喜寿庵 11月の花にチェロ


 たおやかな音色を聞きながらすっかり寛いで少し触らせてもらいました。

 最後にかわいらしくも儚げな一枚。
 来年はどんな年になるのか、自然災害がありませんように。

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平成30年滋養神社御託宣

2018 JAN 8 1:01:38 am by 西 牟呂雄

滋養様

滋養鳥居 高さ1m手造り

毎年恒例 滋養神社御託宣 が降りたので 遣わす

ひとつ
 平昌オリンピックは客の不入りと進行のまずさで大失敗。ただし日本勢は活躍する。サラちゃん金メダル!
 これを機に韓国経済がガタガタになる。すると何の関係もないのに「日本が悪い」と言い出してまた日韓関係は悪くなる。
 あせった文大統領は朴前大統領を前代未聞の『親日幇助罪』という聞いたこともない法律で終身刑にする。

ふたつ
 プーチン大統領は選挙で再選されるが、接戦になって慌てる。
 仕方なくサッカーのワールドカップで強力に日本をバックアップし、なぜか決勝は日本VSロシアとなってメチャクチャ盛り上がり、安倍総理も現地入りする。
 結果はロシアの優勝となり、表彰台でプーチンー安倍の友情の悪手が交わされる。
 プーチンはうっかり歯舞・色丹の二島を即返還する、と言ってしまい大騒ぎになり、間髪をいれずに残り二島の帰属が話し合われることになる。
 色丹島は一大観光地となって日本人で溢れかえる。

みっつ
 エルサレムは不思議な事にひどいテロは起きない。
 それどころかイスラム圏の国々までが対抗上、冗談じゃない、とばかりにエルサレムに大使館を移し出して大使館村になってしまう。
 あまりに接近しているのでどちらも防御を固めて緊張感がなくなる。
 むしろシーア派国家とスンニ派国家が縄張り争いを始める。
 因みに今日現在、スンニ派の国のアメリカ大使は任命されていない(ホント)。

よっつ
 去年からチラチラあった38度線の小競り合いが続いてオリンピック直後に局地戦が起きる。
 すると突然金正恩がスイスに亡命してしまい、何故かキム・ハンソルが大統領として北に帰国する。何らかの外部からの工作らしい。そしてソウルにも砲弾は飛んで来ない。1000箇所以上の砲撃拠点が正体不明の(米軍に決まっているが)ミサイル攻撃を受けて潰されていた。
 中国人民解放軍が国境の鴨緑江や豆満江に大部隊を展開し封鎖する。そちらへ行けないから38度線に民衆が殺到して大問題となり、文大統領も国境封鎖する。
 竹島に難民が来てしまうが誰が助けるのか問題になる。
 結局広大な緩衝地帯がブラックボックスになった。核は何処にあるのか。
 調停に颯爽と乗り出すのは安倍総理とプーチンで、表面上は秩序が保たれる。 

いつつ
 小池都知事の求心力が全く無くなり、都官僚の露骨なサボタージュと官邸のシカトに我慢できなくなる。都議会は制御不能となってリコールされるが、辞任は来年以降。それにつられて希望の党は解散。参議院に残っていた民進党も半分は立憲民主に行くが党勢は振るわない。あぶれたザコと無所属の会は岸田派と二階派に吸収される。
 この流れで安倍総理は余裕で再選されるはずだったが、なぜか総裁選に出ないと宣言した。北の状況が大混乱したので憲法改正が簡単にできそうになったから、一回休んで野田聖子に改正をやらせて直ぐに総辞職させる。その後岸田がやるが、解散総選挙でコケた際、安倍晋三が再再度復活して二期やる戦略。

むっつ
  アメリカン・プロレスのWWEに『ザ・モンゴリアン・ヨコヅナ・ハルマ』というレスラーがデヴューする。続いて『ザ・モンゴリアン・ホワイト・フェニックス』を名乗るレスラーも現れタッグを組んでアッという間に世界チャンピョン・チームとなる。
 ハルマはヘビー級のチャンピョンにもなるが、髷を結ったままだった。これに相撲協会がイチャモンをつけるが無視される。
 二人は言わずと知れた厳重注意の・・・。

