突然の大雪で遭難か
2017 JAN 10 0:00:53 am by 西 牟呂雄

朝から曇っていて、スノボに行こうと思っていたのをヤメました。
することもないし、ビールでも飲もうとしたらポツポツと顔に当たります。
以前雪に見舞われて3日間にわたり全交通機関が止まり(高速道路も閉鎖)身動きが取れなくなったことがあります。町に出るのも困難で八甲田山の雪中行軍のように辿り着いたコンビニには何もありませんでした。
これは雪になるな。
エート、まず雨戸を閉めてっと。
するとアッという間にご覧の通り、ハラハラと雪が舞ってきました。
その前にニュースになっているかどうか地元ケーブルのチャンネルを付けると、この喜寿庵のある某県は全域に大雪警報・一部にはなだれ注意報まで出ているではありませんか。
オイオイオイ、門を閉めておかなければ。積もってしまえばあのチャチな裏門は閉まらないのです。
車はノーマルのボーズ・タイヤですからせめて人通りというか車通りのある所まで移動させようかな、喜寿庵の前は大して車も通らないので積もってしまうと動かしようがありません。
よっこらしょ、と外に出てみれば表門の方は。
それなりにいい眺めなんだがそれどころじゃない。
こっちは普段は使わないので裏門の方を確保しなければ。
うっすらと雪の付いた葉は風情がありますが、ギッシリ積もってしまうと重くなって枝が垂れ下がってひどい時は折れてしまいます。
ジタバタしていると日が暮れて来て本格的に積もってくるではないですか。
こうなったら腰を落ち着けて・・・飲みだしました。
幸い風はなく、静かなものです。
ローカル・ニュースでは箱根で車が立ち往生したりスリップしたり、イヤーな話です。
ハッと気が付きましたが、裏門までの道を掃いておかなければあしたはラッセルしないと出られなくなる。行けばもう5センチくらい積もっているではないですか。竹箒で掃くと重い。これは1時間おきにやらなければ。
1時間後に見るとさっきの倍くらいになっています。雪が激しくなりました。そして寒さ対策で厚着をすることはありません、汗ビッショリになる作業です。ローテーションを上げないと。そこでビールをウィスキィのロックに代えて、一杯飲むたびに掃くことにしました。
飲んでも飲んでも飲んでも、掃いても掃いても掃いても雪は降り続けます。
そして静かな中、ドサーッという音がします。屋根にせり出した雪の塊が落ちる音です。
ウッもはやこれまで、何時だろうか・・・。
うわーッと40センチは積もったでしょうか。こうなるとどうにもなりませんね。この時期の降雪では80年振りだとか。
一晩中掃いた後が一筋に裏門に続いています。どうも夜中に雨に変わったようで道が残っていました。
そして前回冬入りの時に造ってやった葉牡丹の覆いはまるで雪ん子頭巾のようです、温かいかな。可憐にくっつき合って咲いている様子が健気で。
車を掘り出さなきゃなりません。午後までかかっても轍が付けられない、道路は真っ白、きょうは帰れないかという思いが一瞬頭をよぎりました。そして少し動かすと、タイヤの回転は滑ってハンドルは切れない。何回も切り返しをしていると車が横にスライドする。真ん中で横向きになって動かなく・・・。。
が、遅ればせながら町の除雪車がノロノロとやって来てくれてナントカ脱出できました。
夜中掃いていたので左肩と右肘がイタイ。雪中行軍、なんとか帰京できました。皆さん自然をナメてはいけません。
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Categories:和の心 喜寿庵

Tom Ichihara
1/10/2017 | Permalink
お疲れ様。
若かりし頃、札幌で毎日雪かきに追われた頃を思い出します。
それにしても飲みながらの雪かき 凄い体力ですね,敬服します。
昔、箱根で前輪駆動の車で前輪にチエーンを付けて走っていると,警官に止められ「チエーンは後輪に付けることに県条例で決まっている」と押し問答になり、最後にはこちらも切れて「勝手にしろ、お前と話してもらちがあかない逮捕するなら追いかけてこい」そのまま振り切って帰ってきました。
あの頃は警官も車の知識がなかったのですね。
西室 建
1/10/2017 | Permalink
凄い警察官ですね。
そのまま言う事を聞いて立ち往生にいたったらどうしてくれたのでしょうか(笑)。