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還暦ボーダーが行く Ⅱ

2015 FEB 24 23:23:16 pm by 西牟呂 憲

 毎週還暦ボードを滑っていてちょっと飽きた。でもってスキーをしようかとレンタルした。分かってはいたが、今日のスキー板はかつて『カーヴィング・スキー』と言われていて先端とテールの接触面を広く取り『流れ易く』して小回りがすぐできるような構造になっている。確かに下半身の負担はボードよりも旧式スキーより楽だ。 だがオジサンは何か淋しい。横に滑りやすいが(スキーやっているのだから滑るのは当たり前なのだが)スキーの、ナンと言うかグッと前屈みになって足を踏みしめながら回転する、という感じがしないと棒立ちになったようでダメなんだなぁ。 長く使いにくいスキーで乗り込んでオジサンの根性を見せてやろう。冬に砕けたスキー靴で書いた旧式スキーに息子から借りた最新の靴でゲレンデに殴りこみを掛けた。現在の流行のスキー・ウェアじゃないのは勿論、実はガッチリ厚着をして上から米軍放出のジャンクショップで買った兵隊用のモス・グリーンの合羽を被った異様な恰好のオジサン・オリジナルだ。ブイブイ! マッ一見するとグリーンのてるてる坊主が突っ立っているみたいなんだが、周りからは無視された。

 ところでこの鳴沢の人工スキー場は富士山の北側、富士五湖巡りの途中にあるためスキーをやらない観光客というのがバスを仕立てて大勢来る。近年世界遺産にもなったことだし、今後益々増えていくものと思われる。初めて雪に触るらしい南方系若者グループ、親子連れ、がゲレンデの端っこに立って写真を撮ったりしている。聞こえて来るのはマンダリンに交じって台湾語、広東語(モー・マン・タイとか)、はたまたマレー語か。わざわざ買ったような目一杯寒冷地ファッションに身を固めているが、常夏の母国に帰国してからどうするのだろう。ここまで来るのはいくら円安とは言え経済的に余裕のあるレベルだろうから、概して行儀は悪くない。そのポイントは長居しないで通過するだけだからだろう。ガイドさんがついて『ここで写真を撮ってこうして食事をしなさい。出発は何時何分です。』とやるのじゃないか。昔のJALパックなんかもそうだったらしい。
 しかしこれが移民だったらそうはならない、生活がかかってるのだ。そうなると必然的に色々な議論が出て来る。パートナーだった中国系日本人(帰化済)が言っていたことを思い出す。「あんなのが大挙して押し寄せて来たら大変なことになるよ。」
 都会のど真ん中だったら混じって暮らすこともできるが、人口の少ない田舎町だったらコレひとたまりも無く占領されてコロニーになって税金だって取りづらい。ヨーロッパの苦悩を知るにつけ僕は移民慎重論者ではあります。これ差別と違います、どうすれば難民受け入れができるのか、共存できるのか。曽野綾子さんのコラムが問題になっているそうだが、今でさえ住み分けてもトラブルは多い。溶け込む努力をしてくれればいいのだが、意地を張られるとチト困る。

 話がとんだところに行ってしまった。

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Categories:和の心 喜寿庵

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