オカルト近現代史観 天皇不敗仮説
2025 FEB 19 0:00:00 am by 西 牟呂雄
幾多の血を流し、飢え、病に侵され、最後に人類の悪夢である原爆に本土を焼かれて日本は敗れた。
その後占領され、武装解除・人間宣言・新憲法・財閥解体・自由選挙・組合結成・数々の改革と称した洗脳を経ることになる。ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムである。
物理的には完膚なきまでに負けたわけで、東京裁判批判も含め占領者としてのアメリカの悪意は十分汲み取れる。だが、諸先輩方の巧みな舵取りと努力により多少の危うさを内包しながら今日ではG7の一角を占めている。
アメリカは占領後もヤバいとなると銀行護送船団方式を破壊し、円高を仕掛け、繊維戦争・鉄鋼戦争・自動車戦争・半導体戦争を仕掛けてきた。今更アメリカ・ファーストもないもんだ。そういう国家であり続けているに過ぎない。
それでも、資源も無い日本がそこそこやっていけるのは何故か。国民が勤勉だとか多少のIQが優位であるとかでは語りつくせないファクターがあるに違いない。そういう分析無しに円安に振れたとか少子化による労働人口減少に解を求めても大事なことを見失うと筆者は考えている。
ところが、国会だ官庁だ企業だと見渡してみてもシステムとして日本を下支えしているとは言えず、教育は最近はなはだあやしい。
以下、文化的に多神教が底流にあるとはいえ宗教的に大らかである、武士道精神を尊ぶ、同調圧力に従順である、どれもしっくりこない。この調子で分析を進めるとしまいには居酒屋でのノミニュケーション文化にまで言及せざるを得ず定量化は断念した。
石原慎太郎がどこかで聞いてきて書いていた、電車の中での若者の会話の話。余程の無知なるものなんだろうが、日米が太平洋で激突したことに及ぶと『それでどっちが勝ったのか』と聞いたのだそうだ。多分に作り話めいてはいるが、目下の状況から見て(例えばアメリカの製鉄会社を買収するとか)勘違いするバカが出ないとは限らない。
この話でフト思いついたのは(勿論メチャクチャに負けたのだが)何か負けていなかったものがあったのかもしれないという仮説である。
そんなものあるのかね、と思いを巡らしてたどり着いたのは、終戦を決めてポツダム宣言受け入れた御前会議の天皇陛下のお言葉だった。活字媒体で拾えた『内外の情勢、国内の情態、彼我国力戦力より判断して軽々に考えたものではない。国体については敵も認めていると思う。毛頭不安なし』のくだりだ。この『毛頭不安なし』に込められた意味を噛みしめると、ボロボロにされ占領されても日本で唯一人天皇陛下だけは負けなかったのではないか、という仮説が頭をよぎった。
この仮説を実証しようと、敗戦後のお振舞いを追っていくと。
マッカーサーに単独で面会し,イチコロで篭絡した。彼を自在に操り、全国巡行を打ち出す。GHQは各地で群衆に吊るしあげられると期待したが、結果は逆だった。ただ一人負けなかった昭和天皇は各地で熱狂的に迎えられる。GHQは驚き、慌て、巡行は一時中止させられる。クライマックスは原爆ドームをバックに現れた昭和天皇に向かって数万の群衆が君が代を歌い、万歳を叫んだ。
後年、外交評論家の加瀬英明が晩年のマッカーサーを訪ねた時に『私が最も尊敬しているのは言うまでもなくテンノーヘイカだ』と聞いている。テンノーヘイカと日本語で言った後は ヒズ・マジェスティ と呼称した。
天皇陛下の訪米に当たって(マッカーサーは既に没していた)外務省はマッカーサー未亡人との対面をさせようと画策したが、陛下は賛同しなかった。使い切った者は必要なし、ということだ。
翻って大日本帝国憲法が、第3条天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス としたが、昭和の始まった時点では誰もが『現人神』と言っても生身の人間であり、万世一系にしてもいささか怪しげであることは知っていた。敗戦・占領を経て高度経済成長の波に乗ると、主として読書階級とでも言う中流レヴェルはGHQの洗脳や進歩的と称する論調に推され一部は反天皇制の風に乗る。旧社会党に投票していたゾーンだ。
だが結果として昭和天皇は敗戦後の混乱からバブル時代までを勝者の帝王として敬われたのだった。
やがて代替わりとなりバブルは弾けて日本は長い低迷期に入る。平成の御代は多難なスタートだった。バブルの不良債権は10年後には更に増えた、というか今もって総額が分からない程のダメージをもたらした。上皇陛下の天皇在位中に株価は8千円を切った。
おまけに、これでもかと言うほど自然災害が起こったのである。英明なる陛下はご自身のお勤めを慰霊と被災者への労いに定められたのだろう。天皇になられてまず中国を公式訪問され、その後は海外に出向かれて戦没者を慰めた。
阪神淡路・鳥取西部・新潟中部・中越沖・岩手内陸、と続いた犠牲者の出る地震。有珠山・三宅島・御嶽山の噴火。そして東日本大震災。平成流と称された被害者の視線まで膝をつかれたお姿は記憶に新しい。犠牲者を弔い、被災者を励まし、その都度日本は蘇った(無論未だ復興途上のところはある)。
退位を表明された時のお言葉は『国民の安寧と幸せを祈ること。これを全身全霊でできなければ象徴であることは難しい』とまで仰った。
実際物凄い密度でのお祈りなのだ。そもそも明治以前には皇室に金もなく、新嘗祭(即位の際は大嘗祭という)と四方拝くらいだったのが、明治以後様々な祭祀が行われるようになった。神道の元締めとしての権威付けとして加えられたらしいが、あまりの多さに明治・大正と天皇は自らは行わず、代拝と言って代わりを立てられることが多かった。昭和天皇も戦後は全てはなさらなかった。
それが、上皇陛下は80を超えても皆勤である。深夜にも及ぶ祭祀を全てこなされるとは涙ぐましくもある。
新嘗祭をナメてはいけない。
神座(黄端の短い畳)、御座(白端の半畳)、寝座(薄畳の重ね敷き)に神饌である稲作物(蒸しご飯・お粥・粟ご飯・粟のお粥・新米で醸造した白酒・黒酒)、鮮魚(鯛・イカ・あわびなど)、干物(干し鯛・鰹・蒸しあわび・干し鱈)、果物(干し柿・かち栗・生栗・干し棗)が供えられる。天皇は鎮魂祭を済ませ、皇太子(あるいは皇后)・天皇の順に斎戒沐浴(さいかいもくよく)して純白の祭服に着替え、侍従が剣璽(けんじ)を、東宮侍従が壺切御剣(つぼきりのみつるぎ)を奉安した後神嘉殿に渡御する。天皇は神嘉殿の神座の前の御座に正座して、秘儀に入られる。御手水ののち、柏の葉に神饌を移し神前に供えて拝礼。ついで皇祖皇宗に御告文(おつげぶみ)を奏上すると、皇太子以下、幄舎に控えていた参列者たちもこぞって拝礼し、神前に供えたものと同じものを食す。
