Sonar Members Club No.36

カテゴリー: 春夏秋冬不思議譚 四季編

平成二十九年 滋養神社 十大お告げ

2017 JAN 1 0:00:36 am by 西 牟呂雄

新年おめでとう。
 我が滋養教のご本尊、滋養様からの霊験灼たかなるお告げが降りたのでつかわす。

滋養様

高さ1mくらいの手造り鳥居

ひとつ
 本年は天下大乱の年にて日の本栄える。株価2万円を軽く越える。
 年の初め、トランプの風吹き来たりて日の本を越え、東方の国に厄災もたらす。今キナ臭いのは38度線だ。まさかの暗殺まで行くかもしれない。
 トランプを巧みに操るものは世界をリードできる。
 迷うことなくジョーカーを使え、エースを切れ。即ちトランプに旨い汁を吸わせて盾にする。安倍総理はこの手で出だし好調。
 日本もデフレを脱却して空前の好景気に沸く。

ふたつ
 天下大乱の兆し、いよいよ起こる。
 ロシアの猛烈な空爆とアサド派の攻勢でシリアの反政府勢力が壊滅。そして仮想連合軍(ユナイテッド・ネーションズ)が本気でISを潰しにかかる。
 すると追い詰められたISが現在のシリア・イラクのエリアから引っ越してしまう。一部は中国の新疆へ、一部はパキスタンに拠点を移す。
 おかげで中国は大変な事に。
 一方、大国サウジがアメリカ離れを起こしてイランとの緊張関係がひどくなる。

みっつ
 英国でのスコットランド独立運動が盛んになる。もう流れは止まらない。ひょっとして一方的に独立するかも。
 スコットランドは通貨にユーロを採用してEU入りを宣言。するとシティの金融は一斉にエジンバラに逃げ出してロンドンは閑散となる。
 副作用として移民がスコットランドに押しかけるのだが、あまりの寒さにビックリして凍死者が続出。

よっつ
 チグハグ振りに限界が来て民進党が分裂。
 蓮舫代表は党内左派を引き連れて禁じ手の小沢一郎と合流してしまう。
 前原系は維新とくっつこうとするが断られて行き場を失う。仕方なく自民党の岸田派と石破派に『このままじゃ安倍一強で総理になれないよ』と悪魔の囁きを吹き込むが、うまくいかない。

いつつ
 小池塾から都議会への立候補者が乱立する。ところがタマがマック赤坂を初めとしてゲテモノばかりで、議席は一桁しかとれない。
 都民はとっくに冷めていたのだ。
 何だかんだ言って、豊洲にも移転しオリンピックも元の案で進む。
 又、小池系の候補者のスキャンダルを文春が集中的に暴いたのも効いた。

むっつ
 韓国大統領選で彗星のように第四の候補が名乗り出る。この某候補は半島統一・対日敵視政策を強行に主張し、あれよあれよと大統領になってしまう。
 慰安婦合意は破棄され、北には融和策をとる。
 しかし結果的に北に金をむしられて財閥が潰れるハメに。
 
ななつ
 トランプは中国を挑発しまくる。
 閣僚に強硬派がズラリと並ぶので、南シナ海は米艦船のパレード。ついでにオーストラリア・インド・英国の船までやってきて洋上パーティーを始める。後にこれを『アイアン・ビーチ・パーティー』と呼んだ。
 残念ながらさすがに海上自衛隊は行かなかったが、大型水上艇で大量のビールを差し入れる。

やっつ
 キムタクを除いたメンバーでSMAPが復活。某女子科学者も合流してその名もSTAPとなる。
 ジャニーズ事務所はSTAPを潰そうとテレビに猛烈な圧力をかけるが、ネット・SNSを通じて大ブームとなりもう止まらない。
 初アルバム『若返る細胞』はカルーくミリオンセラーとなって、ついにメリー喜多川氏も潰すのは断念する。

ここのつ
 トランプがロシアへの制裁を解除した。同時にトランプ・プーチン・安倍の世界三大指導者が一同に会し、北方4島への日米安全保障条約の適用を解除し生活習慣はロシアと決める。日本は国後までの警察権・司法権を取り引き分け。ついでにタックス・ヘイヴンとなることで、択捉島の温泉は一大歓楽街となる。
 日露の接近に中国がまたまた焦りまくるが後の祭り。

とお
 今上陛下の一代限り退位が特別法で制定される。同時に旧宮家の某青年が愛子内親王との婚約相整い、皇統の男系が磐石のものとなる。
 是を期に憲法改正論が一気に国民世論となる。

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2017年の予言のハズレ振り

本年の予言のハズれ振り

2016 DEC 15 21:21:25 pm by 西 牟呂雄

平成28年の10大お告げ

 これを書いた以上実際にどうなったかは検証しなければなるまい。

1.二月頃・・・テロの横行・・・ ハズレ 
 ISのテロは年初以上に酷くならなかった。ロシアが(トルコが緊張関係にはなったものの)アサド政権への肩入れをカヴァーにしてシリア国内をメチャクチャに空爆したのと、イラク軍・クルド勢力が攻勢に出てかなりのダメージを与えたため余裕がなくなったのだろう。ヨーロッパでもイスラム系市民への管理も強化された。悲しむべくことではあるが。
 ただシリア反政府勢力も極めて非人道的に攻勢を受けていることは予想外。

