秋は夕暮れ
2016 OCT 20 6:06:00 am by 西 牟呂雄
夕焼けマニアというのかフリークスというのか、強烈な夕日をみているとやたらと興奮する癖がある。いや胸騒ぎがすると言った方が正確か。
真夏や真冬の強烈な赤より今ぐらいの柔らかい夕日の方がいい。
懐かしい歌も思い出す。
♪夕焼け小焼けで日が暮れて♪
♪ギンギンギラギラ夕日が沈む♪
スパイダースのヒット曲 ♪ゆーうーやーけー、海の夕焼け♪
長渕剛の哀愁漂う『夕焼けの歌』なんかも好きだった。
あんまり物悲しいとシャレにならない。
オジサンは一人でも淋しくなんかない。
大好きだった『夕焼けソング』もあるにはあった。
その昔、ギター小僧だった頃一生懸命コピーした諸口あきらの『リターン・トゥ・パラダイス』だ。
動画はないかと探したが見つからない。
関西でかなり流行ったはずなのだが・・・。
懐かしいので特に好きだった3番と4番を書いてみる。
流れ者でも 春はある
夢を見た日も あったけど
どこでどうして つまづいた
教えておくれよ 影法師
リターン・トゥ・パラダイス
リターン・トゥ・パラダイス
俺が死んでも 埋めてくれるな
空の上まで かけて行く
きっと見えるさ 故郷が
赤い夕陽を 急ごうぜ
リターン・トゥ・パラダイス
リターン・トゥ・パラダイス
僕はこの歌をヒラの頃に覚えた。その頃は地方の工業地帯にいて『きっと見えるさ 故郷が』の故郷を『〇〇の 現場』とかに変えて歌った。往時茫々あれから数十年、どこでどうして間違えたものか。
まぁ〝どうして″に関しては酒とバクチだとはっきりはしているが・・・。
この時期から冬至前の夕焼けが特に好きだ。冬至の頃になると広葉樹が落ち切っていて鮮やかな色になり過ぎる。そして物悲しくなってしまうから。
清少納言が『秋は夕暮れ』と書いたのもむべなるかな。
『夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり』
非の打ち所のない名文だ。
喜寿庵の二階から、山の端に落ちてしまう直前の輝きを見たかったので午後4時からチャンスを待った。
そして落ちてしまう直前の一分前に撮ってみたのだが腕が悪くて『輝き』がただの光になってしまって惜しい。むずかしいね。
因みに翌晩の東京には大きな16夜月(いざよいつき)だったので撮ろうと張り切った。しかしスマホではあの色は出なかった。
「ソナー・メンバーズ・クラブのHPは ソナー・メンバーズ・クラブ
をクリックして下さい。」
Categories:本歌取り