ななつ
 元SMAPの草薙・香取・稲垣に、何と引退した安室奈美恵が合流して新ユニットが結成される。
 秘かに結成されたようで沖縄のライヴ会場に突如出現し歌って踊る。巧妙なマーケティングでマスコミには出ない、ネット動画のみ。
 出るたびにユニット名称が変わるため長いこと誰だか分からなかったが秋になって正体が判明しネットで大騒ぎとなる。

やっつ
 トランプ大統領の不支持は相変わらずで行政も停滞するが、アメリカの景気は好調。結果は何でもありだった。
 しかし実はトランプと対立していたのはリベラルではなく、ネオコン系のグローバリストであり、何だかんだ言っても善良な保守派大統領だったことが明らかになる。
 ネオコンの正体は保守派というより日本で言う左派に近く、ヒラリーなどもそうであったことがバレてしまう。
 それもあって日米同盟はますます強固なものになる。

ここのつ
 中国経済が決済不能に陥ったようだ。ビット・コインが暴落し、スマホ決済等も何らかのトラブルで不可能になり大混乱。
 さすがに貿易決済は滞らないが、香港・上海では大暴動が発生する。
 中央は押さえつけようと武装部隊を投入するが泥沼化する。オマケに各地に飛び火しそうになって習近平は焦る。
 恐ろしいことに分裂含みで年を越す事になる。上記『よっつ』により人民解放軍が中朝国境に張り付かざるを得なかったからだ。

とお
 ノーベル賞選考において医学・化学・物理学と日本人が受賞する。世界は驚き、賞賛の嵐に包まれる中、ついに村上春樹の文学賞受賞が発表され日本は大盛り上がり。
 外国からの観光客は年間5千万人を越え、GDPが跳ね上がる。
 税収が増え過ぎて自民党は消費税を5%に戻すことを検討し始めた。
 金利も上がってきてデフレからは完全に脱却する。バンザーイ!

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新年空想出鱈目譚

2017年の予言のハズレ振り

2017 DEC 6 21:21:53 pm by 西 牟呂雄

 毎年私の信仰する滋養神社、通称『滋養様』の正月託宣をブログにしている。例年殆んど当たらないが今年はどうだったろう。
 

平成二十九年 滋養神社 十大お告げ

ひとつめ
 多少時期ずれしたが、本当に2万円を越えてしまった。選挙のたびに反アベノミクスのキャンペーンを野党やマスコミがしたが、景気は良くてバブル気味だ。街角インタヴューで『実感がない』『給料は上がらない』などの声を拾っているが、いい思いをしている奴が本当のことを言うわけはない。全く意味の無い報道だろう。
100点

ふたつめ
 これも多少筋が違うがISの主要な都市が陥落して実現した、チョットびっくり。
 そして当たって欲しくはないがテロの拡散もアチコチで起こっている。
 しかし拡散場所の特定はさすがにはっきりせず、何故かアメリカでの銃撃事件ばかり報道される。
 一方で中国の暴動件数は年間20万件だそうで、これ1日500件以上だ。その中には・・・・。昔は年間7万件くらいだったのにいつの間に。
                      45点

みっつめ
 スコットランドはおとなしくなったかもしれないが、海峡をこえてスペインカタルーニャに飛び火した。さすがに武力衝突にはならないだろうがEUのバラバラ感は否めない。移民排斥の右派が政権党になった国もこれあり。                    20点

よっつめ・いつつめ
 結果的には民進党がバラバラになるという予言はあたった。だが以下の『いつつ』との抱き合わせとなって国政選挙にまでいくとは読めなかった。
 小池都議選大勝利⇒レンホー辞任⇒衆議院解散⇒前原『希望』に抱きつき⇒小池が石破の名前出す⇒希望の惨敗。といった複雑な経緯をたどって分裂にいたった。
 都議選の都ファの躍進を外したがトータルで考えれば合格か。     
55点×2