2.雪解け ハズレ
 韓国朴大統領はそれどころじゃない窮地に陥ってしまった。これで大統領弾劾にでもなったら『慰安婦合意』はナシにされるのだろうか。ありそうな話だ。
 現在の状況は既に次の大統領候補にどの勢力が押している人間が出てくるかに移っている。親北左派が虎視眈々と狙っているぞ。
 ヒラリーはたしかに序盤の支持はあったがトランプは全く失速しなかった。

3.桜の咲く時期・・・アメリカ利上げ・・・ ハズレ
 アメリカはクリスマス前には利上げをするだろう。
 消費税はアッサリ延期となった。しかしこれは政策的に正しい。
 色々あって現在$=117円 日系平均19千円越え。

4.初夏 半分アタリ
 伊勢サミットは大成功でありました。
 安倍総理、天晴れ!

5.梅雨時ともなると・・・プーチン来日・・・ 半分アタリ
 プーチン来日は本日になった。
 しかし北方領土は一歩づつ。大変いい雰囲気だったようだ。二人だけで約100分、元島民の自由訪問と二国間の『特別』な制度による経済協力、中々味のある表現だ。ガンバレ安倍総理。
 元島民以外も自由に行けるようになったら行くぞ。10月に逝ってしまった中村順一との約束だ、お前も連れて行く。

6.真夏・・・衆参同日選挙・・・ 大ハズレ
 同日選挙にはならず。自民党は勝ちましたが。
 ところが橋下元市長は政治に嫌気がさしたか引退してしまった。これ本当だろうか。
 又、復活してきたらいやだな。

7.赤とんぼが飛びはじめると ハズレ
 リオ・オリンピックは大統領がいなくても大成功。
 小池都知事が暴れているが、落ち着くところに落ち着くでしょう。こういうのは『間』が大事なんだと思いますがね。森元総理が怒っちゃった。
 東京オリンピックを盛り上げよう。

8.刈り入れ時 アタリ!
 まさかと思ったら国民投票で本当にEU離脱してしまった。
 そしてヨーロッパには右っぱねの勢力がどこもかしこも台頭してきて、何だかイヤーな感じが漂って困りましたな。
 オーストリアは踏み止まったがイタリアは右旋回。だけどほとんど破綻してるようなイタリアはどうでもいいんじゃないの。

9.紅葉が美しくなり ハズレ
 ヒラリーは嫌われて共和党の勝ち、と読んだのまでは良かったがまさかのトランプ。
 すかさず安倍総理は会談した。 Great friendship バンザイ!
 トランプはバカじゃない。今頃共和党の共和党のタカ派からガッチリとレクチャーされているはずだ。キッシンジャーとも会ったらしいし。
 トランプ外交のキーワードは中国と見立てた。 

10.年末にかけて ハズレ
 橋下も政治家引退したし、『憲法改正』『皇室典範改正』の国民投票はあと20年はかかるのか。
 こういった話も陛下の退位コメントで止まってしまった。
 ここへきて来年は景気が少し回復するような気配がする。

 今年は予言を外しまくったおかげで個人的にも大変だった。来年はいいことあるぞ!
 

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2017年の予言のハズレ振り


 

いいものはいい 悪いものもいい (今月のテーマ 無為自然)

2016 MAY 10 3:03:25 am by 西 牟呂雄

yjimage[6]

 太極図をジッと見ていると落ち着きませんか。
 SMCの道士こと神山先生の「道元流 鬼谷子の帝王学」を読んだ時に妙に心惹かれた覚えがあります。太極図は完全な調和を意味した図案なんですね。白と黒はどちらが良くてどちらが悪いということはない、どっちかが美しくてどっちかが醜いということもない、善悪もない。
 この感覚、一神教の世界に住む人々には全くわかりづらいもののようです。
 キリスト教徒は『人間は原罪を背負ってこの世に生まれてくる』と信じており、イスラム教徒はアラーの神は絶対に性善説でありこれを妨げる者は同じイスラム教徒でも激しく排除します。
 それに対して、老荘学徒タオイストは『あるがままに』と無為自然を説きます。
 現実の宗教としての道教はチョット置きます。

 話は変わりますが、セッセと野菜作りに励んで自分では丹精込めたつもりだったのにキュウリは全滅し大根は出来損ないが4~5本採れただけ。さすがに『あるがままに』という心境には程遠かった。それでも大根に関してはヒョロっとした出来損ないをそのまま捨てる気にはなれず、水で洗ってかじったものです。このダメな大根にもピリッとしたところがあって捨てがたい。こいつがいるから出来のいい方の良さも際立つというものです。
 無論経済的には大赤字を蒙った訳ですが、今年もポツポツ再挑戦を始めました。ガラにもなく種を蒔いたりしていれば十分”無為自然”の境地に浸れます。
 もっとタオの修行にいいのはゴルフかもしれませんよ。自分のイメージ通りにはまず行かない私のようなゴルファーにとって、何処に飛んでしまおうが木に当たろうが”無為自然”に大地と戯れるのは誠に結構(しばしばそうでないが)。無為自然

