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2035年 人工知能天国 (今月のテーマ 人工知能)

2016 NOV 21 20:20:09 pm by 西牟呂 憲

 シンギュラー・ポイントを越えて人工知能が何でもやってくれると、天才以外は全部失業するとかしないとか議論されていますよね。
 その人工頭脳の運営コストはどれぐらいと見積もられるのでしょうか。おそらくその時点では随分タダみたいなコストになる物が沢山あるので、思ったほど高くはないかも知れません。例えば通信費。今でさえネットを通じてほぼタダで世界中に簡単にアクセスできます。

 僕はメーカー出身なので想像を逞しくしてみると、生産・販売計画とか予算・決算といった経理・管理部門には結構な人手がかかっています。そういうのは全部人工知能にやってもらえればできるとすると償却を考えても100億円で買えれば安いモンでしょうね。ネットの繋がりで営業も人がいらなくなる。演算処理能力もケタ違いに上がるでしょうし、おまけに24時間365日休みなくやってくれます。そうすると企業経営は余程の大博打(買収するとか撤退する)以外はみんなやってもらえそうです。
 その頃はIOTが定着していて、製造管理がケタ違いに精度が上がる。更にいらない物は作り過ぎないから在庫も激減、このあたりの社会コストは1/3以下になるはずです。例えば電力のようにピークを想定した設備は必要なくなります。
 政治家なんかもいらない。国会もいらない。役人や裁判所も弁護士も教師もいらない。
 コストがどんどん下がって量産型の小型人工知能が100万円くらいでできれば、国民一人一人にベーシック・アセットとして与えると誰も働かなくてすむ。仕事はみんな人工知能とロボットがやる。
 そうなると各個人の付加価値は全部同じだから格差もなくなりそうです。ひょっとしたら世界中に普及して戦争もなくなるかもしれません。
 マルクスが理想とした平等社会が訪れたりして、人間の物に対する欲望が減少すると貨幣もなくなるとか。行きたい所に行ってやりたいことができる。
 その時人間は何をするのでしょう。
 まずスポーツに打ち込む人が増えるでしょう。平和になって戦争がなくなると闘争心を持て余す人は格闘技かな。ローマの市民のようにそういった試合の観戦が唯一の楽しみといった人が大勢いるはずです。その時点ではプロのアスリートは大変なエリートになります。 
 知的な人は古代アテネの住民のように『人間は何のために生きるのか』といったどうでもいい議論に熱中し、哲学者になったつもりになるのか。その他天才達は物理・数学・歴史の研究に没頭しそうです。
 絵を書く人、作曲を楽しむ人、冒険をする人も出てきますね。中には好んで自然の中で自給自足する人まで、人工知能に頼らない一派もいるでしょう。
 ごく一部、イノベーションに成功した人はそれなりに資産を形成しますが、うらやましがる人は誰もいない。人口1%が独占する富は全体の20%程度でしょうか。試算してみると残りの人々の平均の20倍ちょっとくらいですから、今より格差は遥かに小さいです。
 一方義務教育もなくなるので勉強なんかしない人は字も書けなくなりそうです。なにしろ仕事が無くなる。
 そして大半の人間はヒマを持て余して恋愛やら酒やらの快楽に夢中に。少子化問題は自然消滅です。ただし、必ずおかしなのが出てきて犯罪を犯すでしょうから治安警察機関は無くなりません。
 これが自由というものを万人が共有すると・・・・。返って恐ろしい管理社会になってたりしませんかねぇ。
 私なんぞはその頃は生きていてもスポーツなんかはできない、本も読めない、酒も飲めない、ってどうすればいいのでしょう。もっともボケも相当進んでいて、医学の発達でそれでも健康を維持してしまい・・・・。

 それでもゾンビみたいに生き抜いてその自由を満喫してみたい。果たして楽しいのかどうか分かりませんが。

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Categories:人工知能

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