港の夏祭り
2015 JUL 28 7:07:48 am by 西 牟呂雄
今年もヨット・クラブの納涼祭りがありました。
右は続々出港を待つ油壷艦隊の雄姿です。
小学生の体験乗船で湾外を一巡り、波をかぶるたびに『キャアキャア』とはしゃぎます。初めて乗る小学二年生の子は『こわいよ。』と半ベソになってしまい、抱っこになってしまいました。空は夏丸出しの快晴。
この子達は事情があって親と一緒に暮らせないのでオトナとの会話に慣れていません。それでも後で一生懸命練習した踊りを披露してくれます。
港に帰ってくると各船ごとに「焼きそば」「カレーうどん」「トウモロコシ」「焼き鳥」といったお店が出て、バンドが演奏します。これが又40年以上前の曲ばかりやるゴキゲンなバンドで、大好きなCCRの「雨をみたかい」をレパートリーに入っているのがうれしい。
僕はカクテルの模擬店で「ウォッカベースのヤバいのくれ。」とか「テキーラ・サンライズもいいけどテキーラ・サンセットにして。」等と言って嫌われていました。
そうして子供達の可愛い踊り。中に一人口に指を咥えている子がいます。さっき船の上で半泣きだった子です。人前に出るのが恥ずかしいのか、チビで上手く踊れないのが恥ずかしいのか。僕達はカブリつきに行って手を振って目が合うとやっとニッコリしました。
こういう少年の孤独は身に染みて分かります。もっとも僕の場合は逆に出て悪ふざけに走り、返って目立って怒られたものですが。彼は最後には景品のシャボン玉セットを貰って嬉しそうに帰っていきました。
子供は無垢でいい、と言うでしょう。それを言いたがるのはスレたオトナで、子供は子供で色々考えて十分忙しく、無垢もクソもないのです。あれ、結構真剣なんですよ、忘れてませんか。少年よ、願わくば自由に生きよ。。
お待ちかねのフラ・ダンス・ショウ。ご覧のあでやかな皆さんがハワイアンに乗せて柔らかく舞います。これニコニコしながら踊るのが大事で、なかなか笑顔をつくるのは難しいそうです。確かに僕がやってみると変にヘラヘラしてしまってダメ。大体オジサンがニコニコ踊るというコンセプトに無理があるのですね。
ハワイアン・バンドのバンマスはANAのパイロットが本業のかっこいいオジサンでした。
一応夏休みのテーマのつもりで書きましたが、休みはあんまり関係のないオジサンがドンチャン騒ぎをしているだけで、春にも秋にも似たようなことはしていますから、バケーションでも何でもないですね。
「ソナー・メンバーズ・クラブのHPは ソナー・メンバーズ・クラブ
をクリックして下さい。」
Categories:ヨット