むっつめ
 第四の無名候補ではなかったが、朴大統領は拘束され親北・反日の政権ができた。
 そしてこの大統領はみんなが北の国を制裁している時に人道支援したり、アメリカ大統領の晩餐会にイアンフを呼んだり、振る舞いがひどすぎる。
 もうほっておこう。万が一が起きてもこの大統領は陸上部隊を展開することさえしないかもしれない。
                      70点

ななつめ
 白眉はフロリダのディナーの時に『たった今、シリアにミサイルをブッ込んできた』『・・・・もう一度行って下さい』の会話だった。
 ところが北の国が次々に実験と発射を繰り返したため、南シナ海の方は多少疎かになってしまった。
 ただ一方で、空母3隻と海上自衛隊の訓練が日本海で行われ、猛烈な圧力となっている。
                      75点

やっつめ
 中居君も抜けてしまったが草薙・香取・稲垣の三人が歩調を合わせるようだ。残念ながらオボカタさんの参加によるSTAPは結成されそうもない。
 僕は密かに彼らの為に『この世にたった一度だけのステップ』という歌をプロデュースしようとしてたのに。         
                      30点

ここのつめ
 さすがにトランプはロシアの制裁解除には至らなかった。しかし隙をつくように北方領土での経済協力は粛々と進む。
 きっと水産加工工場とか温泉・歓楽街ができるだろう。ロシアン・ルーレット酒場が流行ったりして。
                      10点

とお
 陛下の退位は無事に。皇室会議は2019年の4月末をもって退位されることを決定した。
 眞子様は馬の骨氏とめでたく婚約。どうかお幸せに。
 仲間内で次の元号を当てるオッズが始まった。人気があったベスト5は以下である。一位から『元鶴』『起命』『改輝』『興亀』『玄妙』。 
                      40点

 結局1000点満点中500点!赤店ギリギリか・・・。 去年が200点くらいだったから修行の甲斐があって大分精度が上がった。来年も滋養様にお願いしてがんばるぞ!  

 ことしも残り3週間か。大過なく過ぎて欲しいものです。ミサイル撃つなよ!

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本年の予言のハズれ振り

滋養神社 平成28年 10大お告げ

ついに成仏したゴルフ Ⅱ

2017 OCT 12 21:21:53 pm by 西 牟呂雄

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秋空も 木陰恋しい ティーアップ
スタート前に 汗ほとばしる

 今年は雨ばかりの夏の後にもう一度夏が来たが、色々あってずっとゴルフができなかったのだ。今年を取り返すぞ。いやが上にもはやる気持ちでティー・グラウンドに立った。
 春先に見事に成仏はしたものの、ゴルフというものはたまにロング・パットが入ったりまぐれのビッグ・ショットが出てやめられない。
 しかし冷静に考えればショットはこれ以上飛距離は出ない。パットも上手くなるには根性が足りない。
 久しぶりのプレイだから、きょうはあれこれ考えずにアイアンのダフりだけをテーマにすることにした。特にグリーン周りにまでいってからの寄せに於いてだ。
 この1年というもの、7番アイアンでもピッチングでも転がしの寄せが決まらずスコアが伸びない。今回の寄せはサンドを使うようにした。ホーム・コースにはアプローチの練習場があるので、入念に練習を繰り返す。するとこれがやってしまうんですよ、ドッスンとボールの手前をダフる。まあいい。

 行くぞ!
 出だしはまぁそれなりのショットで、グリーンまで行く。次も上出来な滑り出しと言えよう。
 メンバーは昔の仲間が二組。緊張感はないと言えばない。一人孤高のバーディー・パンター、女性教授、その他ドングリーズといった具合である。いつも奇跡のパットや悲劇のプッツン・プレイで楽しませてくれる。
 午前中にやはり狭いロングでシャンク地獄にハマった者が脱落していった。

