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小倉記 別府 さけいけにくばやし 編

2014 DEC 15 20:20:03 pm by 西 牟呂雄

 忘年会を別府でやった。関東近辺でも昔は会社とか団体で熱海あたりに繰り出してはドンチャン騒ぎをやっていたのだが、昨今はすっかりそういったムキは減り、せっかくの機会だから小倉から別府までわざわざ行って宴会をやったのだ。昼前の特急ソニックに乗ってエッサエッサと出発。古式に則って缶ビールをジャカジャカ開け早速盛り上がった。
 実は小倉時代には九州の温泉は随分と行ったのだがズバリ別府というのは初めてで、それだけでウキウキする。僕の単純なところだ。源泉数・湧出量ともに日本一である。別府八湯とも言われる広大なエリアで地獄巡り等も有名なのだが・・・。
 別府に着くころには当然のごとく全員が酔っ払ってしまった。頼りになるのは元々飲めない者二人なのだが、アミダクジで部屋割りをしたりその勢いでドボドボ温泉に飛び込んだりしていると、何も観光していないうちに夕食の時間になってしまった。しかもこの日は物凄く寒かった。さすがに別府のお湯はなかなか熱い。長く入っていられないので何回も出たり暖まったりしたところ、胃の中に残っていた焼酎がガンガン廻って気持ち悪くなってしまった。

 夕食は『コ』の字型にお膳が並べられた大広間で、正しく『カンパーイ』の声が掛かって始められた。コンパニオンなんかを呼ぶ余裕は無いから、仲居のオバチャンと掛け合い漫才をしたり、焼酎をつくる若い人が走り回ったりしているうちにだんだん声がデカくなる。バカ笑いもあがる。はじっこのほうでモメ事が始まる。何も別府名物の地獄巡りに行かなくても、十分に酒池(さけいけ)地獄にドップリ浸かっているのだ。
 その次は徒党を組んでの肉林のはずが、食後にもう一度浸かった温泉で昇天してしまい、旅館から出ることはなかった。

 さて全員二日酔いで朝起きると、遠く大分の山は冠雪しているではないか。この日は選挙で東京まで新幹線で行くのに大丈夫か、と不安がよぎる。小倉でちょうど良く乗れたのぞみの自由席で缶ビールを空けて睡眠導入剤〇〇スリーを飲んだ。これ、お医者様からは止めたほうがいいとは言われていたが、二日酔いに耐え切れずやってしまった。以前ロシア行きの飛行機でこれをやってヘロヘロになり、キャビンを徘徊したことがある。今回はウトウトするくらいで助かった。次に気が付いたのは関が原あたりで、大雪の光景に目が点。
 東京駅に着いたら上越新幹線が雪で何時間も止まったようで、払い戻しの人がごったがえしていて又ビックリ。

 帰宅後、国民の権利とばかりにセッセと投票に行きましたとさ。結果比例復活が効いて対立候補は二人とも(共産党除く)議員になってしまい、目出度いのか何か知らんが損した気分になった。

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Categories:小倉記 東京より愛を込めて

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