 ペットを飼うのもいいですね。芸も何にも仕込まれていないペットはそれこそ”無為自然”。
 これはさる友人の飼っているワイルドな猫ですが、あまりのドヤ顔に記念に撮ってもらいました。しかしこの猫は何も欲しがっていないし、何も自慢をしている訳でもありません。
 多少ブサイクとの声も聞かれますが、この子に罪はありません。恐らく機嫌が悪いのでもないでしょう(そう見えますが)。人間と一緒にいて居心地がいいか悪いかも良くわかりません。多少飢えなくてすむのは確かでしょうが。これでメスだというのだから見事な無為自然ぶり。
 オマエは一体何かの役に立ってるのかい。

 共存するノウハウを持っているのは人間だけです。そして人間になってしまうといくら”無為自然”でもただぐうたら何もしなければいい、ということにならなくなる。ましてや”悪いものもいい”といって犯罪に手を染める事を推奨するなどとんでもない、ということなんですが。
 非常に優秀な人がいたとして、もし世の中にそういう人ばかりだったら個人は優秀でも何でもなくなるのです。

 さてさて、俄かにタオイストを自称して何をどうするかというと、これが特に無い。目の前のことを淡々と丁寧にやりましょうというつまらないオチでして。残りの人生トコトコやりながら考えてみようっというお話にお付き合い下さい。

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何者だ

2016 MAR 21 12:12:07 pm by 西 牟呂雄

 喜寿庵の芝生で風で落ちた枝を見つけた。毛むくじゃらの蕾が付いていたので、捨てるに忍びなくジョウロに水を張ってさして置いた。おそらく木蓮か辛夷(こぶし)だろう。ビロードのような細かい蕾の手触りが何故か心なごむのだ。
 挿し木をしたらいいのか分からないまま、庭の一角に立ててみてそのまま忘れていた。

シルエット

 ある日、もう枯れてしまったかと急に気になって早朝車を飛ばして行ってみると、枝を立てた一角に小人と言うかE・Tというか、ヒト型の生物がいるではないか。ワッとビックリしたが猿でない事はわかった。猿一族は武装した僕に『ネイチャー・ファームの戦い』で威嚇され(口では諭したが)暫く姿を見せていない。身長は1mくらいだった。
 しかも少し歩いたり動いている。顔は亀裂が入ったようなグロテスクな裂け目があって、大昔にウルトラQで見たケムール人のようだった。キョロキョロする目のようなものが左右非対称についていて、明らかにこっちを見ているのだ。
 両手を広げて攻撃の意志の無いことを伝えると、ある程度の知的生命体のようで向こうも両手をダラリと下げた。やたらと攻撃したり逃げたりしないほど洗練されたマナーがあるなら、それなりの生き物だということを私達の知性は知っている。しかしどうしたらコミニュケートできるのか。

ちょっと違うんだが

ちょっと違うんだが

「あなたは、誰ですか。」
 指をさして聞いてみる。
「フー・アー・ユー? キ・エ・チュウ? ニィ・シ・シェイ?」
 知っている言語はこれだけだが、反応がない。
「私はニ・シ・ム・ロです。」
 口が利けないのか。もしかして耳もないのだろうか。プレデターみたいに。
 少し後ずさりしても逃げない。不思議と恐怖感も湧かない、白昼の幽霊かもしれないのに。ヨシッ。
 どうせいつも一人だから退屈しのぎになるのかと考えた。戻って軒先にあるダンボールの切れ端とフェルトペンを持ってきてもまだそこに立っている。これらは宅急便にサインする時のために勝手口においてあった。私は『に し む ろ』と書いて読んで聞かせ自分を指差してみた。
 するとそいつはフェルトペンを持ち(持てた)アラブ文字ともハングルともつかない記号を書いて自分を指す。指は5本ある。
「ク・リ・ト・ン」
と聞こえた。文字を持ち、レスポンスもするなら文明を持っている種族に違いない。
 水を飲むかと野外の蛇口からジョウロに水をくんで来た。少し撒いて、手ですくって飲んで見せた。
「ギ、ギ、ギ、ギ」
 と言った。そしてジョウロを触ろうとする。
「くりとん、水が欲しいのか。」
「ギ・ジ・ブ・ロ、ギ、ギ、ギ、ギ」
 これは会話が成り立っているのように思える。取り合えず『くりとんちゃん』を奴の名前だということにした。そして奴がジョウロを手に取ろうとするので渡してやった。奴は小さいので大丈夫か心配したが上手に右手で持って左手に水をかけた。
「ギ、ギ、ギ、ギ」
 どうもこの”くりとん”は薄い何かを纏っているようで、良く見ると細かいウブ毛のようなものに覆われている。そういえば”口”がない。喋っているように聞こえるのはその纏っているものの中で何かが擦れた音のようなのだ。
「ギ・ジ・ブ・ロ、ギ、ギ、ギ、ギ」
 この”ぎじぶろ”は『にしむろ』と言っているのかも知れない。そして”ぎ、ぎ、ぎ、ぎ”は笑っているのではないか。試しに
「くりとん。はははは。」
 とやると。奴も
「ギ・ジ・ブ・ロ、ギ、ギ、ギ、ギ」
 そうだ、写真に撮って置こうとゆっくり後ずさりして携帯を取りに行き、急いで戻ってきて慌てて映したが何と言う事だ。写っていない。そして目を離すともう姿が消えていた。どこに行ったのか!