この秘儀は実際に何が行われているのかは天皇家以外誰も知らないのである。特に新天皇即位の大嘗祭では、寝座に体を横たえ、最も秘儀だとされている所作が行われ、玉体が新天皇に移行する。かような神秘体験を経てこそ備わるモノがあろう。
現天皇家のDNAには瞬時に時代の流れを読み、なすべき未来が見えてくる能力が備わっているに違いない。上皇陛下は『自分の代は艱難辛苦に耐える世である』ことが読めていたのだ。
ひたすた祈り、無論負けなかった。避難所で苦労されていた被災者が、時の総理や大企業幹部を罵倒するほど煮詰まっていたのに、陛下のお姿を見た途端に癒されていたではないか。
同様なことは、近現代の先帝陛下方にも当てはまる。明治帝は富国強兵の政策の元に二度の対外戦争の時代を体現され、大正期は勃興するデモクラシーの風に乗られた。それは作られた物でもあるわけだが、時代に合わせることのできる予知能力と見識がおありだったと解釈できなくはない。
亡くなられた寛仁親王殿下も何度も癌の手術をされアルコール依存症になっても負けることはなかったと記憶する。
令和の天皇陛下は筆者よりもお若い。聞くところによれば、祭祀に臨む姿勢は上皇陛下と同じだと聞く。大変に真面目におつとめされると側聞する。とりあえずコロナ禍は他国に比べれば遥かに軽かった。
何があってもわが国に天皇陛下おわす限り日本が日本であり続けられる。
太古の昔より伝え続けたこの血脈をもって、更なる研鑽によって鍛えられなければ天皇足り得ないことは明らかで、昨今の女系天皇論は日本を破壊すると言って過言ではない。ジェンダーがどうしたどころの話ではあり得ない。
旧宮家の皇族復帰に難色を示すムキがあり、いわゆる直親王家が皇統から分かれたのが何百年前だから合理的でない、とか戦後何十年も民間で過ごして今更、といった言説があるが、旧皇族と天皇家は『菊衛親睦会』を通じて親戚づきあいをしていて、お写真などを見ればみなそっくりである。『民間暮らしが何十年』に至っては、2千年の歴史から見れば瞬き一つだ。
そういう歴史を無視して女系天皇を認めてはならない。あの〇室の子供なんかが天皇になったらどうしてくれる。国連引っ込んでろ!
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東アジア同時有事
2025 FEB 11 10:10:50 am by 西 牟呂雄
2028年、台湾海峡で中国海軍が一大演習を始めた。南シナ海を大きく迂回して空母打撃群を太平洋側に配置し、あたかも海上封鎖を展開するような形での演習は一週間続いた。
中東が一段落したものの、ウクライナ紛争は足掛け10年近く戦っても一進一退の攻防を繰り返しており終結の目途が立たない。トランプ大統領の和平提案は国境変更を伴うためヨーロッパが強烈に反対して成立しなかった。任期が1年を切ったトランプ大統領は『もう勝手にしろ』と怒り狂ったが、武器・弾薬の供給だけは続けていた。
某日、突如台湾南部でⅯ7の大地震が発生。台南・高雄に壊滅的な被害が起きた。
同時に周辺での演習をしていた中国海軍も津波による大ダメージを被り、数十隻の艦船が海の藻屑となってしまった。
すると、驚くべきことに突如『台湾救済』を習近平が発信し、空母機動部隊を含めた中国海軍に加えて海警局並びに武装していると見られる漁船の大船団が台湾に一斉に押し寄せた。事実上の海上封鎖である。それどころか、一部は強硬上陸をする動きを見せ始めた。
時の総理大臣である高市早苗は『邦人避難並びに災害支援』の名目で自衛隊機を台湾に飛ばす決断をした。一番機に乗り込んだのは復興支援部隊指揮官に指名された民間人の番匠幸一郎退役陸将である。民間の復興支援チームなのだが、中谷防衛大臣のキモ入り人事だ。
当然中国は非難声明を出すが高市総理は歯牙にもかけない。『人道支援をして何が悪いのか。中国こそ我々に協力すべきだ』と突き放した。同時に自衛隊宮古島要塞および沖縄米軍は戦闘配置につく。自衛隊に秘かに周辺事態待機命令が出され、米軍はアラーム・グリーンを発令したのだった。
次々と飛来するCー130輸送機は無事松山空港に降り立った。実は支援要員として武装自衛官を送っていたのだが、極秘作戦のため世界中が気が付かなかった。送り込まれたのは陸上自衛隊秘匿コマンド部隊『トラ』であった。
台湾海軍も警戒を強め、上陸可能な地点に機雷を敷設した。事実上の臨戦態勢となり、いつどこで戦闘が始まるのか神経戦に突入して行った。
その翌日、北朝鮮がミサイルを発射したらしい。日本海で警戒に当たっていたイージス艦『みょうこう』が初めの一発を迎撃したとの報告が上がる。ほぼ同時に38度線で異変が起こった。米軍リエゾン・オフィサーのロバート・ワイマン大尉は衛星回線に向かって叫んだ。相手は厚木の国連軍司令部にいるレイ・ニシーム大尉である。
『レイ!ついに朝鮮人民軍が進撃を開始した。砲撃も始まっていて砲弾は我々を超えてソウルを叩いている。板門店では戦闘が始まった。必死に押しとどめているが死傷者が出ている』
『ラジャー。任せろロバート、在韓在日米軍は迎撃態勢に入る。今台湾周辺に出されているアラーム・グリーンに加えて38度線にアラーム・レッドだ』
『分かった。韓国軍もペッコル・ブデ(白骨部隊)に戦闘命令が出された』
ユン韓国大統領は前回の騒動では寸前まで行ったが憲法裁判所は結局弾効しなかったため、職務停止期間を除いた任期の最終年だったのだが、ここで戒厳令を出すことができた。ソウルは北の砲撃射程圏内のため次々に被弾し死傷者が出る。大統領は戒厳司令部を南の大邱に移動させ指揮を執った。
通称白骨部隊は正式名称第三歩兵師団で朝鮮戦争以来韓国陸軍最強部隊である。侵攻してきた朝鮮人民軍を跳ね返し、38度線以北に押し戻した。
ミサイルは数十発発射されたが、韓国内に5発が着弾した以外の日本向けは『みょうこう』『こんごう』『ちょうかい』の3隻のイージス艦が全て迎撃した。
戦闘は即拡大し、ほぼ同時に北にある複数のミサイル発射基地に飽和攻撃が為された。日本海及び東シナ海からの発射のようで、あらかじめ警戒に当たっていた第七艦隊のロサンゼルス級原潜から発射されたらしいが正式発表はない。
驚くべきことに瞬時に固定発射台と確認できた移動中の発射台はことごとく壊滅したのだった。
一方台湾には公共機関・官庁・軍にサイバー攻撃がかけられた模様である。ところが台湾はかの天才、オードリー・タンが構築したサイバー防衛システム並びに非常時ネット遮断プログラムが作動し、戒厳令と同時に官庁・銀行・公共サービスの全てが停止。政府発表のテレビ以外のコミニュケーション・ツールは機能を失った。アナログ通信のみは生きていたが、ネット関連はブラック・アウトしてフェイク・ニュースや流言飛語が締め出される。
