Sonar Members Club No.36

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機械に使われる気分

ルンバ君の顔

 皆さん、彼をご記憶でしょうか。
 我が家の働き者、ルンバ君です(本当はもっと変な名前ですが恥ずかしくて書けない)。
 相変わらずルンバ君は疲れもせずにセッセと掃除をしてくれています。
 僕はルンバ君と仲良しなので、彼が掃除をしているあいだ中彼の側にいて世話を焼いているのです。
 椅子だの屑篭だのスリッパが放置してあるとルンバ君はぶつかって向きを変えます。まだAI搭載型ではないので部屋全体を俯瞰してコースを決めることはできないため、ランダム(といってもいくつかのパターンで)方向を選んでトコトコ進みます。
 そこで僕が進行方向にある家具を、ルンバ君の邪魔にならないようにどけて歩くのです。
 これ(まさかやる人はいないでしょうが)やりだすと結構集中力が要ります。嬉々として1時間もやって我に返ると、フト思います。『この状態ってオレがルンバ君に使われてるんじゃないか』と。
 以前、認知症になった僕が『介護スーツ』というマジンガーZのようなボディ・スーツを着せられて、食べたくもない時にモノを食べさせられたり(本人ボケて分かってない)したくもない運動をさせられることを想像してゾッとしましたが、AIのただならぬ発達ぶりにあながち冗談ではなくなってきていますね。

2030年 認知症で自由になる

 自動運転の技術は今後飛躍的に発達することが予想されますが、どの時はどうなるでしょう。おそらく本人認証技術も同じように進化し、持ち主とその家族以外が乗ってもスタートできないようにするでしょうから、そのうち車にボビーとかジョーといった名前をつけてルンバ君のように擬似家族のようになるかも(僕がやりそうで怖い)。
 すると、その車が走りやすいようにまた気を使い、家の前の障害物をどけたり。

 狭い一本道を二台の車がすれ違えなくて困っています。車は自動運転なので行く事もバックすることもできないで止まってしまう。
 すると乗っていた人間が出てきて怒鳴りあいを始めました。
「オイッ、お前のクソ車が邪魔でウチのボビーちゃんが通れなくて困ってるだろーが。」
「ナニ!そっちこそこんなかわいいウチのジョーを脅かしやがって!何ならオレが相手になってやろうか」
「上等だ、このやろう」

こういう場合は人間同士が決着をつけるのだろうか。

ルンバ君(仮称)

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