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おそるおそる山から下る

2020 MAY 27 7:07:25 am by 西牟呂 憲

 この3色、楓・藤・新緑は毎年楽しみにしている喜寿庵の初夏の色合いです。母屋二階からのアングルですが、実に目にやさしい。
 楓は接ぎ木で、新芽の時からこういう色、紅葉の頃にはもう少し明るくなる種類です。芝生はまだまだアオくなく、ちょうどレーションを終えたところ。もう直ぐ色が濃くなります。すると雑草の草むしりがハンパない。
 遅咲きの枝垂桜が散った頃からこっちにいて、初夏も過ぎてしまいますなあ。東京のナンバー・プレートは肩身が狭いので出歩かないし誰にも会いません。
 毎日見ているうちに手作り菜園ネイチャー・ファームの異変に気が付きました。

 これはジャガイモの新芽ですが、別に今年蒔いた所でもなんでもないところに伸びてきました。
 去年の収穫の時に、あまりに小さくて使い物にならずに捨てたクズ芋が芽を吹いたようです。とするとこの健気なジャガイモは野生化したのでしょうか。
 そうだとすれば、毎年マトモなやつだけ採って後はほったらかしておけば、勝手に自生してくれるようになりゃせんかな。文字通りのネイチャー・ファームになって、木の実を取るようにジャガイモが収穫ができるかもしれません。
 その他、大根・ピーマン・茄子のレパートリーに加え、今年はスーパー・ガーリックにんに君が期待されます。去年は小指の先ほどのチビにんに君でしたが、勢いが違う、楽しみです。

 そろそろコロナ騒ぎも終息に向かっています。私がこの渦中でツラツラ思ったのは次の一言。
 自分の身は自分で守る
 これですね。
 ニュースを見ても、専門家の意見も、ネットの反応も、どれも信ずるに値しなかった。誰も分からなかったのです。
 トイレット・ペーパーを買いあさった、開いている他県のパチンコ屋に行った、自粛前に飲み屋・風俗に行った(中には野党議員も)、デマ・メールが飛び交ってそれを信じて拡散した、こういう人達も守らなければならない立場は大変でしょうね。以下は雑感です。

政府・及び総理 誰も何も分からない。専門家も知見が無い中での初動では。早期に学校の閉鎖を決めるとそれも批判される。一律十万円の給付に対して誰からも『ありがたい』という感想が聞かれない。西村・加藤両大臣は危機管理向きの顔じゃないのがマイナス。官邸官僚も危機には強くなかったですね。菅官房長官の切れ味もかすんでしまった。あの新法とマスクはさすがにマズかった。

小池都知事 こういう時はより過激な事を言った者勝ち、の間合いを良く心得ていますね。とにかく政府の鼻を明かしてやろう、の魂胆がミエミエで何かと『そこは国が』と発言するのも胡散臭い。ステイ・ホームと英語にしなくとも古来日本には「蟄居閉門」という美しい言葉がありますよ。国との対立軸を打ち出して煽るようにするところはポピュリストの面目躍如。ロックダウンという言葉を出して煽ったところは結局何でもなかった豊洲を思い出させて違和感がありました。都庁内部ではかなりの批判がでているらしいですね。時として目立ててうれしそうに見えるのは僕がヒネクレているからでしょうか。大阪モデルが出れば東京アラートね、マッ、再選確実おめでとうございます。

吉村大坂府知事 いい度胸をしてます。加えてバックが余程しっかりしているのでしょう。東京では見られませんが、喜寿庵では『そこまで言って委員会』が入るので、生出演しているのを見ました。どうやら松井大坂市長が支えているようです。更に、感染初期から具体的なアドバイスをしている優秀なブレーン(阪大医学部?)がいるのではないかな。中央は船頭が多すぎます。舞い上がらないでくださいね。

橋下徹 出だしの時は『みんな感染して抗体作っちゃえばいいんですよ。僕の子供たちみんな罹ってほしいぐらいだ』と言いましたね。熱が出ておとなしくなったと思ったらあのマズい法律へのイチャモンで息を吹き返しました。この人やっぱり政治家に向いてない。伸びませんね、政治家としては。既得権益だ何だと利害が渦巻いているのを涼しい顔して調整するのがプロでしょう。石原慎太郎タイプは大派閥の頭は張れないんです。面白いからもっとやっていいけど。

〇憲〇〇党議員 この国難に審議を遅らせる党利党略に血道を上げているところは実に品格を疑わせるものでした。コロナ騒ぎで最も役に立たなかった政治家はキミ達だ。そんなことばかりしてると絶対に支持率は増えません。特に高卒発言はイカン。

番外 黒川検事長 何とも魔の悪い時に麻雀に興じたもの。

 こういう時に頼りになる「あの人が出てきたらもう大丈夫だ」となる長老がいない。例えば故佐々淳行氏のような危機管理のプロ、神様。相当な修羅場を潜り抜けてきた歴戦の強者が、『そういう時はなあ』とのっそり現れれば国民も安心します。サマワのヒゲの隊長・佐藤参議院議員あたりに将来期待したいですね。そうそうサマワで思い出したが、自衛隊にはもっと凄い番匠幸一郎という優秀なOBもいる、派遣部隊の群長でした。この人は外務省や民間の丸紅に出向したこともあるメチャクチャ優秀な方です。こういう人に危機管理官をやってほしい。
 それにしても我が国のコロナの死亡者数(亡くなられた方々に心よりのご冥福を祈ります)なんかはダントツに少ないのは何故か。今月号の文芸春秋で山中ドクターが『ファクターX』と呼んでいた何かを日本人が持っているとすれば、これを追及して二度目のノーベル賞でしょうね。案外それは神風が吹いていたせいかもしれませんよ。
 そして後手後手に回ったと言われる政府の対応が最善の策だったりして。

 などと思っていたら初夏も過ぎて梅雨の季節になってしまいます。
 冒頭のアングルから撮った三色のうち藤の花がもう散って緑が濃くなってきました。季節は巡っています。
 更にはあの野生のジャガイモに花が咲いてしまいました。
 そしてついに緊急事態宣言が解除されます。しかしホイホイ巷を飲み歩くのはまだ先でしょう。必ず第2波は来ます。海外から来るのかそれとも深く先行したウィルスが再び変異・活性化するのか、それは分かりません。
 だからもう一度『自分の身は自分で守る』と強調せざるを得ません。
 
 

 最前線で戦ってこられた全ての医療関係者の皆様の御健闘に最大の敬意を込めて、山を下ります。

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Categories:和の心 喜寿庵

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