写ってない

 そして翌日、庭の一角を覗いてみると何とまたいた。ただ、昨日より明るく光っているような透き通っているような、ちょっと違う。
「くりとん。おはよう。」
「ギ・ジ・ブ・ロ。・・ギエルゴ。」
 声も違うようだが、昨日同様会話できている(意味は不明だが)。
 今日はもしかしたらと携帯を持っていたので、しゃがみこんで向けてみる。逃げないでくれよ、とシャッターを切った。すると、
「ギ、ギ、ギ、ギ。」
 と笑っている。
「水はいるかい。」
 とジョウロを指さすと聞いてみると、
「グ、ラ、デ、ン、ゲ。ギ、ギ、ギ、ギ」
 今度は意味不明だ。喜ぶかもしれないと取りに行ってやった。が、振り向いたらまたいない。どうやって移動するのだろう、空中に気配も無く飛んだというのか。
 じょうがないな、と携帯の画像を見ると!何も写っていない。
 いや正確には冒頭で言ったモクレンだかコブシの挿し木が写っていただけだった。そういえば、くりとんちゃんと話していた時にはちゃんと刺さっていたのだろうか。待てよ・・・・。

 薄気味悪くなった僕はその枝を掘り起こし東京に持って帰って花瓶にさしている。この写真がそうなのだ。良く見るとなぜか蕾は一方だけを向いている(上記写真の時もそう)。くりとんはその後出てはこない。『ギッギッギッギ』が又聞きたいのだけれど。

ルンバ君(仮称)


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喜寿庵の夕焼け

2016 JAN 11 15:15:41 pm by 西 牟呂雄

 喜寿庵は四季を通じて朝日が上るところは、東の山に隠れて見えない。夕日が落ちるのも山陰に入ってしまうところに立っている。だがこの寒い季節、即ち冬至から二月までの間、山あいのポイントに日が落ちるのが楽しめる。
 夕方、夏よりも遥かに低い弧を描いた太陽が妖しい光を放ちながらヨロヨロ落ちて行くのはこの世の無常か、はたまた人類滅亡の前触れか。

射し込む西日

射し込む西日

 全身に浴びても暖かいとも感じられない光は、どうにも弱々しい。
 一人で見るからなのか、それとも色合いそのものが終末観を喚起するのか。
 これではいけない。

 今年は『夕日に向かってソレッ行くぞ!』とならなければ。夜行性の動物・人物に申し訳が立たない。
 走るには狭すぎる、叫ぶには静かすぎる、歌うには寂しすぎる。待てよ。都会の真ん中だったら「ソレッ、そろそろ飲みに行けるぞ」と高揚しているな。

 完全に日が落ちてからスマホで撮ったのが下の風景だ。太陽があるうちはウデが災いしてシャッターが切れなかった。 

夕焼けポイント


 山里の 夕日山派に赤々と
   落つれば 瞬時に 闇迫り来る

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滋養神社 平成28年 10大お告げ

2016 JAN 6 22:22:38 pm by 西 牟呂雄

 

高さ1mくらいの手造り鳥居

高さ1mくらいの手造り鳥居

 私の信仰する『滋養様』から本年のお告げがあったのでここにご披露します。尚、滋養神社とは我が敷地にある私設の社ですので念のため。
 祝詞は
滋養様、滋養様 
御国(ミクニ)安んじさせ給え
身共 精進させ給え
 心  明るくさせ給え
滋養様 滋養様
 かしこみかしこみ
 お願い申し奉~る~
 と二回唱える。

 等とのんびり書き出したらいきなり某国の核実験のニュースを聞いておったまげた。三代目の誕生日に何かやるかも、と言われていたが予測不能だった(いつもだが)。
 これで中国も南も総連も怒り狂ってアメリカも相手にしなくなる。おそらく国内で何らかの対立が沸騰点に達してやらざるを得なくなったと考えられるが。漁夫の利は極東まで手が回らないロシアくらいか。5月の党大会が本当にできるだろうか。
 38度線と鴨緑江が緊張して、まさか一触即発ではなかろうが小競り合いくらいは覚悟しておかなくては大事になるかもしれない。それにしても習さん朴さん困っただろうに。中朝間は石油支援のパイプラインが通じているが、このラインしょっちゅう詰まる事で知られている。今回も又キュッとバルブを捻れば・・・。