それどころか、戒厳令下にアクセスしようとした外部ツールには逆にウィルスが送り付けられるという反撃が始まる。実は日本とアメリカのような周辺友好国には事前に説明がなされていて、有事のデジタル通信はシャット・ダウンされたのだ。
ジリジリとその包囲網を狭めて来るような動きのまま海上封鎖は続いたが、膠着状態が破られた。
潜水艦からと思われる魚雷攻撃により空母「遼寧」が撃沈されてしまった。全く油断していたとしか言いようのない無様な被弾で、中国海軍も海警局もパニックに陥る。中国海軍の対潜哨戒能力は大したことは無かったのだ。
慌てた人民解放軍幹部は習近平を焚きつけて大陸とは指呼の距離にある金門島・馬粗列島に猛烈な砲撃を加えた。だが、海上封鎖の目を潜って民間人は既に島を脱出していたことと、既に要塞化されていたため人的被害は確認されない。続いて繰り出された上陸部隊は飛来するドローンによって阻まれ、島に近づくこともできない。
『レイ。朝鮮人民軍の様子がおかしい。組織的戦闘をしていない。退却しているようにも見える』
ワイマン大尉の声は驚きに満ちていた。
ところがニシーム大尉の返答は更に驚愕すべきものだった。
『それどころじゃない。監視衛星の映像から見て中朝国境で一部銃弾が飛び交っている。人民解放軍が鴨緑江を超えようとするのを阻止しようとしているらしいんだ』
『ワット!何が起こっているんだ。38度線は全く手ごたえがない。白骨部隊も我が海兵隊も進軍してもいいのか困っている。交戦規程には相応の反撃しか明記されていない。国連軍司令部は何をやってる!早く指示を出せ』
『ラジャー』
一体38度線の北側で何が起こっているのかよく分からないままその日は北進命令は出ず、警戒が続いた。
北の様子が次第に分かって来た。各地で暴動が起きているらしい。軍内部の反乱なのか民衆による武装蜂起なのかはっきりしないが軍内部の統制が乱れているのは確かだった。
推し進められる極端な核シフト・ミサイル開発政策が、前線軍団や砲兵・戦略軍の序列を崩壊させてしまい、兵種・部隊間の不公平感が分裂を招いた結果なのだろうか。即ち、強硬派の南への暴発と軍内部の亀裂が武力衝突を引き起こしたのではないか。そして事前に情報を掴んだ北京が体制崩壊を恐れて人民解放軍に鴨緑江を渡らせようとし、北の部隊が阻止しようとしたらしい。
ついに第七艦隊の空母打撃軍が台湾海峡に向かった。折しも共同訓練のためにはるばる回航してきた英国の新鋭空母『クイーン・エリザベス』も海上自衛隊の『かが』『いずも』と共に護衛艦隊を従えて同時に出港した。台湾封鎖中の中国海軍を威圧するためである。
トランプ大統領は習近平トホットラインでの会談を呼びかけ日程が組まれた。それにしても「遼寧」を撃沈させた魚雷を放ったのがどの国のどの潜水艦なのかが公表されない。米海軍は否定している。無論海上自衛隊も完全否定である。だが、中国が公開した映像では確かに複数の魚雷が命中し爆発・炎上している。
世界中のSNSで様々なフェイク・ニュースが飛び交った。特に欧米で流れたのは中国海軍による自作自演説。他に韓国海軍説からイスラム過激派説・沈黙の艦隊説。
事実は不明のままトランプ大統領と習近平は事態の収拾で合意した。
一方、大混乱の北の国のとんでもない情報が韓国情報部からもたらされた。キム国防委員長の暗殺未遂が起こったというのだ。詳細は全く不明。暴動は各エリア(軍管区)別に次第に統制が取れてきているようだが、労働党からの指揮・命令も乱れがあるようで、テレビ放送も国防委員長を讃える歌ばかりが流されていた。さらに緊張が高まったのは鴨緑江を挟んでの小競り合いが拡大しつつあることである。
実態は大打撃を受けた北の防衛能力に乗じて38度線を北進されると思った人民解放軍のフライングがきっかけの戦闘であろうが、明確な指示のないまま国境を越えてしまったため止まらない。
2日ほど経つと、中国電視台のニュースに金与正とおぼしき女性が、これまた金正恩の娘とされる金主愛とウリ二つの人物がインタヴューに応える映像が流された。肩書は『共和国要人』とされ、目下の混乱した状況を語っている。
『腐敗しきった野獣のような裏切り者達が平和を維持していた我々朝鮮労働党に牙をむき、正当なる指導者である私の兄を手にかけようとした。偉大なる将軍様は今なお敵中に孤立しながらも戦い続けています。裏切り者達は邪悪なるアメリカの走狗と成り果て、永遠なる友邦である中国人民解放軍にまで銃弾を浴びせた。殲滅せよ!蹴散らせ!』
ミサイル固定発射台のほとんどを失ったものの、わずかに数台残った移動式発射台が照準を合わせだしたことが監視衛星をモニターしている米軍から発表された。
一体だれが命令を出しているのか、現体制なのか敵対勢力なのか、搭載されているのは核なのか、委員長は健在なのか、反乱を起こしているのは民衆なのか軍なのか、韓国陸軍と在韓米軍は北上するのか。中国はどう動くのか、自衛隊はどうするのか。
ついに何者かによってミサイルは発射されたが、向け先は大陸内部である。標的は北京なのだった。首都防衛は万全であろうがこのミサイルは核を搭載しているかも知れない。着弾まで後5分を切った・・・。
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雪中行軍生還記 Ⅱ
2025 FEB 4 22:22:52 pm by 西 牟呂雄
傘を被った富士山です。
ずいぶん前にも別の『傘富士』を載せましたっけ。
手前の雲の塊が邪魔をするので、実際のおどろおどろしさが伝わらないのが残念。
古くから『富士が傘を被ると翌日は雨が降る』と言われていますが、本当です。
翌2月2日、朝から雪が降りました。寒い。
雲が低く下がっていて近くの山は霞んでいます。
雪が降ります
ゆきがふります
周りの色がなくなります
どんどん見えなくなっていきます
ときどき通る電車以外
動く物はありません
川のせせらぎだけが
さわさわさわさわ
聞こえているだけ
庭は既にこの状態。
この後、足跡を付けて遊びましたが、さすがにアホらしくて写真はやめました。
足跡で『バカ』とか書いてみたんですけどね。
積雪は5cmくらいでしょうか。
道路には積もっていないので、閉じ込められる心配はありません。
以前は3日程身動きできなかったこともあります。
さて、ラーメンでも食べようか、と考えてハッとしました。
ネイチャー・ファームのニンニ君はどうなっているのか。
長靴に履き替えて駆けつけると、スーパー・ニンニ君は必死に寒さと闘っていました。
ガンバレガンバレ!
