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リオに咲く華 (今月のテーマ リオ・オリンピック)

2016 AUG 1 23:23:23 pm by 西 牟呂雄

 華やかな入場行進。死力を尽くした闘い。手に汗握る世界新記録。スポーツの祭典の名にふさわしい大会だ。
 特に日頃スポットの当たらない競技の選手は、誇りと意地をかけて参加するのはいいなぁと思う。
 思えば数々の名勝負が目に浮かぶ。
 かつてオリンピックについては オリンピック死闘十番勝負その1から5 とオリンピック死闘十番勝負その6から10(こちらは現在SMC休会中の中村兄の筆による) 、更に二年前のソチの時にはこんな事を書いていた ソチ 敗者達に僕から10のメダル 。

 華やかな競技や、日本選手が活躍する種目はやはり注目を浴びる。しかしどの競技においても熱意と精進は変わるものではない。
 そういう観点から、僕はこのオリンピックでは近代5種に注目しようと思っている。これなかなか奥が深そう。
 フェンシングの総当り一本勝負、馬術の障害、水泳200m自由形、そしてレーザー・ピストルの射撃に800mランニングを繰り返すコンバイン。これぞオリンピック精神という貴族か軍人がやるような競技だ。ちなみに日本から男子が三口智也と岩元勝平(二人とも自衛隊)女子は朝長なつ美(警視庁)が参加する。
 陸上十種競技というのもあって、こちらは2日に渡り100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、最後に1500mという体に悪そうな恐ろしい種目だ。中村明彦と右代(うしろ)啓祐が出る。右代選手は開会式の旗手。中継があったら是非見たい。

 もう一つ注目しているの女子ホッケー。日本はアテネ以来4大会連続出場しているのですぞ。チーム名『さくらジャパン』秘かに注目しています。協会に潤沢な資金があるのか知らないが、一生懸命やって連続出場はエラい。
 それでここだけの話ですが『さくらジャパン』の選手は全員とても可愛らしいんですよ、ホント。

 パラリンピック・アスリートの逞しさにはめを見張る。車椅子を駆使する競技の選手の上半身など、惚れ惚れするほどだ。
 ボッチャという競技があるのをご存知か。脳性麻痺等の障害を負った人がするものだが、簡単に言うとあまり転がらず弾まないボールを投げてどれだけ近づけられるかを競う。
 僕はこういうのに弱く見ていると思わず身悶える感じなのだが、選手たちのハンディにも拘らず〝勝ちたい”という情熱が伝わる。頑張る選手と、遠く地球の裏側まで選手を派遣する関係者に敬意を表したい。
 なかなか中継してもらえそうにないのが残念だ。

 やっぱり日本選手は応援したい。ガンバレ!

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