 インに入って戦いはいよいよ佳境に入る。12番にそれは起こった。

口を開けたような

 寄せを全てサンドで打ったせいで呼ばれた訳でもなかろうが、このバカ口を大きく開けたようなバンカーは僕ともう一人に噛み付いた。そしてついに例の”ドッスン”が出てしまい、二発を打つハメに陥った。
 だが僕はまだましだった。
 相棒はトップ気味にホームランを打ってしまいOBに。そして打ち直しは何度やっても出ず、久しぶりに『ギブ・アップ』を見た。
 そして後で分かったのだが、後ろの組でもおなじ事が起こり一人死んでいた。

終わってから打ち上げをやったが、そこで気が付かなくてもいいことに気が付いた奴が放った一言に一同凍りついた。
『しかしこの30年間全くスコアが変わらんのもどうかと思うな』
ちなみに新ペリア方式で優勝したのはワタシだった。

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遂に成仏したゴルフ

おじさんが遊んで暮らす十ケ条

ゴルフ三昧 難行苦行

遂に成仏したゴルフ

2017 MAY 3 23:23:29 pm by 西 牟呂雄

 2日続けてゴルフをやり、昨年来目指している「成仏ゴルフ」に磨きをかけた。
 いつものゴルフ敵は何と左膝十字靭帯断裂で今年は来ない。フラリとホーム・コースに行き、ティー・グラウンドで例の呪文を(心の中で。知らない人と回るから)唱えると、オォ身も心も浄化されていく。
『我に艱難辛苦を与えたまえ。我に艱難辛苦を与えたまえ』
 常に笑顔を心掛け、もっとたくさん打ちたい、と思いながら臨んだのだった。以下はその血と汗と涙と笑顔の記録である。

八重桜

初日
 ホーム・コースは高い所なので連休まで八重桜が綺麗に咲いている。まるで夏のような日差しに半袖でスタートした。
 半年ぶりだから多少の苦戦は覚悟していたが、これはヒドイ。ショットはそれなりに乱れない(距離は相変わらず出ないが)。ところがグリーンの側に行くと大変な事になってしまうのだ。
 ピッチングで柔らかく打つと足りず、固く打つと今度はオーバー。
 午後からは秘かに去年練習した7番に代えてもダフったりトップしたりで寄らない。
 パットも全然ダメでこっちは感覚が狂っているのか、カラカラと全てオーバーしてしまう。ショート・ホールでは1パット目がグリーンから飛び出した。
 結局トータル・スコアの半分以上を寄せとパターで叩き出し例の呪文を唱えながら笑顔が引きつっていた。

コース脇にもポツン

 

2日目
 八重桜はソメイヨシノのようにハラハラ散らずに花ごとポトリと落ちる。せっかくなので拾っておいたのだが帰りにはしおれてしまった。
 本日は同年代と思われるご夫婦と一緒に回る。
 きのうの寄せに懲りてきょうはピッチングも7番も封印して全てサンド・ウェッジで行くことに。
 するとこれが当たった。無論全部OKではないものの大分違う。
 ところがそのサンド・ウェッジの呪いがかかったか、本日はバンカーに苦しむことになる。フェアウェイ・バンカーでもガード・バンカーでも一発で出ない。バンカーからバンカーへもあった。
 それでも午前中にパーが取れた。
 インに入ってからは今度はOBを出す。それもショート・ホールが両方だ。あれはスポーンなんか振り回さずにアイアンをゆっくり降るべきだったなぁ。
 しかし、あくまでスマイルスマイル。悔やまず、こぼさず。
 一緒に回ったご夫婦の奥様は女性用ティーからではあるが僕よりもスコアは良くて結構上手な人だった(ご主人はヘタ)。
 そうこうしているとロングでパーが拾えた。見事な「成仏ゴルフ」ではないか。昨日より10打縮めた(それぐらいヒドかった)。ヨシ、あしたもやれば元に戻れる。