うっすら積もった雪を払ってやります。
あっ、もう上がって来た。
それじゃ庭の雪を掃こうかね・・・、
さむっ!
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贋作ジェット・ストリーム ベルベット・ヴォイス編
2025 JAN 27 20:20:42 pm by 西 牟呂雄
ーインストゥルメンタルのミスター・ロンリーが流れるー
またお目にかかれました
パーサーのジェット・ニシームです
去年の日本は長い夏でした
やっと紅葉がみられると
もう冬に
するともう春めいて
温暖化は進むのでしょうか
いや、もう手遅れなのか
私たちの地球を
もう少しいたわる気持ちを
持ちたいものです
艶やかな女性ボーカルをお楽しみください
ー晩秋の風の強い日ー
やわらかい日差しの中
きらきらと ただきらきらと
落ち葉が視界を横切った
光の中を 泳いで落ちた
少し風が吹くと
川が流れるように
一斉に飛んでくる
思わずその流れに身を任せて
僕はくるくる舞うのである
不自由な体をきしませて
くるくると舞うのである
ーロシア・チェリャビンスク州でー
「こんにちは。」
こんなところで日本語を聞くとは
「わたしの名前はアリューナです。」
12歳のロシア娘が話しかけてくれた
「日本のアニメが大好きです。」
きっと君はとびきりの美人になるだろう
そのころ日本においで
おいしい日本食を御馳走してあげる
楽しみにしているよ
いかがでしたか
さて、行ってらっしゃい でしょうか
或いはお帰りなさい でしょうか
旅は 続き 終ります
またいつか 空の旅でお目にかかりましょう
お相手はパーサーの ジェット・ニシームでした
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プーチンとは何か
2025 JAN 20 19:19:51 pm by 西 牟呂雄
800ページを超える上下二巻の『プーチン』を読了。BBCの特派員としてモスクワ・ワシントン等の駐在経験のあるフィリップ・ショーが綿密な調査を元に検証した評伝である。後述の事情によりロシアとの間合いに苦慮する私にさる先輩が勧めてくれ手に取った。
未だに停戦の目途の立たない不毛の戦争を仕掛けたのは何故か。どう落とし前を付ければ気が済むのか。スパイを平気で暗殺してシラを切り、自作自演のテロをやってまで原理主義者を潰す、政敵を投獄して死に追いやる、ついに他国に侵略を始める、これらのタフな行動は一体どこに由来するのか。ロシアの新ツアーリなのか狂人か。一体どのような経験を潜り抜けてプーチンはプーチンになったのか、興味は尽きない。
筆者はクリミアの占領まではプーチンを高く評価していた。冷戦に負けて国家がデフォルトし、長い行列で細々と買い物をせざるを得なかった故、改革に舵を切ったゴルバチョフはソ連瓦解の序章を司る役目を負った。エリツインは共産党を舞台から引きずり下ろし何度かの政治的危機を乗り越えてみせたが、ソ連は無くなった。その後登場した無名の男は巧みに西側にすり寄って見せつつ何とか国家の体を整え、一時はG8としてロシアを国際社会に蘇らせたのである。
筆者はロシアとの付き合いがあった。技術を出して現地での合弁を立ち上げ、黒字を維持できるレベルまで粘り強く育ててきた。現地スタッフとの友情も育んだ。今から10年前、クリミアに部隊を展開させて住民投票に持ち込んだのは、野蛮な行為ではあったが戦術としては鮮やかだが、パートナーのロシア人達は『何もあんな何もない所を占領することもないだろうに』と言っていたものだった。
一方、今ではすっかり被害者になっているが、筆者の知る限りでは当時のポロシェンコ大統領や美人のティモシェンコ首相の腐敗ぶりは凄まじく、とてもじゃないがまともな国家と言えないレベルであった。
ただしクリミア占領後でも、あのアゾフ大隊が立て籠った製鉄所とは平気で取引ができていた。
それが侵攻作戦が始まって以来、我が国も制裁をせざるを得ず、この10年の苦労は水泡に帰した。パートナーは『恥ずかしい。合わせる顔がない』と嘆いた。飲めば大声で詩を暗唱し、クラシック音楽を愛でるロシア人達が。
危機に際して、できるだけ多面的に長期的に将来を見据えたいところだが、目下は打つ手もない。これはロシアの内在的行動と言えるものなのか。それともプーチン一人の衝動によるものか。何とかヒントが得られないものかと本書を手に取った。
プーチンの曾祖父は革命前の農奴で祖父は料理人、父は革命後の工場技術者、決して恵まれた環境で育ったわけではない。その頃のレニングラードは大戦の痕跡がまだ残り、復興には程遠い街で、犯罪も多い所である。
筆者は東京の下町で育ったが、本書の記述による戦後のレニングラードの方が、地上戦が行われた分だけ大空襲を受けた東京よりもひどい状況だったと思われる。そんな殺伐とした、行ってみればガラの悪い所でプーチンはやや問題児として少年期を過ごす。どうも周りにいたチンピラの影響を受けた喧嘩っ早いワルガキだったらしい。そして小柄な割に強かった。キレると執念深く食い下がる。この悪い癖は成人になってからも治らず、KGB時代に地下鉄でモメた挙句骨折したりしている。要するに優雅な佇まいを身に着けることなく、下品に成長した。
こういうタイプは表の世界では控えめに見せ、放課後にいろいろと画策するのが常だ。後に政界に出てきたときに『目立たない男』『全くの無名』という表現があったが、チンピラのパフオーマンスを知らない評価である。
そんな環境下でも頭のいい子供だったらしく、あちこちトラブリながらも進級を重ね、サンボと出会う。道場で知り合った仲間には、その後犯罪組織に関わった連中も多い。柔道との関わりもあったが、これはプーチン本人から日本向けに喧伝された部分が多いようだ。ただ柔道の山下とは確かに親交はあり『あなたに頼まれたら断れないな』と多少の便宜を図ったこともあった。
競技は強かった。成績も悪くはない。化学の中等専門学校に進学する。
