年末 酔夢譚
2015 DEC 29 2:02:49 am by 西 牟呂雄
忘年会を精力的にこなしている。バカの一つ覚えのようにビールをガブ飲みしてから焼酎のロックをガンガンやる。が、先日SMCメンバーのハリーさんに連れて行ってもらった都内某所はなかなか味があった。
店主のこだわりらしい。生は置かずに瓶のビールでコップも小さい。狭いお店なのだが6時前にもう一杯で、それから帰るまでズッと満席だった。それも一人で入ってくるオヤジが圧倒的に多く、みんな相席で静かに飲んでいた。
焼酎もお湯割りしか出さない。暖めた徳利に焼酎が、そしてご覧のチープ感溢れる急須にお湯が入っていて、お猪口にチョビッと焼酎を注ぎお湯割りにする。必然的にチビチビとしか飲めないところが実に良かった。
さて次は九州まで足を延ばし盟友中島兄を訪ねた。
因みに僕は九州に行くのに新幹線を使う。それはスモーキング・ゾーンがあり、缶ビールも車内販売されるからだ。従って失礼ながら中島さんにお目にかかった時点で大分酩酊してはいた。
そして順調に焼酎を空け水炊きをつつき、昨シーズンのホークスVSファイターズの死闘を振り返り互いの健闘をたたえ合った。
しかしやはりハイライトはSMCメンバーが観戦した対オリックス戦。金子復活のはずがホークスの殺し屋『柳田』にブチ壊されたあの試合だ。同行した中村兄の呆然とした写真が残っている。
翌日移動してもう一度気合を入れて忘年会へ。そういえば去年もこのパターンで別府酒池地獄に沈んだ。結論から言えば今年はもっとヒドイことになった。近隣の某温泉(恐くて名前を書けない)までわざわざ行き、今時昭和丸出しのドンチャン騒ぎに。しかもカラオケという迷惑なもののお陰で年甲斐もなく暴れた(歌った)。更にここだけの話、オッサン達がプロレスごっこに興じるのは滅多に見られるもんじゃない。
そうなる前にゆっくり浸かったこの温めの露天風呂は気持よかった。一人で入っていると手足が小さく痙攣するようで物凄く気持ちがいい。
そこで思ったのだが、人間いや生き物というものは何と緻密にできているのだろう。何億年もかけてモノを考えられるように進化して今日に至り、ニュートリノだの何だのまで熱心に研究する。一方宗教・神学も深くスピリチュアルな領域にまで深め、全く偉大な造形物と言わざるを得ない。
それがプロレスごっこに枕投げでは・・・。
この温泉は明治の元勲である品川弥二郎を祀った品川神社の跡らしい。それがどうしたと言われても困るが、この曲ならご存知のはず。
宮さん宮さん お馬の前に ひらひらするのは何じゃいな
トコトンヤレトンヤレナ
あれは朝敵征伐せよとの 錦の御旗じゃ知らないか
トコトンヤレトンヤレナ
幕末の東征軍がはるばる東海道を攻め上って来た時に行軍で歌われた『トンヤレ節』である。脱衣所にあった説明書きによれば、この日本初の軍歌の作詞は品川弥二郎、作曲は大村益次郎とか。本当だろうか。
結局何もしていないくせに都合10回近く忘年会をやってしまった。少なからずアチコチにトラブルを持ち込んだ報告が上がり出した。年末年始は少し休もうっと。
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Categories:旅に出る
中島 龍之
12/29/2015 | Permalink
今回の九州遠征は昨年以上の激しさだったのですね。年を追って過激になる忘年会、くれぐれも身体大切にしてください。