Sonar Members Club No.36

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三月大歌舞伎

 大河ドラマで海老蔵さんが信長をやると知ったら居ても立ってもいられやしねえ。
 行っちまいました、歌舞伎座に。夜の部の”助六”を見たかったんだけど、大入り満員で全然席が無い!仕方なく昼の部で成田屋が出る『どんつく』の幕見を覗いた。

ひょうきんな『どんつく』

 三月大歌舞伎は故十代目坂東三津五郎さんの三回忌追善公演で、この『どんつく』を長男の二代目坂東巳之助さんが踊る。
 亀戸天神で芸を見せる遊び人達を見物する話ですが、”どんつく”は調子乗りで田舎者の荷持ちという設定。見物人は『大工』『若旦那』『町娘』『太鼓持』『田舎侍』『白酒売』に『大神楽の親方』と『太鼓打ち』といった連中だ。この役どころイキだなあ。
 ところが脇がすごいんですな、これ。大工は音羽屋の菊五郎さんで、若旦那が海老蔵さん。
「どんつくどんつくどんつくどんつく、どどんがどどん」 
 故三津五郎さんは本当に踊りの名手で、業界用語で”腰が座る”というが頭の位置が全然動かない(踊りの最中に上下に)。実は三津五郎さんは短足で元々ぶれない体型だったというのが私の見立てなんだが、息子の巳之助さんは今時のプロポーション。もっと修行しないとダメだよキミィ。
 しかし菊五郎さんの存在感は図抜けているね。歯切れのいい江戸弁がはまって実に聞き応えがある。チョイ役なのに全く手を抜かないところがさすがに当代きっての名優振りだ。
 一方で海老蔵さんは若旦那で出て来るがはあんまり似合わない。役柄からナヨナヨした感じで演ずるのだが、海老蔵っぽくねえや。やっぱりこの人、派手な役柄で大見得を切って欲しい。そして化粧のせいか少しやつれて見えるが。やはり心労とかあるのか心配になった。夜の部の助六はおそらく大見え切っていることだろう。
 この舞台3月に見たのだが、容量オーバーで暫く投稿できず今頃になってしまい皆さんにお勧めできないのが申し訳ない、もう終わってしまった。 

堪えられない 市川海老蔵

坂東三津五郎丈を偲ぶ


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