Sonar Members Club No.36

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インド人とドイツ人

2014 JAN 26 12:12:30 pm by 西 牟呂雄

 巨漢と学者風のドイツ人コンビと長い髪を後ろで縛っているインド人に、ほとんど英語を話せないニッポン人と僕。グローバルと言えばそうなのだが、ヨーロッパ勢とアジアの組み合わせがミソである。

 まず食事。インド人はヒンドゥー教徒と言うのだが、何やら牛でも何でも来い、ベジタリアンでもないとのことでこれはクリア。ドイツ人の内一人がユダヤ系に見えたので、多少気を揉んだがクリスチャン改宗らしくこれもOK。接待は日本料理にしたが全く問題なかった。ドイツには随分と日本料理屋もあるらしい。

 酒に関してはイスラム教徒がいないので、これも何でも有り。初めはビールで乾杯し、日本の生ビールをガンガン飲んだ。そう言えばロシアに行ったときに出されたのがドイツ・ビールだったのを思い出してその話をしたところ『それはロシアでライセンス生産しているのでノット・グッド。本物はもっと旨い。だがキリンも好きだ。』とリップ・サービスしてくれた。しかしヨーロッパ人の酒の強さはケタが違うので、こちらとしては先方があまり得意でないはずの日本酒を勧めた。ところがいくら飲ませても赤くも青くもなりもせず、トイレにも全然立たない。

 ドイツ人の一人は名ゴール・キーパーのオリバー・カーンにそっくりでザ・ゲルマン、そう伝えると破顔一笑して喜んだ。サッカーの日本人選手の話がはずんだ後、話題がオリンピックになったのだが、何と驚いたことに1964年東京大会を知っているのは僕とそのゲルマンだけだったのだ。もういい年になってしまったと感慨深いものがあった。以前のブログ『オリンピック死闘十番勝負』で取り上げた棒高跳びの銀メダリスト、ラインハルトの名前を出すと『お前良く覚えていたな。』と盛り上がった。ところが東京大会の時までは東西合同チームの編成だったことを思い出し、ザ・ゲルマンはそのころどっちだったろうと焦った(焦ることもないか)。

 そうこうしている内に日本側が(僕が)酔っ払ってしまい、早々とお開き。その後バーでウイスキィでもやろうかと思ったが控えた。控えたのだが、インド・ドイツ組は飲み足らなくてどこかに行ったようだ。そのインド人がかなりの日本通で、カタコトよりマシな様子だったからどこかへ行ったに違いない。翌日迎えに行き『眠れたか。』と聞くと3人ともニタニタしたのであれは怪しい。

 インドは一国とはいえ、何でも有りの一種の大陸だから、民族の多さ・多様さは西ヨーロッパ全体並だろう。南の出身だと言っていたが、あの辺は本来あまり大柄ではないはずが奴はデカい。薄い頭髪を長く伸ばして後ろに縛っている訳を問いただすと、ダライ・ラマの教えに被れてナントカの修行期間は髪を切れない、と訳の分からない解説をした。きっといいかげんな奴だろう。ところがどうも日本に居たことがあり、日本とインドのビジネスを結びつけるような、いくつかの会社を経営していることを白状した。

 SMCメンバーはヨーロッパ滞在の経験者が多いが、僕はあまり縁が無い。世界地図を睨みながら戦略を凝らすタフなゲルマン、何でも飲み込む 亜大陸インド。ひょんなきっかけで何かが生まれるかもしれない。

インド高原協奏曲Ⅱ

インド高原協奏曲Ⅲ

インド高原 協奏曲 Ⅳ


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Categories:インド

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