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追悼松方弘樹 架空対談 小林旭 VS 梅宮辰夫

小林旭(以下「小」)「とうとう松方も逝ってしまった。山城も文太も成田もみんないなくなっちまった」
梅宮辰夫(以下「梅」)「最後は小さくなってしまって・・・、健さんもなあ。淋しいもんだぜ、全く」
小「深作さんのシャシン(仁義なき戦い)の時にゃー皆まだ元気で活気があったがの」
梅「みんな広島弁になってな」
小「松方なんか何回死んでもまた出てきた」
梅「深作さんとの相性もよかったしな」
小「そっちは松方とは釣りなんかで付き合ってたんだろ」
梅「ああ。楽しい奴だったよ。オレもあいつも東映育ちで昔から気が合った。そのころそっちは日活だろ」
小「こっちが裕次郎と遊んでた頃だな」
梅「とにかく酒が強かった。ウィスキーの2~3本は軽く飲んだからね。女にもマメだったし、昭和の俳優だ」
小「オイオイ、女の事はお前さんに言われたかぁないだろ(笑)」
梅「そりゃねぇダロ(笑)。死んだ山城新伍にや負けるぜ。とにかく金払いは凄かった。あれは金銭感覚がないっていうか、バカ高いワインやボトルをバカスカ開けるんだ。」
小「そういうところは勝新さんに似てたなぁ・・・・。大勢引き連れてな。オレ達はタメ年でアイツが四つ下か」
梅「そうそう。北大路欣也と一緒だ。だからオレのことは『辰ニイ、辰ニイ』と呼んでた。オレ等との4年の違いって結構でかいんだよな。敗戦の傷が生々しい頃の4年だから」
小「そりゃもう何にも無かった」
梅「オレなんかハルピン生まれの引き揚げだぜ」
小「演技も上手かったが心底映画が好きだったよな。プロデューサーとしても随分がんばったんだが借金も増やしたんじゃないか」
梅「がんばって作り上げてもオクラ入りってこの業界じゃ珍しくも何ともない話だ」
小「勝つぁんも裕次郎もそうだったけど映画を作るという魔力に取りつかれていた。オレなんか頭が下がるよ。こっちゃゴルフ場の失敗で借金まみれになったりはしたが。それでその後みんな歌で何とかなったんだがよ」
梅「こっちは娘の彼氏の大借金だ(笑)。釣りにもケタ違いにのめり込んでた。アレのオヤジが釣り好きだったんだね。一度テレビの取材であいつとマグロを釣りに行ったんだけどオレの方にアタリが来ちゃってアイツはサッパリ。いやもう機嫌が悪くなっちゃって大変だったよ(笑)。おととし360kgもの大物を釣ったときは暫くうるさくてしょうがなかった」
小「たけしの番組に出たときゃタマゲたなぁ。面白かったけどよ」
梅「あれな。オレもその頃から料理の番組とかバラエティに出だしたんだけど、あそこまでキャラを立たせられなかった。やっぱり上手いんだよ」
小「特におネエちゃんとの絡みは天性のもんだった。別にラヴ・シーンの話じゃねえぜ(笑)」
梅「あ~あ、とにかくお前さんだけは元気でいてくれよ。オレより長生きしてくれ」
小「そりゃコッチの台詞だ。去年の安藤さんの葬儀の時は調子悪そうだったから心配した。気をつけてくれィ」
梅「お互いにな」

追悼架空対談 高倉健×菅原文太

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