この頃からようやく将来を考えるようになり、至極まともな動機からKGBを志望したらしい。だが、筆者が思うに、共産主義やソ連体制への忠誠心からではない。当時のミドル・クラス以下の青年がマトモな職業について安定した生活をするために最も硬い職業として志望したのではないだろうか。当時のソ連社会の貧しさや不自由な統制とはびこる犯罪者の混沌とした中からエスタブリッシュメントに這い上がる選択肢はそんなに多くはない。チンピラから脱皮して、さて何をしようかという時に目についた『職業』だったのに過ぎない。実際レニングラードKGBを訪問し、就職したいと尋ねたらしい。その時は門前払いだったが、やがてレニングラード大学法学部に進学し卒業時点でKGBスカウトされる(かつての訪問が効いたのかは不明)。
さて、KGBで勤務のかたわらプーチンは結婚をする。紹介されたスッチーだった。この結婚はプーチンにとっては計算ずくだったのだろうが、相手のリュトビラにとっては誠に息の詰まるような思いのするもののようだった。そもそも職業がKGBだとは言わなかった。プーチンの自分を見せない生活態度とロシアの農村風の家長然とした振る舞いはリュトビラには馴染みにくかったに違いない。後に離婚する。
だが、別に珍しいことではない。筆者の知るところではロシアはやたらと離婚率の高い国で、人口千人あたり4~5%だ。これは既婚夫婦の7~8割が離婚する、という先進国ではダントツ・レベルである。富裕層は不倫しまくり下々はサッサと離婚する、という印象だった。筆者と交流のあった中間層はそうでもなかったが、もっぱらDVと性的指向の不一致が多いそうだ。
また、リュトビラは『ある日主人によく似た男が帰って来たが、その男は何がどこにあるのか全く知らなかった』と発言し、これがプーチン替え玉説の根拠になったという話もある。
その後、KGBでの秘密訓練をうけて、おそらく国内での諜報・分析活動をした後、東ドイツに駐留する。この時期は今までよりも充実し(スパイ活動をしていて充実もないものだが)安定した暮らしを手に入れた。このころまでのプーチンの野心は大したことはない。本人もその上を目指す強い意志を持っていたとは思えない。しかし東ドイツにいたことは後のキャリアにとって良かったようにも見える。
なぜなら、その時期の本国はゴルバチョフ~エリツィンと冷戦敗北の大混乱期である。
歴史的考察は省くが、その混乱とはカオスそのもので権力の移動に伴いありとあらゆる裏切り・略奪・暴動からクーデター騒ぎまで起こし、デフォルトに至る三流国家になり果てたのだった。
その後、共産主義からは決別したものの、実態は国家資産のブン取り合いと経済のマフィア化だ。それがすさまじい格差と混乱を増幅して今日に至る。
その時点で帰国したプーチンはサンクト・ペテルブルグで政治デビューを果たし、次第に頭角を現しモスクワ入りする。サンクト・ペテルブルグ時代は改革派市長の右腕だった。
それにしても、本書によるロシア社会の宿痾ともいうべき汚職・腐敗は、おそらくは共産党内も凄かったのだろうが、帝政以来の伝統のように凄まじく、とても根絶できるような代物ではない。今もそうで、これからもひどくなる一方だろう。日本の裏金なぞはカワイイものだ。エマニエル・トッドが外婚制共同体家族 (息子はすべて親元に残り大家族を作る。親は子に対し権威的であり、兄弟は平等である)と分類した中国やロシアは共に共産主義と汚職の親和性が高い。
どうにも立ち行かなくなったエリツインに後継指名された時点で、ロシアはそういう国であった。
そんな中でプーチン自身は(無論真っ白ではありえないが)周りのバケモノのような腐敗体質とは一線を画していて、それなりに職務に忠実で、何とか先進国レベルに追いすがろうとする。
折しも9・11の惨事からテロ根絶にアフガニスタンに雪崩れ込んだ米軍には周辺の基地を提供する。NATOとの共存を訴えて『いっそロシアのNATO入りも可能だ』とまで言った。G7プラスロシアとしてオブザーバー参加するところまでこぎつけたのだ。
ところがこれに対し、G7側は領土問題のある安倍総理を例外として実に冷淡だった。
特にマズかったのは、イスラム系テロ集団と対峙したチェチェン問題について、やれ人道的見地だのといった理屈でネチネチ足を引っ張った。あれはワッハーブ派イスラム原理主義者で、おとなしいスンナ派の中にあってとびきり厳格ですぐにジハードを仕掛けたがる過激派である。あのビン・ラディンがそうだった。ちなみにサウジはワッハーブ派を国教とするが、侵略やテロを正当化することを禁じている。
頭にきたプーチンはいまでは公然の秘密となった自演のテロまで仕掛けて根絶に乗り出した。
歴代アメリカ大統領もブッシュからバイデンにいたるまで、ナメた態度をとり続け、ネオコンは陣取りゲームのようにジワジワとロシアに迫って来たのだ。プーチンは焦るとともに落胆したことだろう。その心中は屈辱感で一杯だったはずで、内向的なプーチンの中でマグマとなったに違いない。
このあたりから、プーチンのチェチェンやシリアへの介入は凄みを増す。戦闘員も何もなく皆殺しだ。戦闘をすることそのものが非人道的な行為であり人権もクソもない、の様相を呈し始める。
隣国であるウクライナの振る舞いはさらにプーチンをいらだたせた。すっかり被害者となって国際的な同情を集めているが、ウクライナはその腐敗っぷりといい約束の守らなさといい、決して褒められた国ではない。その国がNATO入りとはプーチンに言わせれば『片腹痛い』だろう。
この間G7唯一のアジアの国である日本は、安倍総理の巧みな外交により関係は良好であった。何しろ同じ月のうちにプーチンとトランプの両大統領と会談することができた唯一の首脳という手練れの総理。しかもどちらもヤバい筋にもかかわらず猛獣使いのように捌く。例えばソチ・オリンピック開会式への参加など、必ずプーチンの心の琴線に触れたはずだ。
筆者はこの頃に安部ートランプープーチンの三者会談が取り持たれていたら、目下の戦争は避けられたのではないかと考えている。
