トランプ10番勝負
2016 NOV 16 21:21:35 pm by 西 牟呂雄
数々の苦境から トランプ五番勝負 を勝ち上がったドナルド・トランプ。ついにアメリカ大統領にまで登りつめた彼は、これからももう五つの危機を乗り越えなければならない。
少なくとも今後4年間に渡る10番勝負の後編を予測してみよう。
其の六 トランプ暗殺に勝つ
選挙期間を通じてあれほど罵詈雑言を浴びせたイスラム教徒の憎悪は凄まじく、特に壊滅の危機に瀕したISから次々に刺客が放たれた。しかし国家の威信をかけたアメリカも必死の防御体制を敷く。
ところが思わぬ落とし穴があって、白人宗教右派が反トランプの熱に侵されて頭に血が上るとこれも恐い。ヒスパニックだって面白くないだろうし黙っているだろうか。
しかしトランプは負けない。あの特殊な髪型はこの日に備えて影武者を立てるためだった。実際二回の自爆テロによる暗殺未遂の犠牲になったのは影武者で、その都度『オレは不死身だ』と病院から出てきてヒーローになる。
あの人工的な顔立ちのファーストレディーもロボットのマネキンだったことが後に判明する。
其の七 トランプ経済に勝つ
クリスマス前にとうとうイェレンが金利を上げた。ドル高が進みマネーは新興国からアメリカにUターン。
そこであれ程悪口を言っていたメキシコに融和的な姿勢を見せて、かえって経済的な植民地にして丸儲け。
アメリカは空前の好景気に沸く。すると太っ腹になったトランプは減税を実行して益々人気が上がる。
TPPは集結宣言を出すが、裏でシコシコ調整していつの間にか共和党の政策にスリ変えて批准する。これは上記メキシコの植民地化と同時に1年をかけて実行される。
其の八 トランプ外交に勝つ
大方の心配をよそに、会談した安部総理との相性はピッタリ。安全保障問題白紙のトランプに日米同盟の重要性を刷り込むことに成功して意気投合する。同盟はより強固なものになる。
その恩恵に預かる形で日露平和条約にも文句は言わなくなって北方領土問題が解決。
逆に中国・習近平と瀕死の韓国・朴大統領は会った途端に『北朝鮮をナントカしろ』とやってしまい最悪に。
中国は経済破綻の恐怖からアメリカにはあまり触れなくなり、反日をまた始めることに。ただ『航行の自由作戦』は継続されて中国も参る。そして一方の当時者でもあるドゥテルテ大統領はトランプにイチコロで親友になりアメリカの悪口を言わなくなる。
一方でロシアに対しては面倒になって制裁を解除してしまいプーチンは大喜びする。ついでにプーチンに会った時に『シリアなんかオレはどうでもいいんだ。面倒だから一緒にISを潰そうぜ』と二人で盛り上がって両国共同という前代未聞の絨毯爆撃を始める。さすがに国際的にも評判が悪く、直ぐ止めるがISは壊滅する。
其の九 トランプ醜聞に勝つ
大統領就任後、今までの行いから物凄い数の訴訟を抱える事になった。中でも多いのが「〇〇時代に弄ばれた」とする女性からの訴えである。
すると秘かに過去の大統領の数々のスキャンダルがハッキングを装って小出しに流され、巷では『民主党の大統領の方がひどい』という世論が形成される。ケネディの凄まじい女好きの機密文書からビル・ク〇ントンの新たな変態振りが次々と垂れ流されて手が付けられなってしまう。
いつの間にかトランプの醜聞はどこかにいってしまい涼しい顔に。
其の十 トランプ歴史に勝つ
四年後の東京オリンピックに一期目の実績を引っ下げてトランプがやって来る。
大舞台でトランプ・プーチン・安倍の三巨頭がガッチリと握手する。
『ドナルドにウラジミール。オリンピックにようこそ』
『スパシーバ、シンゾー。結局このオリンピックまで生き延びたのはオレ達だけになったな』
『サンキュー、シンゾー。一番の新参者のオレが一番の年寄りってことか。ワハハハ』
『ドナルド。その分もう4年やれよ。オレ達は間をはさんで2回づつやったんで』
『ダー・ダー。オレなんか2000年からやった』
『オレは2006年だったな、一回目が』
『オー・ノウ!一期で沢山だ。勘弁してくれ』
『だがオレ達の時代で中東も平和になったしチャイナも引っ込んだ』
『ハラショー。中東ではドナルドとうまくやった』
『すべてウラジミールのお蔭だ。おい、今度オレのカジノに来いよ。トランプ・カードのバカラを教えてやる』
『ウハハハ。ロシアにもギャンブルの伝統はあるぞ』
『まあ待て。きょうはオレの番だ。さあスシを食いに行くぞ』
皆さん、すべて冗談ですぞ
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Categories:死闘十番勝負
東 賢太郎
11/17/2016 | Permalink
其のハはいい線かもしれないぞ、今日の会談が楽しみだがTPPを人質にせず北方領土がまとまらんかな。プーチンが盟友ができて気が変わんなきゃいいが。
西室 建
12/8/2016 | Permalink
やってくれる。
プロレスWWE代表でトランプと髪切りマッチをやっていたビンス・マクマホンのカミさん、リンダ・マクマホンを中小企業庁(SBA)長官に抜擢してしまった。
確かにWWEの興隆はMBAの教材に使われるほどの成功したビジネス・モデルだが、あのミエミエのやらせ(業界でアングルという)を国政に持ち込んでいいのかね。
そういえばリンダは共和党で上院議員に立候補したこともあったが、あまりのケバさに女性票を取り込めず落選したはずだ。
西 牟呂雄
7/16/2024 | Permalink
2016年のトランプ大統領誕生の際にこんなことを書いている。トランプは暗殺に勝つ!
あの拳を上げた姿で今回も再び大統領になりそうでコワイ。
その時日本の首相は誰になっているのだろうか。
ケミストリーの合いそうなのは高市早苗くらいしか思い浮かばない。小石河は全く歯が立たないだろうから岸田の鈍感力の方がまだまし。
ガンバレ高市早苗!トップ会談は次の言葉で始まる。
『私の師匠のアベは銃弾に倒れたが、あなたはそこから立ち上がった』
これでイチコロだ。