 それはさておき。

1.二月頃に
 追い詰められたISが遮二無二テロ攻勢を始める。米・仏・露の都市部で爆発・銃乱射が起きて犠牲者が出てしまう。但し、死者は少ない。又、中国は春節を狙って西側で大規模なテロがあったらしいが、報道が規制されて規模はわからない。
 何故か摘発される犯人グループにウィグル族はいない。政府に反対する勢力をインターネットで吊り上げての事件と噂されるが実態はつかめない。
 英国は水際でテロ・グループを拘束していた、と発表した。

ヒラリー・クリントン氏

ヒラリー・クリントン氏

 

2.雪解け
 例の『慰安婦合意』で韓国の世論が沸騰する。朴大統領は国民に語りかけることをしない。その為総選挙前にメチャクチャな反日デモが起こり、合意は見送られる。さすがに国際世論も『あれは内政問題』と覚めた対応に終始して全米の慰安婦像は撤去される。
 尚、スーパー・チューズデイでいくら何でもの声が上がりトランプ候補が失速する。この時点で世界は時期大統領はクリントンだと確信する。

3.桜の咲く時期
 アメリカが再度利上げに踏み切り、円が下がると同時に日本は株高で2万5千円を越える。頃合やよし、とばかりに黒田ミサイルが炸裂。株価は更に上昇の気配で日本は一人勝ち状態。
 政府筋より消費税の増税は2年に渡って1%づつ上げる、という怪情報がしきりに流れる。ソフトに金がかかるものの公明党も水面下で握ったと言われて何故か自民党の支持だけが良くなる。
 日本はセミ・バブル状態で世の中は浮つく。

4.初夏
 サミット一色。どの国も日本に擦り寄りたいのが見え透いて安部総理の人気はうなぎ上り。
 この間、テロ目的で入国しようとした某国人が羽田・関空・福岡空港で摘発され、日本の治安能力が国際的に高く評価される。
 又、国籍不明の工作船が日本海、南シナ海に出没していたことが明らかになり、海上自衛隊に防衛発令がなされ、米第七艦隊の原子力空母ロナルド・リーガンは南シナ海に機動展開する。実は対潜哨戒機の協力要請が極秘になされたが安倍総理は拒否していた。

5.梅雨時ともなると
 突如プーチン大統領が来日する。何と3島を即時返還し択捉島に国境線を引くと発表して日本で大人気となる。巷に『プーチング』『ウラジミる』が流行語となり年末の流行語大賞になる。意味は不明。
 無論日本は制裁を解除し、欧米から嫌な顔をされるが安部総理は涼しい顔。
 プーチンは大相撲を観戦し懸賞金十本を出して喝采を浴びた後、講道館で山下泰裕と乱取りをする。更には馳文部科学大臣に案内され総合格闘技ヒョードルVSグレイシーの試合を観戦に日本武道館に姿を現す。
 安倍総理との友情は揺るぎないものになった。

6.真夏
 大方の予想通り衆参同時選挙となる。熱い中、安部総理は遂に『憲法改正は国民的議論の俎上に乗せる』と言い切った。しかし意外に世の中は淡々と選挙に突入。
 シールズはまた国会前に繰り出して大騒ぎを繰り返すが、大阪では橋下氏が安部政権を支えると言って立候補し再びブームに乗る。おおさか維新は衆参ともに大阪・奈良・兵庫・和歌山で全勝しその存在感を示すが、何故か京都では議席が取れなかった。
 結果は自民党の一人勝ち。電光石火で安倍・橋下会談が行われて世間は騒然となるが自・公連立は継続される。但し関係は微妙になった。 

7.赤とんぼが飛びはじめると
 リオデジャネイロ・オリンピックが開催される。始まってみるとあまりのチャランポランさに会場の不手際・予約の不備・競技進行のミス、挙句の果てに多数の誤審とブラジルの国際的権威が失墜する。
 ただでさえ資金の逃げやすい環境に拍車がかかり、新興国は軒並み通貨が大暴落。特にAIIBが空中分解しかけて中国はひどいことに。中国への輸出に頼っていた韓国も大変なことになる。両国とも内政の時期を迎えて対日世論は掻き消された。

8.刈り入れ時
 遂に英国がEU離脱を表明。実態はスコットランドが独立してEUとNATOに単独加盟する、という秘密協定がEU側から漏れてしまいロンドンの世論が収集がつかなくなったことが引き金。英国に新型右翼政党『ブリタニア統治党』が結成される。
 これは相対的に英国の地位を低下させてしまい、一方の大陸はドイツの植民地状態となる結果をもたらす。時を同じくして南欧の財政悪化がまた弾けEUは対応に追われるが、難民問題の顕在化でドイツもよその国の事を構っている余裕を失いつつあった。

9.紅葉が美しくなり
 言わずと知れたアメリカの大統領選挙で、何とヒラリーを破りジョブ・ブッシュが当選する!彼の『強く、頼れる、優しいアメリカの復活』というキャンペーンは大当たりし、まさかの共和党大統領となる。
 そしてブッシュ新大統領は電撃的にハワイで安部総理と会談し、日米同盟の絆を確認する。更にその足でモスクワに向かい、中東安定のための米露合同地上軍を侵攻させることを発表して世界をアッと言わせた。『ハラショー・ベリグー作戦』の発動である。これによりISは3週間で壊滅する。

