猛獣使いの話
2026 MAR 20 17:17:20 pm by 西 牟呂雄
無分別に使いちらしてみて分かった!AIが飛躍的に進化して便利になるだろうが、人間のバカさ加減や根性の悪い犯罪者が減ることはない。
社会が進歩しようが堕落しようが、現に世界中が19世紀の帝国主義時代に勝手に逆戻りした。さすがに原爆を撃ち合う事態に陥らないのは自分も滅びてしまうからだ。
そう考えたら何も老人のオレが必死になって新時代に追いつく必要も理由もない、それも腑に落ちた。
AI社会に勝者はいない。AIツールを一生懸命開発したところで安住の地にたどり着くことはない。ものすごいスピードで競争者が現れて抜き去っていく。ユニコーンは生まれ続け、新たに出てくる芽はおそらく買収されることになる、そうでなければ追い落とされる。当面はGAFAMが君臨するだろう。
我が国はそちらの稼ぎはほっといて、帝国主義に巻き込まれることなくハリネズミのように、更にガラパゴス化を進めた方がいいと思うがな。まっ、飛び出したい方はどうぞ。
それでですね、悪党帝国が疲れ果てるのをジッ待っていながら、宝石を磨くように日本自身が輝きを増すべくセッセと練磨してりゃ、5年から10年くらいすれば向こうから寄ってくるさ。そもそも30年も失ったんだからどうってことないでしょ。ソフト・パワーで行こうぜ。
問題は30年の間に格差が広がったことか。ところが、数字的にみると実は2000年頃までは大したことない。ジニ係数は2020年あたりから上がり始めた。つまりコロナ禍以後の話だ。
すると時期的には円安の進行とAIの飛躍的進化に重なるのは興味深い。つまり日本はお呼びでない、と。それなのに必死に喰らいつこうとするから歪むのであって、早い話がチャイナが簒奪していった(急速に富を蓄積した)皺寄せだと解釈すれば自ずと解は見えてくる。もっと長い(50~100年)スパンで考えて見ればジタバタしても始まらない。悪党帝国同士が張り合って疲れるのを待てばいい。
その意地の張り合いをかつては冷戦と呼んだが、今は帝国主義の時代になってしまったから核武装でもしないかぎり我が国が食い込む余地はない、とワタシは考える。
話が飛んでしまった。元に戻すと、あまりの便利さに結論だけを聞きたがるような連中はますます自分で思考することをやめて、そのうちに考えることができなくなる。思考も思想も理論も構築することのできない脳になった人間は一体人間だろうか。
モノも考えられない人間がキーボードをサッと叩いて結論はお任せ、これではいかにもマズい。こうして日本人(いや、人類か)が2極分化してしまっても、まぁ私のような老人は構わないのだが、多少なりとも処方箋を考えなければ今まで好き勝手にやった者としては申し訳が立たない。
直感的に、Z世代以下の世代はAIを使うなと言ったところでジャンジャン使うだろうから、せめて中等教育ではAIを仮にに使ったにせよプロセスや結論を音読し、鉛筆でも握って紙に書き取って、口と手を刺激して脳を鍛えた方がよかろう。
というのも、私自身手で書こうとすると簡単な漢字を忘れている時がある(年のせいとの声もあるが)。ましてや「薔薇」だの「憂鬱」だのはお手上げだ(やってみた)。これからは孫の漢字の書き取りにでも付き合わなければならん。
AIは例えて言えば猛獣である。優れた猛獣使いが必要なのだ。ゾウとかライオンやトラといった危険な猛獣を使いこなすノウハウを持ったインストラクターが鍛えてこそ火の輪くぐりのような芸をさせることができる。そうなるとAIに色々な芸をさせる展示会はサーカスのショウになり、それがビジネスになるかもしれない。
そうなるとAIによって最もダメージを受ける仕事はソフト開発のヒューマン・リソースだろう。ナラティヴは熟練が必要だがストーリーは簡単にできる。
その頃はもうベーシック・インカムが導入されて人間は芸術を楽しみスポーツに打ち込み恋愛を謳歌して遊んで暮らせる。僕は年寄りだからボケて桃源郷にいる(生きていれば)はずだ。
ところで「AIは猛獣」という例えを電車の中で思いついて、あまりのハマりようにニヤニヤした。かなりアブナイおっさんに見えただろうな。
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