漢字は楽し
2015 APR 3 20:20:14 pm by 西 牟呂雄
日常使う漢字は広く東洋の共通文化として、各国の国情に合わせて使われている。ベトナム語のチェノムには独自の漢字もあったり、日本でも『峠』のように大陸には無い文字に進化させた。ちなみにヴェトナム語のアルファベット表記はクオックグーといってチェノムでは國語と書く。こくご、ですね。
昔香港に行った時に中国人・韓国人・フィリピン人・インド人・僕、という打ち合わせをした。するとその韓国人が『オレ達は漢字でコミニュケートできるよな。』という意味のことを言い、暗にフィリピン・インド組と区別する素振りが見て取れた。更にそいつは自分の名前を書いてそれぞれの国の読み方をしてみようと提案し、あまり気が進まなかったが仕方なくやることに。たまたま僕も漢字3文字なので横に並べて『西 室建』と書くと中国語では『シー・スゥー・チェン』韓国人は『ソ・ナントカ(忘れた)』と母国語でスラスラ読んだ。ところがですよ、その韓国人の名前に(李さんだったが)金偏に商という字があってそんな漢字を見たことが無かった。鏑(かぶら)という字に良く似ているのだが違う。正直に『読めない。』と言ったところ『日本も中国大陸も台湾も漢字を省略してしまったからだ。我が韓国はハングル教育で私は書けないが、名前につける漢字を省略したことはない。』マッいいんですがそうかも知れない。
大体の意味がうっすら分かるから、東洋人は発音できなくても読み進むことができる。台湾で『仰げば尊し』が歌われているのを聞いて、初め何の歌か分からなかった。『い~ま~こそ~わ~か~れめ~』のところで何の歌か気が付いた。やっぱり卒業式で歌われているそうだが、後で歌詞を見せてもらうと大体似たような内容なのが読み取れた。
ヨーロッパだったらラテン語かギリシャ語の言語から推定できるようなものだろうか。
このノリで幾つか自分の漢字を作ったことがある。無の下に口と書いてムクチとか、手偏に下と書いてテシタとか。書いてみると『打』に似ている。
しかし、わが友人で(仮に出井としておくが)もっと上手がいた。自分の心=息とか、女が喜ぶ=嬉。これなんか可愛いもんだったがその次に絶句した。冷たい妻=凄、何を考えているのか。恐ろしい、ちなみに出井は女性で既婚者である。
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