番匠幸一郎氏

番匠幸一郎氏

 シリア・イラク国境は国連軍の管理となり平和部隊が派遣されるが、そこには信頼抜群の陸上自衛隊OB番匠幸一郎元陸将が司令官として赴任した。無論陸自の混成旅団も派遣される。番匠氏はあのイラクに派遣された一選抜のエリートである。 

10.年末にかけて
 選挙で大勝利した自民党はついに『憲法改正』『皇室典範改正』を軸にした国民投票に動き始める。
 最強安部内閣はおおさか維新に大臣ポストをエサにして橋下党首を取り込み、公明党を牽制しつつ着々と体制を固める。
 最早党内にも対抗しうる勢力は存在せず、次期総理候補は小泉新次郎と野田聖子に絞り込まれた感が漂った。

 全部当たりっこないけど年末のお楽しみ

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2017年の予言のハズレ振り

夏本番 昭和は遠くなりにけり

2015 AUG 11 6:06:56 am by 西 牟呂雄

大声で 泣き出したくなる 帰り際
    かくも多くの 人といるのに

 先日コンクリートに括り付けられた女性の遺体があがった小網代湾にアンカーを打って小さなビーチを見ていた。 狭い砂浜が二つ。多くの家族連れの海水浴客がいて、はしゃぎ声が聞こえて来る。ユラユラ揺られながら見ていると、どうしたことか。
 人っ子一人いない、冬枯れの砂浜を幻視した。
 ついさっきまで仲間と喋ったり海に飛び込んだりしていたが。不可思議な心象風景だった。

 8月の航海のために船のメンテナンスをする。共同作業でロープを編み込んだり、エンジンオイルを替えたりした。物凄い熱さで日に焼かれ、全身ずぶぬれのように汗をかいた。すると上がって来たヨットから一人の女性がフラフラになって下りて来た途端に歩けなくなり、その船のクルーが駆け寄って日陰に寝かせているではないか。行くとガタガタ震えて『寒い』と言っている。熱中症だ。こんな若い人がやられてしまうのにビビッてオジサンはビールではなく塩を口にした。悲しいね。

 帰りの電車で眠い目をふと開けると横浜の手前で、突然この辺りに住んでいた人を思い出した。

 そして横浜で乗り換えた時の横浜駅の猛烈な雑踏に足が止まる。『ワー!』と叫び出したい衝動を抑えるためだ。オジサンが遊んで暮らすための最重要ポイントとして今年から鍛えている『孤独耐性』が途切れかけたか。立ち止まっているのは僕一人。これはいかん。
 トボトボという感じで広いコンコースを歩いていたら独り言を喋っているではないか。ついに気がおかしくなる日が迫ったかと怖くなり、エーチャンの歌を口ずさもうとハミングしたのは『苦い涙』。失恋モノで更に落ち込んだ。『お願いだ。この電話を。切らずにいてくれ。』何だってこんな歌を思い出す、と少し怒る。

 先月は週イチのペースで極親しいメンバーと偶然のタイミングで会合が重なり、旧交を温めたがそれぞれまだ活躍している。仕事で大変に忙しい(ひどい目に合っている)後輩、体調の悪い(腰痛)奴、大病をして手術した奴、相変わらず飄々としたマイペースの先輩、概してみんな楽しそうに思えた。それもそうで、ドン底の状態になっていれば人になど会いたくもないだろうから。

わずかばかり

わずかばかり

草むしる 手を休めつつ 問いかける
  日は熱くないか 色夏野菜  

 喜寿庵の夏野菜、我がナスとピーマンはそろそろ収穫期が終わる。返す返すもスタート時の手入れの悪さでキュウリを全滅させたことが悔やまれる。来年の課題だ。
 それにしてもこの歩留りは悪すぎる。ジャガイモはたくさん採れたのに。やはり無農薬には限界があるのかペイ・ラインは遥かに遠い。飛び地の開拓計画は全て白紙に戻った。

 畑の横に栗の木が立っていて、栗の実が毎年落ちるのだが、拾って剥いて見ると全部虫に食われている。今年は落ちるところを狙ってやる。
 立秋。暑いには暑く汗まみれにはなるが空の色は変わった。
 午後3時の影が長い。
 
 吉祥寺駅を下りたところで、再び大群衆に囲まれた。信号待ちの人数がハンパないのだ。
 一瞬全員がこちらの私を見ているように見えた。携帯で撮っている人もいる。
 私の回りで犯罪でも起こったのかと見廻すが何も無い。これも幻視か。

 長いこと全力疾走などしていない。一念発起してジョギングをすれば、井の頭公園でもっとも足の遅いランナーだった。つまり誰にも追いつけないどころか、ほぼ全てのランナーに抜かれた。しかもセッセと走りながら『空挺・落下傘(クーテー・ラッカーサンと発音)』とか『万朶の桜か襟の色(歩兵の本領)』等と掛け声をかけているではないか。インパール撤退作戦かとギョッとして止めた。この前からロクな歌を思い出さない。