 と思ったが起きてみると体、特に足が張ってゴルフどころでなくなった。昔は1.5ラウンドを2日続けてやれたのに。腕も体も成仏したということだろうか。

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空にとどけ (今月のテーマ 空)

2017 MAR 19 21:21:38 pm by 西 牟呂雄

厳冬の 凍らんとする 風に乗り
   駆け上っていけ  山の満月

 キーンと冷え切った夜空にも満月は上がる。
 何にせよ季節は巡っていく。寒い季節に未練はないが、楽しみはあった。
➀セーターやコートが着られる。マフラーで遊べる ➁スノボに行ける ➂オッサンでもブーツが履ける ➃床暖があったかいので床で転がれる  ➄ろくに運動をしないからほとんど汗をかかない ➅それもあって温泉に入る楽しみのコスト・パフォーマンスが高い ➆落葉した木々の枝の先まで痛々しく見える ➇大量の落ち葉をファームに埋めて肥料にできる(かなぁ) ➈冬至以降少しづつ日没が遅くなるのが嬉しい(日の出は二月初めまで遅くなるが日没は冬至の前が4時半で最も早い) ➉焼酎・ウィスキーのお湯割りがおいしい

 しかし空のどんよりした冬の日というのは本当に気が滅入る。ヨーロッパ北部の人の夏休みに対する感覚は当然我々とは違うものになるだろう。ニューヨークも冬は不景気な天気が続く。日本でも新潟のあたりの方々だって今年のように雪に振くり込められては気の毒だ。ただ冷たい雨よりはましか、灯はきれいだし。

このまんま わたしを放って 行ってくれ
   夜更けの白い  雪原の中

 昔スキーに行った時にゲレンデから宿までが遠く、何人かで連れ立って帰るのにヘトヘトになってしまいおまけに日が暮れた。汗まみれになって気力を失った。その時に、あまりの街灯に照らされた道の美しさに息を飲んだ。
 途端にガリガリに凍った道で倒れて顔を切った。鼻の横からポタポタ血が出ていて「おい。どうした」と声をかけてくれた友人がビックラして「ヤバいぞ。早く来い」と言いながらぼくの前をスケーティングで滑って行った。本人は『先導してやった』と後に恩着せがましく主張したが、見捨てようとしたことは明らかだった。その男こそ我が友、SMCメンバーだった故中村順一君その人で高校生か大学生入りたての頃だった。
 もっともコッチもセッセと滑るのに疲れ果てて、ほっといてくれ、といった気分
である。我等の奇妙な友情は実に第三者の理解を得にくいと思う次第。

 梅が咲いてもまだまだ寒く、アパレル業界ではこの時期を『梅春時』といって売れない時期となっている。コートも脱げないし薄着も出来ないからと言われている。そして多少売れるのは”緑””黄緑”だと。
 3ヶ月前が赤・黄の紅葉でその後はドロンとしたモノトーンの季節を過ごし(クリスマス・お正月の華やぎはあるものの)人の目がグリーンに飢えてくるのかもしれない。
 そして太陽の位置が少しづつ高くなってくるのである。

 梅も散った。お日様よ中天に上れ。寒い季節ももう終わりだ。 

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平成二十九年 滋養神社 十大お告げ

2017 JAN 1 0:00:36 am by 西 牟呂雄

新年おめでとう。
 我が滋養教のご本尊、滋養様からの霊験灼たかなるお告げが降りたのでつかわす。

滋養様

高さ1mくらいの手造り鳥居

ひとつ
 本年は天下大乱の年にて日の本栄える。株価2万円を軽く越える。
 年の初め、トランプの風吹き来たりて日の本を越え、東方の国に厄災もたらす。今キナ臭いのは38度線だ。まさかの暗殺まで行くかもしれない。
 トランプを巧みに操るものは世界をリードできる。
 迷うことなくジョーカーを使え、エースを切れ。即ちトランプに旨い汁を吸わせて盾にする。安倍総理はこの手で出だし好調。
 日本もデフレを脱却して空前の好景気に沸く。

