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スポーツを科学の目で見る (羽生選手の世界最高得点)

2014 FEB 14 10:10:59 am by 西 牟呂雄

羽生選手お目出度う御座います。ショート・プログラムで素晴らしい快挙!団体の時からコンデイションが良かったようですが、圧巻の滑りでした。スピード・スケートの結果や真央ちゃんの団体でのコケ、沙羅チャン・上村選手のまさか、とソチの様々なセッティングを気にしていましたが、彼の場合全く不安を感じさせませんでした。むしろプルシェンコ選手が棄権したことが残念です。審判に棄権を告げに行った時の無念そうな表情に、同情を禁じ得なかった。ショーン・ホワイトの時にも感じたのですが、強い選手を追うことでライバルも精進を重ねてきている訳で、敗者にも栄光あれ、と思う瞬間でした。

羽生選手の4回転ジャンプが素晴らしいのは言うまでもありませんが、彼は着氷したあとの手の捌きが実に見事です。何か日本舞踊かバレェの素養でもあるかのように、やわらかく且つピッと決まるのです。一瞬ガッツ・ポーズに見えるように肘を折りたたんだ後、両手を一杯に伸す振りが美しい。この調子で行けばと期待です。羽生選手の演舞が見ていてワクワクするのは、やはり安定感があるからではないでしょうか。この点真央ちゃんはワクワクというよりハラハラといった趣で、トリプル・アクセルができるかどうかが気になってしまう。もっともバシッと決まった時の爽快感も代えがたい見応えで、どちらも大変結構。

ところで前ブログに書きましたが、女子のアイスホッケーとカーリングにも嵌まっています。メダルだ勝負だというよりも、あの日本チームの一生懸命感が実に好ましい。この二つの集団競技はどちらも完全アマチュアなのでしょうか。普段の注目度があまり高くない分、自分たちの手で色々と工夫を重ねながら苦労して晴れの舞台に立っている、という充実感が画面から伝わってくるようです。そういう競技は他にもあるでしょうから、あと一週間は楽しめます。昨日はスケルトンを見ました。

ガンバレ!日本選手!

 
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