 そうか、これが還暦というものなのか。

 分かれば早い、これからは幻視と共に生きていくことにしよう。それもいいか。

透き通る桜の開花

行く春や 昭和は遠くに なりにけり

行く春や 昭和は遠く なりにけり Ⅱ

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行く春や 昭和は遠く なりにけり Ⅱ

2015 APR 25 0:00:44 am by 西 牟呂雄

 山嗤う まだら模様の 甲州路
   散り残りたる 花吹雪舞う

 中央高速を飛ばしていると、冬枯れの山に新芽が噴きだして、雑木林なぞは樹木によって色合いが違っていてみどりのまだらが目に美しい。そしてそんな山の中に誰かが植えたのかそれとも自生したのか、綿帽子のように山桜がポンポンと咲き残っていた。恐らくソメイヨシノじゃないだろうが、標高が高いので今頃散っていて(4月18日)ハンドルを握るフロント・ガラスにサァーッと舞っていった。
 喜寿庵ではこの時期、芝生に小さな穴をポコポコ開けてエア・レーションをするのだがこれが一苦労。ゴルフ場ではトラクターのようなヤツでやってしまうが喜寿庵では手(足?)でやる。そして目土をセッセと入れる。本来芝面を平らにして養生するためなのだが、不思議なことにいつまでたってもデコボコが直らない。

 風強く せせらぎの音 なお騒ぐ
   山猛々しく  あおくなる前

 若葉は柔らかいが、ガーッと緑が濃くなるとむしろ猛々しいというか生臭いというか(嫌じゃないけど)チカラが漲ってくる感じがして、僕としては『海』の青さが恋しくなる時期だ。ただこの時期は相模湾は風が悪くてヨットはきつい。

 最近突然思い付いた、かの親鸞上人の歎異抄にある『善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや。』 について。
 この『悪人』は無慈悲で自分勝手で我儘で人を騙したり盗んだり苛めたり殺すような『悪人』ではないのだ。そういうワルではなく、一般人が色々苦しんでどうにもならなくなったギリギリの時にフッと手を染める悪事を指すのではないだろうか。そしてそのことを生涯悔やむような人。
 苦しまずに易々と犯罪に手を染めて涼しい顔をしているような輩は、いくら親鸞上人といえども救うことはできまい。年寄りの病的な万引きなんかどうしようない。
 僕はこの思いつきを誰かに言いたくてたまらなくなり、当ブログに書く前に友人に話した。すると、
「お前も、うといな。あの時代仏教なんかを有り難がっていたのは貴族だけで農民クラスは地元のカミサマを拝むのがせいぜいのところだ。だから親鸞クラスから見りゃ無教養且つ信仰心のカケラもない悪人って意味なんだよ。悪いことすりゃいい、なんて誰が諭すんだ。」
だってさ。信仰心のない馬の骨は現代もいくらでもいるだろうに。

 ところで最近『反知性主義』なる言葉を目にする。ワン・フレーズ・ポロティクスの小泉元首相や橋下大阪市長のように学者・文化人を『自称インテリ』と一括りにして、他人の意見を聞かずにウケを狙う原理主義者風の流れを指すようだ。本来はアメリカの福音原理主義者のように進化論も受け付けないような、要するに生真面目な人々とでも言おうか。だがこの気質は過激になりやすい。要するにイスラムだろうが共産主義だろうが右翼だろうが自分以外の意見は聞くのもイヤっといった具合だ。
 政治討論番組が視聴に耐えないのも、常に是々非々の話にはならず初めに賛成・反対ありきで主張を繰り返すだけでは面白みも発見もなし。見ることもないが朝生なんかで結論が出たのを知らない。
 そしてそういった過激発言に入れ込んでしまうのが橋下市長のいう「フワッとした民意」で、小泉劇場・民主党政権・大阪都構想と流れができる。
 大阪の人、本当の所を教えてくれ。

 それで恐ろしいことにそういう凝り固まっている人々の目というのは、どうも親鸞上人の言うところの悪人に見えて来る。本人一生懸命だから余計にマズい、というオチでした。

透き通る桜の開花

行く春や 昭和は遠くに なりにけり

夏本番 昭和は遠くなりにけり

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行く春や 昭和は遠くに なりにけり

2015 APR 13 21:21:39 pm by 西 牟呂雄

 また一つ『春』が過ぎた。初夏になり梅雨になる。
 僕はガサツな人間であることを自覚はしているが、たまにシンミリ・シミジミしたくなることもね。

散る桜 花の下にて 悪酔えば
  水面に歪む  上弦の月

 この湖面は井の頭公園のことで、先年池の水を抜いて底ざらいをしたから透明度が上がっている。心なしか映るお月様もきれいになったような。ブルー・シートの場所取り、今年も又たくさんやっていた。新入社員がスーツで大勢正座しているグループもあって、大変そうというか可哀想に。

