中間選挙への影響は、やはりあったものと思われる。
共和党の下院の負けは想定を下回るレヴェルに落ちついたし、州知事選挙はキモの州で勝ち。
トランプ大統領は女性票・マイノリティ票を初めから捨てていたのではないか。

勝ったとはいえ民主党も、主流派ではないバーニー・サンダース系のプログレッシヴと言われる議員が増え、今後の党内運営は難しいものになる。
下院議員はパスポートすら持っていない人も多く、結構怪しいのも混じっている。

それでキャラバンの先頭は、今どのあたりだろうか。めっきり報道が減った気がする。

私はメキシコ中部のグアダラハラという町からアグアスカリエンテス（日産のある所）まで、ワン・ツー・スリーしか英語の喋れない運転手と移動したことがあります。
キャラバンの映像を映した映像の道路が奇麗過ぎます。
恐らく大都市の近郊で撮影したからでしょうが、あんな道じゃなかったですね。一応舗装はされていましたがひどいガタガタ道で夜なんかは真っ暗でかなり危ない。
あの人数ですから余程ロジスティクスがしっかりしているのでしょう。
どうもシリア難民とは趣が違って違和感があるのです。

しばらく報道が減っていたと思ったら、ついに先発の400人近くがティファナに（何故かバスで）辿り着いた模様。
一部が国境フェンスを越えようとして、さすがにメキシコ警察に保護された。
それが、このキャラバン以外に２０００人規模の難民申請待ちがいるという。

この後５０００人が来るぞ、トランプじゃなくても慌てる。
これはメキシコに金をやって解散させてメキシコ人になってもらうしかないと思うが。
危ない、危ない。

ティファナはもうすぐ１万人に膨れ上がる。

中には迫害されたLGBTもいて、７組が結婚式を挙げたというが、メキシコ国籍もなにもないのにどうやって入籍したのだろうか。
単におおっぴらに付き合えるようカミングアウトしただけではないのか。

１万人とは小さな町よりも多い。事態は深刻度を増している。

ついに恐れていた事態に。
一部がフェンスを乗り越えようとして国境警備隊が催涙ガスを撃った。
中には勢いで国境越えをしようとして米側に逮捕された者もでた。

キャラバンはこういうことをしては事態を悪化させるだけ。おとなしくしていないと『やっぱり危ない連中だ』と思われてしまう。

米側は一時国境検問所を封鎖し、その後再開したそうだ。

収容所が衛生状況の悪化に伴い閉鎖される（どんなに汚いのか）。
一部は新しいところに移動し、５００人程は路上で生活しているらしいが、残りが何処に行かされたかよく分からないという。

暴徒化する？まさかハーメルンの笛吹きのようにどこかにつれて行かれた？

クリスマス前に最終局面だろうか、危険だ。

キャラバンの大集団のニュースがパッタリと無くなったが、メキシコ社会に溶け込んでしまったのだろうか。
『壁』の問題で政府機関の閉鎖がまだ続いていて、米政府はとばっちりのようにダボス会議への代表団派遣を取りやめ。
更にペロシ下院議長のブリュッセル・アフガニスタンの出張に、米軍機の使用を直前になって取り消し中止させた。

当初は政権側の陰謀かとの見立てたが、今度は民主党がキャラバンの報道を抑えているようにも見える。『壁』なんかいらない、とばかりにね。