長引く戦闘、思うようにいかない戦況、ブリゴジンの乱、シリア放棄、さすがのプーチンも焦りが出て北朝鮮の支援まで受けた。あんな国に縋らなければならないとは、プーチンの心中はいかばかりか。中国は友好国ではあるが、プーチンは実際には中国人(ロシア語でキタイスキーという)のことを『ハエ(ロシア語でムッハ)』と呼んで嫌っている。あの長い国境の向こう側に2億人のキタイがいて、ロシア側は8百万しかいないから竹槍で来られても防げない。おまけに今の経済規模の差では下手に頼れば飲み込まれてしまう恐怖がある。その中国もインドも行き場を失ったロシア産の石油を安く買い叩く。
果たしてトランプ大統領のディール外交にプーチンは乗るだろうか。
いずれにせよ、ロシアは首都占領というような古典的勝利はあげられず、ウクライナもロシア領内の拠点は確保できまい。どちらも勝ちきれない状態が続く。
無論、戦闘を以て国境を変えるという愚行を実行したプーチンは糾弾されてしかるべきなのだ。
だが、読了後の不快感は執拗に挑発しウクライナを盾に相手国を消耗させるネオコンの悪辣さにも思いを馳せざるを得ない。散々挑発されて真珠湾をやったどこぞの国と被ってないか。
くどいようだが、大日本帝国の愚行を礼賛するつもりもサラサラない。
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新しい年の新しい風と新しいセール
2025 JAN 12 9:09:32 am by 西 牟呂雄
我が艇は去年のレースでメイン・セールが破けてしまい、この半年は本格的なセーリングができなかった。巻き込み式のセールだったのだが、レース中の激しい出し入れで噛みこんでしまい、慌てて引っ張り出した時に破れてしまった。
この際巻き込みはやめてオーソドックスなスタイルに戻すことにした。船齢も30年、船としてはお婆さんなのだ。
この船に移ってからもう10年が経過していて、ちょうどブログを書き出してからの海に関するブログは全てこの船の思い出である。船もクルーも年を取ったわけで、もうロングの航海をすることもできない。
それでも新しいセールを何とか手に入れて、どうやら体裁が整った。
ただ、新品のセールは全くしならないので慣らさなければスルスル上がらない。
手始めにマストの中のファラーポストのグルーブにボルトロープを通しながらUP。慎重にやったつもりだが、グルーブの入口周りの空間が狭く、グルーブの入口とボルトロープが擦れて嫌な音がする。見るとUPする最中にボルトロープの取付部が2ケ所切れていた。5cm1ケ所、10cm1ケ所。
セールやボルトロープが新しくまだパリパリのせいかも知れないが、ファラーポストのグルーブ使用は、こんな調子では荒れた海上のセールUP作業はスムーズに揚がらない。うーん。
次にセールをブーム上に折り畳んでみた。できなくはないがタックとクルーをブーム前後につけたままでのセールDOWNで折り畳みは難しいだろう。しかもこのところ油壷ではスタックしてブーム上にしまったメインセールの中に、台湾リスが巣を作ってしまい、セールを齧られる被害が多い。
仕方がない。予備グルーブに合わせたスライダーをつけて、毎回メインセールを取付け・取外しをするのが良い、となった。
これではまだシェイク・ダウンできないが、何分、安全のためにはしょうがない。いつになるのやら。
揚げてみた真新しいセールは湾内の具風をしっかりと孕んで輝いていた。新しい船出だ。
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念願の古稀ボーダー ゲレンデの風になる
2025 JAN 5 1:01:19 am by 西 牟呂雄
あけましておめでとうございます。
ブログを始めて十年。還暦ボーダーと書いてからアッと言う間に古稀を迎えての滑り、恐いものがありました。絶対に転んだりしてはいけない、体が硬くなっているから骨折どころではなくなる。緩斜面をそーっと降りる感じで丁度良いと。
しかし1年の初めに体力の限界を確認するのも日常のためにはいいのかも知れません。今年からはもう酒は焼酎のロックを5杯にしておこう、といったバロメーターに・・・なりませんねぇ。
そうそう、愛用のボードがビンディングの劣化で使えなくなってからレンタルで滑ってますが、今から新しいボードを買ってはとても償却できない。買ってしまったら誰かに後を託して20年かけて償却しなければ。そのころには流行が変わっているでしょうし。
例に寄って昭和ファッションに身を固め、遂に念願の古稀ボーダーがゲレンデに突撃です。
恐る恐る、良く体操までして雪面を踏み締めました。
ところが今年は何故か空いている、正月の早いせいもあってゲレンデが全く荒れていません。もっともここは人工スキー場ですから平坦な造りにはなっていますが、圧雪した跡がザラザラしたままでしならない、力任せにガリガリ滑ることになりました。
それがですな、慎重にやっていても一本目で息が上がっています。日頃スポーツなどやっていないから当然なのですが、情けない。ふーっ。降りてきました。
でも、何だできるじゃないか。
古稀、捨てたもんじゃないぞ。ここで調子に乗らず慎重に滑ればまだまだ。
っと、見上げてみればここ鳴沢エリアから見える先端の尖った富士山が私を見下ろしています。
どうかもう少し自由にスピードを味合わせてください。
そう祈りつつリフトに行こうとしたら、ゲレンデに寝そべっている異様な集団に気が付いた。ウエアに身を包みスキーも置いてあるが一向に履こうとしない。何してるのか、近くを滑ったら日本語じゃなかった、観光客なのです。寝転がってスキーの用具を身に着けている写メを盛んに撮っていました。要はコスプレですね、ツアー料金に入っているのかも。
さて、そろそろ古稀ボーダーはケガをする訳にもいかず、もう一本ぐらいで止めなければなりません。
昼時なのでリフトは全く待たずにシメシメと乗り込み降りてみれば。
えっ、誰もいない。どうしたのでしょう。リフトにも人っ子一人いません。
滑り出しても風が吹いているだけです。
あれ、私の影も映らないし音も聞こえない!