桜咲き 梅を愛しむ 人もなし
  わずかな新芽 かすかにあおし

 実は個人的今年のテーマの一つに『かわいげ』を掲げている。これ将に今更であるが、シンミリ・シミジミを傍から見ていると『かわいげ』に繋がるような気がしている。或いはできもしないことをセッセとやっている姿は(僕はともかく)いいもんじゃないか。思わずニッコリするような・・・。ダメか。
 ところで芝生や土の上に散ったり、池に漂っている桜の花びらというのはそれなりの風情なのだが、アスファルト・コンクリートに埃のように吹き溜まっている場合は気の毒なほどきたならしい。あれじゃゴミだ。桜に怒るわけにもいかず、舗装するなとも言えず、ただ悲しくなるばかり。

身をすくめ 歩み進める 待ち合わせ
  寒風に押され イルミネーションかすむ

 歩いても~歩いても~、という石田あゆみの歌があったが『寒い!』という感覚はハラハラ・ドキドキ感に近い。一種の緊張感と言うのか。
 この情景は夜だが、時間に遅れそうになって小走りになった時に詠んだ。だが今から考えると『かすむ』は単に年を取って目が悪くなっただけだったりして。華やかなイルミネーションがボウッとしか見えなくなったのは去年からだ。なんだか今年の冬は寒かったような。

一周忌 遺影は我を  見据えつつ
  こんなはずじゃぁ なかったという
  
 そりゃそうでしょう。僕だってこんなになるつもりもなかったんだけど。
 ただ自分自身で考えると流れにまかせて来るところまで来てしまった。結果はマズかったとは思うがそのくせ面白おかしく暮らしているのは喜劇か悲劇か。
 さてどうしたものか。
 
 『取り敢えず』という言葉が嫌いで、なぜかというとものすごく嫌いだった奴の口癖だったからだ。タレントですけどね。仕事でもこの言葉を使うやつは本気でやるつもりはないのだな、と思って聞いていた。だから僕は今更ながらできることを一つずつ丁寧にやろうとしている。
 
 どうですか『かわいげ』が感じられますか?  

透き通る桜の開花

行く春や 昭和は遠く なりにけり Ⅱ

夏本番 昭和は遠くなりにけり

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透き通る桜の開花

2015 MAR 28 9:09:24 am by 西 牟呂雄

 喜寿庵の裏木戸の所に梅の古木がある。この老梅はもはや支えがないと倒れてしまうらしい。それでもチラチラと花を咲かせるが、この一本だけなぜこんなに樹齢が古いのが不思議だった。それがどうやら造庭の際に『一本梅が欲しい。』と先々代あたりが言い出したため、あの時代のことだからヨイトマケが大勢でどこからか引いて来てたものだということがわかった。法事で来た叔母が証言したのだ。
 梅が細かい花を付けているのを見ながら『寒いなあ』と思いながら歩いていた。梅の花は香りが漂うので風で感じることもできる。そして散りだすのだが、そのことを注目する人は少ない。南の方から早咲きの桜のニュースが押し寄せてくるからだ。
 
 

見上げる三分咲きの桜

見上げる三分咲きの桜

 日一日と開花が進む桜の季節。蕾が恐るおそるという具合に開いていく。
 この時期の桜の中身というか蕾の芯の色をご覧になったことはお有りか。開いた淡い色とは大違いの物凄い濃い色なのだ。文章というのは便利ではあるがこの色を表現するには見てもらうしかない(しかも私は色覚異常)。言い過ぎかもしれないが実に毒々しい色合いである。煮締めたようなピンクで日本っぽくないような・・・。
 花染めという技法があってちゃんと桜色も出せるが、その際はこの蕾を使う。開花してからでは色が着かないのだそうだ。咲く前の花の命が最も旺盛な時期でなければ綺麗に染まらないとは何がしか示唆を物語っているような気がしてならない。
 蕾が少しづつ開き出すと今まで桜の枝を通して見えていた風景が遮られていき、直ぐに満開を迎える。満開は満開で結構至極であるが三分咲きの2~3日が大変に儚げで、散り出した後の風情とはまた違うのだ。コレカラ感が健気だ。
 もっとも満開~散り初め~葉桜のプロセスも悪くなく、その頃には柳の新芽が出だす(繰り返すが私は色覚異常)。葉桜にもなる。この色合いは何故か助け合っているような錯覚を引き起こす。桜のバックにはあまり猛々しい色は似合わないのかもしれない。今年も九州だったか少し咲いた桜に季節外れの淡雪が積もった画像があったが、寒そうなもののえも言われず風情があった。逆に真っ赤な緋毛氈や漆の上だったらハラリと散っている程度がよろしい。
 私自身が身に着ける普段着は原色を好むが、風景としてはこちらの淡色も捨てがたいのだ。
 災害に合った方々にはそれ所じゃないという感想をもたれる方も多いだろうが、調和しているときの日本の自然の色は概してやさしい。

冬枯れとのコントラスト

冬枯れとのコントラスト

 枝垂桜の地面に着きそうな枝のドームの中で、ソメイヨシノよりも更に小さい蕾を下から眺めていると軽い陶酔感があるが。これは二日酔いなのか夢なのか。

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