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遂に成仏したゴルフ

2017 MAY 3 23:23:29 pm by 西 牟呂雄

 2日続けてゴルフをやり、昨年来目指している「成仏ゴルフ」に磨きをかけた。
 いつものゴルフ敵は何と左膝十字靭帯断裂で今年は来ない。フラリとホーム・コースに行き、ティー・グラウンドで例の呪文を(心の中で。知らない人と回るから)唱えると、オォ身も心も浄化されていく。
『我に艱難辛苦を与えたまえ。我に艱難辛苦を与えたまえ』
 常に笑顔を心掛け、もっとたくさん打ちたい、と思いながら臨んだのだった。以下はその血と汗と涙と笑顔の記録である。

八重桜

初日
 ホーム・コースは高い所なので連休まで八重桜が綺麗に咲いている。まるで夏のような日差しに半袖でスタートした。
 半年ぶりだから多少の苦戦は覚悟していたが、これはヒドイ。ショットはそれなりに乱れない(距離は相変わらず出ないが)。ところがグリーンの側に行くと大変な事になってしまうのだ。
 ピッチングで柔らかく打つと足りず、固く打つと今度はオーバー。
 午後からは秘かに去年練習した7番に代えてもダフったりトップしたりで寄らない。
 パットも全然ダメでこっちは感覚が狂っているのか、カラカラと全てオーバーしてしまう。ショート・ホールでは1パット目がグリーンから飛び出した。
 結局トータル・スコアの半分以上を寄せとパターで叩き出し例の呪文を唱えながら笑顔が引きつっていた。

コース脇にもポツン

 

2日目
 八重桜はソメイヨシノのようにハラハラ散らずに花ごとポトリと落ちる。せっかくなので拾っておいたのだが帰りにはしおれてしまった。
 本日は同年代と思われるご夫婦と一緒に回る。
 きのうの寄せに懲りてきょうはピッチングも7番も封印して全てサンド・ウェッジで行くことに。
 するとこれが当たった。無論全部OKではないものの大分違う。
 ところがそのサンド・ウェッジの呪いがかかったか、本日はバンカーに苦しむことになる。フェアウェイ・バンカーでもガード・バンカーでも一発で出ない。バンカーからバンカーへもあった。
 それでも午前中にパーが取れた。
 インに入ってからは今度はOBを出す。それもショート・ホールが両方だ。あれはスポーンなんか振り回さずにアイアンをゆっくり降るべきだったなぁ。
 しかし、あくまでスマイルスマイル。悔やまず、こぼさず。
 一緒に回ったご夫婦の奥様は女性用ティーからではあるが僕よりもスコアは良くて結構上手な人だった(ご主人はヘタ)。
 そうこうしているとロングでパーが拾えた。見事な「成仏ゴルフ」ではないか。昨日より10打縮めた(それぐらいヒドかった)。ヨシ、あしたもやれば元に戻れる。

 と思ったが起きてみると体、特に足が張ってゴルフどころでなくなった。昔は1.5ラウンドを2日続けてやれたのに。腕も体も成仏したということだろうか。

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Categories:春夏秋冬不思議譚 四季編

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