アルツハルマゲドンが進行して幻覚を見ているのか、それとも私が死んで意識だけの存在となり、とうとう私も風になってしまったとか・・・。
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2025年 滋養神社お告げ
2025 JAN 1 0:00:11 am by 西 牟呂雄
本年も滋養様よりのお告げ下り賜りここに遣わす。
ひとつ トランプ―石破会談は大成功
就任後のドサクサ紛れにフロリダに飛んだ石破総理は、行く前は『何しに行くのか』と散々の言われようだった。ところが会った途端に打ち解けられた。理由は二つ。まず冒頭から石破総理は『私はあなたと同じ神のしもべです』と長老派である大統領のかすかな宗教心をくすぐり『銃弾にも負けなかった選ばれた人』とおだてあげたのが良かった。次に大統領は美人で有名な総理夫人を気に入り、しきりに話しかけたため、総理がボロを出さずに済んだのが良かった。
ふたつ 中東が安定する
ヒズボラが潰されてシリアが返って安定した。おまけにハマスも耐えられなくなり人質を返すことになり、ガザ地区から追放された。これによってイランは腕をもがれた格好になり、急速に影響力を失ったためである。即ち、ロシアーイランのラインがこのエリアでは切れてしまったのだ。シリア何かは元々国の体を成していなかったので、今後はトルコの属国化する。
噂によるとイランの核開発施設がイスラエルに空爆された際、バンカー・バスター爆弾をアメリカが貸与したため地下施設が破壊され尽くしたらしい。
みっつ ロシア・ウクライナも停戦に向う
上記中東での影響力をロシアが失い、焦ったプーチンが妥協しようとトランプに接近する。そのシグナルに気が付いたトランプが『これが最後だぞ』と含んで大量の武器弾薬を送ったため、ウクライナが劣勢を跳ね返してロシア領内の拠点を奪った。そこでトランプが乗り出して来てゼレンスキーには『もう止めろ。クリミアはロシアにやってしまえ』と怒鳴りつけ、プーチンには『ところで現状で停戦しないと国境線が引けなくなるぞ』とささやく。
よっつ 半島大混乱
憲法裁判所はグダグダもめた結果、ユン大統領の弾劾は無効になってしまう。野党は即座に大動員をかけて大統領を職務執行不能に追い込む。と同時に北の国でクーデター未遂が起こったらしく委員長とその妹、娘は公の場から姿を消す。
驚いたことにその直後、キム一族がソウルに潜伏していたことが分かり、親北派の共に民主党が統一宣言を出して大騒ぎになる。すると今度はユン大統領が平壌に現れ、大韓民国である旨世界に発表し、核の放棄を宣言する。
何のことはない、不思議にも北と南が入れ替わっただけ。
いつつ 参議院選挙後 政界大編成
参議院選挙は与野党痛み分け。自民党・立民は現状維持、国民は2議席増、公明党・共産党はそれぞれ1議席減、維新も減、社民党消滅、その他の訳の分からん党が微増。
少数与党ながら石破総理は巧みに野党案丸呑みや維新・国民の天秤の上に乗り意外に安定した政権運営をする。野田との相性も大変によろしい。ところがここで小沢一郎が暗躍し、石破・岸田・野田・玉木・前原が密かに会合し大同団結することを確認したらしい。自民旧安倍派と麻生派が新党結成に動く。
むっつ 中国デフォルト
やっぱりね。繕ってきたが限界。トランプの締め付けに止めを刺された。年の初めから弾け始めた不動産バブルにより失業者の爆発的な増大で暴動多発。その数一日500件。
暴徒と化した集団が北京に迫った。焦った習近平は首都の防衛を第4野戦軍に命じたところ、何を勘違いしたか北京を武力制圧してしまい、習近平が監禁される。
人民解放軍の指揮系統は乱れまくり、特に中国海軍は暴発して台湾を封鎖しようとして第七艦隊に全滅させられる。また海警備局の武装船団が尖閣に迫ったが海上自衛隊が出動しこれを撃退。
もはや一帯一路も台湾進攻も南シナ海性はも夢の彼方に。
ななつ 日本経済快進撃
アメリカの関税アップ、英国のTPP加入、半島大混乱、大陸テンヤワンヤ、これらが全て引き金となって日本経済は復活する。植田総裁の絶妙のかじ取りで金利も徐々に上がる。おかげで税収も上がる。
キーワードをいくつか提示する。円安、悪いことばかりではない。人件費は相対的に安い。米国高関税、結局はアメリカの消費者が負担することになるのだが、輸入品がなければ消費者が満足するブツは自国で生産できなくなっている。金利が上がれば日銀は国債を売らざるを得ないが価格は下がっているので大損。だがプライマリー・バランスは改善されてメデタシメデタシ。さて本格的にインフレ時代に突入。
やっつ 大谷翔平NFLに転向
なんとニューヨーク・ジェッツが違約金を全額負担して、更に年棒20億ドル5年で大谷をスカウトする。大谷は快速クォーター・バックとしてデヴューするとパスは百発百中、走ってはロング・ラン。ここでもNFLの新記録を次々と更新してしまう。上院議員への出馬が期待されるが本人はそんな気はサラサラないらしい。
ところがインタヴューでうっかり『WWEでプロレスもいいな』と漏らしてしまい大騒ぎになる。
ここのつ 正体不明の宗教がはやる
秋口、突然得体の知れない宗教のような勧誘がSNSを賑わし始めた。ただ定期的に配信される御託宣と称する近未来予測がことごとく当たったため、一体なんだと社会現象になる。株価・国際紛争・災害・犯罪に至るまで百発百中である。
教祖はエル・ニシームと名乗る謎の日本人らしい。地下出版された彼の御託宣が出回る。内容は実に下らないが単純なので若者の間では爆発的な人気が出る。
しかし一部では、あの予言はチャットGPTの回答にそっくりだ、とも言われる。
とお 年末のドン詰まりに仰天ニュース
秋篠宮家の長女、真子様の離婚が発表された。〇室弁護士の稼ぎが少ないうえにあの因業婆が口を出すのにブチ切れたらしい。
同じ頃、弟宮の悠仁親王殿下が筑波大学の同級生と親密であるとのうわさが駆け巡り、大騒ぎになる。一説には隠し子が生まれたとまでエスカレートし、悠仁様はオックスフォード大学に留学の運びとなる。
ただし、昨年でも予言された愛子内親王殿下の旧皇族男子との婚約工作は着々と進んでいるらしい。
