スポーツを科学の目で見る(ソチ・オリンピック 外交)
2014 JAN 29 11:11:10 am by 西 牟呂雄
さて現在のテーマとして「ソチ・オリンピックに向けてースポーツを科学の目で見るー」としたものの、プロレスの話ばかり書いていてはしょうがない。安倍総理も開会式に行くようだし、多少のコメントをしなくては。『オリンピック阻止』のテロが起きてしまって、力の信奉者プーチン大統領は遮二無二押さえに掛かるだろうから、戒厳令下のオリンピックみたいになるかもしれない。シャレにならないこと夥しい。
安倍総理は開会式に参加するそうだ(しかも7日、北方領土の日!)。野田元総理はロンドンには行かなかったが、北京の時には福田首相が開会式に行った。しかしあれはただ見に行っただけなのか。胡錦濤主席や温家宝首相と会談したが、あの頃は毒入り冷凍餃子の問題があった時期でヘラヘラされても困るのだが、靖国には行かない人だったし尖閣も今ほどじゃなかったからただ会っただけだろう。それよりも同時期にいた ノルウェー タジキスタン といった普段なかなか行けないような国の首脳と会った方がよっぽど効果的なんじゃなかろうか。向こうも来てることだし。安倍総理にもプーチンとは実りある会談をにこやかにこなし欧米をヤキモキさせつつ、インドやトルコの首脳と旧交を温めるような腹芸を見せて欲しい。できれば中国・韓国が『しまった』っと思うような国であれば尚結構。例えば台湾。台湾は参加するのかどうか知らないが。或いは表立って会うわけにもいかない北朝鮮。政治とオリンピックが無関係だと思っているようなウブな人など世界中にいないのだから、おおっぴらに入国し『親善』と一言うだけで何でも有りではないか。日本版NSCもできたのだから僕を秘密工作員で雇ってくれれば喜んで行く(こんなことを書いた時点で秘密も何もないのだが)。
以前のオリンピックでどこかの国が選手団を送り込んだら、途端に何人も行方不明になったような事件があった。又、冷戦の最中には選手が亡命の挙に出たこともあったかと記憶する。ソチの位置からみてそれらしいことが起きはしないだろうか。苦しい練習に耐えたアスリートには申し訳ないが、情報戦・政治戦の最前線と捉えたら、願っても無いタイミングと場所。この道のプロだったらツッコミ所満載の開催地だろう。黒海に面しているのが実にエグい。コーチとかトレーナーをカヴァーにして潜り込ませればどうにでもなるように思うのだが。
ところで冬季オリンピックは圧倒的に白人のためのもので、カラードは東洋人ぐらい。半島のスケートが少しいる以外日本人だけではないか。その日本が幅を利かせ出すとルールを変えたりして露骨に排除のバネが働く。萩原健司が無敵だったときに突然ジャンプのルールを変えたのがその典型だった。フィギア・スケートもキム・ヨナや浅田真央が人気が出すぎると怪しいことにならないか心配だ。
僕は日本のメダルはせいぜい2個(銀と銅くらい)と見ている。それよりももっと地味な競技を見て(あんまり地味だとBSの放映も無いかもしれないが)健闘している選手に声援を送ることにしようっと。
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