犬も芸をしない (今月のテーマ 無為自然)
2016 JUL 1 1:01:27 am by 西 牟呂雄
てか、こいつら芸はできない。手前が娘で奥の方が母親だが。
手前の娘の方はこの日初めて会ったのにワンでもなければウーでもなく寄ってきてペロペロ、これじゃ番犬にもならない。ショウ・ドックの由緒正しい血統だが何世代も甘やかされているので、食欲と自己顕示欲しかないらしい。
飼い主によればそれでも人見知りで人の好き嫌いは激しいって本当か?
アイリッシュ・セターは猟犬なのでカラスがベランダにとまったりすると(ここは7F)興奮するのだそうだ。
しかし『人見知りをする』ということは慣れ親しんだ匂いや雰囲気で好き嫌いを瞬時に判断するのだろうか。そういえば僕は大概の犬に(道を散歩しているような)いきなり好かれて寄ってこられることがある。こんなことは、例えば人間の女性などには全くない現象(少なくとも僕は)。よく言えば自分を可愛がる人を見抜けるのだろうか。そして少し遊んでやるともう大変、もっともっとでキリがなくなる。
これが小倉時代の 春風駘蕩編 初夏孤影編 に登場した工場犬チビのように、前半生で迫害を受けたらしい犬とは大きく違う。
一言で言えばこいつらは無邪気なんでしょう。変な縫いぐるみをオモチャにしていて『これで遊んでよ』と咥えて持って来て僕を見上げる。
こちらの猫は以前紹介した〝無為自然”ネコだが、元々夜行性のためか昼は寝てばかり。
この写真は朝焼けです。朝の光に反応したのでしょうか。深く物思いにふけって佇んでいる所、一瞬声をかけるのをためらう佇まい。なかなかのもんですね。
しかし昼間これじゃねぇ。
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