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新しい命がやって来た
2024 DEC 29 11:11:50 am by 西 牟呂雄
年末の近づく慌ただしさの中(僕は別に忙しくはないが)さる事情により、赤ちゃんがウチにやって来た。生後ひと月の女の子だ.目を開けてもまだ見えてはいないそうだ。まだ寝返りも打てないが、小さな手足は繊細な動きをしている。
時々、アー、とかウー、とかお語りにもならない声を上げる。今どきはミルクをあげる時間管理はマニュアル化されていて時間通りに飲ませる。そのためウチでは3交代シフトを組んだ。オギャー、と泣き出すのはウンチをした時で、あの小さな体がちゃんと消化をし、排便できることに感心させられる。
そして気の毒なことにこの赤ちゃんは私の誕生日に生まれた。即ち星占いは私と一緒なのである。そして私は祖父と誕生日が一緒。この暗示はこの子の人生が一筋縄でいかないことを示している。祖父は発明家だった曾祖父の専売特許に守られて生涯仕事らしい仕事はせず、その勢いで敗戦でスッテンテンになりかけた。そのことを後悔することなく、勿論反省など微塵もせずに昭和30年にあっさり昇天した。後に残ったのは喜寿庵という山荘だけであり、その維持費が私を苦しめている。
その気質は確実に私に隔世遺伝し、周りに迷惑をかけ散らして今日に至っている。で、私と誕生日二日違いの息子には何ら遺伝せず、ヤレヤレと一息ついたところにこの赤ちゃんである。ちなみに冒頭のさる事情により、私とは血は繋がってはいないのが唯一の安心材料だが、油断はできない。
私、もしくは爺様のキャラが女になったとしたらどんなだろうと想像してみた。
すると、わがままで人の言うことは聞かず規則は守らないですぐ破れかぶれになる無計画な女、という人格が想定されて心底心配になった。赤ちゃん大丈夫か。
初めは触るのが恐かったが、一週間を過ぎたころにやっと抱っこしてミルクを飲ませることができた。
赤ちゃんは小さく、柔らかく、軽かった。
この前七五三だったレイモンド君の1/10くらいだろうか。
人類は子供の期間、即ち一人では全く生きることができない時間が最も長きに渡る。
まだ寝返りも打てないこの子が、これから細胞分裂を繰り返してチビになりお嬢ちゃんになるくらいまでは見られるだろうか。
ガンバレ赤ちゃん。同じ射手座生まれでもこのオジサンみたいになっちゃだめだよ。でも、美人で生意気なコマっしゃくれた娘になって男を手玉に取ってやれ!
そして赤ちゃんは年末のドン詰まりに帰って行った。
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小倉記 泥酔悶絶編
2024 DEC 19 21:21:46 pm by 西 牟呂雄
10年前にしばらく過ごした時は小倉の厳しい寒さに驚いたが、久しぶりにやって来て相変わらずの天気に感慨深いものを感じた。ここは冬が似合う。
日没は東京より小一時間遅いので、17時半に着くと空にはまだ赤が残っていた。ゲートを出るとピリッと寒い。思わずニヤリとした。これから3日3晩に渡って忘年会が続く。
初日。迎えに来てもらって場末感漂う焼鳥屋に。相手は気の置けない後輩達である。話題は専ら来年の経済状況だが、はっきり言ってお先真っ暗の積み上げで、注文がない。僕の持論として、そういう時に緊急ナントカ対策のようなことはしないほうがいい。何にもしないでやり過ごすのが一番コストがかからない。むしろあんまり煽ると今どきの若い従業員は辞めてしまう。稼働を落とし、自然体で人件費を落とすのが関の山なのだ。総大将は山のように動かず、怒らず、焦らず、新規事業だの投資だのは巡航速度の時でなければいい知恵も出ない。
このあたりまではマトモな話だったが、ビールが焼酎に代わり酒が回ってきた後は記憶がない。翌日ポケットには見いたこともない人の名刺が何枚もあって慌てた。
ところで北九州エリアは某製鉄会社がリストラを繰り返して地盤沈下が言われて久しい。更に悪名高い工〇会が集中的に取り締まられて構成員は激減した(まっこれはいいことなんだろうが)。10年前は火炎瓶が飛び、3月に二人の割合で刺されたり撃たれたりしていたのが噓のように落ち着いている。そして旧空港跡地に新しい建造物が立って、着実に地域は発展している。そしてやたら多いのが保育園。少子化対策に熱心に取り組んでもいるようだ。
2晩目は大阪・関東からも参加者がきて生ガキを食べた。
この日は初めから荒れた。このグループとやや緊張関係にある部署がやり玉にあがる。面倒なことにその部署には幹部にツウしている者がいて、その動きが癌になっている。
ところで生ガキはおいしかったが、当たることがあるために食べる前に散々危険について説明された。この店ではそんなに患者が出たのか、と不安に。あんなにクドクド言わなくてもよさそうなもんだが。
昨晩の酒の二日酔いが充分抜けていない感じがして恐る恐る飲み始めたが、結果は同じ。というよりもこの日はベッドにたどり着く前に倒れていた。
3日目。手がけているインド関連事業のメンバーと中華。
インドの粗鋼生産量はとっくに日本を追い抜いていて、現地は爆発的な投資の真っ盛り。我々の事業もこの1年工場拡張をやりっぱなしだが、こういう時に一発品質問題など起こしたら立て直しに数年を要するだろう。来年の現地訪問を誰にするか。
でもってこの日はさすがに酒は進まないかと思ったが、紹興酒の甘い味に負けてカラオケになだれ込んだ。このチームのカラオケは軍歌の大合唱で始まる。定番は『加藤隼戦闘隊』後はサザンじゃAKBじゃえーい演歌だ、でガブ飲みして眼鏡を失くして帰った(意識はあった)。
いつもは小倉まで来ると福岡在住のホークス(影の)オーナーである中島さんと鳥鍋を囲むのだが、寄る年波と連日に渡る過度の飲酒によりたどり着けなかった。中島さんとは来年再びC・S決戦でお目にかかりたい。
それにしても古希をむかえてのこの醜態、今更どうなるものでもないが・・・。
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