ふたつ
 天下大乱の兆し、いよいよ起こる。
 ロシアの猛烈な空爆とアサド派の攻勢でシリアの反政府勢力が壊滅。そして仮想連合軍(ユナイテッド・ネーションズ)が本気でISを潰しにかかる。
 すると追い詰められたISが現在のシリア・イラクのエリアから引っ越してしまう。一部は中国の新疆へ、一部はパキスタンに拠点を移す。
 おかげで中国は大変な事に。
 一方、大国サウジがアメリカ離れを起こしてイランとの緊張関係がひどくなる。

みっつ
 英国でのスコットランド独立運動が盛んになる。もう流れは止まらない。ひょっとして一方的に独立するかも。
 スコットランドは通貨にユーロを採用してEU入りを宣言。するとシティの金融は一斉にエジンバラに逃げ出してロンドンは閑散となる。
 副作用として移民がスコットランドに押しかけるのだが、あまりの寒さにビックリして凍死者が続出。

よっつ
 チグハグ振りに限界が来て民進党が分裂。
 蓮舫代表は党内左派を引き連れて禁じ手の小沢一郎と合流してしまう。
 前原系は維新とくっつこうとするが断られて行き場を失う。仕方なく自民党の岸田派と石破派に『このままじゃ安倍一強で総理になれないよ』と悪魔の囁きを吹き込むが、うまくいかない。

いつつ
 小池塾から都議会への立候補者が乱立する。ところがタマがマック赤坂を初めとしてゲテモノばかりで、議席は一桁しかとれない。
 都民はとっくに冷めていたのだ。
 何だかんだ言って、豊洲にも移転しオリンピックも元の案で進む。
 又、小池系の候補者のスキャンダルを文春が集中的に暴いたのも効いた。

むっつ
 韓国大統領選で彗星のように第四の候補が名乗り出る。この某候補は半島統一・対日敵視政策を強行に主張し、あれよあれよと大統領になってしまう。
 慰安婦合意は破棄され、北には融和策をとる。
 しかし結果的に北に金をむしられて財閥が潰れるハメに。
 
ななつ
 トランプは中国を挑発しまくる。
 閣僚に強硬派がズラリと並ぶので、南シナ海は米艦船のパレード。ついでにオーストラリア・インド・英国の船までやってきて洋上パーティーを始める。後にこれを『アイアン・ビーチ・パーティー』と呼んだ。
 残念ながらさすがに海上自衛隊は行かなかったが、大型水上艇で大量のビールを差し入れる。

やっつ
 キムタクを除いたメンバーでSMAPが復活。某女子科学者も合流してその名もSTAPとなる。
 ジャニーズ事務所はSTAPを潰そうとテレビに猛烈な圧力をかけるが、ネット・SNSを通じて大ブームとなりもう止まらない。
 初アルバム『若返る細胞』はカルーくミリオンセラーとなって、ついにメリー喜多川氏も潰すのは断念する。

ここのつ
 トランプがロシアへの制裁を解除した。同時にトランプ・プーチン・安倍の世界三大指導者が一同に会し、北方4島への日米安全保障条約の適用を解除し生活習慣はロシアと決める。日本は国後までの警察権・司法権を取り引き分け。ついでにタックス・ヘイヴンとなることで、択捉島の温泉は一大歓楽街となる。
 日露の接近に中国がまたまた焦りまくるが後の祭り。

とお
 今上陛下の一代限り退位が特別法で制定される。同時に旧宮家の某青年が愛子内親王との婚約相整い、皇統の男系が磐石のものとなる。
 是を期に憲法改正論が一気に国民世論となる。

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2017年の予言のハズレ振り

本年の予言のハズれ振り

2016 DEC 15 21:21:25 pm by 西 牟呂雄

平成28年の10大お告げ

 これを書いた以上実際にどうなったかは検証しなければなるまい。

1.二月頃・・・テロの横行・・・ ハズレ 
 ISのテロは年初以上に酷くならなかった。ロシアが(トルコが緊張関係にはなったものの)アサド政権への肩入れをカヴァーにしてシリア国内をメチャクチャに空爆したのと、イラク軍・クルド勢力が攻勢に出てかなりのダメージを与えたため余裕がなくなったのだろう。ヨーロッパでもイスラム系市民への管理も強化された。悲しむべくことではあるが。
 ただシリア反政府勢力も極めて非人道的に攻勢を受けていることは予想外。

2.雪解け ハズレ
 韓国朴大統領はそれどころじゃない窮地に陥ってしまった。これで大統領弾劾にでもなったら『慰安婦合意』はナシにされるのだろうか。ありそうな話だ。
 現在の状況は既に次の大統領候補にどの勢力が押している人間が出てくるかに移っている。親北左派が虎視眈々と狙っているぞ。
 ヒラリーはたしかに序盤の支持はあったがトランプは全く失速しなかった。

3.桜の咲く時期・・・アメリカ利上げ・・・ ハズレ
 アメリカはクリスマス前には利上げをするだろう。
 消費税はアッサリ延期となった。しかしこれは政策的に正しい。
 色々あって現在$=117円 日系平均19千円越え。

4.初夏 半分アタリ
 伊勢サミットは大成功でありました。
 安倍総理、天晴れ!

5.梅雨時ともなると・・・プーチン来日・・・ 半分アタリ
 プーチン来日は本日になった。
 しかし北方領土は一歩づつ。大変いい雰囲気だったようだ。二人だけで約100分、元島民の自由訪問と二国間の『特別』な制度による経済協力、中々味のある表現だ。ガンバレ安倍総理。
 元島民以外も自由に行けるようになったら行くぞ。10月に逝ってしまった中村順一との約束だ、お前も連れて行く。

6.真夏・・・衆参同日選挙・・・ 大ハズレ
 同日選挙にはならず。自民党は勝ちましたが。
 ところが橋下元市長は政治に嫌気がさしたか引退してしまった。これ本当だろうか。
 又、復活してきたらいやだな。

7.赤とんぼが飛びはじめると ハズレ
 リオ・オリンピックは大統領がいなくても大成功。
 小池都知事が暴れているが、落ち着くところに落ち着くでしょう。こういうのは『間』が大事なんだと思いますがね。森元総理が怒っちゃった。
 東京オリンピックを盛り上げよう。

8.刈り入れ時 アタリ!
 まさかと思ったら国民投票で本当にEU離脱してしまった。
 そしてヨーロッパには右っぱねの勢力がどこもかしこも台頭してきて、何だかイヤーな感じが漂って困りましたな。
 オーストリアは踏み止まったがイタリアは右旋回。だけどほとんど破綻してるようなイタリアはどうでもいいんじゃないの。

9.紅葉が美しくなり ハズレ
 ヒラリーは嫌われて共和党の勝ち、と読んだのまでは良かったがまさかのトランプ。
 すかさず安倍総理は会談した。 Great friendship バンザイ!
 トランプはバカじゃない。今頃共和党の共和党のタカ派からガッチリとレクチャーされているはずだ。キッシンジャーとも会ったらしいし。
 トランプ外交のキーワードは中国と見立てた。 

10.年末にかけて ハズレ
 橋下も政治家引退したし、『憲法改正』『皇室典範改正』の国民投票はあと20年はかかるのか。
 こういった話も陛下の退位コメントで止まってしまった。
 ここへきて来年は景気が少し回復するような気配がする。

 今年は予言を外しまくったおかげで個人的にも大変だった。来年はいいことあるぞ!
 

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2017年の予言のハズレ振り


 

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